目次
  1. 東野圭吾のシリーズ作品一覧
    1. 加賀恭一郎シリーズ(12作)
    2. 浪花少年探偵団シリーズ(2作)
    3. 笑小説シリーズ(4作)
    4. 天下一大五郎シリーズ(2作)
    5. ガリレオシリーズ(11作)
    6. スキー場シリーズ(4作)
    7. マスカレードシリーズ(5作)
    8. ラプラスの魔女シリーズ(3作)
    9. クスノキシリーズ(2作)
    10. ブラック・ショーマンシリーズ(2作)
    11. 五代努シリーズ(2作)
  2. 東野圭吾のノンシリーズ作品一覧
    1. 『放課後』(初刊:1985年9月)
    2. 『白馬山荘殺人事件』(初刊:1986年8月)
    3. 『学生街の殺人』(初刊:1987年6月)
    4. 『11文字の殺人』(初刊:1987年12月)
    5. 『魔球』(初刊:1988年7月)
    6. 『ウインクで乾杯』(初刊:1988年10月)
    7. 『十字屋敷のピエロ』(初刊:1989年1月)
    8. 『鳥人計画』(初刊:1989年5月)
    9. 『殺人現場は雲の上』(初刊:1989年8月)
    10. 『ブルータスの心臓』(初刊:1989年10月)
    11. 『探偵倶楽部』(初刊:1990年4月)
    12. 『宿命』(初刊:1990年6月)
    13. 『犯人のいない殺人の夜』(初刊:1990年7月)
    14. 『仮面山荘殺人事件』(初刊:1990年12月)
    15. 『変身』(初刊:1991年1月)
    16. 『回廊亭殺人事件』(初刊:1991年7月)
    17. 『天使の耳』(初刊:1991年12月)
    18. 『ある閉ざされた雪の山荘で』(初刊:1992年3月)
    19. 『美しき凶器』(初刊:1992年10月)
    20. 『同級生』(初刊:1993年2月)
    21. 『分身』(初刊:1993年9月)
    22. 『怪しい人びと』(初刊:1994年2月)
    23. 『むかし僕が死んだ家』(初刊:1994年5月)
    24. 『虹を操る少年』(初刊:1994年8月)
    25. 『パラレルワールド・ラブストーリー』(初刊:1995年2月)
    26. 『あの頃ぼくらはアホでした』(初刊:1995年3月)
    27. 『天空の蜂』(初刊:1995年11月)
    28. 『秘密』(初刊:1998年9月)
    29. 『白夜行』(初刊:1999年8月)
    30. 『片想い』(初刊:2001年3月)
    31. 『超・殺人事件』(初刊:2001年6月)
    32. 『サンタのおばさん 絵本』(初刊:2001年11月)
    33. 『レイクサイド』(初刊:2002年3月)
    34. 『時生』(初刊:2002年7月)
    35. 『ゲームの名は誘拐』(初刊:2002年11月)
    36. 『手紙』(初刊:2003年3月)
    37. 『おれは非情勤』(初刊:2003年5月)
    38. 『殺人の門 上』(初刊:2003年8月)
    39. 『殺人の門 下』(初刊:2003年8月)
    40. 『幻夜』(初刊:2004年1月)
    41. 『ちゃれんじ?』(初刊:2004年5月)
    42. 『さまよう刃』(初刊:2004年12月)
    43. 『さいえんす?』(初刊:2005年12月)
    44. 『夢はトリノをかけめぐる』(初刊:2006年5月)
    45. 『使命と魂のリミット』(初刊:2006年12月)
    46. 『たぶん最後の御挨拶』(初刊:2007年1月)
    47. 『夜明けの街で』(初刊:2007年6月)
    48. 『ダイイング・アイ』(初刊:2007年11月)
    49. 『流星の絆』(初刊:2008年3月)
    50. 『パラドックス13』(初刊:2009年4月)
    51. 『カッコウの卵は誰のもの』(初刊:2010年1月)
    52. 『プラチナデータ』(初刊:2010年7月)
    53. 『あの頃の誰か』(初刊:2011年1月)
    54. 『東野圭吾公式ガイド 読者1万人が選んだ 東野作品人気ランキング発表』(初刊:2012年2月)
    55. 『ナミヤ雑貨店の奇蹟』(初刊:2012年3月)
    56. 『夢幻花』(初刊:2013年4月)
    57. 『虚ろな十字架』(初刊:2014年5月)
    58. 『人魚の眠る家』(初刊:2015年11月)
    59. 『危険なビーナス』(初刊:2016年8月)
    60. 『素敵な日本人』(初刊:2017年3月)
    61. 『東野圭吾公式ガイド 作家生活35周年ver.』(初刊:2020年7月)
    62. 『少年とクスノキ 絵本』(初刊:2025年5月)
    63. 『東野圭吾公式ガイド 作家生活40周年ver.』(初刊:2025年10月)
    64. 『小さな故意の物語』(初刊:2026年4月)

東野圭吾のシリーズ作品一覧

加賀恭一郎シリーズ(12作)

  1. 卒業』(初刊:1986年5月)
  2. 眠りの森』(初刊:1989年5月)
  3. どちらかが彼女を殺した』(初刊:1996年6月)
  4. 悪意』(初刊:1996年9月)
  5. 私が彼を殺した』(初刊:1999年2月)
  6. 嘘をもうひとつだけ』(初刊:2000年4月)
  7. 赤い指』(初刊:2006年7月)
  8. 新参者』(初刊:2009年9月)
  9. 麒麟の翼』(初刊:2011年3月)
  10. 祈りの幕が下りる時』(初刊:2013年9月)
  11. 希望の糸スピンオフ(初刊:2019年7月)
  12. あなたが誰かを殺した』(初刊:2023年9月)

浪花少年探偵団シリーズ(2作)

  1. 浪花少年探偵団』(初刊:1988年12月)
  2. しのぶセンセにサヨナラ』(初刊:1993年12月)

笑小説シリーズ(4作)

  1. 怪笑小説』(初刊:1995年10月)
  2. 毒笑小説』(初刊:1996年7月)
  3. 黒笑小説』(初刊:2005年4月)
  4. 歪笑小説』(初刊:2012年1月)

天下一大五郎シリーズ(2作)

  1. 名探偵の掟』(初刊:1996年2月)
  2. 名探偵の呪縛』(初刊:1996年10月)

ガリレオシリーズ(11作)

  1. 探偵ガリレオ』(初刊:1998年5月)
  2. 予知夢』(初刊:2000年6月)
  3. 容疑者Xの献身』(初刊:2005年8月)
  4. ガリレオの苦悩』(初刊:2008年10月)
  5. 聖女の救済』(初刊:2008年10月)
  6. 真夏の方程式』(初刊:2011年6月)
  7. 虚像の道化師』(初刊:2012年8月)
  8. 禁断の魔術』(初刊:2012年10月)
  9. 沈黙のパレード』(初刊:2018年10月)
  10. 透明な螺旋』(初刊:2021年9月)
  11. 永遠の記憶』(初刊:2026年8月)

スキー場シリーズ(4作)

  1. 白銀ジャック』(初刊:2010年10月)
  2. 疾風ロンド』(初刊:2013年11月)
  3. 恋のゴンドラ』(初刊:2016年11月)
  4. 雪煙チェイス』(初刊:2016年11月)

マスカレードシリーズ(5作)

  1. マスカレード・ホテル』(初刊:2011年9月)
  2. マスカレード・イブ』(初刊:2014年8月)
  3. マスカレード・ナイト』(初刊:2017年9月)
  4. マスカレード・ゲーム』(初刊:2022年4月)
  5. マスカレード・ライフ』(初刊:2025年7月)

ラプラスの魔女シリーズ(3作)

  1. ラプラスの魔女』(初刊:2015年5月)
  2. 魔力の胎動』(初刊:2018年3月)
  3. 魔女と過ごした七日間』(初刊:2023年3月)

クスノキシリーズ(2作)

  1. クスノキの番人』(初刊:2020年3月)
  2. クスノキの女神』(初刊:2024年5月)

ブラック・ショーマンシリーズ(2作)

五代努シリーズ(2作)

  1. 白鳥とコウモリ 上』(初刊:2021年4月)
    白鳥とコウモリ 下』(初刊:2021年4月)
  2. 架空犯』(初刊:2024年11月)

東野圭吾のノンシリーズ(単発)作品一覧(刊行順)

『放課後』(初刊:1985年9月)

放課後

放課後 <講談社文庫>

発売日:1988年7月7日

長編
あらすじ

女子高校の数学教師・前島は、校内で何者かに命を狙われている気配を感じていた。そんな折、同僚教師が施錠された更衣室で毒殺される。密室の鍵、アーチェリー部の生徒たち、文化祭や運動会に隠された手掛かり――第二の事件まで起こり、平穏な学園は疑心暗鬼に包まれていく。教師と生徒それぞれの胸に秘められた思いをたどり、前島が行き着く真相とは。第31回江戸川乱歩賞を受賞した東野圭吾のデビュー作。

東野圭吾のデビュー作。原点となる作品ですので、東野圭吾ファンは必読でしょう!

高校の教師と生徒(アーチェリー部)が中心の物語なので、青春ものの推理小説が好きな方は特に楽しめる作品。

『白馬山荘殺人事件』(初刊:1986年8月)

白馬山荘殺人事件

白馬山荘殺人事件 <光文社文庫>

発売日:2020年6月10日

長編
あらすじ

一年前、白馬の山荘で兄が謎の死を遂げた。警察は自殺と判断したが、妹は兄が残した不可解な言葉の意味を確かめるため、親友とともに同じ山荘を訪れる。各客室にはマザー・グースの童謡名が付けられ、宿泊客たちも何かを隠しているようだった。童謡に仕込まれた暗号を追ううち、新たな事件が発生し、雪に閉ざされた館は逃げ場のない密室へ変わる。兄は何を見つけ、誰に命を奪われたのか。暗号と館の仕掛けが絡み合う本格ミステリー。

『学生街の殺人』(初刊:1987年6月)

学生街の殺人

学生街の殺人 <講談社文庫>

発売日:2025年6月13日

長編
あらすじ

大学の正門移転で活気を失った学生街。ビリヤード場で働きながら将来を決められずにいる青年の身近で、店の経営者が殺される。やがて第二の死が起こり、密室めいた現場や残された奇妙な手掛かりが事件をいっそう複雑にしていく。寂れゆく街に残った若者たち、夢を諦めた大人たち、それぞれが抱える過去とは。出口の見えない青春の焦燥と連続殺人の謎が重なり、青年は街の奥に隠された真実へ近づいていく。

『11文字の殺人』(初刊:1987年12月)

11文字の殺人

11文字の殺人 <光文社文庫>

発売日:2020年7月8日

長編
あらすじ

恋人を何者かに殺された女性推理作家は、彼が死の直前に口にした不安の正体を追い始める。取材を進める彼女のもとへ届いたのは、「無人島より殺意をこめて」と記された不気味な手紙だった。事件の手掛かりを求め、友人とクルージングツアーに参加するが、海上でも新たな死が待ち受ける。参加者たちを結ぶ過去の出来事と、題名を示す十一文字のメッセージ。その背後に潜む殺意を探る長編ミステリー。

『魔球』(初刊:1988年7月)

魔球

魔球 <講談社文庫>

発売日:1991年6月4日

長編
あらすじ

甲子園出場を目指す開陽高校野球部。その中心にいるエース・須田武志は、鋭く変化する謎の「魔球」を武器にしていた。ところが仲間を襲う事件が起こり、武志の周囲には脅迫めいた影がつきまとう。捜査が進むほど、野球部員たちの家庭や進路、勝利に懸ける思いが複雑に絡み合っていく。武志が誰にも明かさず背負っていたものとは何か。高校野球の熱気と若者の痛切な選択を、殺人事件の謎に重ねた青春ミステリー。

ノンシリーズものでよく東野圭吾のおすすめ本にも挙がる初期の名作。

高校球児の切なく哀しい物語。

ちょっとやり過ぎと思える内容もありましたが、1960年頃が舞台ということで、その設定があるからこそのリアリティなんだろうと思います。

ページをめくる手が止まらなくなり、あっという間に読み終えてしまいました!

『ウインクで乾杯』(初刊:1988年10月)

ウインクで乾杯

ウインクで乾杯 <ノン・ポシェット>

発売日:1992年5月1日

長編
あらすじ

一流ホテルのパーティー・コンパニオンとして働く香子は、華やかな宴席で素敵な結婚相手を見つけることを夢見ていた。日本有数の宝石店が開いた感謝パーティーは絶好の機会のはずだったが、仲間の女性が不可解な死を遂げ、きらびやかな会場は殺人事件の舞台へ変わる。宝石をめぐる思惑、招待客たちの秘密、死者が残した合図。香子は刑事とともに事件を追い、軽やかな恋模様の裏に潜む危険な企みに近づいていく。

『十字屋敷のピエロ』(初刊:1989年1月)

十字屋敷のピエロ

十字屋敷のピエロ <講談社文庫>

発売日:2024年12月13日

長編
あらすじ

不吉な逸話を持つピエロの人形が、上空から十字に見える竹宮家の屋敷へ持ち込まれる。ほどなく一家を襲う不可解な死。屋敷に集う家族や関係者は、それぞれ疑いと秘密を抱え、事件は新たな惨劇へつながっていく。動くことも語ることもできないピエロだけが、すべてを見ていた――。人形の視点を織り込みながら、十字屋敷の構造と家族の因縁、巧妙な仕掛けが一つに結ばれていく本格ミステリー。

『鳥人計画』(初刊:1989年5月)

鳥人計画

鳥人計画 <角川文庫>

発売日:2003年8月23日

長編
あらすじ

世界を目指す日本スキージャンプ界で、トップ選手が毒殺された。ほどなく意外な人物が犯行を認めるが、警察へ届いた密告状は、告白の裏に別の真相があることを示していた。選手を科学的に強化する「鳥人計画」、勝利を求める指導者、才能と努力の狭間で苦しむジャンパーたち。捜査は、競技の未来を左右する秘密へ踏み込んでいく。空を飛ぶ一瞬にすべてを懸ける者たちの欲望と葛藤を描くスポーツ・ミステリー。

『殺人現場は雲の上』(初刊:1989年8月)

殺人現場は雲の上

殺人現場は雲の上 <光文社文庫>

発売日:2020年8月6日

長編
あらすじ

新人客室乗務員のエー子と、同期でしっかり者のビー子は、性格も見た目も対照的な名コンビ。乗務中に出会った客の妻がホテルの密室で殺された事件をはじめ、飛行機や旅先で起こる奇妙な騒動に次々と巻き込まれる。空の上ならではの行き違い、乗客の小さな嘘、思わぬところに残された手掛かり。二人の軽妙なやり取りと観察力が、事件に隠された人間模様を解き明かす七つのユーモア・ミステリー。

『ブルータスの心臓』(初刊:1989年10月)

ブルータスの心臓

ブルータスの心臓 <光文社文庫>

発売日:2020年9月9日

長編
あらすじ

最先端ロボット開発に携わる野心家のエンジニア・末永拓也。社長令嬢との結婚で出世を狙う彼に、関係を持った女性から妊娠を告げられる。同じ弱みを抱える男たちと考え出したのは、大阪・名古屋・東京を結ぶ死体運搬の「殺人リレー」だった。だが計画当日、受け渡されるはずの遺体が消え、共犯者たちは互いを疑い始める。人間の欲望と機械の論理が交差するなか、計画を操っているのは誰なのか。

『探偵倶楽部』(初刊:1990年4月)

探偵倶楽部

探偵倶楽部 <角川文庫>

発売日:2005年10月25日

短編集
あらすじ

政財界の大物だけが会員になれる秘密組織「探偵倶楽部」。依頼を受けるのは、正体も名前も明かさない一組の男女だ。資産家の死、不可解なアリバイ、家族が隠す疑惑――警察沙汰を避けたい会員たちの難題に、二人は鮮やかな調査と推理で答えていく。依頼人の目線では見えなかった事実が、最後の一手で反転する全五編。端正な謎解きと人間の欲望を描いた連作ミステリー。

『宿命』(初刊:1990年6月)

宿命

宿命 <講談社文庫>

発売日:1993年7月6日

長編
あらすじ

学生時代から何かと競い合ってきた二人の男。一人は刑事となり、もう一人は将来を嘱望される医師となった。かつて愛した女性を間に挟んだまま、二人は大企業で起きた殺人事件を通じて再び向き合う。捜査の先には、幼い頃から続く因縁と、先端医療をめぐる秘密が浮かび上がる。偶然と思われた出会いも対立も、すべては定められていたのか。愛情、嫉妬、家族の謎が二人を結ぶ重厚な長編ミステリー。

『犯人のいない殺人の夜』(初刊:1990年7月)

犯人のいない殺人の夜

犯人のいない殺人の夜 <光文社文庫>

発売日:2020年2月5日

短編集
あらすじ

殺人は、必ずしも明白な悪意の姿で現れるとは限らない。事故や自殺に見えた死、家族ぐるみで隠された事件、日常の小さな選択から生まれた悲劇。表題作をはじめとする七編は、緻密な仕掛けと心理の盲点から、死の背後にいるはずの「犯人」を揺さぶっていく。何げない証言や映像、記憶のずれが真相を照らしたとき、読者の目に映る物語も一変する。初期東野ミステリーの切れ味を堪能できる短編集。

『仮面山荘殺人事件』(初刊:1990年12月)

仮面山荘殺人事件

仮面山荘殺人事件 <講談社文庫>

発売日:2024年6月14日

長編
あらすじ

事故で亡くなった女性を偲ぶため、婚約者や家族ら八人が湖畔の山荘に集まった。そこへ逃走中の銀行強盗が侵入し、一同は外部と連絡できないまま人質となる。だが監視下で仲間の一人が殺され、強盗たちは犯行を否定。犯人は山荘に来た八人の中にいるのか。脱出を阻む見張り、誰にも不可能に思える殺人、それぞれが隠す思惑。閉ざされた舞台で疑いが連鎖し、予想を覆す真相へ進む本格ミステリー。

『変身』(初刊:1991年1月)

変身

変身 <講談社文庫>

発売日:1994年6月6日

長編
あらすじ

画家を志す平凡な青年・成瀬純一は、事件に巻き込まれて頭部に重傷を負う。命を救うために受けたのは、世界初の脳移植手術だった。奇跡的に回復し、恋人のもとへ戻った純一だが、好みや感情、絵の作風まで少しずつ変わっていく。自分の内側で育つ激しい衝動は、移植された脳の持ち主によるものなのか。愛する人との記憶を守ろうとする青年が、失われていく「自分」の正体を追う、科学と心をめぐるサスペンス。

『回廊亭殺人事件』(初刊:1991年7月)

回廊亭殺人事件

回廊亭殺人事件 <光文社文庫>

発売日:2020年10月8日

長編
あらすじ

旅館・回廊亭で起きた火災により、恋人を失い、自身も大火傷を負った女性。事件は心中として処理されたが、彼女は真相と犯人を突き止めるため、姿を変えて回廊亭へ戻る。折しも亡き大富豪の遺言状を公開するため、一族が再び集まっていた。巨額の遺産をめぐる思惑が渦巻くなか、新たな殺人が発生。復讐を胸に正体を隠した彼女は、過去の夜と現在の事件を結ぶ手掛かりを追う。

『天使の耳』(初刊:1991年12月)

天使の耳

天使の耳 <講談社文庫>

発売日:1995年7月6日

短編集
あらすじ

深夜の交差点で起きた衝突事故。死亡した運転手の妹は同乗していたが、目が不自由なため現場を見ていない。それでも彼女の並外れた聴覚が、相手の証言に潜む嘘を捉えていく。交通事故に見える出来事の背後には、ときに計算された悪意や切実な事情が隠されている。道路、車、信号をめぐるわずかな違和感から真相へ迫る六編を収録。日常の運転に潜む危険と人間心理を鮮やかに切り取った交通ミステリー短編集。

『ある閉ざされた雪の山荘で』(初刊:1992年3月)

ある閉ざされた雪の山荘で

ある閉ざされた雪の山荘で <講談社文庫>

発売日:1996年1月11日

長編
あらすじ

新作舞台の出演者を選ぶ最終審査として、七人の役者が人里離れた山荘に集められた。課題は、豪雪で外界から閉ざされたという設定のもと、連続殺人劇を自分たちだけで演じ切ること。ところが参加者が一人ずつ姿を消し、血痕まで発見される。これは演出なのか、それとも本当の事件なのか。台本も監督もいない舞台で、残された者たちは仲間を疑い始める。虚構と現実の境界が崩れていくクローズドサークル・ミステリー。

『美しき凶器』(初刊:1992年10月)

美しき凶器

美しき凶器 <光文社文庫>

発売日:2020年11月10日

長編
あらすじ

かつて世界の頂点を目指した男女四人のスポーツ選手が、自分たちの過去を握る男を殺した。証拠は消したはずだったが、事件を目撃した者がいた。驚異的な身体能力を持つ謎の女が、四人を一人ずつ追い詰め始める。逃げる元選手たちと、獲物を執拗に追う「美しき凶器」。勝利のために手を染めた秘密と、科学によって作り上げられた肉体の恐怖が交差する。追跡する者とされる者が反転し続けるサスペンス。

『同級生』(初刊:1993年2月)

同級生

同級生 <講談社文庫>

発売日:1996年8月8日

長編
あらすじ

高校野球部の主将・西原壮一の同級生で、彼の子を身ごもっていた宮前由希子が交通事故で亡くなった。事故の直前、彼女が学校から逃げ出した理由に疑問を抱いた壮一は、周囲に真相を尋ね始める。ところが関係する教師まで殺され、由希子が抱えていた秘密と学校側の思惑が浮かび上がる。誰かを守るための嘘が新たな疑いを生むなか、壮一は大人たちへの不信と自らの罪悪感を抱えて事件を追う青春ミステリー。

『分身』(初刊:1993年9月)

分身

分身

発売日:1996年9月20日

長編
あらすじ

札幌で育った鞠子は、自分が母に似ていないことを幼い頃から気にしていた。一方、東京の双葉は、テレビに映った自分とそっくりな女性の存在を知る。生まれも育ちも違い、会ったこともない二人が、それぞれ両親の過去を調べ始めると、不自然な死や研究機関の影が行く手を阻む。なぜ同じ顔を持つ人間が存在するのか。離れた場所から同じ謎へ近づく二人の人生が交差し、命をめぐる秘密へつながっていく長編サスペンス。

『怪しい人びと』(初刊:1994年2月)

怪しい人びと

怪しい人びと <文庫>

発売日:2020年3月12日

短編集
あらすじ

留守中の部屋を同僚に貸した男が帰国すると、見知らぬ女がベッドで眠っていた。だが部屋を使ったはずの同僚たちは、誰も彼女を知らないという。そんな日常の小さな異変から、欲望や勘違いが招く事件まで、身近に潜む「怪しい人びと」を描く七編。何げない頼み事、昔の恋、善意のつもりの行動が思わぬ方向へ転がり、最後に風景が一変する。皮肉と哀感、切れ味ある結末を楽しめる短編ミステリー集。

『むかし僕が死んだ家』(初刊:1994年5月)

むかし僕が死んだ家

むかし僕が死んだ家 <講談社文庫>

発売日:2025年9月12日

長編
あらすじ

七年前に別れた恋人・沙也加から、幼い頃の記憶を取り戻す手伝いをしてほしいと頼まれた「僕」。二人は、亡き父が遺した地図と鍵を手に、人里離れた一軒家へ向かう。誰も住んでいないはずの家には、子どもの品々や止まった時計、家族の生活の痕跡がそのまま残されていた。沙也加とこの家にはどんな関係があるのか。閉ざされた空間で過去の断片を拾い集めるうち、忘れられた家族の秘密が形を現し始める。

『虹を操る少年』(初刊:1994年8月)

虹を操る少年

虹を操る少年 <講談社文庫>

発売日:1997年7月14日

長編
あらすじ

天才高校生・白河光瑠は、色と光を音楽のように組み合わせて「光楽」を演奏する。ライブに集まった若者たちは言葉を超えたメッセージに魅了され、彼の周囲には熱狂的な支持が広がっていく。だが既存の社会に収まらない才能は、大人たちの警戒と利権を呼び寄せ、光瑠自身の出生にも謎が浮かぶ。人は光によって心を通わせ、世界を変えられるのか。科学的な着想と青春のエネルギーが響き合う異色の長編。

『パラレルワールド・ラブストーリー』(初刊:1995年2月)

パラレルワールド・ラブストーリー

パラレルワールド・ラブストーリー <講談社文庫>

発売日:1998年3月13日

長編
あらすじ

親友・智彦と同じ研究会社に勤める崇史は、通勤電車の窓越しに見かける麻由子へ思いを寄せていた。ところがある朝、麻由子は崇史の恋人として隣にいる。一方の記憶では、彼女は智彦の恋人だったはずなのに、親友の姿は消えていた。二つの現実を行き来するような記憶のずれは、会社で進む脳研究とどう結びつくのか。愛する女性と親友の間で揺れる崇史が、「本当の過去」を探す恋愛ミステリー。

『あの頃ぼくらはアホでした』(初刊:1995年3月)

あの頃ぼくらはアホでした

あの頃ぼくらはアホでした <集英社文庫>

発売日:1998年5月20日

あらすじ

怪獣映画と漫画に夢中になり、先生に叱られ、女性にはなかなか縁がない。それでも毎日を全力で遊んだ大阪の少年時代から、受験、大学生活、会社員時代までを、東野圭吾が笑いと自虐を交えて振り返る。のちの人気作家は何を読み、どんな失敗をし、どう理系青年になったのか。昭和の町や学校の空気、友人たちとのばかばかしくも愛おしい記憶がよみがえる、作家の意外な原点をのぞける青春エッセイ。

『天空の蜂』(初刊:1995年11月)

天空の蜂

天空の蜂 <単行本>

発売日:2015年6月24日

長編
あらすじ

最新鋭の巨大ヘリコプター「ビッグB」が何者かに奪われ、遠隔操作で高速増殖炉の真上へ飛来した。機内には幼い子どもが取り残されている。犯人「天空の蜂」は、日本中の原発を停止しなければ燃料切れの機体を落下させると要求。限られた時間のなか、設計者たちは子どもの救出とヘリの制御に挑み、政府と電力側は究極の判断を迫られる。科学技術と社会の責任を問うクライシス・サスペンス。

『秘密』(初刊:1998年9月)

秘密

秘密 <文春文庫>

発売日:2001年5月10日

長編
あらすじ

妻・直子と娘・藻奈美を乗せたバスが崖から転落した。夫の平介が病院へ駆けつけると、妻は亡くなり、娘だけが意識を取り戻す。だが藻奈美の体で目覚めたのは、直子の心だった。二人は真実を誰にも明かさず、父娘として暮らし始める。成長する娘の体、妻としての愛情、それぞれに訪れる新しい人生。奇跡に喜んだ平介は、やがて変わっていく関係に戸惑う。愛する人の存在とは何かを問う家族の物語。

『白夜行』(初刊:1999年8月)

白夜行

白夜行 <集英社文庫>

発売日:2002年5月25日

長編
あらすじ

大阪の廃ビルで質屋の主人が殺された。容疑者の女性もほどなく死亡し、事件は迷宮入りする。被害者の息子・亮司と、容疑者の娘・雪穂は別々の道を歩み始めるが、二人の成長の周囲では不可解な事件が繰り返される。過去に疑問を抱き続ける刑事は、十九年にわたって細い糸を追う。太陽の下を歩けないような人生のなかで、二人は何を守り、何を失ったのか。愛と罪の歳月を描く壮大なミステリー。

分厚さにひるむかもしれませんが、読み始めればページ数を忘れるほど引き込まれる大長編です。一つの事件を起点に、長い歳月と多くの人生が複雑に絡み合い、断片的な出来事が少しずつ一枚の絵を形づくっていきます。中心人物の胸中が簡単には語られないため、読者は言葉や行動の裏にあるものを想像せずにはいられません。暗く、痛ましく、それでいて奇妙な美しさを持つ物語。すべてを説明しすぎないからこそ、読後も人物たちの人生を考え続けてしまう一冊です。

『片想い』(初刊:2001年3月)

片想い

片想い <文春文庫>

発売日:2004年8月3日

長編
あらすじ

大学アメリカンフットボール部の仲間が集う夜、西脇哲朗は十年ぶりに日浦美月と再会する。男性として生きる美月は、自分が殺人を犯したと告白し、姿を消した。かつての仲間たちは彼を守ろうと事件を調べるが、男女という枠では捉えきれない美月の人生と、もう一人の存在が浮かび上がる。友情や夫婦の間にも秘められた「片想い」がある。理解されたいという切実な願いを、殺人事件の謎とともに描く長編。

『超・殺人事件』(初刊:2001年6月)

超・殺人事件

超・殺人事件 <角川文庫>

発売日:2020年1月23日

短編集
あらすじ

原稿を引き延ばすため物語を水増しする作家、税金対策に頭を抱える売れっ子、どんな本にも即座に書評を作る機械。推理小説が生まれる舞台裏では、締切、編集者、読者、賞への欲望が奇妙な事件を引き起こす。ミステリー作家と出版界の事情を題材に、創作の苦悩を笑いへ変えた八編。小説好きほど身に覚えのある「お約束」と本音を、作者自身が大胆に茶化すブラックユーモア短編集。

『サンタのおばさん 絵本』(初刊:2001年11月)

サンタのおばさん 絵本

サンタのおばさん 絵本 <単行本>

発売日:2001年11月14日

あらすじ

クリスマス・イヴを前に、フィンランドの小さな村では世界各地のサンタクロースが集う恒例会議が開かれる。議題は、引退するアメリカ・サンタの後任選び。ところが会長が紹介した候補者は、長い白ひげの“おじいさん”ではなく女性だった。「サンタは男でなければならないのか?」——突然の提案に、各国のサンタたちは驚き、慣習や父性をめぐって大論争を始める。私たちが無意識に抱くサンタ像や性別の思い込みを、ユーモアと少しの切なさで問い直す、大人も子どもも味わえるクリスマス絵本。杉田比呂美の温かな絵とともに、誰かへ贈り物を届ける資格とは何かを考えさせる物語。固定観念の向こうにある思いやりを、やさしく映し出す。

『レイクサイド』(初刊:2002年3月)

レイクサイド

レイクサイド <文春文庫>

発売日:2006年2月10日

長編
あらすじ

有名中学を目指す子どもたちの勉強合宿に、四組の家族が湖畔の別荘へ集まった。仕事を口実に遅れて来た俊介は、親たちの異様な結束と受験への執念に違和感を抱く。そこへ俊介と関係を持つ女性が現れ、夜には遺体となって発見される。妻の告白を受け、他の親たちは事件を隠そうと一致団結。なぜ彼らはそこまで協力するのか。閉ざされた別荘で、家族と教育の歪んだ秘密が浮かび上がる。

『時生』(初刊:2002年7月)

時生

時生 <講談社文庫>

発売日:2021年11月16日

長編
あらすじ

難病で余命わずかな息子・時生を見守る宮本拓実は、妻に不思議な過去を語り始める。二十年以上前、夢も仕事もなく荒れていた若き日の拓実の前に、「トキオ」と名乗る青年が現れた。青年は、突然姿を消した恋人を捜す旅に付き合い、拓実が避け続けてきた出生の秘密にも向き合わせていく。未来から来たような青年は何者なのか。時を越えた出会いが、不器用な父と子の人生を結ぶ感動の物語。

『ゲームの名は誘拐』(初刊:2002年11月)

ゲームの名は誘拐

ゲームの名は誘拐 <光文社文庫>

発売日:2005年6月14日

長編
あらすじ

広告代理店の敏腕プランナー・佐久間駿介は、大型企画を大企業の副社長・葛城に一方的に潰され、プライドを傷つけられる。葛城邸を訪れた夜、家を飛び出した娘・樹理と出会った佐久間は、彼女と共謀して狂言誘拐を計画。標的は葛城、賭け金は巨額の身代金だ。勝負を楽しむ二人の駆け引きは完璧に見えたが、ゲームは次第に予想外の局面へ進む。誘拐する側とされる側の知略がぶつかる心理サスペンス。

ノンシリーズもの。『g@me.』というタイトルで2003年に映画化された作品です。(知らずに読んでました笑)

テンポよく読み進められますし、内容的にも気楽に読める作品だと思います。でもラストにはどんでん返しが待っているので、お楽しみに。

私もラストを想像して読んでましたが、またしても外れちゃいました…!

『手紙』(初刊:2003年3月)

手紙

手紙 <文春文庫>

発売日:2006年10月6日

長編
あらすじ

弟を大学へ進ませたい一心で盗みに入り、誤って人を殺した兄・剛志。服役した兄から届く手紙は、弟・直貴にとって唯一の絆であると同時に、消せない烙印となった。進学、就職、音楽、恋愛――人生を立て直そうとするたび、「強盗殺人犯の弟」という事実が周囲に知られ、道を閉ざしていく。罪を犯した本人だけでなく家族まで背負うものとは何か。兄弟の手紙を通して、犯罪と差別、赦しを問いかける社会派長編。

一つの犯罪が、当事者だけでなく、その家族の人生にどこまで影響するのかを描いた社会派作品です。大がかりなトリックや派手な捜査はありません。それでも、主人公が日常の中で突きつけられる選択の一つひとつに緊張し、次のページをめくらずにはいられなくなります。差別はいけない、と言うだけでは片づけられない現実に向き合い、家族の絆や罪の償いについて問いかけてくる物語です。重く切ない一方で、人を思う気持ちも確かに描かれており、最後には題名の温度が変わって感じられます。

『おれは非情勤』(初刊:2003年5月)

おれは非情勤

おれは非情勤 <集英社文庫>

発売日:2003年5月20日

短編集
あらすじ

推理作家を目指す「おれ」は、小学校を渡り歩く非常勤講師。教師という仕事に深入りするつもりはないのに、赴任先ではダイイングメッセージ、なくなった金、子どもたちの秘密など、奇妙な事件が待っている。クールに振る舞いながらも、生徒のためとなれば謎を解かずにいられない。学校という小さな社会で起こる事件を、作家志望らしい推理でほぐしていく。子どもも大人も楽しめる学園ミステリー連作集。

『殺人の門 上』(初刊:2003年8月)

殺人の門 上

殺人の門 上 <角川文庫>

発売日:2026年2月25日

長編
あらすじ

裕福な家庭で育った田島和幸の人生は、祖母の死に毒殺の噂が立った頃から崩れ始める。両親は離婚し、家は没落。そんな節目ごとに現れ、親切な顔で手を差し伸べるのが幼なじみの倉持修だった。だが倉持の言葉を信じるたび、和幸は金や仕事、人とのつながりを失っていく。なぜ自分だけが陥れられるのか。憎しみを募らせながらも一線を越えられない男の半生を追う長編・上巻。

『殺人の門 下』(初刊:2003年8月)

殺人の門 下

殺人の門 下 <角川文庫>

発売日:2026年2月25日

長編
あらすじ

幼なじみ・倉持修の巧みな罠に何度もはまり、人生を踏みにじられてきた田島和幸。悪事に加担させられ、愛する人や再出発の機会まで奪われても、倉持は魅力的な友人の顔で再び近づいてくる。殺したいほど憎いのに、和幸は決定的な一歩を踏み出せない。人はどこで「殺人の門」をくぐるのか。長年積み重なった支配と依存が限界へ向かう、運命の下巻・完結編。

『幻夜』(初刊:2004年1月)

幻夜

幻夜 <集英社文庫>

発売日:2007年3月20日

長編
あらすじ

阪神・淡路大震災の混乱のなか、水原雅也は人生を変える罪を犯し、その場を見ていた新海美冬と出会う。二人は東京へ移り、美冬は美貌と才覚を武器に、望む地位を次々と手に入れていく。彼女の行く先で起きる不可解な事件を、雅也は闇から支え続けるが、美冬の過去も本心も見えない。捜査を続ける刑事の影が迫るなか、夜を生きる二人の関係はどこへ向かうのか。欲望と罪を描く長編サスペンス。

『ちゃれんじ?』(初刊:2004年5月)

ちゃれんじ?

ちゃれんじ? <角川文庫>

発売日:2007年6月23日

あらすじ

四十代半ばでスノーボードに魅せられた人気作家・東野圭吾。忙しい執筆の合間を縫って雪山へ通い、転んでは起き、道具を試し、少しずつ上達していく。やがて挑戦はスキー場だけにとどまらず、競技や旅、人との出会いへ広がっていく。何歳からでも夢中になれる喜びと、思うように体が動かない可笑しさを率直につづった挑戦記。雪とスポーツへの愛情が伝わるユーモア・エッセイ集。

『さまよう刃』(初刊:2004年12月)

さまよう刃

さまよう刃 <角川文庫>

発売日:2026年9月25日(予約商品)

長編
あらすじ

最愛の一人娘を、少年たちによる凄惨な犯罪で奪われた長峰重樹。捜査が進まないなか、匿名の密告で犯人の一人にたどり着いた彼は、自ら復讐の刃を振るう。そして逃げたもう一人を追う父と、殺人犯となった彼を追う警察の捜索が始まる。被害者遺族の絶望と、加害少年を守る法律の間で、刑事たちも揺れる。正義とは誰のためにあり、人はどこまで裁きを求めてよいのかを問う社会派サスペンス。

『さいえんす?』(初刊:2005年12月)

さいえんす?

さいえんす? <角川文庫>

発売日:2005年12月22日

あらすじ

元エンジニアの理系作家・東野圭吾が、科学技術から教育、社会、スポーツ、そして小説の舞台裏まで、日頃気になるテーマを率直に考える。専門家の難しい解説ではなく、素朴な疑問と作家らしい観察から話を広げ、常識だと思っていたものを別の角度から見せてくれる。理屈っぽさとユーモア、創作に向き合う本音が詰まったエッセイ集。作品を支える理系的な発想と著者の素顔を楽しめる一冊。

『夢はトリノをかけめぐる』(初刊:2006年5月)

夢はトリノをかけめぐる

夢はトリノをかけめぐる <光文社文庫>

発売日:2009年2月10日

あらすじ

冬季五輪を現地で見たい――雪とスポーツを愛する東野圭吾が、ついにトリノへ向かう。競技会場の熱気や観客の戸惑い、旅先の珍事を、ときに飼い猫の視点まで借りながらユーモラスに描く。勝敗だけでは見えない選手の姿と、テレビ観戦とは違う五輪の空気とは。未来の冬季大会を描いた小説も収め、スポーツへの憧れと作家の遊び心が自由に駆けめぐる五輪観戦エッセイ。

『使命と魂のリミット』(初刊:2006年12月)

使命と魂のリミット

使命と魂のリミット <角川文庫>

発売日:2010年2月25日

長編
あらすじ

研修医の氷室夕紀は、心臓手術で亡くなった父の死に疑問を抱き、執刀した名医・西園のもとで真相を確かめようとしていた。そんな大学病院へ、手術を中止しなければ病院を破壊するという脅迫が届く。大勢の命が懸かった手術、父をめぐる疑惑、犯人が抱く過去が刻一刻と交差する。医師は何のために命を救うのか。限られた時間のなかで、それぞれの使命と魂が試される医療サスペンス。

『たぶん最後の御挨拶』(初刊:2007年1月)

たぶん最後の御挨拶

たぶん最後の御挨拶 <単行本>

発売日:2007年1月29日

あらすじ

会社員から作家へ転じ、デビュー作『放課後』から数々のヒット作を生み出すまで。東野圭吾が受賞や落選、創作の舞台裏、趣味や日常を自ら振り返る。初期から『使命と魂のリミット』まで多数の自作について語る解説も収め、作品が生まれたきっかけや当時の本音が明かされる。作家生活二十年余の歩みと、飾らない素顔をまとめた自伝的エッセイ。「たぶん最後」と題した読者への挨拶の一冊。

『夜明けの街で』(初刊:2007年6月)

夜明けの街で

夜明けの街で <角川文庫>

発売日:2010年7月24日

長編
あらすじ

妻子ある会社員・渡部は、派遣社員の秋葉と出会い、踏み込むはずのなかった不倫関係へ落ちていく。だが秋葉は、十五年前に父の家で起きた殺人事件の重要人物だった。容疑をかけられながら決め手を欠いた事件は、まもなく時効を迎える。彼女は何を知り、なぜ渡部に近づいたのか。家庭を裏切る罪悪感と恋の熱に揺れながら、渡部は過去の事件へ引き寄せられる。不倫の現実と殺人の謎が絡む恋愛サスペンス。

『ダイイング・アイ』(初刊:2007年11月)

ダイイング・アイ

ダイイング・アイ <光文社文庫>

発売日:2011年1月12日

長編
あらすじ

バーテンダーの慎介は、何者かに襲われて記憶の一部を失った。自分が以前、死亡事故を起こしていたと聞かされても、被害者のことを思い出せない。真相を調べ始めた彼の前に、死者を思わせる目を持つ謎めいた女が現れ、抗いがたい力で日常を侵食していく。事故に関わった人々が隠すものと、最期に見つめた瞳が残した執念とは。罪の記憶と視線の恐怖を描く、妖しく緊迫したサスペンス。

『流星の絆』(初刊:2008年3月)

流星の絆

流星の絆 <講談社文庫>

発売日:2011年4月15日

長編
あらすじ

流星群を見るため家を抜け出した夜、功一、泰輔、静奈の三兄妹は両親を何者かに殺された。孤児となった三人は、いつか犯人を見つけると誓い、互いだけを信じて生きていく。十四年後、詐欺で生計を立てる彼らの前に、事件の夜につながる男が現れる。復讐のため、その息子へ静奈を近づける計画が始まるが、偽りの恋は思わぬ感情を生む。兄妹の絆と過去の真相を追う長編ミステリー。

『パラドックス13』(初刊:2009年4月)

パラドックス13

パラドックス13 <講談社文庫>

発売日:2014年5月15日

長編
あらすじ

3月13日午後1時13分13秒、世界から十三秒が失われた。その瞬間に死の危険へ直面していた人々は、誰もいない東京で目を覚ます。荒れ果てた街には地震、洪水、火災が次々と襲い、生き残った十三人は力を合わせて脱出を図る。なぜ自分たちだけがこの世界にいるのか。極限状態で常識や倫理が揺らぐなか、彼らは命をつなぐ選択を迫られる。都市崩壊を圧倒的な速度で描くサバイバル・サスペンス。

『カッコウの卵は誰のもの』(初刊:2010年1月)

カッコウの卵は誰のもの

カッコウの卵は誰のもの <光文社文庫>

発売日:2013年2月13日

長編
あらすじ

元トップスキーヤーの父と、将来を期待されるアルペン選手の娘。研究機関から競技能力と遺伝子の関係を調べたいと依頼された父は、娘の出生に関わる秘密から協力を拒む。一方、別の若い選手にも驚くべき才能が現れ、二人を結ぶ疑惑が浮上。さらに選手を狙う脅迫と事故が起こる。才能は親から受け継ぐものなのか、それとも育てられるものなのか。遺伝と家族、スポーツ界の思惑を描くミステリー。

『プラチナデータ』(初刊:2010年7月)

プラチナデータ

プラチナデータ <幻冬舎文庫>

発売日:2012年7月5日

長編
あらすじ

全国民のDNA情報を管理し、犯罪現場の遺留物から犯人を特定する国家システムが完成した。開発に携わる科学者・神楽龍平は、その精度を信じていたが、連続殺人の解析結果が示した容疑者は神楽自身だった。覚えのない罪を着せられた彼は逃亡し、もう一つの人格とシステムの秘密を追う。冤罪率ゼロという「プラチナデータ」は誰のためのものなのか。監視社会と人間の心を描く近未来ミステリー。

『あの頃の誰か』(初刊:2011年1月)

あの頃の誰か

あの頃の誰か <光文社文庫>

発売日:2011年1月12日

短編集
あらすじ

バブル期の欲望を映す男女の駆け引き、同じ名を持つ二人の女性、失われた家族を再生しようとする計画。長く単行本に収録されなかった作品を中心に、発表時期も趣向も異なる八編を集めた短編集。恋愛、家族、科学、犯罪という後の代表作へつながる題材が、鮮やかな反転や苦い余韻とともに描かれる。さまざまな時代の「誰か」の人生から、東野圭吾の多彩な原点を楽しめる一冊。

『東野圭吾公式ガイド 読者1万人が選んだ 東野作品人気ランキング発表』(初刊:2012年2月)

東野圭吾公式ガイド 読者1万人が選んだ 東野作品人気ランキング発表

東野圭吾公式ガイド 読者1万人が選んだ 東野作品人気ランキング発表 <講談社文庫>

発売日:2012年2月15日

あらすじ

読者一万人へのアンケートで選ばれた東野圭吾作品の人気ランキングを発表し、代表作の魅力を多角的に案内する公式ガイド。加賀恭一郎、ガリレオなど人気シリーズの特集、作家の歩みをたどる年表、本人のコメント付き全著作目録を収録する。どの作品から読めばよいか迷う人にも、既読作を振り返りたいファンにも役立つ構成。デビューからの創作世界を一冊で見渡せる案内書。

『ナミヤ雑貨店の奇蹟』(初刊:2012年3月)

ナミヤ雑貨店の奇蹟

ナミヤ雑貨店の奇蹟 <角川文庫>

発売日:2014年11月22日

長編
あらすじ

悪事を働いた三人の若者が、廃業したナミヤ雑貨店へ逃げ込む。深夜、無人の店に届いたのは、三十年以上前に書かれた悩み相談の手紙だった。戸惑いながら返事を書く三人のもとへ、音楽、恋、家族、将来に迷う人々から次々と相談が届く。時を越えた手紙のやり取りは、ある児童養護施設を通じて思いがけない縁を結んでいく。誰かの人生に答えることの意味を描く、温かな連作長編。

古い雑貨店に届く、悩み相談の手紙。少し不思議な出来事をきっかけに、異なる時代を生きる人々の選択と人生が静かにつながっていきます。章ごとに別の物語が始まるように見えながら、思いがけない場所で人物や出来事が重なり、最後には大きな一つの物語が姿を現します。その伏線回収の心地よさは、ミステリー作家ならでは。犯罪ものの緊張感が苦手な人にも読みやすく、優しさだけではない人生のほろ苦さも味わえます。読後、誰かに手紙を書きたくなるような一冊です。

『夢幻花』(初刊:2013年4月)

夢幻花

夢幻花 <PHP文芸文庫>

発売日:2016年4月7日

長編
あらすじ

花を愛する老人が殺され、庭から一鉢の花だけが消えた。孫娘の梨乃は、祖父が残したブログを手掛かりに、原子力研究者を目指す大学院生・蒼太と事件を追う。鍵となるのは、現代には存在しないとされる黄色いアサガオ。家族の過去、若者の死、花を封印してきた人々の思惑が一本につながっていく。美しい花はなぜ「夢幻」となったのか。歴史と科学を横断する長編ミステリー。

『虚ろな十字架』(初刊:2014年5月)

虚ろな十字架

虚ろな十字架 <光文社文庫>

発売日:2017年5月11日

長編
あらすじ

幼い娘を殺された中原夫妻は、犯人への死刑判決を求め続けたが、事件後に離婚した。年月を経て元妻まで殺害され、中原は彼女が死刑制度と向き合い続けていたことを知る。新たな事件をたどるうち、別の家族が長く隠してきた罪と償いが浮かび上がる。極刑は遺族を救うのか。刑を受けることだけが贖罪なのか。二つの事件を通して、命を奪った者と残された者の十字架を問う社会派ミステリー。

『人魚の眠る家』(初刊:2015年11月)

人魚の眠る家

人魚の眠る家 <幻冬舎文庫>

発売日:2018年5月30日

長編
あらすじ

離婚を決めた夫婦の娘が、プール事故で意識を失った。医師から脳死の可能性と臓器提供の決断を告げられるが、母は娘の手が動いたと感じ、死を受け入れない。先端技術を持つ会社経営者の父も協力し、眠り続ける娘の体を自宅で生かす日々が始まる。心が戻らなくても、体が温かければ生きているのか。家族の愛が常識を越えていくなか、命の境界と親の選択を問う物語。

『危険なビーナス』(初刊:2016年8月)

危険なビーナス

危険なビーナス <講談社文庫>

発売日:2019年8月9日

長編
あらすじ

動物病院を営む伯朗のもとへ、疎遠だった異父弟・明人の妻を名乗る楓が現れる。明人が失踪したため、一緒に捜してほしいという。折しも大富豪一族の当主が危篤となり、巨額の遺産をめぐって親族たちの思惑が動き始めていた。明るく魅力的だが、どこか危険な楓に惹かれながら、伯朗は弟の行方と一族が隠す研究の秘密を追う。愛と疑いが交錯する長編ミステリー。

『素敵な日本人』(初刊:2017年3月)

素敵な日本人

素敵な日本人 <光文社文庫>

発売日:2020年4月14日

短編集
あらすじ

正月に立てた決意、雛祭りの夜、結婚や家族をめぐる小さな違和感。日本の暮らしにある節目や習慣のなかで、ごく普通の人々が秘密や事件に出会う。温かな話と思えば鋭い反転が待ち、苦い出来事の先には思わぬ救いがのぞく。ミステリー、ユーモア、幻想、家族ドラマを自在に行き来する九編。人生の可笑しさと愛おしさを切り取った、多彩な短編集。

『東野圭吾公式ガイド 作家生活35周年ver.』(初刊:2020年7月)

東野圭吾公式ガイド 作家生活35周年ver.

東野圭吾公式ガイド 作家生活35周年ver. <講談社文庫>

発売日:2020年7月15日

あらすじ

作家生活三十五周年を記念し、東野圭吾の作品世界を最新情報へ更新した公式ガイド。読者による人気ランキング、加賀恭一郎、ガリレオ、マスカレードなど主要シリーズの特集、作家の歩みをたどる年表を収録する。本人のコメント付き全著作目録では、各作品が生まれた背景にも触れられる。初めて読む一冊を探す人から全作を振り返りたいファンまで楽しめる、充実した案内書。

『少年とクスノキ 絵本』(初刊:2025年5月)

少年とクスノキ 絵本

少年とクスノキ 絵本 <単行本>

発売日:2025年5月1日

あらすじ

大切な人たちを次々と失い、未来が怖くて泣いていた少年。通りかかった旅人は、未来を見せてくれるというクスノキの女神に会えば、不安から逃れられるかもしれないと教える。少年は一本の棒が示す方角を頼りに、太陽が照りつける砂漠を進み、険しい道やさまざまな困難を越えて、深い森に立つ大きなクスノキを目指す。ようやくたどり着いた少年の「僕の未来を見せてほしい」という願いに、女神が映し出したものとは。喪失の悲しみを抱えながらも一歩ずつ歩く勇気と、今を生きることの意味を静かに伝える、東野圭吾の物語とよしだるみの絵が響き合う一冊。年齢を問わず心に残る希望の物語だ。クスノキシリーズ初の子ども向け絵本。

『東野圭吾公式ガイド 作家生活40周年ver.』(初刊:2025年10月)

東野圭吾公式ガイド 作家生活40周年ver.

東野圭吾公式ガイド 作家生活40周年ver. <講談社文庫>

発売日:2025年10月15日

あらすじ

作家生活四十周年を迎えた東野圭吾の創作世界を、最新情報とともにたどる公式ガイド。順風満帆ではなかった若手時代から現在までを振り返る本人の作品解説、主要シリーズの案内、全著作を対象に実施した読者人気投票の結果を収録する。国内外で読み継がれる作品がどのように生まれ、支持されてきたのかを一冊で見渡せる、初読者にも長年のファンにも役立つ案内書。

『小さな故意の物語』(初刊:2026年4月)

小さな故意の物語

小さな故意の物語 <講談社文庫>

発売日:2026年4月15日

短編集
あらすじ

妻が殺された自宅から赤ん坊だけが消えた事件を加賀恭一郎が追う「冷たい灼熱」、新任教師しのぶが学校で起きた盗難騒ぎに挑む「しのぶセンセの推理」、親友の転落死に疑問を抱く高校生が真相を探る表題作を収録。愛情と孤独が思いがけない事件を生む三つの物語を選んだ短編集。東野圭吾を初めて読む人にも作品世界の幅を味わいやすい入門編。

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