荻原規子のシリーズ作品一覧
勾玉シリーズ(3作)
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『空色勾玉』(初刊:1988年8月)
西の善き魔女シリーズ(8作)
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『西の善き魔女1 セラフィールドの少女』(初刊:1997年9月)
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『西の善き魔女2 秘密の花園』(初刊:1997年11月)
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『西の善き魔女3 薔薇の名前』(初刊:1998年4月)
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『西の善き魔女4 世界のかなたの森』(初刊:1998年11月)
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『西の善き魔女5 闇の左手』(初刊:1999年5月)
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『西の善き魔女6 金の糸紡げば』(初刊:2000年1月)
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『西の善き魔女7 銀の鳥 プラチナの鳥』(初刊:2000年9月)
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『西の善き魔女8 真昼の星迷走』(初刊:2003年5月)
RDG レッドデータガールシリーズ(7作)
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『RDG レッドデータガール はじめてのお使い』(初刊:2008年7月)
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『RDG2 レッドデータガール はじめてのお化粧』(初刊:2009年5月)
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『RDG3 レッドデータガール 夏休みの過ごしかた』(初刊:2010年5月)
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『RDG4 レッドデータガール 世界遺産の少女』(初刊:2011年5月)
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『RDG5 レッドデータガール 学園の一番長い日』(初刊:2011年10月)
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『RDG6 レッドデータガール 星降る夜に願うこと』(初刊:2012年11月)
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『RDG レッドデータガール 氷の靴 ガラスの靴』 外伝(初刊:2017年12月)
源氏物語シリーズ(5作)
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『源氏物語 紫の結び 1』(初刊:2013年8月)
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『源氏物語 紫の結び 2』(初刊:2013年12月)
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『源氏物語 紫の結び 3』(初刊:2014年1月)
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『源氏物語 宇治の結び 上』(初刊:2017年4月)『源氏物語 宇治の結び 下』(初刊:2017年4月)
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『源氏物語 つる花の結び 上』(初刊:2018年6月)『源氏物語 つる花の結び 下』(初刊:2018年6月)
エチュード春一番シリーズ(3作)
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『エチュード春一番 第一曲 小犬のプレリュード』(初刊:2016年1月)
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『エチュード春一番 第二曲 三日月のボレロ』(初刊:2016年7月)
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『エチュード春一番 第三曲 幻想組曲 [狼]』(初刊:2021年8月)
荻原規子のノンシリーズ(単発)作品一覧(刊行順)
『これは王国のかぎ』(初刊:1993年10月)
失恋の痛手を抱えた十五歳の上田ひろみは、「今の自分ではないものになりたい」と願った途端、見知らぬ砂漠の世界で魔神族ジンの姿になっていた。少年ハールーンに助けられ、ジャニと名付けられたひろみは、彼とともに都を目指す。だがハールーンの正体は、王位継承争いから逃れてきた王子。行く手には追っ手が迫り、王国の命運を左右する「かぎ」と、行方知れずの兄王子をめぐる謎が待ち受けていた。『アラビアン・ナイト』の物語世界を舞台に、変身した少女が自分の力と心を見つめ直す冒険ファンタジー。異国の都、空飛ぶじゅうたん、魔法と陰謀を軽やかに織り込み、恋と成長を描く。短編「王子の打ち明け話」も収録。
『樹上のゆりかご』(初刊:2002年5月)
かつて男子校だった伝統が残る都立辰川高校。二年生の上田ひろみは、合唱祭で指揮者の代役を務めたことをきっかけに、美しく人目を引く同級生・有理と親しくなる。文化祭、体育祭へ向けて学校全体が熱を帯びる一方、生徒会には脅迫状が届き、周囲では偶然とは思えない事故が続く。名前も顔もはっきりしない何者かの悪意が、校舎の奥から少しずつ姿を現していく。生徒を守り育てる「ゆりかご」であるはずの学校は、本当に安全な場所なのか。揺れる友情と恋、集団の空気に潜む危うさを、ひろみの視点から繊細に描く青春学園サスペンス。書き下ろし短編「週一の時間」も収録し、日常の底の不安を静かにすくい上げる。
『風神秘抄 上』(初刊:2005年5月)
『空色勾玉』の世界に連なる物語・上巻。平安末期、源氏方の十六歳の武者・草十郎は、野山でひとり笛を吹くことを好む孤独な若者だった。敬愛した源義平の死に絶望する彼の前に現れたのは、義平の魂を鎮めるために舞う少女・糸世。草十郎が笛を奏で、糸世が舞うと、その場には風を呼び、人の心を揺さぶる不思議な〈力〉が生まれる。戦に敗れた者たちが散り、武士と宮廷の思惑が交錯する時代に、二人の芸能は思いがけない人々の目を引いていく。笛と舞によって結ばれた若者たちは、権力に利用されず自分たちの生を選べるのか。歴史の転換期を背景に、芸能の力と波乱の恋を描く、音楽が情景を彩る和風ファンタジー。
『風神秘抄 下』(初刊:2005年5月)
『空色勾玉』の世界に連なる物語・下巻。天性の舞姫・糸世と笛の名手・草十郎が共に生み出す〈力〉を知った上皇は、自分のために舞い、笛を奏でるよう二人に命じる。権力の前で自由を奪われた舞台のさなか、糸世は神隠しに遭ったかのように姿を消してしまう。残された草十郎は、鳥たちの声とわずかな手がかりを頼りに、彼女を追って都の外へ。旅はしだいに人の世の境を越え、目に見えないものが息づく領域へ踏み込んでいく。愛する人を取り戻すため、草十郎は笛に宿る力と自らの覚悟を試される。平安末期の史実と伝承を重ね、恋する二人の選択と、芸能が魂を結ぶ瞬間を壮麗に描く完結編。深い余韻を残す。
『ファンタジーのDNA』(初刊:2006年11月)
『空色勾玉』から独自の和製ファンタジーを切り開いた荻原規子が、自身の物語を育んだ本や映像作品をたどる評論・エッセイ集。『ナルニア国物語』や『指輪物語』をはじめ、宮崎駿のアニメーション、コードウェイナー・スミスのSFなど、多彩な作品の魅力を一人の熱心な読者として語る。幼い頃の読書体験がどのように想像力の土台となり、古典や神話への関心と結びつき、自作の世界へ流れ込んでいったのか。作品を読み解く鋭い視点と、好きな物語への率直な喜びから、ファンタジーを読む楽しさ、書く面白さが伝わってくる。著者の創作の源を知りたい人にも、新しい本との出会いを求める人にも格好の案内書。
『グリフィンとお茶を ファンタジーに見る動物たち』(初刊:2012年2月)
物語のなかで出会った動物たちは、なぜいつまでも心に残るのだろう。荻原規子が、幼い頃から親しんできた児童文学やファンタジーを振り返り、人と動物、現実と想像世界を結ぶ存在について語るエッセイ集。犬や猫、馬といった身近な動物から、狼、熊、そしてグリフィンのような幻獣まで、多彩な作品に描かれた生きものの姿を読み解く。動物は主人公の友であるだけでなく、言葉の通じない他者や、野生、変身への憧れを映す鏡でもある。愛読書への温かな思いと、物語作家ならではの鋭い視点が、新旧の名作へ読者を誘う。ファンタジーが心にもたらすものを、動物たちとの出会いから考える、名作を読み返したくなる読書案内。
『あまねく神竜住まう国』(初刊:2015年2月)
平治の乱に敗れ、伊豆へただ一人流された源頼朝は、まだ十代の少年だった。土地の豪族から疎まれ、命を狙われる日々のなかで、生きる希望を失いかけている。そんな頼朝のもとへ、意外な客が訪れる。かつて不思議な方法で彼の命をつないだ笛の名手・草十郎と、その妻である舞姫・糸世。二人もまた、人の力では測れない導きによって伊豆へ引き寄せられていた。地の底には、この土地を守る神竜が眠り、人々の思惑と古い力が絡み合う。流人の少年は、異郷を自分の生きる場所に変えられるのか。『風神秘抄』の人物たちと若き頼朝を結び、史実の隙間に土地神の伝承を織り込む。土地の記憶が鮮やかに立ち上がる歴史ファンタジー。
『もうひとつの空の飛び方 『枕草子』から『ナルニア国』まで』(初刊:2020年7月)
物語作家・荻原規子は、どんな本に心を動かされ、どのように自分だけの物語世界を築いたのか。『赤毛のアン』と『枕草子』の意外な響き合い、『十二国記』や佐藤さとるのコロボックル物語、『ナルニア国物語』など、長く愛してきた作品を読み直しながら、想像力が羽ばたく瞬間を語るエッセイ・読書案内。デビュー作『空色勾玉』を生み出した経験や、古典を現代の物語として読む面白さ、ファンタジーを書くことへの思いも率直につづられる。名作の魅力を新しい角度から知りたい読者にも、創作の舞台裏に触れたい読者にもおすすめ。読むことが、現実とは別の空を飛ぶ力になると教え、創作への勇気もくれる一冊。