- 長岡弘樹のシリーズ作品一覧
- 長岡弘樹のノンシリーズ作品一覧
- 『陽だまりの偽り』(初刊:2005年7月)
- 『傍聞き』(初刊:2008年10月)
- 『線の波紋』(初刊:2010年9月)
- 『波形の声』(初刊:2014年2月)
- 『群青のタンデム』(初刊:2014年9月)
- 『赤い刻印』(初刊:2016年5月)
- 『白衣の噓』(初刊:2016年9月)
- 『時が見下ろす町』(初刊:2016年12月)
- 『血縁』(初刊:2017年3月)
- 『にらみ』(初刊:2018年3月)
- 『道具箱はささやく』(初刊:2018年6月)
- 『夏の終わりの時間割』(初刊:2018年11月)
- 『119』(初刊:2019年6月)
- 『つながりません スクリプター事件File』(初刊:2020年6月)
- 『幕間のモノローグ』(初刊:2021年3月)
- 『巨鳥の影』(初刊:2021年7月)
- 『白衣の断罪者』(初刊:2022年7月)
- 『切願 自選ミステリー短編集』(初刊:2023年3月)
- 『交番相談員 百目鬼巴』(初刊:2025年4月)
長岡弘樹のシリーズ作品一覧
教場シリーズ(8作)
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『教場』(初刊:2013年6月)
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『教場2』(初刊:2016年2月)
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『教場0 刑事指導官・風間公親』(初刊:2017年9月)
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『風間教場』(初刊:2019年12月)
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『教場X 刑事指導官・風間公親』(初刊:2021年8月)
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『新・教場』(初刊:2023年3月)
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『新・教場2』(初刊:2025年8月)
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『教場Ω 刑事・風間公親』(初刊:2026年2月)
長岡弘樹のノンシリーズ(単発)作品一覧(刊行順)
『陽だまりの偽り』(初刊:2005年7月)
善意からついた小さな嘘、見栄、思い込み。日常のささやかな綻びが、やがて思いもよらない事件と結びついていく。罪を隠そうとする者、誰かを守るために真実を伏せる者、言葉にできない思いを抱える者たち。丹念に配置された伏線が鮮やかに反転し、苦さの奥に人の温もりを残す。短編ミステリーの名手・長岡弘樹の原点を味わえるデビュー作品集。
『傍聞き』(初刊:2008年10月)
娘の不可解な行動に心を乱す女性刑事。仕事と子育てのはざまで悩む彼女は、直接ではなく傍らで聞くからこそ本音を引き出せる「傍聞き」の力を、思いがけない形で娘から教えられる。表題作をはじめ、追い詰められた人々の選択と、そこに隠された切実な思いを描く四編。緻密な伏線と鮮やかな反転の先に、人間への温かな眼差しが残る短編ミステリー集。
『線の波紋』(初刊:2010年9月)
娘の死を告げる不気味ないたずら電話、幼い子どもの誘拐、証言から浮かび上がった容疑者。別々に見えた出来事は、一本の線が水面に波紋を広げるように、関わった人々の人生を次々と揺らしていく。捜査する者、被害者家族、罪を抱える者の視点が交差し、善意と悪意の境目さえ曖昧になっていく。四つの章が一つの真相へ収束する、連作長編ミステリー。
『波形の声』(初刊:2014年2月)
小学生が自宅で襲われ、補助教員の谷村梢に疑いの目が向けられる。少年は直前、ある教師の万引きを目撃したと梢に告げていた。事件の周囲に残された声や行動のわずかな揺らぎは、何を語っているのか。表題作をはじめ、学校、家庭、職場など身近な場所で生じる謎を描く七編。見慣れた日常の奥に潜む切実な事情を、精巧な伏線と意外な着地で照らす短編集。
『群青のタンデム』(初刊:2014年9月)
警察学校の同期として出会った戸柏耕史と陶山史香。互いを強く意識し、競い合いながら警察官としての道を歩み始めた二人は、交番勤務、捜査、昇進と、それぞれの現場で難題に向き合っていく。近づいては離れ、同じ方向を見ながらも素直になれない二人の関係は、長い歳月の中でどう変わるのか。事件の謎と警察官人生を重ねて描く、ほろ苦い連作ミステリー。
『赤い刻印』(初刊:2016年5月)
刑事の母・啓子のもとへ毎年届く、差出人不明のお守り。中学生の娘・菜月とともにその由来をたどると、封印されていた家族の過去と未解決事件が静かに結びつき始める。記憶に障害を抱えた医学生、息子の死の真相を求める父、家族の介護に追い詰められた女性――切実な事情を抱える人々の謎を描く四編。周到な伏線と意外な反転が、人生の哀歓を浮かび上がらせる。
『白衣の噓』(初刊:2016年9月)
医師や患者が口にする嘘は、誰を守り、何を隠しているのか。苦手な縫合を克服しようと練習を重ねる内科医は、担当患者が抱える秘密に気づく。診断、治療、看取りという極限の場で交わされる言葉と、白衣の奥に秘めた迷いや罪悪感。医療現場の日常に潜む謎を、鋭い観察と繊細な人間描写で解き明かす六編。意外な真相の先に、命と向き合う者たちの矜持が残る医療ミステリー集。
『血縁』(初刊:2017年3月)
親子、夫婦、きょうだい、そして他人同士。誰かを強く思う気持ちは、ときに救いとなり、ときに罪の引き金となる。日常の中で起きた不可解な出来事を追ううち、当事者さえ気づかなかった結びつきと切実な願いが浮かび上がる。家族という近くて遠い関係を多彩な角度から描く七編。巧妙な仕掛けと予想外の真相、ほろ苦さと温もりが同居する人間ミステリー集。
『にらみ』(初刊:2018年3月)
刑事が公判を傍聴し、被告が供述を変えないか見張る任務「にらみ」。かつてその任務で見た男が新たな殺人事件の容疑者となったとき、刑事は供述と現場の小さな食い違いに気づく。表題作をはじめ、餞別、遺品、実況中継など、ありふれた物や行動に刻まれた違和感から真相を導く七編。意表を突く仕掛けの奥に、罪を犯す者と寄り添う者の複雑な心が浮かぶ短編集。
『道具箱はささやく』(初刊:2018年6月)
誘拐事件の容疑者を追う刑事たちは、わずかな隙に男を大勢のパーティー客の中へ逃してしまう。手がかりは古い顔写真だけ。身近な道具、癖、色、音、視線――見落とされがちな細部が、事件を解く鍵へと変わっていく。原稿用紙二十枚という短さに、緻密な伏線と鮮やかな反転を凝縮した十八編。日常の一瞬を切り取り、人間の欲や哀しみまで映し出す掌編ミステリー集。
『夏の終わりの時間割』(初刊:2018年11月)
小学六年生の祥の友人・信に、放火の疑いがかけられた。知的障害のある信の不自然な行動に気づいた祥は、残り少ない夏休みの時間を使い、その真意へ近づこうとする。震災で職を失った男、認知症患者に寄り添う介護福祉士、同じ家を再び狙う空き巣――困難の中で懸命に生きる人々を描く六編。意外な真相の先に救いと余韻が残る、ほろ苦くも温かなミステリー集。
『119』(初刊:2019年6月)
火災、救急、救助の最前線で命と向き合う消防士たち。休暇中に火事を発見した女性レスキュー隊員、現場で過去の記憶に揺れる者、仲間や家族への思いを抱えながら判断を迫られる者。緊迫した災害現場の裏で、恋人、親子、上司と部下の関係が複雑に絡み合う。ある消防署を舞台に十年の歳月をつないだ九編。小さな違和感が驚きの真相へ変わる連作ミステリー。
『つながりません スクリプター事件File』(初刊:2020年6月)
映画やドラマの撮影内容を記録し、場面同士の整合性を守るスクリプター・真野韻。監督にも物怖じせず「つながりません」と告げる彼女は、撮影現場で見過ごされかけた矛盾にも鋭く反応する。小道具、俳優の動き、映像の連続性に潜む違和感から、人間の欲や罪が露わになっていく。華やかな映像制作の舞台裏を背景に、七つの事件を描く連作ミステリー。
『幕間のモノローグ』(初刊:2021年3月)
演劇学校の講師であり、ベテラン俳優でもある南雲草介。顔を売りたいはずの斬られ役が、なぜカメラに背を向けて倒れたのか。俳優のマネージャーは、なぜわざと事故に遭ったのか。ドラマや映画の撮影現場で起きる不可解な事件を、南雲は演技を見る目で読み解いていく。台詞、立ち位置、表情に隠された「芝居」の裏から、俳優たちの罪と切実な事情が浮かぶ連作ミステリー。
『巨鳥の影』(初刊:2021年7月)
犯罪の傍らに現れる鳥、魚、虫、獣たち。その姿や習性、残された痕跡は、ときに人間の言葉より雄弁に事件の真相を物語る。ありふれた日常で生じた違和感を追ううち、登場人物たちが胸に秘めた後悔や願いが浮かび上がっていく。表題作をはじめ、生き物と人間の関わりを軸にした八編。短い物語の中に精巧な伏線と意外な反転、温かな余韻を封じ込めたミステリー集。
『交番相談員 百目鬼巴』(初刊:2025年4月)
警察を定年退職し、非常勤の交番相談員として働く百目鬼巴。どこにでもいそうな「おばさん」に見える彼女は、現役警察官が見過ごす矛盾を拾い上げ、組織の内側に隠された不正や罪を見抜いていく。相談者の言葉、交番の裏庭、わずかな痕跡から浮かぶのは、正義を掲げる者たちの暗部。交番という最前線を舞台に、異色の探偵役が警察官の闇へ切り込む六編の連作ミステリー。