畠中恵のシリーズ作品一覧
しゃばけシリーズ(27作)
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『しゃばけ』(初刊:2001年12月)
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『ぬしさまへ』(初刊:2003年5月)
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『ねこのばば』(初刊:2004年7月)
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『おまけのこ』(初刊:2005年8月)
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『うそうそ』(初刊:2006年5月)
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『ちんぷんかん』(初刊:2007年6月)
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『いっちばん』(初刊:2008年7月)
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『ころころろ』(初刊:2009年7月)
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『ゆんでめて』(初刊:2010年7月)
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『やなりいなり』(初刊:2011年7月)
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『ひなこまち』(初刊:2012年6月)
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『たぶんねこ』(初刊:2013年7月)
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『すえずえ』(初刊:2014年7月)
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『えどさがし』 外伝(初刊:2014年11月)
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『なりたい』(初刊:2015年7月)
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『おおあたり』(初刊:2016年7月)
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『とるとだす』(初刊:2017年7月)
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『むすびつき』(初刊:2018年7月)
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『てんげんつう』(初刊:2019年7月)
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『いちねんかん』(初刊:2020年7月)
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『もういちど』(初刊:2021年7月)
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『またあおう』 外伝(初刊:2021年11月)
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『こいごころ』(初刊:2022年7月)
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『いつまで』(初刊:2023年7月)
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『なぞとき』(初刊:2024年7月)
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『あやかしたち』(初刊:2025年9月)
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『おにがわらう』(初刊:2026年7月)
まんまことシリーズ(10作)
つくもがみシリーズ(3作)
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『つくもがみ貸します』(初刊:2007年9月)
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『つくもがみ、遊ぼうよ』(初刊:2013年3月)
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『つくもがみ笑います』(初刊:2019年1月)
畠中恵のノンシリーズ(単発)作品一覧(刊行順)
『百万の手』(初刊:2004年4月)
過呼吸の発作に悩む十四歳の音村夏貴は、目の前の火事で無二の親友・正哉を失った。悲しみに沈む夏貴の耳に、死んだはずの正哉の声が届く。声の主は、焼け跡から戻ってきた携帯電話だった。正哉は火の燃え方がおかしかったと訴え、不審火の真相を調べてほしいと頼む。亡き友と携帯越しに言葉を交わしながら手がかりを追う夏貴の前に、火災だけでは終わらない不可解な出来事が重なっていく。少年の繊細な心、友情への切実な願い、科学と超常の境目に揺れる謎が絡み合う。失った相手の声に導かれた先で、夏貴は何を知るのか。青春ファンタスティック・ミステリー。身近な日常の手触りを失わない会話と、意外な場所へつながる謎の運びも楽しめる。
『ゆめつげ』(初刊:2004年10月)
幕末の江戸。小さな神社を守る弓月と信行は、何をしても頼りない兄と、しっかり者の弟という対照的な神官兄弟だ。弓月には、夢を通じて未来や隠された事実を告げる「夢告」の力があるものの、その占いは思うようには当たらない。ある日、謝礼につられて引き受けた迷子捜しをきっかけに、兄弟は武家の跡取りをめぐる争いへ巻き込まれる。人を捜すほどに増えていく候補者、食い違う証言、迫る時代の変化。夢が示す断片は真実への道しるべか、欲が見せた幻なのか。頼りなく見える兄のひらめきと弟の現実感が難題に挑む、ユーモアと人情を織り込んだ大江戸不思議騒動記。時代の暮らしを映す細やかな描写と、登場人物たちの生き生きとした会話も魅力となっている。
『とっても不幸な幸運』(初刊:2005年3月)
新宿の小さなバーに置かれた、奇妙な缶。その名も「とっても不幸な幸運」。店を訪れる客が缶を手にすると、思いがけない災難が起こり、見ないふりをしてきた悩みや人間関係が表へ引きずり出されていく。仕事に疲れた女性、音楽に執着する男、友人を理解できずにいる若者、街を走り回る人、手品に向き合う者、恋に揺れる店主。一見ついていない出来事は、本当に不幸でしかないのだろうか。缶を開けた者たちが、痛みの先で自分の本心と小さな転機を見つけていく。都会の夜に交差する六つの人生を、謎めいた仕掛けと温かなまなざしでつなぐ連作ミステリー。身近な日常の手触りを失わない会話と、意外な場所へつながる謎の運びも楽しめる。
『こころげそう』(初刊:2008年1月)
江戸の小間物屋「大和屋」の若だんな千之助と妹の於ふじが、神田川で亡くなった。事故か事件かも定かでない中、幼い頃から兄妹と親しかった下っ引きの宇多は、密かに思いを寄せていた於ふじのため真相を追う。折しも、ある長屋に幽霊が出るとの噂が広まり、親分の命で調べに向かった宇多の前へ、於ふじの幽霊が現れる。だが本人にも、自分がなぜ死んだのか分からないという。幼なじみたちの恋心と記憶をたどるほど、見慣れた町の人間関係は別の顔を見せ始める。死者の言葉を手がかりに、届かなかった思いと二人の死の謎へ迫る江戸青春ミステリー。時代の暮らしを映す細やかな描写と、登場人物たちの生き生きとした会話も魅力となっている。
『つくも神さん、お茶ください』(初刊:2009年12月)
「しゃばけ」シリーズを生み出した畠中恵は、どんな日常から妖と人が行き交う物語を紡いできたのか。遅咲きのデビューに至るまで、妖との最初の出会い、愛してやまない本や映画、創作の苦労と楽しさ、今は亡き小説の師への思いを率直に語る。心配性な一面、弱点との付き合い方、ストレスをやり過ごす工夫、旅先や食べ物の記憶など、作品の奥にいる作家の素顔も満載。お江戸の想像世界と現代の暮らしを軽やかに往復しながら、物語を作る喜びや本への愛情を分かち合う。可笑しく、親しみやすく、ときにしみじみと心へ残る、著者初のエッセイ集。創作の舞台裏や江戸文化へのまなざしから、物語を支える作者の好奇心が伝わってくる。
『ちょちょら』(初刊:2011年3月)
兄の突然の自刃を受け、間野新之介は貧しい多々良木藩の江戸留守居役を引き継ぐ。幕府と国元をつなぐ役目は、接待、付け届け、情報集め、人脈づくりの連続。世間知らずの新之介は先輩留守居役たちにしごかれながら、武芸だけでは通らない江戸の政治を懸命に学んでいく。そんな折、藩へ莫大な負担を強いる「お手伝い普請」の情報が飛び込んだ。このままでは困窮する国元が立ちゆかない。兄が死を選んだ理由や思い人の行く末にも悩みつつ、新之介は普請を回避するため知恵と義理の網を駆け回る。若き藩士の痛快なお仕事時代小説。時代の暮らしを映す細やかな描写と、登場人物たちの生き生きとした会話も魅力となっている。
『けさくしゃ』(初刊:2012年11月)
二百俵取りの旗本・柳亭種彦は、腕っぷしこそ弱いが役者と見紛う美男で、芝居や本を愛する無類の趣味人。その語りの才に目をつけた版元・山青堂は、種彦の戯作で一山当てようと執筆を持ちかける。渋々筆を執った種彦は、やがて物語を作り読者を沸かせる喜びの虜に。だが売れっ子になるほど、武士の身分、幕府の目、版元や仲間との義理が重くのしかかり、世に出した作品が自らの身を危うくしていく。実在の人気作家の若き日をもとに、創作の熱と出版の駆け引き、本を愛する者たちの友情を痛快に描く時代エンターテインメント。時代の暮らしを映す細やかな描写と、登場人物たちの生き生きとした会話も魅力となっている。
『うずら大名』(初刊:2015年9月)
自らを大名と称する有月は、供も連れず江戸の町を気ままに歩く風変わりな男。ある日、泣き虫の村名主・吉之助と出会い、勇ましい鶉の佐久夜まで仲間に加わったことから、奇妙な騒動へ次々と首を突っ込むことになる。盗まれた品、怪しい企み、思いもよらない人の縁。頼りなげな吉之助には隠れた粘り強さがあり、愛らしい佐久夜は小さな体で一行を叱咤する。身分も性格もばらばらな三人が知恵と度胸を持ち寄れば、江戸を揺るがす難題にも道が開ける。笑いと人情、軽快な謎解きが連なる痛快時代エンターテインメント。時代の暮らしを映す細やかな描写と、登場人物たちの生き生きとした会話も魅力となっている。
『わが殿 上』(初刊:2019年11月)
越前大野藩の藩主・土井利忠に仕える内山七郎右衛門は、膨大な借財を抱えた藩の窮状を知る。年貢だけでは立ち行かず、家臣も領民も苦しむなか、利忠は藩を根本から立て直す覚悟を決めた。七郎右衛門は主君の命を受け、倹約、産業の育成、商いの工夫と、武士の常識を越える改革へ乗り出す。だが古い慣習を守ろうとする者、利害を損なう商人、幕府の思惑が行く手を阻む。志だけでは人も金も動かない難事に、主従は知恵と信頼で挑めるのか。実在の藩政改革を熱く描く歴史小説。時代の暮らしを映す細やかな描写と、登場人物たちの生き生きとした会話も魅力となっている。それぞれの決断が交差する先に、人と人との確かな結びつきが浮かび上がる。(上巻)。
『わが殿 下』(初刊:2019年11月)
借財に沈んだ越前大野藩を救うため、藩主・土井利忠と内山七郎右衛門ら家臣は改革を進めてきた。藩営商店や特産品の開発で成果が見え始める一方、黒船来航によって日本そのものが揺れ、小藩にも海防と新時代への対応が迫られる。財政を立て直すだけでなく、人材を育て、情報を集め、世界へ目を向けなければ藩は生き残れない。反発や失敗を乗り越え、利忠の理想を現実へ変えようと奔走する七郎右衛門。主君と家臣、領民が未来を選び取る姿を、史実をもとに力強く描く歴史小説。時代の暮らしを映す細やかな描写と、登場人物たちの生き生きとした会話も魅力となっている。それぞれの決断が交差する先に、人と人との確かな結びつきが浮かび上がる。(下巻)。
『御坊日々』(初刊:2021年11月)
明治二十年。寺を離れ、市場で相場を張りながら暮らす僧の冬伯は、弟子とともに町の人々の相談を引き受けている。料理屋に出るという幽霊、金や家族をめぐる揉め事、言葉にできない後悔。理屈だけでは片づかない悩みに、冬伯は世慣れた観察眼と仏の教えを携えて向き合う。一方、その胸には師の死にまつわる疑問が残っていた。人の欲が渦巻く市場と、祈りの静けさを往復しながら、相談の奥にある真実を解くほど、過去の謎にも近づいていく。型破りな僧と弟子の毎日を、怪異と人情を交えて描く明治時代小説。時代の暮らしを映す細やかな描写と、登場人物たちの生き生きとした会話も魅力となっている。それぞれの決断が交差する先に、人と人との確かな結びつきが浮かび上がる。
『忍びの副業 上』(初刊:2023年3月)
江戸城の警護にあたる御家人・滝川弥九郎は、甲賀忍びの末裔。だが泰平の世に忍術を使う機会はなく、少ない俸禄で家族を養うため内職に精を出す毎日だった。先祖から伝わる技は時代遅れなのか。そう思っていた矢先、城内で不穏な動きが起こり、弥九郎へ人知れぬ役目が下される。表向きは何事もない大奥や西之丸の奥で、誰が何を企んでいるのか。同じ忍びの血を引く者たちの思惑も絡み、眠っていた技と覚悟が試される。平凡な勤番侍が「副業」の忍びとして危機へ挑む痛快時代活劇。時代の暮らしを映す細やかな描写と、登場人物たちの生き生きとした会話も魅力となっている。それぞれの決断が交差する先に、人と人との確かな結びつきが浮かび上がる。(上巻)。
『忍びの副業 下』(初刊:2023年3月)
甲賀忍びの末裔である御家人・滝川弥九郎は、江戸城を守る密命を受け、仲間とともに警戒を強める。やがて西之丸で呪いの札や毒にまつわる事件が続き、将軍家の世継ぎに危険が迫っていることが明らかになる。敵は伊賀の者なのか、御庭番なのか、それとも城内に潜む別の刺客なのか。味方にさえ秘密を抱える者がいるなか、弥九郎は忍びの技だけでなく、御家人としての忠義と家族を守る覚悟を問われる。幾重もの策が交差する江戸城で、名もなき忍びたちの攻防が決着へ向かう時代活劇。時代の暮らしを映す細やかな描写と、登場人物たちの生き生きとした会話も魅力となっている。それぞれの決断が交差する先に、人と人との確かな結びつきが浮かび上がる。(下巻)。
『まろ丸伊勢参り』(初刊:2025年8月)
お蔭参りの熱気が広がる年、大坂の大店から、六歳の娘・結を跡取りとして迎えたいという話が届く。幼い結を伊勢へ送り届ける役目を託されたのは、叔父の九郎。愛犬のまろ丸も一緒に、江戸から西への長い旅が始まった。だが大勢の参詣人で混み合う道中では、迷子、盗難、怪しい旅人など思わぬ騒動が待ち受ける。結は本当に見知らぬ家を継ぐことを望んでいるのか。九郎は少女の不安を受け止めながら、旅先で出会う人々の事情を解き、無事に目的地を目指す。元気な子どもと忠犬の成長を描く、笑いと人情の道中時代小説。時代の暮らしを映す細やかな描写と、登場人物たちの生き生きとした会話も魅力となっている。