濱嘉之の作品一覧

49作品を表示

警視庁情報官 シークレット・オフィサー 初刊:2007年12月 警視庁情報官シリーズ 警察 長編 Amazonで見る
あらすじ・書籍情報を開く 書籍情報を閉じる
あらすじ

警視庁情報室――表に出ない情報を集め、犯罪の芽を摘むプロ集団に、一通の怪文書が届く。エース情報官・黒田純一は、断片的な噂や人脈をつなぎ、政界、官界、財界、さらには世界的宗教団体まで巻き込む巨大な疑惑を察知する。逮捕状も家宅捜索もない段階で、武器となるのは人を見る眼と情報を読み解く感覚だけ。組織の壁や思惑が立ちはだかるなか、黒田と情報室の仲間たちは、姿の見えない敵をどう追い詰めるのか。公安捜査の緊張と情報戦の奥深さを描く、警視庁情報官シリーズ第1巻。表立った強制捜査ではなく、雑談や観察から真相へ近づく過程が、情報官という仕事の孤独と誇りを鮮やかに浮かび上がらせる。

書籍情報

警視庁情報官 シークレット・オフィサー <講談社文庫>

発売日:2010年11月12日

警視庁情報官シリーズ 長編
警視庁情報官 ハニートラップ 初刊:2009年4月 警視庁情報官シリーズ 警察 長編 Amazonで見る
あらすじ・書籍情報を開く 書籍情報を閉じる
あらすじ

国防に関わる機密が、どこからか国外へ流れている。漏洩の糸口を追う警視庁情報室トップの黒田純一は、日本の要人を色仕掛けで絡め取る「ハニートラップ」の存在に行き着く。防衛、警察、政界へと延びる複数のルートは、過去と現在をまたいで複雑に交差し、誰が誘惑され、誰が利用されているのかさえ見えない。相手の欲望と弱点を読み、集めた情報を即座に使える形へ変える黒田たち。国家の危機管理の盲点を突く見えない罠を、彼らは断ち切れるのか。警視庁情報官シリーズ第2巻。誘惑された側の秘密を暴くだけでは国家は守れない。人間の弱さまで計算に入れた相手に、黒田の洞察と部下たちの粘りが試される。

書籍情報

警視庁情報官 ハニートラップ <講談社文庫>

発売日:2011年4月15日

警視庁情報官シリーズ 長編
電子の標的 警視庁特別捜査官・藤江康央 初刊:2009年9月 単発(ノンシリーズ) 警察 長編 Amazonで見る
あらすじ・書籍情報を開く 書籍情報を閉じる
あらすじ

大手流通企業の幹部の息子が誘拐され、巨額の身代金が要求された。警視庁捜査一課の特別捜査室を率いる藤江康央は、現場の勘だけに頼らず、交通系ICカード、Nシステム、監視カメラ、衛星情報を組み合わせ、犯人の移動を電子の網に捉えようとする。華やかな一族の内情、転落した大企業、テレビ局幹部の思惑が絡み、単純な営利誘拐ではない影が浮かび上がる。刻々と迫る期限のなか、断片的なデータは救出への道筋を示すのか。科学と情報分析が捜査の常識を塗り替える警察サスペンス。画面に残る無数の痕跡から一人の動きを再現する捜査は、便利な都市そのものを追跡装置へ変えていく。その網の先に待つ真相とは。

書籍情報

電子の標的 警視庁特別捜査官・藤江康央 <講談社文庫>

発売日:2013年1月16日

長編
鬼手 世田谷駐在刑事・小林健 初刊:2010年6月 単発(ノンシリーズ) 警察 長編 Amazonで見る
あらすじ・書籍情報を開く 書籍情報を閉じる
あらすじ

高級住宅地の学園前駐在所を守る小林健は、住民には穏やかな駐在さんとして親しまれている。だがその正体は、暴力団捜査で全国に名を知られた「鬼コバ」だった。芸能人やIT長者と裏社会のつながりを摘発してきた小林の前に、長く解決されていない一家殺人事件が立ちはだかる。地域の小さな異変を見逃さない目、築き上げた情報網、そして家族を思う心。駐在所の日常と組織犯罪捜査が交錯するなか、過去の惨劇を覆う偽りが少しずつ剥がれていく。現場の執念と家族の絆を描く警察小説。地域住民の相談に耳を傾ける日常が、凶悪事件を解く重要な手がかりへ変わる。家庭人と捜査官、二つの顔を持つ男の覚悟が胸を打つ。

書籍情報

鬼手 世田谷駐在刑事・小林健 <講談社文庫>

発売日:2012年2月

長編
完全黙秘 警視庁公安部・青山望 初刊:2011年9月 警視庁公安部・青山望シリーズ 警察 長編 Amazonで見る
あらすじ・書籍情報を開く 書籍情報を閉じる
あらすじ

財務大臣が人々の目前で刺殺され、逮捕された男は名も目的も語らず完全黙秘を貫く。警察庁長官の特命を受けた公安部警部・青山望は、過去にも似た事件があったことを知り、通常捜査とは別の角度から男の背景を探り始める。福岡、京都、歌舞伎町、永田町へと伸びる線の先には、政治家、暴力団、芸能界が絡む戦後以来の闇が潜んでいた。刑事、組織犯罪対策、捜査二課にいる警察学校同期三人との連携を武器に、青山は沈黙が守る秘密へ迫る。警視庁公安部・青山望シリーズ第1巻。犯人が語らないほど、周囲の証言と古い記録が雄弁になる。部署を越えた友情が、縦割り組織では見落とされる悪の輪郭を照らし出す。

書籍情報

完全黙秘 警視庁公安部・青山望 <文春文庫>

発売日:2011年9月2日

警視庁公安部・青山望シリーズ 長編
警視庁情報官 トリックスター 初刊:2011年11月 警視庁情報官シリーズ 警察 長編 Amazonで見る
あらすじ・書籍情報を開く 書籍情報を閉じる
あらすじ

汚れた詐欺師たちが、業界や国境を越えて手を結んでいるのではないか。警視庁情報室の黒田純一は、ばらばらに見える詐欺事件を洗い直し、基幹産業、自衛隊、大物代議士、新興宗教まで巻き込む連鎖を察知する。財閥夫人、宗教家、政治家らの言葉の裏を読み、金と人脈の流れをたどるほど、巧みに役を演じる「トリックスター」の姿は遠のいていく。誰が操り、誰が騙されているのか。情報を結び合わせて巨大な虚構を崩そうとする黒田の知略が冴える、警視庁情報官シリーズ第3巻。欲望を餌に近づき、信頼そのものを商品にする詐欺の恐ろしさ。複数の嘘が一つの筋書きへ変わる瞬間まで、緊張は途切れない。組織の論理と個人の正義がぶつかる展開に、最後まで目が離せない。

書籍情報

警視庁情報官 トリックスター <講談社文庫>

発売日:2011年11月15日

警視庁情報官シリーズ 長編
列島融解 初刊:2012年3月 単発(ノンシリーズ) 政治 長編 Amazonで見る
あらすじ・書籍情報を開く 書籍情報を閉じる
あらすじ

未曾有の大震災を経験した日本では、原子力発電の行方、代替エネルギーの確保、停滞する経済の立て直しが待ったなしの課題となっていた。電力会社社員から衆議院議員へ転じた小川正人は、現場で得た知識を武器に、国の根幹を左右するエネルギー政策へ挑む。新政権下で動く政界と財界、企業買収をめぐる思惑、情報を握る者たちの駆け引き。安全と成長を両立させる道はあるのか。理想だけでは動かない権力の中枢で、若き議員が信念を貫き、この国の未来図を描き直そうとする緊迫の政治経済小説。災害後の不安と政権交代の熱気を背景に、政策が生活と産業をどう変えるかを問いかける。国を立て直すという言葉の重みが迫る。

書籍情報

列島融解 <講談社文庫>

発売日:2013年3月15日

長編
政界汚染 警視庁公安部・青山望 初刊:2012年3月 警視庁公安部・青山望シリーズ 警察 長編 Amazonで見る
あらすじ・書籍情報を開く 書籍情報を閉じる
あらすじ

繰上当選した参議院議員の周辺で、不自然な死が相次ぐ。川に浮かんだ片腕、不可解な交通事故――偶然では片づけられない連鎖を追う公安部警部・青山望の前に、選挙ブローカー、刀匠、中国人鍼灸師、暴力団が現れる。無関係に見えた人物たちは、やがて財界と政界を動かす巨大な権力へ結びついていく。捜査一課、捜査二課、組織犯罪対策部で働く同期たちと情報を持ち寄り、青山は選挙と金にまみれた闇を切り崩せるのか。警視庁公安部・青山望シリーズ第2巻。選挙で選ばれた権力の周囲に集まる者たちを、一人ずつ丹念に洗う公安捜査。次の犠牲を防ぐため、青山は政治の聖域へ踏み込む。ニュースの向こうに潜む危機を描き、現代をどう守るかを鋭く問いかける。

書籍情報

政界汚染 警視庁公安部・青山望 <文春文庫>

発売日:2012年3月9日

警視庁公安部・青山望シリーズ 長編
警視庁情報官 ブラックドナー 初刊:2012年10月 警視庁情報官シリーズ 警察 長編 Amazonで見る
あらすじ・書籍情報を開く 書籍情報を閉じる
あらすじ

休暇中のハワイで、黒田純一は入国を禁じられているはずの暴力団組長・宝田を目撃する。体調不良と噂された男は、米国で臓器移植を受けていた。違法な移植を可能にしたのは誰か。黒田は臓器密売の国際ルートを疑い、自らマニラへ飛ぶ一方、部下をロサンゼルスとアモイへ潜入させる。富裕層の命を救う陰で、貧しい人々の身体が商品として扱われる冷酷な仕組み。国境と組織の壁を越え、黒田チームの情報網が巨大な闇へ迫る。警視庁情報官シリーズ第4巻。移植を待つ人々の切実さが犯罪者の利益へすり替えられるとき、命の値段は誰が決めるのか。世界をまたぐ追跡が倫理の境界を問う。現場を知る著者ならではの迫真の描写が、読者を事件のただ中へ引き込む。

書籍情報

警視庁情報官 ブラックドナー <講談社文庫>

発売日:2012年10月16日

警視庁情報官シリーズ 長編
報復連鎖 警視庁公安部・青山望 初刊:2013年3月 警視庁公安部・青山望シリーズ 警察 長編 Amazonで見る
あらすじ・書籍情報を開く 書籍情報を閉じる
あらすじ

所轄の課長へ異動した青山望と警察学校同期の三人は、それぞれの管内で凶悪化する半グレ集団の影に直面する。元暴走族の若者たちは従来の暴力団の枠に収まらず、中国マフィアと結びついて犯罪を拡大していた。報復が新たな報復を呼び、繁華街から地域社会へ暴力の連鎖が広がるなか、警察内部の縦割りも捜査を阻む。離れた部署にいる四人は、培った信頼と情報交換で裏社会の結節点を探り出せるのか。現代型組織犯罪の脅威を描く、警視庁公安部・青山望シリーズ第3巻。肩書も捜査手法も変わった同期たちは、現場で得た小さな情報を再び結び合わせる。新旧の裏社会が衝突する都市で友情が力となる。組織の論理と個人の正義がぶつかる展開に、最後まで目が離せない。

書籍情報

報復連鎖 警視庁公安部・青山望 <文春文庫>

発売日:2013年3月8日

警視庁公安部・青山望シリーズ 長編
オメガ 警察庁諜報課 初刊:2013年6月 オメガシリーズ 警察 長編 Amazonで見る
あらすじ・書籍情報を開く 書籍情報を閉じる
あらすじ

海外支局を持つ警察庁の国際諜報組織、通称「オメガ」。北京支局香港分室に赴任した捜査官・榊冴子は、人民解放軍の影響下にある麻薬精製工場を破壊せよという危険な任務を命じられる。監視と密告が渦巻く土地で、頼れるのは限られた協力者と自らの判断だけ。ハッカーの力も借りながら計画を進める冴子だが、組織内外の思惑が交錯し、予期せぬ横槍が入る。情報収集の一歩先にある非合法工作の世界で、彼女は任務と良心をどう両立させるのか。オメガシリーズ第1巻。美貌や語学力さえ任務の道具にされる世界で、冴子は標的の懐へ入り込む。成功しても名を残せない工作員の危うい日常が迫る。情報の断片が一つの構図へ変わる瞬間まで、緊張が途切れることはない。

書籍情報

オメガ 警察庁諜報課 <講談社文庫>

発売日:2013年6月14日

オメガシリーズ 長編
機密漏洩 警視庁公安部・青山望 初刊:2013年8月 警視庁公安部・青山望シリーズ 警察 長編 Amazonで見る
あらすじ・書籍情報を開く 書籍情報を閉じる
あらすじ

長崎県平戸に流れ着いた難破船から、中国人五人の遺体が見つかった。海難事故では説明できない傷と船の来歴に疑問を抱いた青山望は、公安の視点から中国につながるルートを洗い始める。覚醒剤、反社会勢力のフロント企業、巨大な娯楽利権、宗教と政治、そして日本企業から流れ出す重要情報。別々の問題に見えた断片は、やがて国境を越える闇組織へ収束していく。同期の三人と連携し、組織の隙間から漏れる機密と死者の謎を追う、警視庁公安部・青山望シリーズ第4巻。漂着船に残された沈黙の証拠が、国内で進む経済侵食を告げる。事件と国際情勢を同時に読む青山の視線が、巨大な企みを暴いていく。社会の裏側を照らす緻密な取材と人物描写が、物語に確かな重みを与える。

書籍情報

機密漏洩 警視庁公安部・青山望 <文春文庫>

発売日:2013年8月6日

警視庁公安部・青山望シリーズ 長編
警視庁情報官 サイバージハード 初刊:2014年1月 警視庁情報官シリーズ 警察 長編 Amazonで見る
あらすじ・書籍情報を開く 書籍情報を閉じる
あらすじ

欧米の金融機関に続き、秋葉原駅前の銀行ATMがハッキングされ、多額の現金が一斉に引き出された。万世橋署を率いる黒田純一は、単なる金銭目的の犯罪ではなく、世界規模のサイバーテロを疑う。攻撃の背後に宗教的な動機を見た黒田は、見えない実行犯を追って海外へ。電子空間から現実の金融網へ侵入する敵の真の標的は何か。国境をまたぐ資金、人脈、思想を結びつける情報分析によって、次の攻撃を阻止できるのか。警視庁情報官シリーズ第5巻。一つの端末への侵入が社会インフラ全体の危機へつながる時代。黒田は技術だけでなく、犯人を動かす信仰と憎悪の源まで探る。ニュースの向こうに潜む危機を描き、現代をどう守るかを鋭く問いかける。

書籍情報

警視庁情報官 サイバージハード <講談社文庫>

発売日:2014年1月16日

警視庁情報官シリーズ 長編
濁流資金 警視庁公安部・青山望 初刊:2014年9月 警視庁公安部・青山望シリーズ 警察 長編 Amazonで見る
あらすじ・書籍情報を開く 書籍情報を閉じる
あらすじ

仮想通貨取引所の社長が殺され、政財界の将来を担う人物たちも相次いで不審な死を遂げる。警視庁本部へ戻った青山望は、一見無関係な二つの事件に共通する資金の流れを感じ取る。実体の見えない通貨、表と裏の権力者、海外へ延びる人脈。金の動きを追うほど、事件の背後には日本社会を揺るがす大きな陰謀が浮かび上がる。刑事、組織犯罪対策、捜査二課の同期と情報を共有し、青山は濁流のように姿を変える闇の資金を止められるのか。警視庁公安部・青山望シリーズ第5巻。追跡不能と思われたデジタル資産にも、必ず人間の欲と痕跡が残る。青山たちの地道な捜査が、華やかな成功者の仮面を剥がしていく。

書籍情報

濁流資金 警視庁公安部・青山望 <文春文庫>

発売日:2014年9月2日

警視庁公安部・青山望シリーズ 長編
オメガ 対中工作 初刊:2014年11月 オメガシリーズ 警察 長編 Amazonで見る
あらすじ・書籍情報を開く 書籍情報を閉じる
あらすじ

香港を拠点に国際工作へ挑む警察庁諜報課「オメガ」の榊冴子。新たな任務は、日本国内へ深く入り込む中国の情報活動を見抜き、その狙いを阻止することだった。政府機関、企業、裏社会へ張り巡らされた協力者の網は、正規の捜査だけでは届かない領域にある。冴子は現地の人脈と高度な情報技術を駆使し、味方か敵か判然としない者たちの間を進む。国家の命令と個人の信念がせめぎ合うなか、対中工作の奥に隠された企図とは何か。国際諜報の非情さを描く、オメガシリーズ第2巻。銃撃戦より静かで、失敗すれば外交問題となる諜報戦。冴子の選択一つが国家間の均衡を変えかねない緊迫感が全編を貫く。組織の論理と個人の正義がぶつかる展開に、最後まで目が離せない。

書籍情報

オメガ 対中工作 <講談社文庫>

発売日:2014年11月14日

オメガシリーズ 長編
電光石火 内閣官房長官・小山内和博 初刊:2015年1月 単発(ノンシリーズ) 政治 長編 Amazonで見る
あらすじ・書籍情報を開く 書籍情報を閉じる
あらすじ

国の危機に際し、官邸は何を知り、誰が決断するのか。内閣官房長官・小山内和博は、番記者との対話や官僚から上がる情報を読み解き、政権を揺さぶる課題へ電光石火で手を打っていく。東日本大震災と原発事故の教訓、復興、外交、霞が関の人事、党内の駆け引き。正解が一つではない難題の連続に、世論と国益、政治家の思惑が重なる。表舞台の言葉と密室の判断の間で、小山内はいかに日本再生への道筋をつけるのか。首相官邸の意思決定を内側から描く政治サスペンス。記者会見の短い答弁の裏で、膨大な調整と決断が積み重なる。権力を使う責任と、政治家が孤独に下す判断の舞台裏が見えてくる。情報の断片が一つの構図へ変わる瞬間まで、緊張が途切れることはない。

書籍情報

電光石火 内閣官房長官・小山内和博 <文春文庫>

発売日:2015年1月5日

長編
ヒトイチ 警視庁人事一課監察係 初刊:2015年5月 ヒトイチシリーズ 警察 長編 Amazonで見る
あらすじ・書籍情報を開く 書籍情報を閉じる
あらすじ

警視庁人事一課監察係、通称「ヒトイチ」。若手監察係長・榎本博史の仕事は、同じ警察官の不正を暴くことだ。大組織の片隅で囁かれる噂、匿名の内部告発、数字に残らない違和感を拾い、対象者の生活と人間関係を徹底して洗う。だが疑いの目を向ける相手は、昨日まで共に働いていた仲間かもしれない。正義のための監察は、組織を守るのか、それとも人を追い詰めるのか。三つの事件を通して、警察内部の論理と榎本の葛藤を描く緊迫の連作短編集、ヒトイチシリーズ第1巻。調べる側もまた組織から監視され、私情を挟めば判断を誤る。証拠と噂の境を慎重に見極める、派手さのない捜査の凄みが光る。社会の裏側を照らす緻密な取材と人物描写が、物語に確かな重みを与える。

書籍情報

ヒトイチ 警視庁人事一課監察係 <講談社文庫>

発売日:2015年5月15日

ヒトイチシリーズ 長編
巨悪利権 警視庁公安部・青山望 初刊:2015年10月 警視庁公安部・青山望シリーズ 警察 長編 Amazonで見る
あらすじ・書籍情報を開く 書籍情報を閉じる
あらすじ

大分・湯布院の温泉地で、九州裏社会の大物・相良陽一が不可解な方法で殺された。凶器の正体を追う青山望は、事件の背後に日本の政財界へ影響を及ぼす巨大宗教団体と、黒幕・神宮寺武人の存在を感じ取る。捜査の舞台は京都、福岡へ広がり、チャイニーズマフィアまで参入。殺人、利権、信仰、暴力が一つの構図を形づくっていく。同期カルテットの情報力を結集し、公安は国を内側から動かす巨悪へどこまで迫れるのか。警視庁公安部・青山望シリーズ第6巻。土地ごとの人脈と古い因縁をたどるうち、犯罪は全国規模の支配構造へ広がる。青山と神宮寺、長く続く対決が大きく動き出す。ニュースの向こうに潜む危機を描き、現代をどう守るかを鋭く問いかける。

書籍情報

巨悪利権 警視庁公安部・青山望 <文春文庫>

発売日:2015年10月9日

警視庁公安部・青山望シリーズ 長編
ヒトイチ 画像解析 警視庁人事一課監察係 初刊:2015年11月 ヒトイチシリーズ 警察 長編 Amazonで見る
あらすじ・書籍情報を開く 書籍情報を閉じる
あらすじ

蒲田署内で腕利きの巡査部長が拳銃自殺した。彼は強姦・痴漢事件の犯人を追い詰めていた最中だった。警視庁人事一課監察係の榎本博史は、身内の不祥事として早々に処理されかねない死に疑問を抱き、独自に調査を開始する。警察のデータサーバーに集められた防犯カメラ映像を解析すると、公式記録とは食い違う驚くべき像が浮かび上がる。沈黙する同僚、組織を守ろうとする力、被害者の声。警察が警察を追う緊張を三つの事件で描く、ヒトイチシリーズ第2巻。映像は客観的に見えても、切り取る者の意図で意味が変わる。榎本は記録の死角と証言の食い違いを突き、死者が遺した訴えを拾う。現場を知る著者ならではの迫真の描写が、読者を事件のただ中へ引き込む。

書籍情報

ヒトイチ 画像解析 警視庁人事一課監察係 <講談社文庫>

発売日:2015年11月13日

ヒトイチシリーズ 長編
頂上決戦 警視庁公安部・青山望 初刊:2016年1月 警視庁公安部・青山望シリーズ 警察 長編 Amazonで見る
あらすじ・書籍情報を開く 書籍情報を閉じる
あらすじ

初冬の温泉郷で起きたフグ毒殺人は、公安と巨悪の頂上決戦の幕開けだった。悪のカリスマ・神宮寺武人の背後には、上海と香港で争う中国マフィアの巨大な影がある。さらに新旧の日本ヤクザによる利権争い、警視庁内部の派閥抗争までが重なり、敵と味方の境界は揺らいでいく。青山望と同期三人は、国内の殺人と中国で続く粛清の接点を追い、組織の頂点へ迫る。複数の権力がぶつかる暗闘を制するのは誰か。警視庁公安部・青山望シリーズ第7巻。毒殺という小さな入口から、日中の地下社会と警察組織の亀裂までが露わになる。幾重もの抗争の頂点で待つ敵に四人が挑む。組織の論理と個人の正義がぶつかる展開に、最後まで目が離せない。

書籍情報

頂上決戦 警視庁公安部・青山望 <文春文庫>

発売日:2016年1月4日

警視庁公安部・青山望シリーズ 長編
ヒトイチ 内部告発 警視庁人事一課監察係 初刊:2016年5月 ヒトイチシリーズ 警察 長編 Amazonで見る
あらすじ・書籍情報を開く 書籍情報を閉じる
あらすじ

島部の小さな警察署から、監察係「ヒトイチ」に切迫した連絡が入る。署長の苛烈なパワハラに苦しむ部下を救いたいという訴えを受け、榎本博史は閉鎖的な組織へ踏み込む。身代わり出頭、公安部門の裏金、行方の定まらない内部告発――三つの事件を追うほど、告発者も調査する側も孤立し、真実を語ることの代償が重くのしかかる。警察の威信を守るのか、現場の人間を守るのか。不正を見逃さず、同時に組織を立て直そうとする監察官の矜持を描く、ヒトイチシリーズ第3巻。告発を握り潰せば被害は続き、急げば無実の者を傷つける。榎本は慎重な聴取と裏取りを重ね、声を上げた者の覚悟に応えようとする。情報の断片が一つの構図へ変わる瞬間まで、緊張が途切れることはない。

書籍情報

ヒトイチ 内部告発 警視庁人事一課監察係 <講談社文庫>

発売日:2016年5月13日

ヒトイチシリーズ 長編
聖域侵犯 警視庁公安部・青山望 初刊:2016年8月 警視庁公安部・青山望シリーズ 警察 長編 Amazonで見る
あらすじ・書籍情報を開く 書籍情報を閉じる
あらすじ

世界を揺るがした租税回避文書と、日本の闇社会。その余波のなか、神聖視される土地で新たな事件が起きる。ばらばらに見える資金、人脈、犯罪の糸をたぐる青山望は、海外の秘密口座と国内の権力構造が結びつく構図を察知する。富を隠す者、聖域を盾にする者、国家の安全を蝕む者。捜査の手が届かないと思われた領域へ、同期カルテットがそれぞれの専門を持ち寄って挑む。絡み合う糸が一本になったとき現れる「国家の敵」とは。警視庁公安部・青山望シリーズ第8巻。税を逃れる富と闇社会の資金が交われば、国家の基盤そのものが削られる。触れてはならない場所へ進む公安捜査の圧力が迫る。社会の裏側を照らす緻密な取材と人物描写が、物語に確かな重みを与える。

書籍情報

聖域侵犯 警視庁公安部・青山望 <文春文庫>

発売日:2016年8月4日

警視庁公安部・青山望シリーズ 長編
警視庁情報官 ゴーストマネー 初刊:2016年11月 警視庁情報官シリーズ 警察 長編 Amazonで見る
あらすじ・書籍情報を開く 書籍情報を閉じる
あらすじ

廃棄されるはずの旧紙幣千五百億円が、溶解処分されないまま消えた。日銀総裁からの極秘連絡に警察幹部が震撼するさなか、複数のコンビニATMからも巨額の現金が不正に引き出される。二つの事件を託された黒田純一は、金そのものより輸送の仕組みに注目。追跡を逃れる古札と、電子記録だけを残す引き出しはどこで交わるのか。最新の捜査技術と人の情報網を組み合わせ、存在しないはずの資金の行方へ迫る。警視庁情報官シリーズ第6巻。紙幣は物理的な重さを持つ一方、ATM犯罪は数字だけが先に走る。二種類の金を同時に追う黒田の発想が、巧妙な輸送網を崩していく。ニュースの向こうに潜む危機を描き、現代をどう守るかを鋭く問いかける。

書籍情報

警視庁情報官 ゴーストマネー <講談社文庫>

発売日:2016年11月15日

警視庁情報官シリーズ 長編
国家簒奪 警視庁公安部・青山望 初刊:2017年1月 警視庁公安部・青山望シリーズ 警察 長編 Amazonで見る
あらすじ・書籍情報を開く 書籍情報を閉じる
あらすじ

英国のEU離脱と米大統領選で世界秩序が揺れるなか、国際金融の闇を暴く新たな租税回避文書が流出する。青山望は、秘密口座を通じて動く資金と、日中韓マフィアの暗闘に日本を狙う「国家簒奪」の兆しを見る。爆発事件、資金洗浄、電脳への潜入――敵は国境を越え、政治と経済の隙を利用して姿を変える。日本が正体不明の支配者に食い物にされる前に、青山と同期カルテットは資金と情報の流れを断てるのか。警視庁公安部・青山望シリーズ第9巻。世界の政治変動を好機に変える者たちと、日本の主権を守ろうとする公安。金融と暴力が結びつく現代の侵略が生々しく迫る。現場を知る著者ならではの迫真の描写が、読者を事件のただ中へ引き込む。

書籍情報

国家簒奪 警視庁公安部・青山望 <文春文庫>

発売日:2017年1月6日

警視庁公安部・青山望シリーズ 長編
院内刑事 初刊:2017年2月 院内刑事シリーズ 警察 長編 Amazonで見る
あらすじ・書籍情報を開く 書籍情報を閉じる
あらすじ

政治家や要人も利用する大病院で、元警視庁公安部の廣瀬知剛は危機管理を担う「院内刑事」として働いている。モンスターペイシェント、院内暴力、セクハラ、暴力団関係者、薬物反応の出た患者――診療だけでは解決できない問題が次々と持ち込まれる。そんな折、脳梗塞で倒れた財務大臣がICUへ搬送されるが、何者かに薬を盛られた疑いが浮上。患者の命と病院の信用を守りながら、廣瀬は表沙汰にできない秘密捜査に乗り出す。院内刑事シリーズ第1巻。白衣の現場では警察の論理だけでは人を救えない。医療者との信頼を築き、騒ぎを広げず危険を排除する廣瀬の判断力が光る。情報の断片が一つの構図へ変わる瞬間まで、緊張が途切れることはない。

書籍情報

院内刑事 <講談社文庫>

発売日:2019年12月13日

院内刑事シリーズ 長編
カルマ真仙教事件 上 初刊:2017年6月 単発(ノンシリーズ) 警察 長編 Amazonで見る
あらすじ・書籍情報を開く 書籍情報を閉じる
あらすじ

警視庁公安部OBの鷹田正一郎は、カルマ真仙教の元信者で死刑囚となった人物が、密かに五億円もの金を残していたと知る。金を預かった男は余命わずかで、死刑囚の名も目的も語ろうとしない。貸金庫に眠る大金は、二十年前に終わったはずの教団事件とどう結びつくのか。過去の捜査記録、残された信者、公安内部の記憶をたどるうち、封じたはずの蛮行が再び輪郭を持ち始める。平成最悪のテロへ至る道を警察の視点から描く、カルマ真仙教事件三部作・上巻。現在の金庫を開く鍵は、過去の公安捜査が抱えた悔恨の中にある。事実を下敷きに、信仰が狂気へ転じる過程を重く見つめる。社会の裏側を照らす緻密な取材と人物描写が、物語に確かな重みを与える。

書籍情報

カルマ真仙教事件 上 <講談社文庫>

発売日:2017年6月14日

長編
カルマ真仙教事件 中 初刊:2017年8月 単発(ノンシリーズ) 警察 長編 Amazonで見る
あらすじ・書籍情報を開く 書籍情報を閉じる
あらすじ

カルマ真仙教の施設へ強制捜査を行う二日前、都内の地下鉄で毒ガスが撒かれたという一報が公安部へ飛び込む。捜査の動きはなぜ教団側に察知されたのか。多数の被害者が倒れた駅で惨状を目の当たりにした鷹田正一郎は、止められなかった悔恨を胸に雪辱を誓う。弁護士一家殺害や地方都市での毒ガス事件から続く教団の犯罪、公安と刑事部の軋轢、内部から漏れる情報。組織の迷いを乗り越え、次の惨事を防げるのか。カルマ真仙教事件三部作・中巻。捜査員たちは救助と追跡の間で引き裂かれ、目前の惨状を記憶に刻む。なぜ先回りできなかったのかという問いが、物語を鋭く貫く。ニュースの向こうに潜む危機を描き、現代をどう守るかを鋭く問いかける。

書籍情報

カルマ真仙教事件 中 <講談社文庫>

発売日:2017年8月9日

長編
一網打尽 警視庁公安部・青山望 初刊:2017年12月 警視庁公安部・青山望シリーズ 警察 長編 Amazonで見る
あらすじ・書籍情報を開く 書籍情報を閉じる
あらすじ

京都・祇園祭の夜、雑踏に五発の銃声が響く。コリアンマフィアと中国マフィアの抗争を追う青山望は、その背後に北朝鮮のサイバーテロと仮想通貨強奪計画があることを察知する。半グレ集団、芸能界と結ぶ暴力団、銀座へ流れる金塊。複数の犯罪組織は互いに争いながら、共通の利益のため日本社会の隙を突いていた。青山と同期カルテットは京都、高野山、東京をつなぐ情報を集め、見えない指揮者ごと敵を一網打尽にできるのか。警視庁公安部・青山望シリーズ第10巻。祭りの喧騒を利用した襲撃から、世界の金融を狙う計画へ。伝統の街と電子空間を行き来する捜査が、犯罪の新旧を映し出す。現場を知る著者ならではの迫真の描写が、読者を事件のただ中へ引き込む。

書籍情報

一網打尽 警視庁公安部・青山望 <文春文庫>

発売日:2017年12月5日

警視庁公安部・青山望シリーズ 長編
カルマ真仙教事件 下 初刊:2017年12月 単発(ノンシリーズ) 警察 長編 Amazonで見る
あらすじ・書籍情報を開く 書籍情報を閉じる
あらすじ

教団幹部が次々と逮捕され、重い口を開き始める。身を隠していた教祖・阿佐川公照にも捜査の手が迫る一方、警察長官狙撃事件は容疑者を絞れず、迷宮入りの気配を濃くしていた。度重なる捜査情報の漏洩と内部告発に公安部が揺れるなか、鷹田正一郎は組織と自らの責任に向き合い、ある決断を下す。貸金庫の五億円、北朝鮮との接点、なお逃亡を続ける者。二十年を超える事件の影を追い、鎮魂への道を探るカルマ真仙教事件三部作・完結巻。逮捕で事件は終わらない。残された被害者と捜査官、逃げ続ける者の時間を見据え、公安が背負った失敗と責任に決着をつける。組織の論理と個人の正義がぶつかる展開に、最後まで目が離せない。

書籍情報

カルマ真仙教事件 下 <講談社文庫>

発売日:2017年12月14日

長編
爆裂通貨 警視庁公安部・青山望 初刊:2018年4月 警視庁公安部・青山望シリーズ 警察 長編 Amazonで見る
あらすじ・書籍情報を開く 書籍情報を閉じる
あらすじ

ハロウィンで沸く渋谷に、人気キャラクターの仮装集団が現れる。人々が行進に目を奪われた直後、ATM爆破と殺人が同時多発し、遠くハワイでも似た事件が起きる。単なる現金強奪ではないと見た青山望は、国際テロの予兆を疑い、同期カルテットと捜査を開始。仮想通貨、国外の犯罪組織、北朝鮮の工作が複雑に絡み、日本の警備の隙を突こうとしていた。祭りの仮面の下に隠された狙いを暴き、次の爆発を止められるのか。警視庁公安部・青山望シリーズ第11巻。群衆の仮装は犯人を隠し、同時発生する爆発は警察の目を分散させる。緻密に設計された混乱を、青山たちは情報の連携で反転させる。情報の断片が一つの構図へ変わる瞬間まで、緊張が途切れることはない。

書籍情報

爆裂通貨 警視庁公安部・青山望 <文春文庫>

発売日:2018年4月10日

警視庁公安部・青山望シリーズ 長編
院内刑事 ブラック・メディスン 初刊:2018年7月 院内刑事シリーズ 警察 長編 Amazonで見る
あらすじ・書籍情報を開く 書籍情報を閉じる
あらすじ

大病院の危機管理を担う元公安警察官・廣瀬知剛は、製薬会社の担当者から、院内の医師が多額の賄賂を受け取っているとの情報を得る。調べを進めると、安価な薬として広く使われるジェネリック医薬品の流通に、不透明な裏ルートが浮かび上がる。患者の命、病院経営、製薬業界の利益がせめぎ合うさなか、病院のシステムは北朝鮮からとみられるサイバー攻撃を受ける。薬の闇と国際工作はどこでつながるのか。医療現場を守る院内刑事シリーズ第2巻。日々の院内トラブルの陰で、命を扱う制度が犯罪の標的となる。薬を信じる患者を守るため、廣瀬は病院の外に広がる利権へ踏み込む。ニュースの向こうに潜む危機を描き、現代をどう守るかを鋭く問いかける。

書籍情報

院内刑事 ブラック・メディスン <講談社文庫>

発売日:2020年1月15日

院内刑事シリーズ 長編
最恐組織 警視庁公安部・青山望 初刊:2018年12月 警視庁公安部・青山望シリーズ 警察 長編 Amazonで見る
あらすじ・書籍情報を開く 書籍情報を閉じる
あらすじ

東京マラソンと浅草三社祭で、覚醒剤を混入した凶悪な殺人が相次ぐ。青山望が事件の背後を探ると、日本の暴力団だけでなく、中国、韓国、ロシアのマフィアが利害を結ぶ複合犯罪の構図が見えてくる。人波に紛れる実行犯、国境を越える薬物と資金、国家の影。長年ともに巨悪へ挑んできた同期カルテットにも、それぞれの進路と避けがたい危機が迫る。公安のエース青山が最後に対峙する「最恐組織」とは何か。四人の絆と決断を描く、警視庁公安部・青山望シリーズ完結巻。人が集まる祝祭を狙う冷酷な犯罪に、四人はこれまで培ったすべてを注ぐ。シリーズを貫いた友情と公安の使命が結実する最終決戦。現場を知る著者ならではの迫真の描写が、読者を事件のただ中へ引き込む。

書籍情報

最恐組織 警視庁公安部・青山望 <文春文庫>

発売日:2018年12月4日

警視庁公安部・青山望シリーズ 長編
警視庁情報官 ノースブリザード 初刊:2019年7月 警視庁情報官シリーズ 警察 長編 Amazonで見る
あらすじ・書籍情報を開く 書籍情報を閉じる
あらすじ

平壌放送が読み上げる乱数表が、以前より複雑になった。米朝が激しく駆け引きする裏で北朝鮮の工作が活発化したと見た調査官・黒田純一は、世界各地の同胞ネットワークを利用する計画を追う。手がかりは札幌、秋葉原、そして米国シリコンバレーへ。最先端技術と古典的な人的諜報が交差し、ロシアを含む北方情勢も不穏さを増していく。断片的な情報の意味を読み解き、日本へ迫る見えない吹雪を食い止められるのか。警視庁情報官シリーズ第7巻。暗号放送のわずかな変化から世界情勢を読む黒田。寒冷な北の土地とサイバー空間を横断する捜査が、情報戦の最前線を映し出す。組織の論理と個人の正義がぶつかる展開に、最後まで目が離せない。

書籍情報

警視庁情報官 ノースブリザード <講談社文庫>

発売日:2019年7月12日

警視庁情報官シリーズ 長編
国境の銃弾 警視庁公安部・片野坂彰 初刊:2019年8月 警視庁公安部・片野坂彰シリーズ 警察 長編 Amazonで見る
あらすじ・書籍情報を開く 書籍情報を閉じる
あらすじ

警視庁公安部長から「日本に真の諜報組織をつくれ」と密命を受けた若きキャリア、片野坂彰。海外大学やFBI、民間軍事会社で経験を積んだ異色の公安マンは、たたき上げの情報官と三か国語を操る女性捜査官を集め、特別チームを始動させる。最初の舞台は国境の島・対馬。展望台で三人を一撃で殺した凄腕狙撃手の背後を追うと、中国、韓国、北朝鮮、ロシアの工作員が交錯し、捜査は欧州へ広がる。警視庁公安部・片野坂彰シリーズ第1巻。常識外れの経歴と発想を持つ片野坂は、各国の利害を逆手に取って先へ進む。小さな島の銃弾が国際情勢を揺らすスケールへ発展する。情報の断片が一つの構図へ変わる瞬間まで、緊張が途切れることはない。

書籍情報

国境の銃弾 警視庁公安部・片野坂彰 <文春文庫>

発売日:2019年8月6日

警視庁公安部・片野坂彰シリーズ 長編
院内刑事 フェイク・レセプト 初刊:2020年2月 院内刑事シリーズ 警察 長編 Amazonで見る
あらすじ・書籍情報を開く 書籍情報を閉じる
あらすじ

女性初の総理候補の出産、引きこもり青年の入院、医療費を払わない反社会勢力――大病院の危機管理を担う廣瀬知剛のもとへ、県警出身の新しい仲間が加わり、院内交番チームが本格的に動き出す。診療報酬明細書のビッグデータを調べると、不自然な請求が大量に浮かび、その先に過激派と暴力団が手を組む大規模な医療不正が見えてくる。病院の信用と公的保険を食い物にする仕組みを、廣瀬たちは暴けるのか。院内刑事シリーズ第3巻。医療費の数字に隠された犯罪は、善意で成り立つ制度を内側から蝕む。患者対応と捜査を同時に進めるチームの連携が見どころ。社会の裏側を照らす緻密な取材と人物描写が、物語に確かな重みを与える。

書籍情報

院内刑事 フェイク・レセプト <講談社文庫>

発売日:2020年2月14日

院内刑事シリーズ 長編
動脈爆破 警視庁公安部・片野坂彰 初刊:2020年3月 警視庁公安部・片野坂彰シリーズ 警察 長編 Amazonで見る
あらすじ・書籍情報を開く 書籍情報を閉じる
あらすじ

中東で日本人が誘拐され、遠い国の事件と思われた危機が日本の中枢へ近づいてくる。片野坂彰率いる公安の精鋭チームは、事件の周辺情報を洗い、中東、中国、韓国を結ぶ犯罪勢力の連携を察知する。人質の生命、国家間の思惑、国内インフラを狙う計画。敵は物流と情報の「動脈」を見定め、一撃で社会を麻痺させようとしていた。海外で培った人脈と各国機関との協力を武器に、片野坂は迫る爆破を未然に防げるのか。警視庁公安部・片野坂彰シリーズ第2巻。誘拐された一人を救うことと、社会全体への攻撃を防ぐこと。その二つを諦めない片野坂の決断が、国際情報戦を大きく動かす。ニュースの向こうに潜む危機を描き、現代をどう守るかを鋭く問いかける。

書籍情報

動脈爆破 警視庁公安部・片野坂彰 <文春文庫>

発売日:2020年3月10日

警視庁公安部・片野坂彰シリーズ 長編
院内刑事 ザ・パンデミック 初刊:2020年11月 院内刑事シリーズ 警察 長編 Amazonで見る
あらすじ・書籍情報を開く 書籍情報を閉じる
あらすじ

新型感染症の集団感染が起きた大型クルーズ船が横浜港へ入港し、感染症の専門家を擁する川崎殿町病院には難題が次々と舞い込む。防護資材も病床も情報も足りず、院内感染と医療崩壊の危機が迫るなか、元公安警察官の院内刑事・廣瀬知剛は、医師や看護師、行政、警察の間をつなぎ、病院を守るため奔走する。患者を拒めば命が失われ、受け入れれば地域医療全体が揺らぐ。未知の敵を前にした大病院の決断と現場の覚悟を描く、院内刑事シリーズ第4巻。感染者への偏見や現場の疲弊も広がる極限状態で、廣瀬は命令するのではなく人を結び直す。危機管理の本質を問う医療サスペンス。現場を知る著者ならではの迫真の描写が、読者を事件のただ中へ引き込む。

書籍情報

院内刑事 ザ・パンデミック <講談社文庫>

発売日:2020年11月13日

院内刑事シリーズ 長編
紅旗の陰謀 警視庁公安部・片野坂彰 初刊:2021年1月 警視庁公安部・片野坂彰シリーズ 警察 長編 Amazonで見る
あらすじ・書籍情報を開く 書籍情報を閉じる
あらすじ

新型感染症が社会を覆うなか、茨城で家畜を盗んだベトナム人が斬殺される。警視庁公安部付の片野坂彰は、同じ頃に追っていた中国系犯罪組織の売春ネットワークとの接点を疑う。精鋭チームが国内外の情報を集めると、人手不足と流通の混乱につけ込み、日本の農畜産業を狙う国家規模の「食の簒奪」が浮かび上がる。盗難事件に見えた入口の先で、食料安全保障と国際政治が結びつく。暮らしの基盤を守るため、片野坂は見えない侵攻を止められるのか。警視庁公安部・片野坂彰シリーズ第3巻。一頭の家畜をめぐる事件から国家戦略を見抜くのが公安の仕事だ。日常の食卓まで標的となる新しい安全保障の怖さが迫る。

書籍情報

紅旗の陰謀 警視庁公安部・片野坂彰 <文春文庫>

発売日:2021年1月4日

警視庁公安部・片野坂彰シリーズ 長編
院内刑事 シャドウ・ペイシェンツ 初刊:2021年7月 院内刑事シリーズ 警察 長編 Amazonで見る
あらすじ・書籍情報を開く 書籍情報を閉じる
あらすじ

看護師の何気ない一言から、入院中の中国人患者が別人になりすましている疑いが生まれる。院内刑事・廣瀬知剛が調べると、一人の身元偽装は大病院を標的にした国家絡みの企てへつながり、やがて四百人の機動隊と走り屋集団が衝突する事態へ発展する。一方、ドクターヘリで運ばれる総理大臣や感染症に罹患した妊婦など、待ったなしの患者対応も続く。医療の善意を利用し、影に潜む「患者」たちは何を狙うのか。廣瀬が病院と命を守る、院内刑事シリーズ第5巻。本人確認の小さな綻びが、治療を受ける権利と国家犯罪を結びつける。廣瀬は目の前の患者を疑う痛みを抱えながら真相を追う。情報の断片が一つの構図へ変わる瞬間まで、緊張が途切れることはない。

書籍情報

院内刑事 シャドウ・ペイシェンツ <講談社文庫>

発売日:2021年7月15日

院内刑事シリーズ 長編
群狼の海域 警視庁公安部・片野坂彰 初刊:2022年4月 警視庁公安部・片野坂彰シリーズ 警察 長編 Amazonで見る
あらすじ・書籍情報を開く 書籍情報を閉じる
あらすじ

地方公務員への国際結婚斡旋に、ロシアンマフィアが介在している。片野坂彰率いる公安チームが調査を深めると、結婚を入口に日本の防衛情報が盗まれている危機が判明する。世界各地へ散ったメンバーは、地下銀行とハッカーの動きを追い、ベルリンやスイスで情報を集めるが、ロシアと中国の連合が牙をむく。日本海の守りを破ろうとする企てに対し、片野坂は決戦の場を海上へ定める。令和の情報戦と防衛の最前線を描く、警視庁公安部・片野坂彰シリーズ第4巻。結婚、地方行政、海洋防衛という離れた点が一本の線へ変わる。陸上の情報収集が海上の攻防へ収束する展開から目が離せない。社会の裏側を照らす緻密な取材と人物描写が、物語に確かな重みを与える。

書籍情報

群狼の海域 警視庁公安部・片野坂彰 <文春文庫>

発売日:2022年4月6日

警視庁公安部・片野坂彰シリーズ 長編
プライド 警官の宿命 初刊:2022年9月 プライドシリーズ 警察 長編 Amazonで見る
あらすじ・書籍情報を開く 書籍情報を閉じる
あらすじ

田園調布管内にある三つの駐在所で育った隆一、清四郎、和彦。高卒で要領の悪い隆一、現場感覚に長けた私大卒の清四郎、東大を出たキャリアの和彦は、それぞれ異なる道から警察官になる。学歴も配属も昇進速度も違う三人をつなぐのは、幼い頃から見てきた父親たちの背中と、警官としての誇りだった。交番勤務、暴力団捜査、公安の国際情報――組織の現実に揉まれながら、彼らは自分にしかできない仕事を見つけていく。高卒ノンキャリアの挑戦を軸に描く、プライドシリーズ第1巻。同じ制服を着ても、評価される能力と現場で必要な力は同じではない。三人の成長を通じ、警察組織の階段と友情の意味を問う。

書籍情報

プライド 警官の宿命 <講談社文庫>

発売日:2022年9月15日

プライドシリーズ 長編
孤高の血族 初刊:2022年11月 単発(ノンシリーズ) 医療 長編 Amazonで見る
あらすじ・書籍情報を開く 書籍情報を閉じる
あらすじ

仙台郊外の病院へ婿養子に入り、一代で地域有数の総合病院へ育て上げた池田利宗。家の中で出来の悪い次男と見られていた利雄は、やがて天才的な経営手腕を示し、父とは異なる方法で病院と一族の未来を動かし始める。医療の理想と巨額の金、家族への愛情と支配欲、後継者をめぐる嫉妬が交差し、栄華の裏で小さな亀裂が広がっていく。地域医療を支える大病院はいかに築かれ、どこで躓くのか。父子を中心に血縁の誇りと呪縛を描く医療・経済サスペンス。後継者を選ぶことは、家族と病院の運命を選ぶことでもある。成功を支えた結束が、やがて争いの火種へ変わる過程が重厚に描かれる。組織の論理と個人の正義がぶつかる展開に、最後まで目が離せない。

書籍情報

孤高の血族 <文春文庫>

発売日:2026年4月7日

長編
天空の魔手 警視庁公安部・片野坂彰 初刊:2023年5月 警視庁公安部・片野坂彰シリーズ 警察 長編 Amazonで見る
あらすじ・書籍情報を開く 書籍情報を閉じる
あらすじ

地方のドローン競技会と新興ゲームソフト会社を訪ねた片野坂彰には、中国による台湾侵攻を抑止するための大胆な構想があった。eスポーツの人材と無人機の技術を組み合わせ、有事に備える秘密の布陣を描く一方、チームの仲間たちはロシアの急所となる情報を求めて欧州へ集結する。新人捜査官も加わり、サンクトペテルブルクでの攻防は緊迫。空から迫る脅威に、公安はどこまで先手を打てるのか。激変する国際情勢を追う、警視庁公安部・片野坂彰シリーズ第5巻。民間の遊びや技術を国防へ転用する構想は、希望にも危うさにもなり得る。先手を打つ片野坂の発想と仲間の覚悟が試される。情報の断片が一つの構図へ変わる瞬間まで、緊張が途切れることはない。

書籍情報

天空の魔手 警視庁公安部・片野坂彰 <文春文庫>

発売日:2023年5月9日

警視庁公安部・片野坂彰シリーズ 長編
プライド2 捜査手法 初刊:2024年1月 プライドシリーズ 警察 長編 Amazonで見る
あらすじ・書籍情報を開く 書籍情報を閉じる
あらすじ

田園調布の駐在所で共に育った隆一、清四郎、和彦は、それぞれ警察官として脂の乗る時期を迎えていた。隆一は昇任して汚職政治家の情報収集を担い、清四郎は現場一筋で暴力団の未解決事件を追い、キャリアの和彦は海外情勢に関わる。離れた部署で得た断片を持ち寄ると、ヤクザ、政治家、新興宗教団体の癒着という「パンドラの箱」が姿を現す。立場も捜査手法も違う三人は、互いの誇りをぶつけ合いながら巨悪の連鎖を断てるのか。プライドシリーズ第2巻。昇進や手柄だけが警官の価値ではない。現場、情報、組織運営の三方向から同じ敵へ近づく幼馴染の連携が物語を熱くする。社会の裏側を照らす緻密な取材と人物描写が、物語に確かな重みを与える。

書籍情報

プライド2 捜査手法 <講談社文庫>

発売日:2024年1月16日

プライドシリーズ 長編
伏蛇の闇網 警視庁公安部・片野坂彰 初刊:2024年10月 警視庁公安部・片野坂彰シリーズ 警察 長編 Amazonで見る
あらすじ・書籍情報を開く 書籍情報を閉じる
あらすじ

中国公安が京都に設けたとされる「海外派出所」。在日同胞を脅し、中国系犯罪組織と組んで大規模詐欺にも関与しているとの情報を得た片野坂彰は、単独で内偵を始める。一方、精鋭チームの面々は、ロシア、中国、中東の情勢が激変するなか、欧州を含む各地で日本に迫る危機を探っていた。国外の警察権力と国内の闇ネットワークが結びつけば、誰が市民を守るのか。孤立する片野坂と世界を駆ける仲間たちの情報は交わるのか。警視庁公安部・片野坂彰シリーズ第6巻。外国政府の命令が日本国内で人を縛る現実に、公安はどう対抗するのか。主権と人権の狭間で、片野坂の孤独な判断が試される。ニュースの向こうに潜む危機を描き、現代をどう守るかを鋭く問いかける。

書籍情報

伏蛇の闇網 警視庁公安部・片野坂彰 <文春文庫>

発売日:2024年10月9日

警視庁公安部・片野坂彰シリーズ 長編
プライド3 警官の本懐 初刊:2025年2月 プライドシリーズ 警察 長編 Amazonで見る
あらすじ・書籍情報を開く 書籍情報を閉じる
あらすじ

隆一、清四郎、和彦が六年前から追ってきた、政界と反社会組織を結ぶ犯罪は、別のルートでなお続いていた。それぞれの立場で再び糸口を探るなか、東日本大震災が発生し、警察官として、人として何を優先するかを突きつけられる。未曾有の混乱を経ても悪の連鎖は消えず、三人は経験と人脈を総動員して決着へ向かう。高卒ノンキャリア、現場の刑事、公安キャリア。異なる道を歩んだ幼馴染が円熟期に見いだす「警官の本懐」とは。プライドシリーズ完結巻。災害対応の最前線で得た経験は、三人の正義観も変えていく。長い追跡の果てに、仕事への誇りがどんな形で受け継がれるのか。現場を知る著者ならではの迫真の描写が、読者を事件のただ中へ引き込む。

書籍情報

プライド3 警官の本懐 <講談社文庫>

発売日:2025年2月14日

プライドシリーズ 長編
禁書の解錠 警視庁公安部・片野坂彰 初刊:2025年12月 警視庁公安部・片野坂彰シリーズ 警察 長編 Amazonで見る
あらすじ・書籍情報を開く 書籍情報を閉じる
あらすじ

ドイツ・ミュンヘンで、片野坂彰は天才ハッカー・白澤と再会する。白澤が奪取した中国企業の未公開データには、中国共産党のサイバー活動と地方政府の腐敗、ロマンス投資詐欺や暗号資産を使う国際犯罪網の実態が記されていた。千五百台もの端末が偽の人物像を量産し、奪った金は半グレや犯罪組織へ流れる。一方、わずか五人で任務を抱える片野坂班は限界を迎え、新体制づくりを迫られる。現代の「禁書」を武器に偽情報の源流へ挑む、警視庁公安部・片野坂彰シリーズ第7巻。被害者の感情を操る詐欺と、世論を操る偽情報は同じ根を持つ。拡大する新チームが、膨大なデータの裏にいる人間へ迫る。組織の論理と個人の正義がぶつかる展開に、最後まで目が離せない。

書籍情報

禁書の解錠 警視庁公安部・片野坂彰 <文春文庫>

発売日:2025年12月3日

警視庁公安部・片野坂彰シリーズ 長編
警視庁情報官 アンダーインスペクター 初刊:2026年9月 警視庁情報官シリーズ 警察 長編 Amazonで見る
あらすじ・書籍情報を開く 書籍情報を閉じる
あらすじ

類い稀な情報収集力でノンキャリアから警視正へ昇った黒田純一は、警察庁長官の異例の判断により、警視庁から警察庁へ「永久出向」する。北朝鮮とロシアの動向を分析し、有事を未然に防ぐ任務に就いた黒田は、国家の安全を左右する新たな指令を受ける。表には出ない情報、海外機関との駆け引き、組織内部の思惑。立場が変わっても、人と情報を結びつける黒田の流儀は揺るがない。七年ぶりに帰還したトップエージェントが見えない脅威へ動き出す、警視庁情報官シリーズ第8巻。情報を集めるだけでなく、何を信じ、いつ動くかが問われる。経験を重ねた黒田が新天地で下す決断に、国際危機の行方が懸かる。

書籍情報

警視庁情報官 アンダーインスペクター <講談社文庫>

発売日:2026年9月15日

警視庁情報官シリーズ 長編
警視庁公安部・片野坂彰 初刊:2026年12月 警視庁公安部・片野坂彰シリーズ 警察 長編 Amazonで見る
あらすじ・書籍情報を開く 書籍情報を閉じる
シリーズを読む
書籍情報

警視庁公安部・片野坂彰 <文春文庫>

発売日:2026年12月2日(予約商品)

ショップで探す:

警視庁公安部・片野坂彰シリーズ 長編
あわせて読みたい

当サイトで紹介している作家さんは下のリンク先でまとめています。