誉田哲也のデビュー作から最新刊まで、全作品を出版順にまとめた完全網羅リストです。「妖」「柏木夏美」などの人気シリーズの読む順番や、長編・短編集などの分類も分かりやすく表示しています。
当サイトで紹介している作家さんは下のリンク先でまとめています。
誉田哲也のシリーズ作品一覧
〈ジウ〉サーガシリーズ(11作)
- 『ジウ1 警視庁特殊犯捜査係』
- 『ジウ2 警視庁特殊急襲部隊』
- 『ジウ3 新世界秩序』
- 『国境事変』
- 『ハング』
- 『歌舞伎町セブン』
- 『歌舞伎町ダムド』
- 『ノワール 硝子の太陽』
- 『歌舞伎町ゲノム』
- 『ジウX』
- 『ジウ The Next』
姫川玲子シリーズ(11作)
- 『ストロベリーナイト』
- 『ソウルケイジ』
- 『シンメトリー』
- 『インビジブルレイン』
- 『感染遊戯』
- 『ブルーマーダー』
- 『インデックス』
- 『ルージュ 硝子の太陽』
- 『ノーマンズランド』
- 『オムニバス』
- 『マリスアングル』
誉田哲也のノンシリーズ(単発)作品一覧(刊行順)
アクセス

アクセス <中公文庫>
発売日:2020年9月24日
高校生たちの間で広まる、正体不明のウェブサイト「2」。アクセスした者の願いを叶えるという噂の裏で、不可解な事故と死が連鎖し始める。現実の居場所を失い、ネットの世界に救いを求める若者たちは、知らぬ間に仮想空間を支配する悪意へと取り込まれていく。画面の向こうから忍び寄るものは、単なる人間の犯罪なのか、それとも人知を超えた存在なのか。互いを信じたい思いさえ疑念へ変わる中、生き残るための壮絶な戦いが始まる。インターネット黎明期の不安と孤独を映し、現実と仮想の境界が崩れていく恐怖を描く、第4回ホラーサスペンス大賞特別賞受賞作。複数の証言と小さな違和感を積み重ね、人物の傷や執念が事件の輪郭を変えていく過程まで、緊張感豊かに描き出します。
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春を嫌いになった理由

春を嫌いになった理由 <光文社文庫>
発売日:2023年3月14日
霊能力者エステラの通訳を務める瑞希は、テレビ番組のロケで訪れた廃墟ビルから白骨死体が見つかったことに驚く。霊視の的中に沸くスタッフをよそに、彼女は局側のやらせを疑っていた。一方、別の場所では春を嫌う青年の周囲に不穏な出来事が起こり、無関係に見えた二つの視点が少しずつ接近していく。超常現象か、周到に仕組まれた犯罪か。軽妙な会話の陰で疑念が膨らみ、誰かの過去に封じられていた悲劇が姿を現す。白骨死体がつなぐ秘密と、題名に込められた切実な理由とは。日常の可笑しさから一転して恐怖へ導く、青春味豊かなホラーサスペンス。複数の証言と小さな違和感を積み重ね、人物の傷や執念が事件の輪郭を変えていく過程まで、緊張感豊かに描き出します。
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月光

月光 <中公文庫>
発売日:2013年4月23日
同級生の少年が運転するバイクに轢かれ、美しく優しかった姉・涼子が命を落とした。残された妹は、事故として処理された死に割り切れない思いを抱き、姉の周囲を独自に探り始める。学校で見せていた顔、家族にも言えなかった秘密、若者たちの間に潜んでいた暴力。証言を集めるほど、理想化していた姉の像は揺らぎ、事故当夜へ続く関係がむき出しになっていく。誰が涼子を追い詰め、なぜ彼女は危険な場所へ向かったのか。喪失と怒りに突き動かされる視線が、青春の光の裏にある残酷さを暴き出す。家族への愛と復讐心がせめぎ合う、痛切な青春ミステリー。複数の証言と小さな違和感を積み重ね、人物の傷や執念が事件の輪郭を変えていく過程まで、緊張感豊かに描き出します。
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ヒトリシズカ

ヒトリシズカ <双葉文庫>
発売日:2012年4月12日
住宅街で男が射殺され、犯人逮捕は目前と思われた。だが司法解剖で判明した不可解な事実が、事件の見え方を一変させる。時代も担当刑事も異なる六つの事件を追ううち、捜査の背後にはいつも伊東静加という一人の少女の影が浮かび上がる。彼女は被害者なのか、加害者なのか、それとも誰にも理解されなかった生存者なのか。会う者によって姿を変え、記録の隙間をすり抜ける静加の足跡が、家族と暴力にまつわる暗い真実を結んでいく。点在する事件が一人の人生へ収束するとき、題名の意味が胸に迫る。警察官たちの視点で謎の女性を描く連作ミステリー。複数の証言と小さな違和感を積み重ね、人物の傷や執念が事件の輪郭を変えていく過程まで、緊張感豊かに描き出します。
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主よ、永遠の休息を

主よ、永遠の休息を <中公文庫>
発売日:2023年1月20日
通信社の若手記者・鶴田吉郎は、コンビニ強盗の逮捕に協力したことから店員の芳賀桐江と知り合う。取材を続ける中で、暴力団事務所襲撃事件と、十四年前の女児誘拐殺人事件を結ぶ異様な情報にたどり着く。犯行の実録映像がインターネットで配信されていたというのだ。犯人は精神鑑定によって罪を免れていたが、過去は終わらず、桐江と家族にも深い傷を残していた。スクープを追う記者の使命と、目の前の人を守りたい思いの間で吉郎は揺れる。忘れられた被害者の声を誰が聞くのか。静かな狂気と贖罪を描く慟哭のミステリー。複数の証言と小さな違和感を積み重ね、人物の傷や執念が事件の輪郭を変えていく過程まで、緊張感豊かに描き出します。
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世界でいちばん長い写真

世界でいちばん長い写真 <光文社文庫>
発売日:2012年11月13日
中学三年生の宏伸は、親友の転校後、何をしても冴えない毎日を送っていた。写真部の活動にも身が入らない彼が、祖父の店の片づけで見つけたのは、三百六十度を一度に写せる改造パノラマカメラ。途方もなく横長の写真を撮る不思議な機械との出会いが、彼の内側に眠っていた好奇心を呼び覚ます。従姉の温子や学校の仲間を巻き込み、宏伸は「世界でいちばん長い写真」を撮る壮大な計画へ走り出す。消極的だった少年は、人に頼り、失敗し、もう一度立ち上がれるのか。実在のカメラとエピソードをもとに、一枚の写真が人と町をつなぐ瞬間を描く青春小説。夢と現実の間で揺れる心をすくい上げ、出会いによって少しずつ変わっていく姿と、その先にある希望をみずみずしく描きます。
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レイジ

レイジ <文春文庫>
発売日:2014年3月7日
音楽の才能は平凡でも人とつながるのが上手いワタルと、高みを目指すあまり周囲と妥協できない礼二。中学で出会った二人は文化祭のために初めてバンドを組み、思いがけない成功を収める。だが、その輝きが強いほど互いの才能と生き方を意識し、素直に歩み寄れないまま別々の道へ進んでいく。仲間、恋、挫折、プロになるという夢。時間の流れの中で音楽は二人を遠ざけ、同時に何度も引き合わせる。負けたくない相手は親友なのか、最大のライバルなのか。ロックに人生を懸けた少年たちの友情と嫉妬、成長をほろ苦く描く青春音楽小説。夢と現実の間で揺れる心をすくい上げ、出会いによって少しずつ変わっていく姿と、その先にある希望をみずみずしく描きます。
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あなたの本

あなたの本 <中公文庫>
発売日:2022年8月23日
父の書斎で見つけた、題名も著者名も奇妙な一冊。『あなたの本』と記されたその本には、持ち主の誕生から現在までが一つも違わず書かれていた。ページの先には未来まで記されているのか、そして読んだ者は運命を変えられるのか。表題作を軸に、選挙公約、家族の秘密、犯罪の予感など、日常がわずかにずれた瞬間から多彩な物語が開いていく。知りたいという欲望は希望になる一方、知らずにいられた幸福も壊してしまう。現実と幻想、恐怖と可笑しみを自在に行き来し、人間の選択の危うさを映す七編と掌編を収めた万華鏡のような作品集。一編ごとに異なる事件と人生を映しながら、人物たちの選択が残す苦みや温かさを鮮やかに刻み、世界の広がりを味わわせます。
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誉田哲也 All Works

誉田哲也 All Works <宝島社文庫>
発売日:2013年1月10日
警察小説、青春小説、ホラーまでジャンルを横断してきた誉田哲也の創作世界を一冊に凝縮。代表作の解説に加え、「ストロベリーナイト」の姫川玲子をはじめとする人気人物の設定と誕生秘話、著者が物語を組み立てる方法、映像化作品の見どころを多角的にたどる。作品同士のつながりや刊行当時の背景を知れば、読み慣れたシリーズにも新しい表情が見えてくる。さらに、姫川玲子が活躍する短編「女の敵」も収録。これから誉田作品に触れる読者には案内図として、長年のファンには再読のきっかけとして楽しめる、作家の仕事と魅力を振り返る公式ファンブック。一編ごとに異なる事件と人生を映しながら、人物たちの選択が残す苦みや温かさを鮮やかに刻み、世界の広がりを味わわせます。
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あなたが愛した記憶

あなたが愛した記憶 <集英社文庫>
発売日:2015年11月20日
作家の塚田栄治の前に、見知らぬ若い女性が現れる。彼女は、十九年前に突然姿を消した恋人・真弓が産んだ栄治の娘だと名乗り、二人の人物を探してほしいと依頼する。半信半疑で調査を始めた栄治は、愛した女性の失踪と、時を隔てて起きる不穏な事件の結びつきに気づいていく。記憶は本当に自分だけのものなのか。人が受け継ぐのは面影や感情だけなのか。過去へ近づくほど、説明のつかない現象と殺意が現在を侵食し、かつての恋が恐ろしい輪郭を帯びる。愛が残すものの正体を問う、切なさと戦慄が交錯する恋愛ホラーサスペンス。複数の証言と小さな違和感を積み重ね、人物の傷や執念が事件の輪郭を変えていく過程まで、緊張感豊かに描き出します。
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幸せの条件

幸せの条件 <中公文庫>
発売日:2023年5月25日
東京の機械部品会社で働く二十四歳の梢恵は、社長の命令で長野県の農村へ向かう。目的は、会社の将来を左右するバイオエタノール用の米を確保すること。農業に関心も覚悟もなかった彼女は、慣れない土地と厳しい作業、農家の現実に戸惑いながらも、米作りに人生を懸ける人々と出会う。エネルギー問題、震災後の社会、仕事の意味。机上の計画だったものが土の手触りを持つにつれ、誰かに必要とされたいという自分の願いも見えてくる。会社員としての使命と農村の未来をどう結ぶのか。一人の女性が働くこと、生きること、自分なりの幸せを探す成長小説。選択の重さと人とのつながりを丁寧に見つめ、転機を迎えた主人公が迷いながらも自分の答えを選ぶまでを、温かな視線で描きます。
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Qrosの女

Qrosの女 <光文社文庫>
発売日:2022年7月13日
ファストファッションブランド「Qros」のCMに現れた正体不明の美女が、一夜にして世間の注目をさらう。週刊誌の新人芸能記者・矢口慶太は彼女の正体を追い、先輩の栗山と人気俳優の自宅を張り込むうち、ついに本人らしき女性を発見する。だがスクープへ近づくほど、芸能事務所、ブラックジャーナリスト、ネットの噂、裏社会の思惑が複雑に絡み、見つけた情報が真実か罠かも分からなくなる。誰が謎の美女を作り、誰が隠そうとしているのか。暴くことは正義なのか。欲望に増幅される情報の危うさと、誰かを守る「幸せな嘘」を描く芸能界ミステリー。複数の証言と小さな違和感を積み重ね、人物の傷や執念が事件の輪郭を変えていく過程まで、緊張感豊かに描き出します。
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ケモノの城

ケモノの城 <双葉文庫>
発売日:2017年5月11日
保護を求めて警察署へ現れた、全身に傷を負う若い女性。捜査員が彼女の話を聞く一方、関係者とみられる男も事情聴取に応じるが、二人の供述は食い違っていた。閉ざされた家の中では、暴力と支配によって家族同然の人々が互いを傷つける異常な生活が続いていたらしい。誰が支配者で、誰が被害者なのか。恐怖に適応した心は、外から見える事実だけでは読み解けない。証言をたどるほど、人が人を従わせる手口と、逃げ道を失わせる関係の深さが露わになる。現実の事件を想起させる極限状況を通し、人間の内に潜む「ケモノ」を直視する戦慄の犯罪小説。異常な出来事の奥にある欲望と孤独へ踏み込み、逃げ場のない恐怖が日常を侵食し、人の本性をあらわにする過程を描きます。
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黒い羽

黒い羽 <光文社文庫>
発売日:2014年8月7日
生まれつき右肩の重い皮膚疾患に苦しむ女性は、どんな治療も効かず、医師から新たな遺伝子治療を勧められる。同じ症状を持つ患者たちとともに向かったのは、人里離れた山奥の研究施設。希望を託した治療が始まるが、閉鎖された環境で身体に異変が現れ、医師たちの説明にも不審な点が増えていく。病を治すための実験なのか、別の目的を持つ計画なのか。逃げ場のない施設で、患者たちは自らの肉体が変わっていく恐怖と対峙する。黒い羽が象徴するものが姿を現すとき、生存を懸けた惨劇が始まる。遺伝子医療への不安とクリーチャーの恐怖を融合したサスペンスホラー。異常な出来事の奥にある欲望と孤独へ踏み込み、逃げ場のない恐怖が日常を侵食し、人の本性をあらわにする過程を描きます。
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プラージュ

プラージュ <幻冬舎文庫>
発売日:2017年6月28日
仕事も恋もうまくいかない会社員・貴生は、気晴らしに入った店で覚醒剤を使い、逮捕される。職も友人も住まいも一度に失った彼がたどり着いたのは、家賃五万円、掃除は交代、部屋の仕切りはカーテンだけ、ただし食事は抜群においしいシェアハウス「プラージュ」だった。住人たちは皆、過去に傷や罪を抱え、社会から向けられる冷たい視線の中で暮らしている。秘密を守ることと信じ合うことは両立するのか。再出発を願う彼らの共同生活に、新たな事件の影が差す。過ちを犯した人間に居場所はあるのかを問い、赦しと再生を描く群像劇。選択の重さと人とのつながりを丁寧に見つめ、転機を迎えた主人公が迷いながらも自分の答えを選ぶまでを、温かな視線で描きます。
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あの夏、二人のルカ

あの夏、二人のルカ <角川文庫>
発売日:2021年4月23日
離婚を機に故郷へ戻った女性が、古いカセットテープと一冊のノートに出会う。そこには、女子高校生たちが組んだバンドと、圧倒的な才能を持つ少女ヨウをめぐる記憶が残されていた。高校生ドラマーの久美子は、転校してきたヨウの音に衝撃を受け、仲間たちとステージを目指す。現在と過去、二人の「ルカ」をつなぐ音楽は、なぜ途切れてしまったのか。成功への憧れ、嫉妬、友情、家族にも言えない痛み。大人になった今だから見える青春の真実をたどりながら、失われた夏の曲が再び鳴り始める。ガールズバンドの熱気と再生を描く青春音楽小説。夢と現実の間で揺れる心をすくい上げ、出会いによって少しずつ変わっていく姿と、その先にある希望をみずみずしく描きます。
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ボーダレス

ボーダレス <光文社文庫>
発売日:2021年2月9日
教室の片隅で密かに小説を書く女子高校生と、彼女に惹かれる同級生。事故で視力を失った妹と、支える姉。音大受験に挫折して実家の喫茶店を手伝う姉と、反発する妹。そして年上の女性に思いを寄せる令嬢。住む場所も境遇も違う少女たちの日常が、それぞれの視点で進んでいく。交わるはずのない物語の間に小さな共通点が現れ、やがて一つの事件と「ドミナン」と呼ばれる存在へ収束する。誰が書き手で、誰が物語の登場人物なのか。ジャンルと境界を越えて人生がつながる瞬間を仕掛けた、スリリングな青春群像ミステリー。夢と現実の間で揺れる心をすくい上げ、出会いによって少しずつ変わっていく姿と、その先にある希望をみずみずしく描きます。
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背中の蜘蛛

背中の蜘蛛 <双葉文庫>
発売日:2022年10月13日
東京・池袋で男の刺殺体が見つかる。捜査が難航する中、刑事課長の本宮は、捜査一課長から特殊な情報を端緒とする追跡を依頼される。半年後、新木場で爆殺傷事件が発生し、今度も唐突に容疑者が浮上。組織犯罪対策部の植木と管理官となった本宮は、あまりに都合よく示される答えに違和感を抱く。二つの事件を解いた「あること」は、警察の切り札なのか、市民を覆う監視の網なのか。足で稼ぐ捜査と巨大なデータ解析がせめぎ合う中、知らぬ間に背中へ張りつく蜘蛛の正体が見えてくる。情報化社会の正義と代償を問う警察小説。複数の証言と小さな違和感を積み重ね、人物の傷や執念が事件の輪郭を変えていく過程まで、緊張感豊かに描き出します。
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もう、聞こえない

もう、聞こえない <幻冬舎文庫>
発売日:2023年10月5日
身元不明の男性が殺され、加害者の女性は自ら通報して逮捕された。罪を認め、素直に聴取へ応じていた彼女が、突然「女の人の声が聞こえる」と呟く。精神鑑定が必要なだけの事件と思われたが、警部補・武脇元は供述の細部に引っかかり、被害者との関係と声の正体を探り始める。一件落着に見えた殺人の背後から、別の時間、別の人生に埋もれた事実が浮かび、聞こえるはずのない言葉が捜査を導いていく。彼女は現実を失っているのか、それとも誰も知らない真実を聞いているのか。幾重もの伏線が認識を反転させる、哀切なミステリー。複数の証言と小さな違和感を積み重ね、人物の傷や執念が事件の輪郭を変えていく過程まで、緊張感豊かに描き出します。
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フェイクフィクション

フェイクフィクション <集英社文庫>
発売日:2024年8月21日
東京・五日市署管内の路上で、男性の首なし死体が発見された。刑事・鵜飼らが捜査を始める一方、元プロキックボクサーの河野潤平は製餡所で働き、同僚の有川美祈に心を寄せていた。だが彼女の背後には、新興宗教「サダイの家」の影がある。斬首事件、警察組織、信者を支配する教団、悪魔と呼ばれる男、愛する人を取り戻そうとする者たち。無関係に見えた人生が衝突するとき、信仰と虚構を利用する者の思惑が露わになる。何を信じ、誰を救うのか。囚われた女性の奪還と復讐を描き、疑いなき信仰心の危うさに迫る犯罪サスペンス。複数の証言と小さな違和感を積み重ね、人物の傷や執念が事件の輪郭を変えていく過程まで、緊張感豊かに描き出します。
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アクトレス

アクトレス <光文社文庫>
発売日:2025年1月9日
「ドミナン事件」から五年。奈緒、希莉、琴音たちは過去を抱えながらも自立し、それぞれの新生活を送っていた。ある日、希莉が書いた小説が人気女優・真瀬環菜の名義で発表される。ところが刊行直後、作品内の出来事をなぞるような事件が現実に発生。偶然では片づけられない符合を追う三人に、かつての悲劇と芸能界の思惑が再び忍び寄る。物語を盗んだのは誰で、現実を演じているのは誰なのか。作者、女優、読者の境界が揺らぐ中、彼女たちは仲間を守るため真相へ踏み込む。『ボーダレス』の五年後を描くスリル満点の青春ミステリー。夢と現実の間で揺れる心をすくい上げ、出会いによって少しずつ変わっていく姿と、その先にある希望をみずみずしく描きます。
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首木の民

首木の民 <単行本>
発売日:2024年6月19日
大学の客員教授で経済政策通の久和が、窃盗と公務執行妨害の容疑で逮捕された。車内から血の付いた他人の財布が見つかるが、久和は「公務員を信用していない」と取調べを拒む。財布の持ち主を追う志村署の刑事・中田は、交通事故を調べていたフリーライターの菊池に行き着く。その事故には財務省の人物が関わり、単純な窃盗事件は国の制度と金をめぐる疑惑へ広がっていく。久和は何を知り、なぜ沈黙するのか。警察官たちは組織の壁を越えられるのか。取調室から財政の中枢へ迫る、骨太な社会派警察ミステリー。複数の証言と小さな違和感を積み重ね、人物の傷や執念が事件の輪郭を変えていく過程まで、緊張感豊かに描き出します。
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暗黒戦鬼グランダイヴァー

暗黒戦鬼グランダイヴァー <単行本>
発売日:2024年12月12日
麻薬と暴力で荒廃した近未来の東京。警視庁機動制圧隊の深町辰矛は、装甲防護服「ダイバースーツ」をまとい、反社会的勢力「異人」を生け捕りにする任務へ就いていた。だが作戦中に襲撃され、瀕死の重傷を負ったうえ、同僚と恋人を目の前で殺される。生還した辰矛は、奪われたものへの怒りを抱えて異人を追うが、敵とされてきた存在の背景や、国家が隠す仕組みに触れ、正義の輪郭を見失っていく。誰が東京を荒廃させ、兵士を戦鬼へ変えたのか。重装備の死闘と陰謀が疾走する近未来ハード警察アクション。極限状況で試される覚悟と人間関係を軸に、追跡と対決の緊張を最後まで途切れさせず、人が守ろうとするものを問いかけます。
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イノセンス

イノセンス <単行本>
発売日:2025年8月20日
音楽活動に行き詰まり、曲を書けなくなったシンガーソングライター・立石梨紅は、数年前に突然業界から消えた人気ロックバンドの天才ギタリスト・伊丹孔善の楽曲と出会う。その音に自分を立て直す手掛かりを感じた梨紅は、助言を求めて彼を捜し始めるが、消息はどこにも残されていない。バンドの元関係者を訪ねるほど、輝かしい成功の裏にあった亀裂と、孔善が抱えていた罪の意識が見えてくる。才能は誰のもので、音楽は人を救えるのか。消えたギタリストの足跡をたどりながら、夢を追った大人たちの後悔と再生を描く青春音楽小説。夢と現実の間で揺れる心をすくい上げ、出会いによって少しずつ変わっていく姿と、その先にある希望をみずみずしく描きます。
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たとえば孤独という名の噓

たとえば孤独という名の噓 <単行本>
発売日:2025年11月21日
警視庁公安部の佐島は、殺人容疑で逮捕された大学時代の友人・稲澤の取調べを命じられる。被害者の女性部下・矢代は、かつて二人が共に恋した綾と瓜二つ。稲澤は犯行を否認し、「矢代は中国のスパイだった」と訴える。荒唐無稽に聞こえた供述の直後、佐島は特捜幹部から一枚の文書を突きつけられ、事件の前提そのものを揺さぶられる。語り手が替わるたび、事実は別の意味を帯び、友情、恋、任務の記憶まで反転していく。誰が誰を利用し、いつから罠は始まっていたのか。五つの視点で真相へ迫る警察×スパイ連作ミステリー。複数の証言と小さな違和感を積み重ね、人物の傷や執念が事件の輪郭を変えていく過程まで、緊張感豊かに描き出します。
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