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佐藤青南のシリーズ作品一覧

女性消防士・高柳蘭の奮闘シリーズ(2作)

  1. YOKOHAMA 119 要救助者1623名』(初刊:2012年6月)

白バイガールシリーズ(6作)

  1. 白バイガール』(初刊:2016年1月)
  2. 白バイガール 駅伝クライシス』(初刊:2017年11月)
  3. 白バイガール 最高速アタックの罠』(初刊:2019年4月)
  4. 白バイガール 爆走! 五輪大作戦』(初刊:2020年4月)
  5. 白バイガール フルスロットル』(初刊:2021年4月)

ストラングラーシリーズ(4作)

  1. ストラングラー 死刑囚の推理』(初刊:2020年9月)
  2. ストラングラー 死刑囚の告白』(初刊:2022年2月)
  3. ストラングラー 死刑囚の悔恨』(初刊:2023年2月)
  4. ストラングラー 死刑囚の逆転』(初刊:2023年5月)

お電話かわりました名探偵ですシリーズ(3作)

  1. お電話かわりました名探偵です』(初刊:2020年12月)

絶対音感刑事・鳴海桜子シリーズ(5作)

  1. 連弾』(初刊:2021年7月)
  2. 人格者』(初刊:2022年7月)
  3. 残奏』(初刊:2023年7月)
  4. 眠れる森の殺人者』(初刊:2024年8月)
  5. 不純正律 上』(初刊:2025年11月)
    不純正律 下』(初刊:2025年12月)

佐藤青南のノンシリーズ(単発)作品一覧(刊行順)

『ある少女にまつわる殺人の告白』(初刊:2011年5月)

ある少女にまつわる殺人の告白

ある少女にまつわる殺人の告白 <宝島社文庫>

発売日:2012年5月10日

長編
あらすじ

「亜紀ちゃんの話を聞かせてください」。凄惨な事件から十年後、一人の男が、少女・亜紀を知る人々のもとを訪ね歩く。児童相談所の元所長、小学校時代の担任、小児科医、そして家族。それぞれの証言から浮かぶのは、助けを求める声を上げられない少女と、その異変に気づきながらも手を差し伸べきれなかった大人たちの姿だった。同じ出来事を語っているはずなのに、記憶も責任の捉え方も少しずつ食い違い、事件の輪郭はかえって深い闇に包まれていく。聞き手の男は何者で、なぜ今になって過去を掘り起こすのか。断片的な告白を積み重ね、家族と社会が抱えた傷の真相へ迫り、読む者の倫理観も鋭く揺さぶるミステリー。

『ジャッジメント』(初刊:2013年7月)

ジャッジメント

ジャッジメント <祥伝社文庫>

発売日:2016年6月15日

長編
あらすじ

プロ野球球団の監督が殺され、現場近くで逮捕されたのは、かつて将来を嘱望されながら戦力外となった投手・宇土健太郎だった。国選弁護人として事件を担当することになった新人弁護士・中垣拓也は、被告人の名を聞いて言葉を失う。宇土は高校時代、同じ野球部で白球を追った旧友だったのだ。だが二人は、最後の夏に起きたある出来事を境に袂を分かち、連絡も絶えていた。黙秘を続ける宇土に不利な証拠が重なる一方、中垣は彼の無実を信じ、独自に事件を洗い直す。法廷で裁かれるのは殺人の罪だけなのか。封じた青春の記憶と友情、勝者と敗者を分ける社会のまなざしが交錯する中、弁護士として、友として下すべき判断を問うリーガル・サスペンス。

『市立ノアの方舟 崖っぷち動物園の挑戦』(初刊:2016年4月)

市立ノアの方舟 崖っぷち動物園の挑戦

市立ノアの方舟 崖っぷち動物園の挑戦 <祥伝社文庫>

発売日:2019年6月12日

短編集
あらすじ

市役所勤めの磯貝健吾に突然下った辞令は、閉園寸前の市立動物園「ノアの方舟」の園長就任だった。動物の知識も経営経験もない自分が、なぜこの役目を任されたのか。現場の飼育員たちは、腰掛けの素人が来たと冷ややかで、赤字を理由に改革を迫る市との板挟みも待っている。戸惑う磯貝を動かしたのは、娘が描いた一枚の象の絵と、癖は強いが動物への愛情だけは誰にも負けない飼育員たちの奮闘だった。来園者を呼び戻し、動物の暮らしを守るには何ができるのか。施設の老朽化や予算不足、職員同士の溝を前に、素人園長の挑戦が始まる。人と動物、人と人との絆を温かく描く、笑いと涙の再生のお仕事小説。

『君を一人にしないための歌』(初刊:2017年8月)

君を一人にしないための歌

君を一人にしないための歌 <だいわ文庫>

発売日:2017年8月10日

長編
あらすじ

中学最後の吹奏楽コンクールで取り返しのつかない失敗をした「僕」は、ドラムを捨て、音楽から距離を置いて高校へ進んだ。ところが同級生の七海に強引に誘われ、再びバンドを組むことになる。豊富な音楽知識を持つ凛も加わり、足りないギタリストを探して声をかけるが、候補者たちはそれぞれ悩みや秘密を抱え、加入してもすぐに去ってしまう。なぜ彼らは演奏を続けられないのか。三人はロックの名曲を手がかりに、家族や友人とのすれ違い、言葉にできない孤独の理由を解きほぐしていく。過去の失敗を恐れる少年は、もう一度誰かと音を合わせられるのか。日常の謎と音楽への思いが響き合う、優しくほろ苦い青春ミステリー。

『たぶん、出会わなければよかった噓つきな君に』(初刊:2017年12月)

たぶん、出会わなければよかった噓つきな君に

たぶん、出会わなければよかった噓つきな君に <祥伝社文庫>

発売日:2017年12月13日

長編
あらすじ

職場では上司の理不尽な叱責に耐え、帰宅後は資格試験の勉強を続ける。目立たず冴えない毎日を送っていた青年の前に、奈々という女性が現れる。彼女から思いがけずデートに誘われたことで、灰色だった暮らしは少しずつ色づいていく。優しく、自分を必要としてくれる奈々に惹かれ、二人の距離は縮まっていくが、同じ職場の女性からも好意を示された頃から、穏やかな関係に小さな亀裂が入り始める。誰の言葉を信じればよいのか。幸せな恋の記憶の中に混じる違和感は、偶然なのか、それとも誰かの嘘なのか。純粋な思いと疑念がせめぎ合い、読み進めるほど見えていた景色が揺らいでいく、切なくも緊迫した恋愛サスペンス。

『鉄道リドル いすみ鉄道で妖精の森に迷いこむ』(初刊:2018年5月)

鉄道リドル いすみ鉄道で妖精の森に迷いこむ

鉄道リドル いすみ鉄道で妖精の森に迷いこむ <小学館文庫>

発売日:2018年5月7日

短編集
あらすじ

おしゃれな医学生・瓜生昌午、移動にはヘリコプターまで使うIT長者・巽克利、世界を飛び回るバイオリニスト・星川広太郎。容姿も経歴も華やかな三人には、筋金入りの鉄道好きという共通点があった。旅先に選んだのは、房総半島を走るローカル線・いすみ鉄道。のんびり列車旅を楽しむはずが、学校に伝わる幽霊の噂や、森で姿を消す子どもたちなど、沿線で次々と不思議な出来事に遭遇する。鉄道の知識と三者三様の得意分野を持ち寄り、土地に残る物語と人々の秘密を解き明かしていく三人。美しい車窓、ローカル線の魅力、旅する喜び、軽妙な掛け合いとともに、日常の謎を巡る旅を描くユーモア鉄道ミステリー。

『たとえば、君という裏切り』(初刊:2018年12月)

たとえば、君という裏切り

たとえば、君という裏切り <祥伝社文庫>

発売日:2018年12月10日

長編
あらすじ

余命わずかな人気作家を取材することになったライター。アルバイト先で出会った女子学生に思いを寄せる大学生。そして、公園で会う「お姫さま」のような年上の少女を慕う幼い女の子。年代も境遇も異なる三人は、それぞれ大切な相手に心を向けながら、その人が別の誰かを愛しているという痛みに直面する。選ばれなくても、そばにいたい。信じたいのに、言葉の裏を疑ってしまう。独立して見える三つの物語は、過去と現在を行き来するうちに思いがけない接点を持ち、長い時間を貫く一つの愛の姿を浮かび上がらせていく。恋することは裏切ることなのか。読むほど印象が変わる構成で、愛情と記憶の行方を描く連作恋愛ミステリー。

『噓つきは殺人鬼の始まり SNS採用調査員の事件ファイル』(初刊:2022年4月)

噓つきは殺人鬼の始まり SNS採用調査員の事件ファイル

噓つきは殺人鬼の始まり SNS採用調査員の事件ファイル <宝島社文庫>

発売日:2022年4月6日

長編
あらすじ

企業の依頼を受け、採用候補者のSNSを調べる塩崎真人。アナウンサー志望の灰原茉百合を調査した彼は、本人のものと思われる裏アカウントを発見し、そこに書かれた秘密を理由に不採用の報告をする。だが茉百合は塩崎の正体を突き止め、裏アカは自分のものではないと直接抗議してきた。潔白を証明したい彼女と、調査の誤りを確かめたい塩崎は、不本意ながら手を組むことに。やがて問題のアカウントには、持ち主が殺人を犯したことをうかがわせる投稿が現れ、塩崎が本アカウントの参考にした人物まで殺される。匿名の嘘が現実の命を奪う時、二人は画面の向こうの殺人鬼を見つけられるのか。SNS社会の怖さを描く。

『犬を盗む』(初刊:2022年9月)

犬を盗む

犬を盗む <実業之日本社文庫>

発売日:2025年10月3日

長編
あらすじ

都内の高級住宅地で、一人暮らしの老女が殺された。捜査で浮かんだのは、彼女がかつて犬を飼っていたという事実。しかし家には犬の姿がなく、その行方もわからない。事件の特ダネを狙う週刊誌記者・鶴崎は、周辺を探るためコンビニでアルバイトを始め、住民や同僚たちの日常に入り込んでいく。そんな中、同じ店で働く人物が突然一匹の犬を飼い始めた。偶然なのか、それとも殺された老女の犬なのか。小さな町の噂、孤独な人々の事情、犬を巡るそれぞれの思いが交差し、鶴崎の取材は思わぬ方向へ進む。人はなぜ犬を求め、犬は誰を家族と選ぶのか。謎を追う緊張と人と犬の温かな絆を描く、愛犬家にも胸に残るミステリー。

『一億円の犬』(初刊:2023年11月)

一億円の犬

一億円の犬 <単行本>

発売日:2023年11月9日

長編
あらすじ

梨沙は、保護犬との暮らしを描く漫画「保護犬さくら、港区女子になる」をSNSに投稿している。実際は六本木のセレブ妻でもなければ、優雅な生活を送っているわけでもない。それでも巧みに作った設定が人気を呼び、ついには書籍化の話まで舞い込んだ。さらに犬の動画で一億円を稼げる可能性を知った梨沙は、虚構を現実に見せるため大胆な計画に乗り出す。だが、見栄と金欲に押されて重ねた嘘は、思いもしなかった事件と人間関係を引き寄せていく。誰が犬を愛し、誰が犬を利用しているのか。無垢な犬のまなざしの前で、人間たちの欲望と孤独があぶり出される、愛犬家にも心に残る、スリリングで皮肉の利いたミステリー。

『犬と逃げる』(初刊:2026年7月)

犬と逃げる

犬と逃げる <単行本>

発売日:2026年7月9日

長編
あらすじ

長崎県島原市の学校に、一匹の犬が迷い込んできた。人懐こいその犬は保護されるが、飼い主はなかなか見つからない。同じ頃、遠く離れた東京の多摩川河川敷では、身元不明の遺体が発見される。捜査が進むにつれ、一人の男が容疑者として浮かぶものの、その男もまた行方をくらましていた。男はなぜ逃げたのか。犬はどこから来て、誰を待っているのか。島原と東京、犬を助けようとする人々と、事件を追う者たちの物語が少しずつ近づいていく。言葉を話せない犬が残した足跡をたどることで見えてくるのは、人が抱えた罪と孤独、そして誰かを信じて待つ強さ。犬は無事なので安心して読める、サスペンスと人犬の絆を描く長編ミステリー。