あさのあつこの時代小説の全作品を出版順に最新作までまとめた完全網羅リストです。「弥勒」「おいち不思議がたり」などの人気シリーズの読む順番や、長編・短編集などの分類も分かりやすく表示しています。
当サイトで紹介している作家さんは下のリンク先でまとめています。
あさのあつこのシリーズ作品一覧
弥勒シリーズ(13作)
- 『弥勒の月』
- 『夜叉桜』
- 『木練柿』
- 『東雲の途』
- 『冬天の昴』
- 『地に巣くう』
- 『花を呑む』
- 『雲の果』
- 『鬼を待つ』
- 『花下に舞う』
- 『乱鴉の空』
- 『野火、奔る』
- 『春立つ風』
燦シリーズ(8作)
- 『燦〈1〉風の刃』
- 『燦〈2〉光の刃』
- 『燦〈3〉土の刃』
- 『燦〈4〉炎の刃』
- 『燦〈5〉氷の刃』
- 『燦〈6〉花の刃』
- 『燦〈7〉天の刃』
- 『燦〈8〉鷹の刃』
あさのあつこのノンシリーズ(単発)作品一覧(刊行順)
待ってる : 橘屋草子

待ってる : 橘屋草子 <講談社文庫>
発売日:2013年9月14日
舞台は江戸・深川。奉公に上がる料理屋「橘屋」の暖簾をくぐったのは、まだあどけなさの残る、十二歳の少女・お福であった。気丈で時に厳しい仲居頭・お多代に折に触れて鍛えられながら、お福は幼なじみの庄司への淡くまっすぐな想いを、胸の奥にひそかにあたためていく。恋、別れ、再会。江戸の片隅でひたむきに生きる市井の人々、その小さな矜持と哀しみを、ひとりの少女の成長を通して、瑞々しい筆致でしずかにすくい取っていく連作短編集。下町情緒ただよう江戸の人情と人と人とのささやかな繋がりが、ふんわりと胸に染み入る、あさのあつこ会心の一冊。
ショップで探す:
花宴

花宴 <朝日文庫>
発売日:2015年1月7日
江戸からはるか西、十八里の地にある佐見藩。代々勘定方を務めてきた西野家のひとり娘・伎江は、短刀の腕に覚えがあり、父のもとに通う若き弟子に、ほのかな想いを密かに寄せていた。やがて伎江は、別の弟子と婚を結ぶことになる。それでも、忘れがたい初恋の面影に苛まれ、自身の罪深さに苛まれながらも、夫との小さな笑い合いの日々の中で、伎江は少しずつ前を向いていく——。だがある朝、思いも寄らぬ一つの真実が、すべてを根底から揺るがしてしまう。女の業と、ひとつの恋の重みを丹念に描き切る、あさのあつこ渾身の長編時代小説。
ショップで探す:
もう一枝あれかし

もう一枝あれかし <文春文庫>
発売日:2016年3月10日
山深い小藩を主な舞台に紡がれる、ひたむきで純度の高い恋慕を描いた、中編三篇。仇討ちのため旅に出た男を、なお幾年も待ち続ける廓の女。夫から「自害せよ」と命じられた末に、それでもなお生きる道を探そうとする武家の妻。若き日のひそやかな約束のために、すべての地位と将来を捨てる覚悟を決めてしまう男——。誰にもけして届かぬはずの、それでも一途に貫かれていく愛の輝きが、行間からふっと立ち上ってくる。哀しみと美しさが静かに交差する珠玉の作品集。あさのあつこの真骨頂を凝縮した、一途な愛を描く時代小説の秀作。
ショップで探す:
かわうそ : お江戸恋語り。

かわうそ : お江戸恋語り。 <祥伝社文庫>
発売日:2017年6月14日
舞台は江戸の繁華な町なか。乾物問屋の若い娘・おやえは、ある日、町の与太者たちに絡まれ難儀しているところを、川獺のごとく身軽な男・かわうそに、思いがけず助けられる。彼にひそかな想いを寄せ始めた矢先、かわうそが立ち寄ったとされる旅籠で、若い女の遺体が発見されるという衝撃の事件が起こる——。果たして、かわうそは下手人なのか、それとも無実なのか。やがて江戸の町を揺るがす一連の盗っ人騒ぎとも複雑に絡み合っていく。少女が大人になるその瀬戸際を、瑞々しく描き切る恋の捕物帳、あさのあつこの秀作。
ショップで探す:
ゆらやみ

ゆらやみ <新潮文庫>
発売日:2017年12月25日
幕末、石見銀山の地。「間歩」と呼ばれる坑道の片隅でひっそりと生まれ落ちた娘・お富江は、その類まれな美しさゆえに遊郭に身を引かれた。水揚げを翌日に控えた夜、想いを寄せる若き銀山師・伊織のもとを密かに訪ねたお富江は、しかし行きずりの男に襲われ、やむを得ず手にかけてしまう。窮地の彼女を救ったのは、ほかでもない伊織であった。やがて二人は深く結ばれ、罪と秘密を分かち合いながら、激動の時代を、ただ寄り添って歩み始める——。揺らぐ闇を背景に燃え上がる、激しくも切ない恋の行方を描き切る、あさのあつこの長編秀作。
ショップで探す:
八州の風手控え帳

八州の風手控え帳 <単行本>
発売日:2026年1月21日
舞台は、関東八州を統べる広大な野と街道筋。八州廻りという役を任された、まだ若き役人・一柳直四郎は、お供の安助を伴い、農村から宿場へと足を運び続ける日々を送っていた。ある日の見廻り先で、彼らは思いもよらぬ不審な死体に出くわす——。村人たちの貧しき暮らし、宿場の人々の確かな矜持、そして街道筋に複雑に絡みつく人と人との因縁。風が運ぶごく微かな違和感を手繰り寄せて、二人は事件の真相へと静かに迫っていく。「作家生活三十数年で初の大転換点」と著者自らが語る、新たな捕物帳、あさのあつこ渾身の意欲作。
ショップで探す:
飛燕

飛燕 <単行本>
発売日:2026年7月7日
小舞藩で代々納戸頭を務める高蔵家。父亡きあと、長女の徳子は市中道場の師範代・藤十郎を婿に迎え、穏やかな暮らしを築いていた。だがある日、藤十郎が遊女と相対死にしたとの知らせが届く。夫には祝言後も続く古い縁があり、子までいたという。深い悲しみと疑念のなか、徳子は残された少年・萩丸を引き取って育て始める。一方、次女のあぐりは、母より年上の大店の主・紀野屋丈衛門に嫁ぎ、商いを通じて新たな情報をつかんでいく。やがて藤十郎の死に他殺の可能性が浮かび、姉妹は藩を揺るがす秘密へと近づいていく。理不尽な運命に翻弄されながらも、自ら選び、凛として生きる女性たちを描く時代小説。
ショップで探す: