有川ひろのデビュー作から最新刊まで、全作品を出版順にまとめた完全網羅リストです。「自衛隊三部作」「図書館戦争」などの人気シリーズの読む順番や、長編・短編集などの分類も分かりやすく表示しています。
当サイトで紹介している作家さんは下のリンク先でまとめています。
有川ひろのシリーズ作品一覧
有川ひろのノンシリーズ(単発)作品一覧(刊行順)
レインツリーの国

レインツリーの国 <角川文庫>
発売日:2015年9月24日
高校時代に夢中になった一冊の本「フェアリーゲーム」。ふと検索で見つけた感想ブログ「レインツリーの国」に強く共鳴した向坂伸行は、思い切って管理人「ひとみ」へとメールを送った。本の話をきっかけに距離を縮めるふたり。やがて伸行はひとみに直接会いたいと願うが、彼女は頑なに会うことを拒み続ける。彼女が抱える理由とは何なのか――。ネット越しに紡がれる出会いと、見えない壁の向こうにある真実、そしてふたりが選び取る未来。痛みと優しさに胸を打たれる、繊細で大人の純愛小説。『図書館内乱』にも登場する伝説の本を巡る恋物語が、満を持して長編化。映画化もされた、有川ひろの傑作恋愛長編。
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阪急電車

阪急電車 <幻冬舎文庫>
発売日:2010年8月
宝塚から西宮北口までを結ぶ阪急今津線。たった片道十五分の小さな路線を、今日もさまざまな人生が乗り合わせる。婚約者を奪われたOL、孤独な大学生、就活に悩む女子高生、嫁姑関係に疲れた主婦、運命の出会いを待つカップル、そして本好きの男女――。隣に座った見知らぬ誰かの一言、駅のホームでの偶然のすれ違い、車窓から見える景色が、誰かの明日を少しだけ前へ進めていく。各駅停車のように紡がれる、ちょっとした奇跡と希望の連作短編集。読み終えたあと、電車に乗るのが楽しみになる。登場人物たちが少しずつ繋がっていく仕掛けにも唸らされる連作の傑作。日々の小さな幸せを愛おしく感じさせてくれる、温かな傑作長編。
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植物図鑑

植物図鑑 <幻冬舎文庫>
発売日:2013年1月
アパートの軒先に、行き倒れの青年が転がっていた。「お嬢さん、よかったら拾っていただけませんか。噛みません、躾のできた良い子です」――そう言って微笑む見知らぬイケメンを、河野さやかは思わず家に上げてしまう。樹(イツキ)と名乗る彼は、料理上手で礼儀正しく、そして無類の植物好きだった。週末は二人で野草を「狩り」に出かけ、季節の恵みを食卓に並べる。あり得ないところから始まった同居生活は、いつしかかけがえのない日々へと変わっていくが、樹はある秘密を抱えていた――。植物図鑑のように瑞々しく、胸キュン度一二〇%の恋物語。ピクニック気分で読める野草コラム的な楽しみも詰まった、映画化もされた人気の長編ラブストーリー。
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フリーター、家を買う。

フリーター、家を買う。 <幻冬舎文庫>
発売日:2012年8月
大学卒業後に入った会社をわずか三ヶ月で辞め、以後ぐだぐだとフリーターを続ける武誠治、二十五歳。父との衝突は絶えず、母だけが彼を庇い続けてきた。だがある日、母が心の病で倒れてしまう。姉に容赦なく現実と自分の甘えを突きつけられた誠治は、ようやく覚悟を決めた。当面の目標は再就職と百万円――。土木現場のバイトで汗を流し、就職活動に駆けずり回り、母の心と家族の絆を取り戻すために必死に奔走する。そこで出会った人々や経験が、彼を一回りも二回りも大きな人間へと変えていく。甘ったれ青年の再生と、家族再構築の道のりを真摯に描き出す、力強くも温かな長編人間ドラマ。テレビドラマ化もされた人気作。
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キケン

キケン <単行本>
発売日:2017年1月28日
成南電気工科大学の「機械制御研究部」――通称「機研(キケン)」。犯罪スレスレの実験、爆発、破壊、奇行――学内一恐れられる伝説のサークルに、新入生の元山高彦は気づけば足を踏み入れていた。鬼の部長・上野直也、エセ仏顔の副部長・大神宏明、そして強烈すぎる先輩たちに振り回されながらも、夏の合宿、学園祭の伝説のラーメン屋、徹夜のロボット製作――男だらけの濃密な日々が始まる。十年後の同窓会を回想形式で挟みつつ進む構成も心憎い演出で、当時の輝きと今の哀愁を巧みに対比させる。理系男子の青春が眩しすぎて、思わず笑って泣けてくる。あの頃の輝きが胸に蘇る、抱腹絶倒のキャンパス青春小説。
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ストーリー・セラー

ストーリー・セラー <幻冬舎文庫>
発売日:2015年12月4日
売れない女性作家と、彼女を誰よりも理解する夫。穏やかな日常に、突然の宣告が訪れる――妻の病名は「致死性脳劣化症候群」。複雑な思考をするほど脳が壊れ、やがて死に至る不治の病。物語を書き続ければ命が削られる。それでも書くのか、筆を折るのか。Side:Aで描かれる切実な物語は、Side:Bで思いがけない反転を見せる。読むこと、書くこと、愛すること、信じること――小説でしか描けない極限のテーマに有川ひろが真正面から挑んだ、入れ子構造の傑作長編。フィクションと現実の境界を揺らがせながら、夫婦の絆と物語の力を高らかに歌い上げる。読書の力を信じる人へ捧げる、渾身の一作。
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県庁おもてなし課

県庁おもてなし課 <角川文庫>
発売日:2013年4月
高知県庁に新設された「おもてなし課」。観光振興の旗手として張り切る若手職員・掛水は、地元出身の人気作家を観光特使に依頼するも、お役所仕事ぶりを容赦なく一蹴される。前例主義、縦割り、定時退庁――染みついた「お役所」感覚と、民間の視点との間で揺れながら、掛水と仲間たちは本気で高知を売り出そうと走り出す。同僚の明神多紀との淡い恋、特使たちとの真剣な議論、ふるさとへの誇り。実際に有川自身が高知県観光特使を依頼された経験から生まれた本作は、リアルな手触りに満ちた仕事小説でもある。仕事と恋とふるさと愛が交錯する傑作お仕事長編、公務員も観光関係者も読みごたえ十分の、『ダ・ヴィンチ』恋愛部門第一位作品。
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ヒア・カムズ・ザ・サン

ヒア・カムズ・ザ・サン <講談社文庫>
発売日:2015年11月13日
編集者の古川真也、三十歳。手で触れたものに残る「記憶」が見えるという、ほんの少し特別な力を持つ彼は、その不思議な感覚と折り合いをつけながら、作家たちの原稿に向き合っていた。同僚のカオルが二十年ぶりに父親と再会することになり、物語は静かに動き始める――。同じ設定とあらすじから生まれた二つの物語「ヒア・カムズ・ザ・サン」と「Parallel」を収録した、贅沢な双子作品集。登場人物名は同じでも、二つの世界はまったく異なる結末へとたどり着く。演劇集団キャラメルボックスの舞台に着想を得たコラボ企画から生まれ、書き手と作品の関係を問い直す。物語が分岐する不思議に酔いしれる、唯一無二の構成の長編。
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空飛ぶ広報室

空飛ぶ広報室 <幻冬舎文庫>
発売日:2016年4月12日
事故で戦闘機パイロットの夢を絶たれ、航空幕僚監部広報室へ異動になった元エースの空井大祐。待っていたのは、ミーハーで掴みどころのない室長・鷺坂や、海千山千のベテラン広報官・比嘉ら、ひと癖もふた癖もある先輩たちだった。そこへ取材にやってきた美人TVディレクター・稲葉リカとの出会いが、空井の世界を少しずつ変えていく。空を飛べなくなった男が、新たな現場で見出すやりがいと希望、そしてリカが背負う傷との対話。航空自衛隊広報の知られざる仕事と、東日本大震災を経た私たちの希望を瑞々しく描く長編。第148回直木賞候補作にして、ダ・ヴィンチBOOK OF THE YEAR小説部門第一位。
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旅猫リポート

旅猫リポート <講談社文庫>
発売日:2017年2月15日
ノラ猫だった僕は、若き「サトル」に拾われて「ナナ」と名づけられた。それから五年、共に暮らしてきたサトルが、ある事情から僕を手放さなければならなくなる。「うちの猫、もらってくれませんか?」――銀色のワゴンに乗って、青年と猫の最後の旅が始まった。北海道の牧場、富士山麓、瀬戸内の島――懐かしい人たちと美しい風景を訪ねる旅の終わりに、サトルが抱える秘密が静かに明かされていく。ナナの一人称(一匹称?)で語られる軽やかな旅情と、サトルの優しさが胸に沁みる。世界中で翻訳され愛された、ロードノベルの傑作。猫を愛するすべての人の胸に温かさと涙を残す、猫と暮らした記憶のある人にこそ読んでほしい、不朽の感動長編。
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コロボックル絵物語

コロボックル絵物語 <単行本>
発売日:2014年4月
佐藤さとるが生み出し、半世紀にわたり子供たちを魅了し続けた「コロボックル」。その物語を引き継ぐ責任を、稀代のストーリーテラー・有川ひろが直接託された。北海道に住む少女・ノリコは、亡き母の墓のそばで、不思議な小さな生き物に出会う――。佐藤さとる版から有川ひろ版への美しい橋渡しを果たす、絵物語形式の特別な一冊。村上勉による全点描き下ろしのイラストが、コロボックルたちの息づかいを瑞々しく届ける。原作版の美しい世界観をそのままに、新しい読者へと扉を開く優しい入門編でもある。世代を超えて読み継がれる名シリーズ、待望のリブート、親子で味わいたい、コロボックル新章の入り口。
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明日の子供たち

明日の子供たち <幻冬舎文庫>
発売日:2018年4月10日
転職して児童養護施設「あしたの家」で働き始めた三田村慎平は、いきなり大きな壁にぶつかる。生活態度も成績も模範的、職員にも好かれる「問題のない子」と呼ばれる十六歳の谷村奏子が、なぜか彼にだけ頑なに心を閉ざすのだ。涙もろい先輩・和泉、熱血ベテラン・猪俣、奏子と並び称される少年・久志――個性豊かな同僚と子供たちに揉まれながら、慎平は「子供たちにとって本当に必要な大人」とは何かを問い直していく。五話の連作と、それぞれの登場人物の視点から綴られる回顧録が交互に挟まる構成も読みごたえ抜群。施設で生きる子供たちの強さと尊厳を、優しい眼差しで描き出す社会の片隅で生きる若い命に光を当てる、胸に沁みる長編。
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キャロリング

キャロリング <幻冬舎文庫>
発売日:2017年12月6日
クリスマスを目前に控えた子供服メーカー「エンジェル・メーカー」が、まさかの倒産を迎える。営業マンの大和俊介と、別れた元恋人で同僚の柊子。彼女は会社の倒産を機に、故郷・新潟に帰ることが決まっていた。そんなぎこちない二人の前に、学童に通う小学生・航平が現れる。「両親の離婚を止めたい」――子供の必死の願いを叶えるため、距離を置いていたかつての恋人たちが手を組み、雪の街を駆け抜ける。失われそうな家族と、二人の関係に訪れる小さな奇跡。子供服会社が舞台ならではの温かなディテールが、聖夜の物語を一層魅力的に彩る。心に降り積もる温かさを描く、クリスマスに読みたい胸キュン長編。
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だれもが知ってる小さな国

だれもが知ってる小さな国 <単行本>
発売日:2015年10月28日
養蜂家の父を持つ少年ヒコは、夏は北海道、冬は福岡と、蜂を追って各地を転々とする日々を送っていた。ある夏の高原で、同じ養蜂家の娘ヒメと出会う。やさしい少女との交流のなかで、二人はある「秘密」を分かち合うようになる――小指ほどの小さな国の人々、コロボックルとの不思議な出会いを。佐藤さとるの名作「コロボックル物語」を、有川ひろが正統な作風で受け継いだ瑞々しい青春ファンタジー。コロボックルの世界を脅かすかもしれないテレビ番組の影が二人の前に立ちはだかり、彼らはどう動くのか。やがて大人になっていく二人とコロボックルたちの絆を、世代を越えた優しい眼差しで描き上げる、心打つ感動の長編。
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アンマーとぼくら

アンマーとぼくら <講談社文庫>
発売日:2020年8月12日
母さんと約束した、二人きりの沖縄旅行が始まる。三十二歳のリョウは、亡き父の再婚相手である継母リョウ子と、本島から離島へ三日間の旅に出た。海の青、島の風、家族で歩いた懐かしい風景――。北海道から沖縄へ、父の再婚をきっかけに移り住んだ少年時代の記憶と、いまを生きる三十二歳の自分が静かに重なっていく。やがてリョウは気づき始める、この穏やかな三日間にはタイムリミットがあることを。少年時代と現在が交互に語られる構成によって、家族の歴史が立体的に浮かび上がる。血のつながらない母と子が紡いできた絆をうたう、沖縄の歌「アンマー」をモチーフにした沖縄の風景と音楽が鮮やかに立ち上がる、感動の家族長編。
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イマジン?

イマジン? <幻冬舎文庫>
発売日:2022年8月4日
二十七歳の良井良助が飛び込んだのは、知らない用語と知らない常識が飛び交う映像制作の世界だった。慣れない現場で右往左往しながらも、彼は気づき始める――フィクションを「ホント」に変えていく仕事の魔法に。撮影現場で交差する制作会社、俳優、監督、スタッフたちの本気と矜持。困難を乗り越えるたびに、良助はこの仕事の奥深さに、そしてある人に深く心を奪われていく。ディテール豊かに描き込まれた映像業界の現場感と、心くすぐる甘やかなロマンスが見事に融合し、ページをめくる手が止まらない。お仕事小説の骨太な迫力と、有川ひろ印のベタ甘ラブコメが見事に融合した、長編エンターテインメント。
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みとりねこ

みとりねこ <講談社文庫>
発売日:2024年4月12日
猫の浩太の願いは、たったひとつ。大好きな浩美より、一日だけ長く生きること――。表題作「みとりねこ」をはじめ、世界的ベストセラー『旅猫リポート』のナナとサトルを描く外伝二編「ハチジカン」「こぼれたび」、ほか「猫の島」「シュレーディンガーの猫」「粉飾決算」「トムめ」を収録する全七篇の短編集。猫と人間との絆、寿命の差から生まれる切なさ、それでも一緒に生きた日々の輝き。結末がわかっているからこそ胸に迫る『旅猫』外伝の温度は格別で、ファンならば思わず本編を読み返したくなる。愛猫家・有川ひろが温かな筆致と切実な眼差しで紡ぎ出す、心に深く沁み入る、極上の猫づくし傑作短編集。
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物語の種

物語の種 <講談社文庫>
発売日:2026年8月12日(予約商品)
「読者の体験談を“種”にして、有川ひろが小説を書く」――そんな前代未聞の企画から生まれた十粒の物語。SNSで話題の猫の話、レンゲ畑の小さな謎、胡瓜と白菜が並ぶ食卓、百万本の赤い薔薇、ゴールデンパイナップル、清く正しく美しい思い出……。読者から寄せられたささやかな断片が、稀代のストーリーテラーの手によって、ほっこりしたり胸キュンしたりする極上の短編へと変貌を遂げる。日常のなにげない記憶が、こんなにも心揺さぶる物語になるのかと驚かされる十篇。どこから読んでも、何度読んでも面白い。読書という営みの喜びがぎゅっと詰まった、ファンとの共作という新しい試みが結実した、贈り物のような短編集。
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クロエとオオエ

クロエとオオエ <単行本>
発売日:2025年6月11日
横浜で三代続く宝石商の嫡男・大江頼任と、彫金職人の娘・黒江彩。最初のデートで頼任が贈ったリングを、クロエは突き返した。それ以来、二人の関係は「メシ友」と「恋人」のあわいで揺れ続けている。やがてクロエが頼任の店のお得意様のブライダルジュエリーのデザインを手がけることになり、ジュエラーと職人、二人の距離は仕事を通じて少しずつ縮まっていく――。宝石の歴史や彫金の現場を背景に、ものづくりに対するクロエの矜持と、跡継ぎとしての頼任の覚悟が静かに重なり合う。一筋縄ではいかないクロエに頼任は本気で恋し始め、彼女もまた変わり始める。宝石と職人の世界を舞台に展開する、ド直球のお仕事ラブコメ長編。
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