堂場瞬一のデビュー作から最新刊まで、全作品を出版順にまとめた完全網羅リストです。「刑事・鳴沢了」「真崎薫」などの人気シリーズの読む順番や、長編・短編集などの分類も分かりやすく表示しています。

あわせて読みたい

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堂場瞬一のシリーズ作品一覧

刑事・鳴沢了シリーズ(12作)

  1. 『雪虫 刑事・鳴沢了』
  2. 『破弾 刑事・鳴沢了』
  3. 『熱欲 刑事・鳴沢了』
  4. 『孤狼 刑事・鳴沢了』
  5. 『帰郷 刑事・鳴沢了』
  6. 『讐雨 刑事・鳴沢了』
  7. 『血烙 刑事・鳴沢了』
  8. 『被匿 刑事・鳴沢了』
  9. 『疑装 刑事・鳴沢了』
  10. 『久遠 上 刑事・鳴沢了』
  11. 『久遠 下 刑事・鳴沢了』
  12. 『七つの証言 刑事・鳴沢了外伝』

真崎薫シリーズ(3作)

  1. 『蒼の悔恨』
  2. 『青の懺悔』
  3. 『灰の旋律』

汐灘サーガシリーズ(4作)

  1. 『長き雨の烙印』
  2. 『断絶』
  3. 『夜の終焉 上』
  4. 『夜の終焉 下』

チームシリーズ(4作)

  1. 『チーム』
  2. 『チーム2』
  3. 『チーム3』
  4. 『チーム4』

警視庁失踪課・高城賢吾シリーズ(10作)

  1. 『蝕罪 警視庁失踪課・高城賢吾』
  2. 『相剋 警視庁失踪課・高城賢吾』
  3. 『邂逅 警視庁失踪課・高城賢吾』
  4. 『漂泊 警視庁失踪課・高城賢吾』
  5. 『裂壊 警視庁失踪課・高城賢吾』
  6. 『波紋 警視庁失踪課・高城賢吾』
  7. 『遮断 警視庁失踪課・高城賢吾』
  8. 『牽制 警視庁失踪課・高城賢吾』
  9. 『闇夜 警視庁失踪課・高城賢吾』
  10. 『献心 警視庁失踪課・高城賢吾』

警視庁追跡捜査係シリーズ(14作)

  1. 『交錯 警視庁追跡捜査係』
  2. 『策謀 警視庁追跡捜査係』
  3. 『謀略 警視庁追跡捜査係』
  4. 『標的の男 警視庁追跡捜査係』
  5. 『刑事の絆 警視庁追跡捜査係』
  6. 『暗い穴 警視庁追跡捜査係』
  7. 『報い 警視庁追跡捜査係』
  8. 『脅迫者 警視庁追跡捜査係』
  9. 『垂れ込み 警視庁追跡捜査係』
  10. 『時効の果て 警視庁追跡捜査係』
  11. 『不可能な過去 警視庁追跡捜査係』
  12. 『陰からの一撃 警視庁追跡捜査係』
  13. 『全悪 警視庁追跡捜査係』
  14. 『欲望の裏 警視庁追跡捜査係』

アナザーフェイスシリーズ(10作)

  1. 『アナザーフェイス』
  2. 『敗者の嘘 アナザーフェイス2』
  3. 『第四の壁 アナザーフェイス3』
  4. 『消失者 アナザーフェイス4』
  5. 『凍る炎 アナザーフェイス5』
  6. 『親子の肖像 アナザーフェイス0』
  7. 『高速の罠 アナザーフェイス6』
  8. 『愚者の連鎖 アナザーフェイス7』
  9. 『潜る女 アナザーフェイス8』
  10. 『闇の叫び アナザーフェイス9』

捜査一課・澤村慶司シリーズ(3作)

  1. 『逸脱 捜査一課・澤村慶司』
  2. 『歪 捜査一課・澤村慶司』
  3. 『執着 捜査一課・澤村慶司』

探偵・濱崎シリーズ(2作)

  1. 『over the edge』
  2. 『under the bridge』

捜査シリーズ(6作)

  1. 『検証捜査』
  2. 『複合捜査』
  3. 『共犯捜査』
  4. 『時限捜査』
  5. 『凍結捜査』
  6. 『共謀捜査』

刑事の挑戦・一之瀬拓真シリーズ(6作)

  1. 『ルーキー 刑事の挑戦・一之瀬拓真』
  2. 『見えざる貌 刑事の挑戦・一之瀬拓真』
  3. 『誘爆 刑事の挑戦・一之瀬拓真』
  4. 『特捜本部 刑事の挑戦・一之瀬拓真』
  5. 『奪還の日 刑事の挑戦・一之瀬拓真』
  6. 『零れた明日 刑事の挑戦・一之瀬拓真』

警視庁犯罪被害者支援課シリーズ(9作)

  1. 『壊れる心 警視庁犯罪被害者支援課』
  2. 『邪心 警視庁犯罪被害者支援課2』
  3. 『二度泣いた少女 警視庁犯罪被害者支援課3』
  4. 『身代わりの空 警視庁犯罪被害者支援課4 上』
  5. 『身代わりの空 警視庁犯罪被害者支援課4 下』
  6. 『影の守護者 警視庁犯罪被害者支援課5』
  7. 『不信の鎖 警視庁犯罪被害者支援課6』
  8. 『空白の家族 警視庁犯罪被害者支援課7』
  9. 『チェンジ 警視庁犯罪被害者支援課8』

メディアシリーズ(4作)

  1. 『警察回りの夏』
  2. 『蛮政の秋』
  3. 『社長室の冬』
  4. 『絶遠の春』

日本の警察(昭和編)シリーズ(3作)

  1. 『焦土の刑事』
  2. 『動乱の刑事』
  3. 『沃野の刑事』

ラストラインシリーズ(9作)

  1. 『ラストライン』
  2. 『割れた誇り ラストライン2』
  3. 『迷路の始まり ラストライン3』
  4. 『骨を追え ラストライン4』
  5. 『悪の包囲 ラストライン5』
  6. 『灰色の階段 ラストライン0』
  7. 『罪の年輪 ラストライン6』
  8. 『英雄の悲鳴 ラストライン7』
  9. 『南の罠 ラストライン8』

ボーダーズシリーズ(5作)

  1. 『ボーダーズ』
  2. 『夢の終幕 ボーダーズ2』
  3. 『野心 ボーダーズ3』
  4. 『初心の業 ボーダーズ4』
  5. 『怨嗟の回廊 ボーダーズ5』

日本の警察(平成編)シリーズ(3作)

  1. 『鷹の系譜』
  2. 『鷹の惑い』
  3. 『鷹の飛翔』

警視庁総合支援課シリーズ(6作)

  1. 『聖刻 警視庁総合支援課0』
  2. 『誤ちの絆 警視庁総合支援課』
  3. 『最後の光 警視庁総合支援課2』
  4. 『昨日への誓い 警視庁総合支援課3』
  5. 『拒絶の理由 警視庁総合支援課4』
  6. 『守るべきもの 警視庁総合支援課5』

セレブ・ケースシリーズ(2作)

  1. 『闇をわたる セレブ・ケース』
  2. 『死と金 セレブ・ケース2』

堂場瞬一のノンシリーズ(単発)作品一覧(刊行順)

8年

8年

8年 <集英社文庫>

発売日:2004年1月20日

長編

オリンピックで鮮烈な活躍を見せながら、ある事情から野球を捨てた投手・藤原雄大。八年後、三十歳を過ぎた彼は突如ニューヨークのメジャー球団に入団する。長い空白を抱えた男は、再びマウンドに立って失われた時間と向き合うことに。なぜ野球を離れ、なぜ今になって戻ったのか。夢を諦めきれない選手の再挑戦と、彼を支える人々の思いを熱く描いたスポーツ小説。

マスク

マスク

マスク <集英社文庫>

発売日:2005年5月20日

長編

スポーツジャーナリストの水野は、家族を捨てたプロレスラーの父が死んだと知らされ、メキシコの街セントロへ向かう。反発を抱えたまま父の足跡を追ううち、マスクに隠されていたレスラーの誇りと、知らなかった生き方が浮かび上がる。父はリングで何を守ろうとし、息子に何を残したのか。プロレスの熱気と異国の風景を背景に、断絶した父子の絆を見つめ直す青春スポーツ小説。

天国の罠

天国の罠

天国の罠 <角川文庫>

発売日:2012年10月25日

長編

フリージャーナリストの広瀬隆二は、元代議士の今井から、十五年前に失踪した娘・香奈を捜してほしいと依頼される。わずかな手掛かりをたどる広瀬の前に、長い歳月を経てもなお真相を隠そうとする力が立ちはだかる。一人の女性の失踪は、やがて巨大な組織的陰謀へとつながっていく。権力の壁に挑む取材者が、封じられた過去と人間の欲望を追う社会派サスペンス。

キング

キング

キング <実業之日本社文庫>

発売日:2015年7月30日

長編

大学陸上部の同級生だった三人のランナーが、オリンピック男子マラソン代表、最後の一枠を懸けた選考レースに集う。日本記録を持ちながら故障に苦しむ須田、安定した走りを続ける選手、陸連批判から表舞台を去り四年ぶりに復帰した武藤。それぞれの挫折と野心を胸に、四十二・一九五キロの勝負が始まる。人生を賭して走る男たちの駆け引きと友情を描く長編スポーツ小説。

二度目のノーサイド

二度目のノーサイド

二度目のノーサイド <小学館文庫>

発売日:2009年7月12日

長編

かつて同じグラウンドで汗を流したラガーマンたちが、年月を経て再び試合に挑むことになる。仕事や家庭を背負い、若い頃のようには動かない体を抱えながらも、胸に残る悔いと仲間への思いが彼らを突き動かす。過去の勝敗だけでなく、人生の途中で失ったものとも向き合う二度目の戦い。ラグビーを生き方そのものとする男たちの友情と再生を、熱くも切なく描いたスポーツ小説。

棘の街

棘の街

棘の街 <角川文庫>

発売日:2023年9月22日

長編

地方都市・北嶺で高校生誘拐事件が発生する。県警捜査一課の敏腕刑事・上條元は、身代金受け渡しの現場で重大なミスを犯し、事件は未解決のまま一年が過ぎた。自責の念を抱え続ける上條の周囲で、新たな動きが始まる。被害者家族と捜査員の心に刺さった棘は抜けるのか。失敗から逃れられない刑事が、思わぬ方向へ転がる事件の真相を追う警察小説。

いつか白球は海へ

いつか白球は海へ

いつか白球は海へ <集英社文庫>

発売日:2009年5月20日

長編

大学野球のヒーローだった海藤はプロ入りを断念し、存亡の危機にある地方の社会人野球チームに加わる。企業の事情に翻弄される選手たちをまとめ、ただ勝利するために再び白球を追うが、チームの前途は険しい。野球を続ける意味、仲間と同じ夢を見る喜び、地域に根差す球団の価値とは何か。消えかけたチームの未来を懸けて奮闘する男たちを描くスポーツ小説。

焔 The Flame

焔 The Flame

焔 The Flame <実業之日本社文庫>

発売日:2011年8月5日

長編

プロ九年目でFA権を得るスターズの看板選手・沢崎鉄人は、大リーグ入りを目指し、同僚の四番打者・神宮寺と首位打者争いを繰り広げる。沢崎にタイトルを取らせて移籍交渉を有利にしたい代理人の藍川は、密かに策を巡らせる。しかし思惑には次第に綻びが生じていく。選手、球団、代理人の欲望が渦巻くペナントレース終盤を描いた野球サスペンス。

約束の河

約束の河

約束の河 <角川文庫>

発売日:2019年6月14日

長編

法律事務所所長の北見貴秋は、幼なじみで作家となった今川の謎めいた死を知る。薬物による記憶障害に苦しみながらも、友の死の真相を確かめようと動き出す北見。一方、刑事の藤代は、親友の息子である北見の行動を探っていた。欠けた記憶と秘められた過去が交錯し、二人の調査は思いがけない真実へ近づいていく。友情と疑念の間で揺れる男たちを描く長編ミステリー。

バッド・トラップ

バッド・トラップ

バッド・トラップ <単行本>

発売日:2005年7月1日

長編

巧みな話術を操る詐欺師、危険な任務を生き抜いた元傭兵、偽造を得意とする美女。異色の三人が手を組み、日本最強の怪盗チームを結成する。彼らが狙うのは、謎と欲望を引き寄せる秘宝ケツァルコアトル像。大胆な計画の裏で敵味方の思惑が交錯し、プライドと命を懸けた争奪戦が始まる。罠を仕掛け合うプロたちの駆け引きを軽快に描く冒険活劇。

ミス・ジャッジ

ミス・ジャッジ

ミス・ジャッジ <実業之日本社文庫>

発売日:2011年4月5日

長編

日本人投手がメジャーデビューを果たす開幕戦。ヤンキース対レッドソックスの大舞台で、たった一球の判定が勝負の行方を左右する。栄冠をつかもうとする投手と、その投球を裁く審判員の間には、野球人生を狂わせた深い因縁があった。才能に恵まれながら夢破れた男と、頂点へ進む男。過去の確執を抱えた二人が再び向き合う、緊迫の長編野球小説。

神の領域 検事・城戸南

神の領域 検事・城戸南

神の領域 検事・城戸南 <中公文庫>

発売日:2008年10月25日

長編

横浜地検の本部係検事・城戸南は、ある殺人事件の真相を追う。証拠と関係者を丹念にたどるうち、事件の背後に陸上競技界全体を覆う巨大な闇が潜んでいることに気づく。記録と栄光を求める世界で、誰が何を隠しているのか。捜査の圧力に屈せず、冷静な判断と執念で核心へ迫る城戸。スポーツの光と影を、検事の視点から描く社会派ミステリー。

大延長

大延長

大延長 <実業之日本社文庫>

発売日:2011年6月3日

長編

夏の甲子園決勝。初出場の公立進学校・新潟海浜と、強打を誇る常連校・恒正学園の試合は、延長十五回でも決着せず翌日の再試合へ持ち越される。両校の監督はかつてのバッテリーで、選手同士にも深い縁があった。負傷や不祥事、周囲の重圧が次々と襲うなか、終わらない夏に決着をつけるため再びグラウンドへ。勝利をめぐる欲望と青春が交錯する長編野球小説。

BOSS

BOSS

BOSS <実業之日本社文庫>

発売日:2013年4月5日

長編

低迷が続くニューヨーク・メッツのゼネラルマネージャーに、三十九歳の日本人・高岡脩二が抜擢される。大胆なトレードと出塁率を重視する戦略でチームを再建する高岡の前に立ちはだかるのは、かつての師でアトランタ・ブレーブスを率いる老練なGMウィーバー。グラウンドの外で組織を動かす二人が、知略と信念を懸けて戦うメジャーリーグ小説。

少年の輝く海

少年の輝く海

少年の輝く海 <集英社文庫>

発売日:2008年5月20日

長編

東京から瀬戸内の島へ山村留学に来た中学二年生・鳥海浩次は、退屈な暮らしにうんざりしていた。ある日、地元の同級生・計が、水軍の財宝を積んだ沈没船の場所を示すという古い海図を見つける。浩次は留学仲間の花香を誘い、三人で海へこぎ出すが、冒険は思いがけない経験へつながっていく。島の自然と友情のなかで成長する少年少女の夏物語。

天空の祝宴

天空の祝宴

天空の祝宴 <単行本>

発売日:2008年8月29日

長編

世界を転戦してきたフリークライマー・岩本空は、親友であり最大のライバルだった江藤を、ヨセミテの巨大岩壁「ザ・ウォール」で失う。競技の第一線を退いた岩本のもとへ、江藤の妻が一冊の日記を携えて現れる。そこには、誰も成し遂げていない初見登攀への情熱が記されていた。親友の死への疑問と残された夢を胸に、孤高のクライマーが再び岩壁と向き合う。

ラストダンス

ラストダンス

ラストダンス <実業之日本社文庫>

発売日:2012年6月5日

長編

プロ野球スターズの同期、投手の真田誠と捕手の樋口孝明は、ともに四十歳で引退の時を迎えていた。スターへ上り詰めた真田が突然引退を表明する一方、控えに甘んじた樋口には二軍監督就任が打診される。ところが真田の連勝でチームは優勝争いへ。正捕手の負傷により、二人は十七年ぶりにバッテリーを組む。対照的な野球人生の最後を描く感動作。

10 ten 俺たちのキックオフ

10 ten 俺たちのキックオフ

10 ten 俺たちのキックオフ <実業之日本社文庫>

発売日:2015年7月16日

長編

大学リーグ四連覇を目指す強豪・城陽大ラグビー部で、名将の進藤監督が急死する。後を継いだのは、就任から半年のヘッドコーチ・七瀬龍司。七瀬は型に縛られた従来の戦術を改め、選手の自主性を重んじるラグビーを目指すが、亡き監督の息子で主将の直哉やOBは反発する。揺れるチームは理想のラグビーを見いだし、頂点へ進めるのか。

虚報

虚報

虚報 <文春文庫>

発売日:2012年4月10日

長編

長野支局から東京本社社会部へ戻った新聞記者・長妻厚樹は、着任早々、ビニール袋を使った集団自殺事件を担当する。自殺者たちは有名大学教授の運営するサイトに影響されていたのか。ライバル紙に抜かれ続けた長妻は、起死回生のスクープを放つが、その記事が彼を思わぬ窮地へ追い込む。報道の正義と誤り、記者の焦りを描く新聞ジャーナリズム小説。

水を打つ 上

水を打つ 上

水を打つ 上 <実業之日本社文庫>

発売日:2010年10月5日

長編

自由形の日本記録保持者・矢沢大河は、前回のオリンピックのメドレーリレーで僅差の末にメダルを逃し、雪辱を期していた。そこへ、新型水着をまとって好記録を連発する高校三年生・小泉速人が現れる。個人の記録を追う選手が、リレーでは誰のために泳ぐのか。水着という道具の力と選考をめぐる思惑が、日本男子競泳チームを揺らす長編スポーツ小説上巻。

沈黙の檻

沈黙の檻

沈黙の檻 <中公文庫>

発売日:2013年8月23日

長編

十七年前の運送会社社長殺人事件は、真相不明のまま時効を迎えていた。週刊誌の記事で犯人として名指しされた男は、否定も弁明もせず沈黙を貫く。彼を信じ、守ろうとする所轄刑事・氷室は、封じられた過去と向き合うことに。時効となった事件を挟んで二人が対峙するさなか、新たな殺人が発生する。沈黙の理由と刑事の信念を哀切に描く警察小説。

水を打つ 下

水を打つ 下

水を打つ 下 <実業之日本社文庫>

発売日:2010年11月5日

長編

前回のオリンピックでメダルを逃した日本男子競泳チームが、雪辱を期す東京大会はいよいよ開幕へ。記録を塗り替える新型水着「FS-1」は認可されるのか。周囲との溝を深めた高校生スイマー・小泉速人は、メドレーリレーの代表に選ばれるのか。選手、コーチ、メーカーの欲望と誇りが頂点に達し、運命のスタート音が響く。勝利の意味を問う競泳小説下巻。

蒼い猟犬 1300万人の人質

蒼い猟犬 1300万人の人質

蒼い猟犬 1300万人の人質 <単行本>

発売日:2011年4月13日

長編

警視庁捜査一課に、経験の浅い刑事を集めた特別捜査第三係が新設される。周囲から「ひよこ」と蔑まれる彼らの前に、東京都民千三百万人の命を人質に取り、テレビの生放送で犯行声明を出す姿なき脅迫犯が現れた。正体も目的も分からない敵を止めるため、新米刑事たちはわずかな手掛かりを追って東京を疾走する。未熟な捜査班の成長と奮闘を描く警察サスペンス。

異境

異境

異境 <小学館文庫>

発売日:2014年5月8日

長編

本社社会部を追われ横浜支局へ移った一匹狼の新聞記者・甲斐明人は、着任早々、スクープをつかんだらしい後輩記者が失踪したことを知る。足取りを追ううち、警察内部の腐敗と謎の外国人犯罪集団の存在が浮かび、二つの問題は一本につながっていく。情報の鍵を握るのは、県警内で孤立する女性刑事・浅羽翔子。立場の違う二人が巨大な組織へ挑む社会派サスペンス。

八月からの手紙

八月からの手紙

八月からの手紙 <講談社文庫>

発売日:2013年5月15日

長編

一九四六年、戦後復興の途上にある東京。日系二世の元投手・矢尾は、人々が娯楽を求める街で新たな野球リーグを立ち上げようと奔走する。その歩みの背後には、戦争による絶望と屈辱、海を隔てた友との約束があった。国境や人種を越えて白球に希望を託した男たちは、失われた時代から何を取り戻すのか。日米を結ぶ友情と野球の歴史を壮大に描く長編。

共鳴

共鳴

共鳴 <中公文庫>

発売日:2015年1月23日

長編

元刑事の祖父が、ある事件の調査を手伝う相棒として指名したのは、家にひきこもる孫だった。世代も価値観も異なる二人は反発し合いながら、わずかな手掛かりを追って人々の話を聞いていく。捜査の経験を持つ祖父と、社会との接点を失った孫。それぞれの視点が重なるにつれ、事件だけでなく互いの胸に秘めた思いも見え始める。調査を通じた家族の再生を描くミステリー。

ヒート

ヒート

ヒート <実業之日本社文庫>

発売日:2014年6月5日

長編

日本男子マラソンの低迷を打破するため、新設された東海道マラソン。県庁職員の音無太志は、陸上界の至宝・山城悟の世界記録を支えるペースメーカーとして、かつてハーフの日本記録を持った孤高のランナー・甲本剛に目をつける。所属先を失った甲本へ破格の条件を示す音無。多くの欲望と情熱を乗せ、四十二・一九五キロの予測不能なレースが始まる。

衆 1968 夏

衆 1968 夏

衆 1968 夏 <文春文庫>

発売日:2015年7月10日

長編

一九六八年夏、学生運動と機動隊が衝突する混乱のなか、一人の高校生が命を落とした。長い歳月を経て、事件の真相を探る大学教授は、当時を知る人々の証言をたどり、熱狂の陰に埋もれた責任と沈黙へ迫っていく。理想を掲げた若者たちは何を信じ、誰が悲劇を招いたのか。世代を越えて残る恩讐と、過去に向き合う者の贖罪を描く社会派ミステリー。

暗転

暗転

暗転 <朝日文庫>

発売日:2023年4月10日

長編

朝の通勤ラッシュを襲った満員電車の脱線事故で、八十人を超える死者が出る。乗客だった雑誌記者・辰巳は、自分の下敷きになった女性の死に打ちのめされながら、事故の原因を追い始める。警察、遺族、鉄道会社はそれぞれの立場から動き、企業側は真相を覆い隠そうとする。食い違う正義と利害を四つの視点で描き、大惨事の裏側へ迫る社会派サスペンス。

ラスト・コード

ラスト・コード

ラスト・コード <中公文庫>

発売日:2015年11月21日

長編

医療分野の研究者が惨殺され、十四歳の一人娘・美咲が留学先のアメリカから帰国する。渋谷中央署の新米刑事・筒井は羽田空港へ迎えに行くが、帰路で何者かの襲撃を受ける。標的は父の秘密を知る美咲なのか、それとも筒井なのか。生意気な天才少女と頼りない刑事は、追っ手をかわしながら事件の核心へ。別れと再会を軸に描く、異色の逃避行サスペンス。

解

解 <集英社文庫>

発売日:2015年8月20日

長編

バブル経済絶頂期、大学生の大江波流と鷹西仁は、政治家と小説家になる夢を語り合う親友だった。代議士の息子である大江は大蔵省へ、鷹西は文章修業のため新聞社へ進む。だが大江の父の急死を機に、忌まわしい殺人事件が二人の人生を揺さぶる。震災や社会を震撼させた事件が続く平成を背景に、夢と友情の変転をたどる長編社会派ミステリー。

穢れた手

穢れた手

穢れた手 <創元推理文庫>

発売日:2016年4月21日

長編

松城署の同期刑事・高坂が収賄容疑で逮捕される。処分保留で釈放され、贈賄側も同様に放免されたが、高坂の解雇はすでに決まっていた。同期の桐谷は名誉を回復し、処分を撤回させるため、たった一人で私的な調査を始める。なぜ立件されない事件で刑事だけが職を失うのか。友情を信じる桐谷が、組織の論理と警察内部に潜む闇へ踏み込む警察小説。

Sの継承 上

Sの継承 上

Sの継承 上 <中公文庫>

発売日:2016年10月21日

長編

捜査一課特殊班を翻弄する毒ガス事件が発生し、現場から一体の死体が見つかる。事件の源流は、東京五輪前夜の一九六三年、国を正す使命感に燃えた理系学生・松島が財界の重鎮に誘われ、毒ガス開発へ踏み出した過去にあった。半世紀を隔てた二つの時代で受け継がれた「S」とは何か。未遂に終わったクーデターの亡霊が現代に甦る長編サスペンス上巻。

Sの継承 下

Sの継承 下

Sの継承 下 <中公文庫>

発売日:2016年10月21日

長編

毒ガスを盾に国会議事堂前の車へ立てこもった「S」。警視庁捜査一課特殊班の峰脇は、犯人の背景と半世紀前に計画されたクーデターとのつながりを追う。議会制民主主義を否定する要求が突きつけられ、警察は見えない共犯者と次の攻撃を警戒することに。旧軍の毒薬と歪んだ使命は誰に継承されたのか。過去と現在が交差するテロ事件の決着を描く下巻。

傷

傷 <講談社文庫>

発売日:2016年1月16日

長編

人気プロ野球選手が、膝の手術を担当した名医を刑事告発する。故意に靱帯を切断され、選手生命を奪われたというのだ。ところが疑惑の医師は姿を消す。世間を揺るがす告発の真相を追うのは、若手刑事と社会部の女性記者。治療は本当に悪意ある行為だったのか。嫉妬と欲望が渦巻く球界を舞台に、警察捜査と報道の両面から謎に迫るサスペンス。

20

20

20 <実業之日本社文庫>

発売日:2013年10月4日

長編

低迷し、売却が決まった名門球団スターズ。本拠地でのシーズン最終戦、プロ初先発の新人・有原は、ノーヒットノーランのまま九回を迎える。歴史に名を刻むまで、あと三つのアウト。だが最後の二十球には、投手だけでなく、打者、捕手、監督、球団関係者らの異なる思惑が重なっていく。一球ごとに語り手を替え、記録達成寸前の緊張を濃密に描く野球小説。

独走

独走

独走 <実業之日本社文庫>

発売日:2016年12月3日

長編

五輪柔道の金メダルを花道に引退した沢居弘人は、スポーツ省から、陸上長距離の特別強化指定選手・仲島雄平の支援を命じられる。日本記録を更新する一方で精神面に弱さを抱える高校生を、国は次回五輪の金メダル倍増計画に組み込もうとしていた。管理と育成に違和感を覚える仲島へ、ある誘いが届く。国策と個人の夢の間で、走る意味を問うスポーツ小説。

オトコのトリセツ

オトコのトリセツ

オトコのトリセツ <単行本>

発売日:2013年11月28日

短編集

バッグ、靴、時計、手帳、クルマ、トレーニングウェア。日々使う品々への思い入れを入り口に、仕事、体づくり、装い、趣味に表れる男のこだわりを描く三十二の掌編。実用的な視点と物語の味わいを行き来しながら、道具を選ぶ理由や格好よく年齢を重ねるための流儀を綴る。雑誌『Tarzan』の連載に書き下ろしを加えた、エッセイのようで小説のような一冊。

内通者

内通者

内通者 <朝日文庫>

発売日:2024年4月5日

長編

千葉県警捜査二課の係長・結城は、公共工事をめぐる贈収賄事件を内偵するさなか、最愛の妻を病で失う。悲しみから逃れるように捜査へ没頭するが、ある告発によって捜査情報の漏洩が疑われ、自らの立場まで揺らぎ始める。さらに東京で暮らす一人娘から、ストーカー被害を訴える連絡が届く。仕事と家族、組織への信頼が同時に崩れていく刑事を描く警察サスペンス。

グレイ

グレイ

グレイ <集英社文庫>

発売日:2018年5月18日

長編

一九八三年、東京。生活費にも困る二十歳の大学生・波田は、高給の街頭調査のアルバイトに応募する。意識調査を行う研究所で能力を認められ、破格の待遇の契約社員となるが、所長から「正義のため」と称する怪しい仕事を任される。バブル前夜の熱気のなか、青年は知らぬ間に罠へ追い込まれていく。正義と悪の境界を踏み越え、孤独な反撃に挑むピカレスク小説。

ターンオーバー

ターンオーバー

ターンオーバー <ハルキ文庫>

発売日:2016年7月1日

短編集

肩の故障を隠して登板する高校球児、後輩の成長を見守るアメリカンフットボール選手、スランプに陥ったベテランの槍投げ選手、駅伝からマラソンへ転向したランナー、怪我に怯えるラグビー選手。競技人生の流れが一瞬で好転し、あるいは暗転する場面を切り取る。勝利、挫折、世代交代に直面したアスリートたちの選択を描く白熱のスポーツ短編集。

埋れた牙

埋れた牙

埋れた牙 <講談社文庫>

発売日:2016年12月15日

長編

捜査一課から地元の武蔵野中央署へ移った刑事・瀧靖春は、旧友から姪の恵が行方不明だと相談される。市議会議員の選挙運動を手伝っていた恵の足取りを追ううち、瀧は過去にも似た失踪が起きていたことに気づく。住みたい街として知られる土地の陰で、なぜ女性たちは消えたのか。地縁と政治が絡む見えない力に抗い、街に埋もれた闇を掘り起こす警察小説。

誤断

誤断

誤断 <中公文庫>

発売日:2017年11月22日

長編

製薬会社に勤める槙田は、自社製品が相次ぐ転落死亡事故に関わっている可能性を知らされ、副社長から極秘調査を命じられる。外資との合併を控えた会社にとって、不祥事は致命傷だった。各地で使用履歴を調べる槙田は、被害者遺族の口を金で封じる役目まで負わされ、やがて過去の公害事件へ行き着く。企業利益と社会正義の間で揺れる社員を描く社会派サスペンス。

ルール

ルール

ルール <実業之日本社文庫>

発売日:2017年10月4日

長編

二大会連続で五輪金メダルを獲得し、国民的英雄となったクロスカントリースキー選手・竜神真人が現役復帰する。評伝を執筆する旧友の新聞記者・杉本直樹は、復帰の理由を探るうち、竜神が五輪で致命的なルール違反を犯したのではないかと疑い始める。記者として真実を報じるべきか、友を信じるべきか。金メダルの光と闇、友情と使命の衝突を描くスポーツサスペンス。

夏の雷音

夏の雷音

夏の雷音 <小学館文庫>

発売日:2018年2月6日

長編

東京・神保町の楽器店から、一億二千万円で落札された幻のエレキギターが消え、店主が謎の死を遂げる。地元育ちの法学部准教授・吾妻幹は、被害者が高校の後輩だと知り、女子学生を助手に事件を追う。ヴィンテージギター業界とオークションのからくりを探る彼を、旧知の刑事が妨げる。やがて狂乱の地上げ時代の亡霊が浮かぶ、神保町を舞台にした社会派ミステリー。

黄金の時

黄金の時

黄金の時 <文春文庫>

発売日:2018年6月7日

長編

野球嫌いを公言していた父の遺品から、若き日の父がアメリカでユニフォームを着た一枚の写真が見つかる。息子が足跡をたどると、一九六三年のカリフォルニアでマイナーリーガーとしてプレーしていた、知られざる青春が浮かび上がる。父はなぜ野球を捨て、その過去を家族に語らなかったのか。海を越えた挑戦と、言葉少ない父子の絆を描く野球小説。

十字の記憶

十字の記憶

十字の記憶 <角川文庫>

発売日:2018年10月24日

長編

新聞社の支局長として二十年ぶりに故郷へ戻った福良孝嗣は、前市長の息子が銃殺された事件を取材する。捜査に当たるのは、高校時代に陸上部のリレー仲間だった刑事・芹沢拓。やがて同じ手口の第二の殺人が起き、二人の同級生の父が二十年前に市長の特命を受けた後、自殺していた事実が浮かぶ。記者と刑事が青春の記憶をたどる警察ミステリー。

Killers 上

Killers 上

Killers 上 <講談社文庫>

発売日:2018年1月16日

長編

東京五輪へ向け再開発が進む二〇一四年の渋谷で、古いアパートから老人の他殺体が発見される。額には十字の傷が刻まれ、被害者はかつての名家の一員だった。新聞記者・河東怜司と捜査一課の生沢薫は、その傷から一九六一年に始まった連続殺人を思い出す。半世紀、三世代にわたって受け継がれた殺人者と、追う者たちの系譜を描く巨編上巻。

Killers 下

Killers 下

Killers 下 <講談社文庫>

発売日:2018年1月16日

長編

一九八五年、渋谷。代官山の住宅で女性が殺され、額には十字の傷が刻まれていた。捜査を担う刑事・生沢荘太郎は、その印が二十年以上前の連続殺人と同じだと知る。街の変貌とともに人々の記憶が薄れるなか、世代を越えて受け継がれた執念が新たな犠牲者を生む。半世紀に及ぶ殺人者と追跡者の因縁が交錯し、巨大事件の真相へ迫る下巻。

バビロンの秘文字 上

バビロンの秘文字 上

バビロンの秘文字 上 <中公文庫>

発売日:2019年1月22日

長編

写真家・鷹見は、恋人の里香が勤める研究所の爆破に遭遇する。里香は解読不能の古代文字が刻まれた粘土板とともに姿を消し、CIA、ロシアの情報機関、過激派組織までもがその行方を追い始める。粘土板には、歴史を揺るがす何が記されているのか。鷹見は恋人を救うため、日本から欧州へと手掛かりをたどる国際謀略サスペンス上巻。

バビロンの秘文字 下

バビロンの秘文字 下

バビロンの秘文字 下 <中公文庫>

発売日:2019年1月22日

長編

軍用ヘリの襲撃を受け、里香と粘土板は海へ消えたと思われた。だが各国の情報機関と武装勢力による争奪戦はさらに激しくなり、鷹見も追跡をやめない。やがて古代バビロン文書の秘密と、国を持たないラガーン人が待ち続けた「約束の日」が結びつく。世界規模の混乱を前に、恋人と歴史の真実を追う男の奔走を描く完結編。

虹のふもと

虹のふもと

虹のふもと <講談社文庫>

発売日:2019年4月11日

長編

四十五歳の元メジャーリーガー・河合英人は、日本の独立リーグでなお現役を続けていた。リーグ拡大に伴いハワイの新球団へ移ることになり、かつて置き去りにした娘・美里と向き合う機会が訪れる。若い選手たちの夢と球団経営の思惑が交錯するなか、衰えを自覚する河合は何のために野球を続けるのか。再出発と親子の絆を描くスポーツ小説。

黒い紙

黒い紙

黒い紙 <角川文庫>

発売日:2018年9月22日

長編

大手総合商社テイゲンに、会長が三十年前に旧ソ連のスパイ活動へ関与したと告発する文書が届く。警察に頼れない会社は危機管理会社TCRへ調査を依頼し、元刑事の長須恭介が動き出す。さらに十億円を要求する第二の脅迫状が到着。正義を貫くべきか、顧客の利益を守るべきか。葛藤する長須が巨大企業の過去と闇に挑む企業謀略ミステリー。

メビウス

メビウス

メビウス <河出文庫>

発売日:2019年11月7日

長編

一九七四年十月十四日、長嶋茂雄の引退試合と三井物産爆破事件が重なった日、過激派の次代を担うはずだった下山英二は東京から逃げた。仲間も家族も、最愛の女性も置き去りにしたまま四十二年。過去を題材にした小説をきっかけに、下山は再び東京へ向かう。逃亡の日に何があり、誰を傷つけたのか。人生の清算を迫られる男を描く社会派小説。

錯迷

錯迷

錯迷 <小学館文庫>

発売日:2019年10月4日

長編

神奈川県警のエリート・萩原哲郎に、鎌倉南署長への異例の昇格人事が下る。表向きは栄転だが、真の任務は、心不全と報告された女性前署長の不審死を探ることだった。署員たちは口を閉ざし、調べるほど組織内のねじれた関係と隠された事情が浮かぶ。味方のいない署で、萩原は死の真相へたどり着けるのか。警察組織の秘密に迫るサスペンス。

犬の報酬

犬の報酬

犬の報酬 <中公文庫>

発売日:2022年1月20日

長編

大手自動車メーカー・タチ自動車が開発中の自動運転車で事故が起き、会社は事実を伏せようとする。ところが情報は新聞に漏れ、社会部記者・畠中が追及を開始。総務課係長の伊佐美は、経営陣から内部告発者を捜すよう命じられる。報道する者、会社を守る者、秘密を明かす者。それぞれが信じる正義と組織への忠誠がぶつかる経済サスペンス。

1934年の地図

1934年の地図

1934年の地図 <実業之日本社文庫>

発売日:2020年10月8日

長編

一九六〇年春、地理学者・京極勝の前に、元大リーガーのディック・チャンドラーが現れる。二人は一九三四年、ベーブ・ルースら全米野球チームの日本遠征で、選手と通訳として友情を育んだ仲だった。戦争で途絶えた絆を越え、なぜ彼は二十六年後の今、日本へ来たのか。東京、横須賀、米国を舞台に、日米野球史の裏側と封印された過去を追う歴史サスペンス。

ネタ元

ネタ元

ネタ元 <講談社文庫>

発売日:2020年11月13日

短編集

事件記者と刑事の会話は、情報を引き出し、守るための駆け引きだ。一九六四年、七二年、八六年、九六年、そして二〇一七年。五つの時代を背景に、一つの新聞社で働く記者たちと、彼らに情報をもたらす「ネタ元」との関係を描く。新聞号外からネット社会まで、報道の形と記者の倫理が移り変わる五十年をたどる新聞記者小説集。

ランニング・ワイルド

ランニング・ワイルド

ランニング・ワイルド <文春文庫>

発売日:2020年7月8日

長編

瀬戸内海を舞台に、走行、カヌー、登山などを組み合わせた過酷なアドベンチャーレースが始まる。ところが直前、警視庁チームのキャプテンの妻子が何者かに拉致された。犯人の要求は、レースに勝つこと。仲間とゴールを目指しながら家族の行方を探り、背後の企みを追う。極限の体力と判断力を試される競技と誘拐事件が同時進行するスポーツサスペンス。

オトコの一理

オトコの一理

オトコの一理 <集英社文庫>

発売日:2017年9月20日

短編集

体脂肪率は人に知られたくない、靴や時計には譲れない基準がある、趣味にはとことん熱くなる。身体づくり、仕事道具、装い、クルマなどを題材に、格好よくありたい男たちのこだわりと本音を描く三十三の掌編。頑張る姿の切なさや滑稽さを温かな目で捉え、年齢を重ねても自分なりの流儀を守ろうとする男たちへエールを贈る一冊。

絶望の歌を唄え

絶望の歌を唄え

絶望の歌を唄え <ハルキ文庫>

発売日:2020年4月15日

長編

元警視庁公安部外事三課の安宅真は、十年前の東南アジアPKO派遣中に自爆テロを経験し、警察を辞めて神保町で喫茶店を営んでいた。ところが店の近くで爆弾テロが起き、平穏な日々は一変する。捜査をかき乱す謎の女、殺人、第二の爆発、犯行声明。過去の恐怖と向き合う安宅が、安全な場所を奪う見えない敵を追うテロ・サスペンス。

砂の家

砂の家

砂の家 <角川文庫>

発売日:2021年2月25日

長編

大手企業で働く健人に、弁護士から父親が出所したとの連絡が入る。二十年前、父は母と妹を刺し殺して逮捕され、健人は「殺人犯の息子」という烙印を背負って生きてきた。ようやく築いた生活の前に現れた父を、彼は受け入れられるのか。加害者の家族が受ける傷と孤立、消えない憎しみを通して、罪を犯した者を許すことの意味を問う家族小説。

宴の前

宴の前

宴の前 <集英社文庫>

発売日:2021年7月15日

長編

四期十六年を務めた県知事・安川は引退を表明するが、後継に考えていた副知事が急死する。そこへ元五輪メダリストの中司涼子が無所属で出馬し、支持を広げていく。危機感を抱いた安川も新たな候補擁立へ動くが、地元フィクサー、新聞記者、利権を守りたい人々の思惑が入り乱れる。地方の王を決める知事選の舞台裏を描く政治群像劇。

白いジオラマ

白いジオラマ

白いジオラマ <単行本>

発売日:2018年10月22日

長編

元刑事で小田原市の防犯アドバイザーを務める麻生和馬は、元引きこもりの孫・新城将に二万円で張り込みを頼む。対象は一人暮らしの老女。二人が捜査ならぬ調査を進めるうち、独居老人の失踪と、子ども食堂へ暗い顔で通う少女の問題が浮かび上がる。箱庭のように見える街の内側に走る家族と世代の断層を、祖父と孫が追う社会派ミステリー。

ピーク

ピーク

ピーク <朝日文庫>

発売日:2022年1月7日

長編

東日本新聞の記者・永尾賢治は、殺人罪で裁かれる竹藤樹生を法廷で見つめていた。十七年前、竹藤は新人で二十二勝を挙げた球界の英雄だったが、永尾の野球賭博スクープで永久追放された。竹藤が殺人を犯したとは思えない永尾は、過去の報道への負い目を抱えながら単独取材を始める。頂点から転落した同い年の二人が、真実と再起を求める社会派ミステリー。

ザ・ウォール

ザ・ウォール

ザ・ウォール <実業之日本社文庫>

発売日:2022年2月4日

長編

低迷する名門球団スターズは、新宿の高層ビルと一体化した新球場でシーズンを迎える。メジャー流のサービスを詰め込んだ球場は観客を呼ぶ一方、狭く変則的な構造が選手を苦しめる。監督・樋口は采配に悩み、現場へ介入するオーナーやフロントとの対立も深まる。それでも投打がかみ合い始めたチームは、崖っぷちから優勝争いへ挑む。

帰還

帰還

帰還 <文春文庫>

発売日:2021年11月9日

長編

東日新聞四日市支局長の藤岡が川へ転落し、事故死とされた。だが、入社三十年の同期である松浦たち三人は、その死に疑いを抱く。それぞれの部署と人脈を頼りに藤岡の足取りを追ううち、彼がなぜ地方への転勤を志願したのかが見え始める。人手不足と変革に揺れる新聞社を舞台に、中年記者たちが同期の死の真相と自らの仕事人生に向き合うミステリー。

決断の刻

決断の刻

決断の刻 <創元推理文庫>

発売日:2022年5月18日

長編

ある企業の子会社で男性社員が殺され、女性社員が行方不明になる。同じ頃、その会社の贈賄を捜査していた所轄署の刑事まで姿を消した。刑事課長と子会社社長は、ラグビーで結ばれた旧知の仲。しかし一方は署長の座を、もう一方は本社役員の地位を狙っていた。友情、出世、組織への忠誠が絡み合うなか、人生の後半に立つ男たちへそれぞれの決断が迫る。

奔る男 小説 金栗四三

奔る男 小説 金栗四三

奔る男 小説 金栗四三 <単行本>

発売日:2019年10月9日

長編

一九一二年、日本初の五輪代表となった金栗四三は、ストックホルム大会のマラソンへ挑む。過酷な経験を糧に、その後もアントワープ、パリと三度の五輪を走り、箱根駅伝の創設、走りやすい足袋の開発、女子競技大会の開催にも力を注いでいく。日本に長距離走を根づかせるため、失敗しても前へ進み続けた伝説のアスリートの不屈の軌跡を描く歴史スポーツ小説。

弾丸メシ

弾丸メシ

弾丸メシ <集英社文庫>

発売日:2022年6月17日

短編集

多忙な著者が「必ず日帰り」「食事は一時間以内」「絶対に残さない」という三つの掟を掲げ、食べたい一皿を求めて各地へ飛ぶ。福島の円盤餃子、函館のハンバーガー、高崎のソースカツ丼から、欧州の謎めいた郷土料理まで。限られた時間で味わう驚きと幸福を、旅の記憶や小説家ならではの観察とともに綴る、食欲を刺激する弾丸グルメエッセイ。

インタビューズ

インタビューズ

インタビューズ <河出文庫>

発売日:2023年4月6日

平成最初の大晦日、友人と酒を飲んでいた作家志望の「俺」は、売り言葉に買い言葉で途方もない約束をしてしまう。そこから始まるのは、さまざまな人生を歩む百人へのインタビュー。一人の語りが次の人物へつながり、時代の変化と人間関係の連鎖が浮かび上がっていく。百の声を積み重ね、平成という時間と一人の作家の歩みを描く実験的な長編小説。

空の声

空の声

空の声 <文春文庫>

発売日:2022年11月8日

長編

玉音放送を担当し、人気番組の司会でも国民に親しまれたアナウンサー・和田信賢。戦後初めて日本が参加する一九五二年ヘルシンキ五輪への派遣が決まり、念願の実況へ向かうが、長年の無理で体は病に蝕まれていた。敗戦で自信を失った人々へ競技の熱を伝えたい。その一心でマイクに向かい続けた男の情熱と覚悟を描く、実在の放送人の物語。

ダブル・トライ

ダブル・トライ

ダブル・トライ <講談社文庫>

発売日:2024年2月15日

長編

七人制ラグビー日本代表の神崎は、陸上日本選手権の円盤投で日本記録に迫る成績を残す。二つの競技で東京五輪を目指す前代未聞の挑戦に世間は熱狂するが、批判や過剰な注目も集まっていく。新興スポーツ用品会社の岩谷は、その才能を事業へ結びつけようと契約に動く。企業の思惑と競技への純粋な思いの間で、神崎が自分らしいスポーツの形を探す。

ホーム

ホーム

ホーム <集英社文庫>

発売日:2023年6月20日

長編

五十二歳の元大リーガー・藤原雄大は、マイナーリーグの巡回コーチをしていた。そこへ東京五輪の野球アメリカ代表監督を引き受けてほしいとの依頼が舞い込む。戦力を整えるため、日米二重国籍の大学生スラッガー・芦田を勧誘するが、若者は二つの故郷の間で苦しんでいた。日本人として米国を率いる藤原もまた、勝利と帰属する場所を問い直すことになる。

コーチ

コーチ

コーチ <創元推理文庫>

発売日:2023年10月19日

長編

捜査で失態を犯した刑事、有名俳優の取り調べに苦戦する刑事、尾行が不得手な刑事。伸び悩む若手たちのもとへ、本部人事課の向井が「コーチ」として派遣される。的確な助言で三人を成長させる一方、向井が刑事課を離れた理由は謎のまま。やがて本部へ戻った三人が同じ事件に直面し、現在の捜査と向井の封印された過去が交錯していく連作警察小説。

刑事の枷

刑事の枷

刑事の枷 <角川文庫>

発売日:2024年2月22日

長編

川崎中央署の若手刑事・村上翼は、人質事件をきっかけに、傍若無人なベテラン・影山康平に目をつけられる。影山は同僚の不祥事を内部告発したため、署内で裏切り者と疎まれていた。だが彼が十年前の未解決殺人を独自に追い続けていると知り、村上も協力する。そこへ身元不明の新たな殺人が発生し、二つの事件を結ぶ糸が見え始める。

沈黙の終わり 上

沈黙の終わり 上

沈黙の終わり 上 <ハルキ文庫>

発売日:2024年4月15日

長編

千葉県野田市で、行方不明だった七歳の少女が遺体で見つかる。東日新聞柏支局長の松島は取材を始め、埼玉県警クラブの若手記者・古山から、四年前の少女失踪との類似を知らされる。県境を挟んだ二つの事件を調べるうち、同様の被害が三十年にわたり繰り返され、警察が何かを隠してきた疑いが浮上。世代の違う二人の記者が組織の壁に挑む上巻。

沈黙の終わり 下

沈黙の終わり 下

沈黙の終わり 下 <ハルキ文庫>

発売日:2024年4月15日

長編

連続する少女誘拐殺人の背後を追う松島と古山に、警察と政界から圧力がかかる。関係する警察署長は自ら命を絶ち、警察を追われた元官僚の女性覆面作家が、封じられてきた事情を語り始める。県警同士の縄張り争いと権力者の利害の奥には、さらに巨大な存在が潜んでいた。ベテランと若手、二人の新聞記者が報道の矜持を懸け、三十年の沈黙を破る完結編。

ピットフォール

ピットフォール

ピットフォール <講談社文庫>

発売日:2021年5月14日

長編

一九五九年、ニューヨーク。元刑事の私立探偵ジョーは、役者を目指していた女性の行方を捜してほしいと依頼される。その矢先、黒人の探偵仲間ウィリーが惨殺されたとの知らせが届く。手口は女性を狙う連続殺人と同じだった。消えた女性と友の死はつながっているのか。人種差別と成功の陰に落とし穴が潜む大都会で、ジョーが二つの謎を追うハードボイルド。

赤の呪縛

赤の呪縛

赤の呪縛 <文春文庫>

発売日:2023年11月8日

長編

銀座で放火殺人が発生し、被害者が有力政治家である父のかつての愛人だと知った刑事は動揺する。父を長年憎み続けてきた彼は、事件を足掛かりにその罪を暴き、政治生命を断とうと執念の捜査へ踏み込む。しかし父を追い詰めるほど、刑事としての使命と私怨の境界は曖昧になっていく。破滅するのは父か息子か。逃れられない血のつながりと正義を問う警察小説。

大連合

大連合

大連合 <実業之日本社文庫>

発売日:2024年6月7日

長編

県内屈指の投手・里田を擁する新潟成南高校は、野球部のバス事故で部員の半数が重傷を負う。一方、強豪・鳥屋野高校も監督のパワハラで退部者が続出し、部員は五人だけ。夏の予選を諦めきれない鳥屋野の主将・尾沢は、中学時代にバッテリーを組んだ里田へ、二校で連合チームを作ろうと持ちかける。事情も校風も違う球児たちが、一つになって甲子園を目指す。

幻の旗の下に

幻の旗の下に

幻の旗の下に <集英社文庫>

発売日:2024年7月19日

長編

日中戦争の拡大で、一九四〇年東京五輪の返上が決まった。大日本体育協会は代替となる国際大会を計画し、理事長秘書の石崎は、官僚、政治家、陸軍の思惑に翻弄されながら実現へ奔走する。彼から招請状を受け取ったハワイの日系人野球チームの澤山も、海を越えた参加を模索する。戦時下でスポーツを平和の象徴にしようとした若者たちの交渉と友情を描く。

0 ZERO

0 ZERO

0 ZERO <河出文庫>

発売日:2025年10月7日

長編

死の間際、ベストセラー作家が「すごい原稿がある」と言い残す。出版関係者たちは、存在するかも定かでない原稿を求め、作家の足跡と人間関係を探り始める。だが捜索が進むほど、その作品が世に出れば出版業界を揺るがしかねない秘密が見えてくる。書いたのは誰で、作品は誰のものなのか。創作と盗用、作家と編集者の欲望を通して、文学の倫理を問うミステリー。

小さき王たち 第1部 濁流

小さき王たち 第1部 濁流

小さき王たち 第1部 濁流 <ハヤカワ文庫 JA>

発売日:2024年9月19日

長編

高度経済成長期の一九七一年、新潟。東日新聞の若手記者・高樹治郎は、衆院選を前に、与党有力政治家の秘書を務める幼なじみ・田岡総司と再会する。二人はそれぞれの世界で頂点を目指すと誓うが、勝つために清濁併せ呑む田岡と、不正を許さず特ダネを追う高樹の道は次第に離れていく。政治家と記者の五十年にわたる対立を描く三部作第一部。

小さき王たち 第2部 泥流

小さき王たち 第2部 泥流

小さき王たち 第2部 泥流 <ハヤカワ文庫 JA>

発売日:2024年10月23日

長編

情報革命が始まった一九九六年。東日新聞新潟支局の新米記者・高樹和希に、不正献金疑惑を告発する謎の情報が届く。父・治郎と同じ報道の道へ進んだ和希の前に見え隠れするのは、かつて治郎と激しく争った政治家・田岡総司と、その息子・稔の影だった。政治と新聞の世界で権力を得た父親たちの因縁が次世代を巻き込み、新たな復讐劇へ発展する第二部。

オリンピックを殺す日

オリンピックを殺す日

オリンピックを殺す日 <文春文庫>

発売日:2024年7月9日

長編

コロナ禍の東京五輪開催中、大学教授が「五輪は集金と分配の仕組みに変わり、意義を失った」と言い残して日本を去る。数年後、新聞記者は世界的IT企業が、メディアを排除した新大会「ザ・ゲーム」を計画しているとの情報をつかむ。五輪を終わらせようとする謎の組織は何者なのか。仕掛け人の正体を追い、巨大スポーツイベントの存在意義を問うサスペンス。

小さき王たち 第3部 激流

小さき王たち 第3部 激流

小さき王たち 第3部 激流 <ハヤカワ文庫 JA>

発売日:2024年11月20日

長編

新型コロナ禍に揺れる二〇二一年。東日新聞顧問となった高樹治郎は、なお政界へ影響力を持つ宿敵・田岡総司の地元、新潟へ孫の健介を記者として送り込む。田岡家を失墜させる計画だったが、予想外の展開で筋書きは狂い始める。政治家と新聞記者、二つの家系が三世代にわたって繰り広げた権力と報道の闘いが、激流のように最後の局面へ向かう完結編。

風の値段

風の値段

風の値段 <小学館文庫>

発売日:2026年2月6日

長編

新橋署生活安全課の刑事・天木淳は、洋上風力発電の最新技術データが、国内最大手からライバル企業へ流出した事件を追う。内偵を進めると海外への技術流出も目前と判明し、捜査線上には大学時代の友人が浮かぶ。十八年前に同じ教室で学んだ相手を、本当に疑い、取り調べられるのか。国家規模の産業機密と友情の間で揺れる刑事を描く社会派ミステリー。

ザ・ミッション

ザ・ミッション

ザ・ミッション <実業之日本社文庫>

発売日:2026年4月3日

長編

食品会社からプロ野球・横浜パイレーツの広報部へ出向した三上は、古巣へ戻った元大リーガー・石岡の専属担当となる。極秘任務は、石岡を引退後の監督就任へ導くこと。ところが打撃絶好調の本人は取材を拒み、三上は選手と番記者の間で板挟みになる。チーム内にも不穏な空気が漂うなか、不可解な態度の真意を探り、球団の未来を左右する任務に挑む。

ラットトラップ

ラットトラップ

ラットトラップ <講談社文庫>

発売日:2023年5月16日

長編

一九六九年、愛と平和を掲げたウッドストック・フェスティバルで、一人の少女が姿を消す。依頼を受けた私立探偵ジョーは、助手のリズとともに数十万人が集まった会場を調べ始める。少女が中年のヒッピー女性と一緒にいたとの証言を得て足取りを追うが、音楽と熱狂の陰には思いがけない罠が待っていた。時代の転換点を舞台にしたハードボイルド。

デモクラシー

デモクラシー

デモクラシー <集英社文庫(日本)>

発売日:2026年6月19日

長編

二〇××年、日本は憲法改正で政治制度を一変させた。二十歳以上から千人の国民議員を無作為に選び、議会は完全オンライン、首相は国民の直接選挙で決める。突然議員となった大学生、新制度に苦悩する首相、権限を増した官僚、旧体制を守ろうとする都知事。透明性を掲げた仕組みに監視と不正の危うさが忍び寄るなか、民主主義の理想と現実を問う政治小説。

ロング・ロード 探偵・須賀大河

ロング・ロード 探偵・須賀大河

ロング・ロード 探偵・須賀大河 <ハヤカワ文庫 JA>

発売日:2025年9月3日

長編

身長一九〇センチ、元弁護士の私立探偵・須賀大河に、大学時代の友人で有名IT企業社長の春山から依頼が入る。社内に会社を中傷する怪文書が貼られ、やがて要求は多額の金を求める脅迫へ変わっていく。大河は春山の秘書やハッカーの友人に協力を頼み、犯人を誘い出す罠を仕掛ける。友情と正義を胸に長い道をたどる、正統派私立探偵小説。

守護者の傷

守護者の傷

守護者の傷 <単行本>

発売日:2024年2月26日

長編

神奈川県警の巡査部長・水沼加穂留は、警察が訴えられた民事裁判を担当する訟務課へ異動する。そこへ弁護士資格を持つ謎めいた新人・新崎大也が加わった。二人は強盗犯への違法捜査を問う裁判を任され、捜査一課の説明を信じて警察官を守ろうとする。だが法廷で関係者の嘘が暴かれ、組織への信頼が揺らぐ。警察の正義を内側から問う法廷ミステリー。

ブラッドマーク

ブラッドマーク

ブラッドマーク <講談社文庫>

発売日:2024年5月15日

長編

弟子も独立し、私立探偵ジョーは引退を考え始めていた。そんな彼にメジャー球団から、獲得を検討する有望選手のトラブルを調べてほしいとの依頼が入る。ところが尾行中、ジョーの目の前で誘拐事件が発生。さらに選手をめぐるスポーツ賭博の疑惑まで浮かぶ。華やかな大リーグの裏側で絡み合う金と欲望を、老境の探偵が追うハードボイルド。

ルーマーズ俗

ルーマーズ俗

ルーマーズ俗 <単行本>

発売日:2024年5月28日

長編

人気俳優が女性と心中したらしい――衝撃的な一報を受け、新聞、テレビ、週刊誌は特ダネを求めて走り出す。真相が定まらないまま、SNSには匿名の証言や憶測があふれ、噂が新たな事実のように拡散していく。情報を得るためなら一線を越える報道者と、承認を求める発信者たち。誰が何を仕掛け、世論を動かしているのかを追うメディア・サスペンス。

ポップ・フィクション

ポップ・フィクション

ポップ・フィクション <単行本>

発売日:2024年10月7日

長編

出版文化が花開く大正時代。「市民公論」の編集者・松川は、自ら担当した企画によって筆者が大学を追われ、窮地に立つ。一方、人気作家の菊谷は、作家が本当に書きたいものを載せる雑誌の創刊を思い描いていた。雑誌社を渡り歩く松川は、やがて百万人が読む国民的雑誌を作るという大望へ挑む。作家や文化人と議論し、面白さを追求する出版人たちのお仕事小説。

綱を引く

綱を引く

綱を引く <単行本>

発売日:2024年11月14日

長編

東京・蒲田の商店会を結束させるため生まれ、全国優勝も経験した綱引きチーム「プルスターズ」。主力の高齢化と不況で休眠していたが、最年長五十三歳の主将・真島と、母国で競技に励んだアイルランド人留学生ケリーの出会いから、五年ぶりに再始動する。新メンバーやスポンサー集めに奔走し、もう一度日本一を目指す大人たちの再起の物語。

真実の幻影

真実の幻影

真実の幻影 <単行本>

発売日:2025年5月9日

長編

東日新聞でノンフィクション連載を担当する記者・高岡は、三十年以上前に起きた未解決の女児誘拐事件を調べ始める。過去の資料と証言をたどるうち、事件当時の県警に不可解な動きがあったことを知る。警察は何を隠し、なぜ真相は闇に埋もれたのか。組織の壁に阻まれながら、記者の執念で長年の謎に切り込む社会派サスペンス。

ポピュリズム

ポピュリズム

ポピュリズム <単行本>

発売日:2025年6月5日

長編

国会が廃止され、二十歳以上の国民から議員を無作為に選び、首相を直接選挙で決めるようになった二〇××年の日本。第五回首相選には、初の女性首相を狙う政治家、関西で人気のテレビタレント教授、総フォロワー八百万人超のインフルエンサーらが名乗りを上げる。全国民を巻き込む選挙ショーを通して、民主主義と大衆迎合の行方を描く政治小説。

ニュースが消える日

ニュースが消える日

ニュースが消える日 <単行本>

発売日:2025年7月30日

長編

大手新聞社を辞めた戸倉大介は、家業の印刷会社が発行する小さな地域紙の編集長となる。人口二十五万人の街で三人だけの取材体制を切り盛りするなか、SNSを駆使する若い市長が自宅前で襲われた。速さや話題性に流されず、事実を確かめ、深く伝えるとはどういうことか。事件を追う元新聞記者の姿から報道の役割を問い直す社会派小説。

罪と罪

罪と罪

罪と罪 <単行本>

発売日:2025年9月25日

短編集

通り魔、殺人、資金洗浄、迷惑運転、窃盗、盗撮、選挙違反、復讐など、日常のすぐ隣に潜む十二の罪を、犯罪に手を染めた者たちの視点から描く短編集。何気ない選択や積み重なった感情が人生を一変させ、後戻りできない場所へ人を追い込んでいく。罪の先に待つのは後悔か、それとも解放か。人間の弱さと暗部を見つめる犯罪小説集。

フルハウス

フルハウス

フルハウス <単行本>

発売日:2025年10月22日

長編

日本人で初めてラグビー・ニュージーランド代表オールブラックス入りした早見剛大。二〇二七年ワールドカップのプール戦で、彼はかつて同じチームで戦った仲間たちを擁する日本代表と激突する。一試合で四種の得点を一人で決める「フルハウス」を題名に、世界最高峰へ挑んだ選手の孤独、友情、誇りと葛藤を熱く描くスポーツ小説。

暗黒の彼方

暗黒の彼方

暗黒の彼方 <単行本>

発売日:2026年2月13日

長編

新聞記者の古山孝弘は、かつて共に連続女児殺害事件の真実を暴いた先輩・松島慶太に呼び出される。がんで余命を告げられた松島が託したのは、「心残り」に関わる暗号めいたメモだった。警察庁官僚の謎の死、地検、法相、FBI、そして闇に葬られた政治的取引。先輩の最後の仕事を引き継ぎ、古山は隠された真相を暴く取材へ走り出す。

決裂

決裂

決裂 <単行本>

発売日:2026年6月24日

長編

渋谷中央署の刑事・大嶋が、拳銃を持ち出したまま逃走した。なぜ現職の刑事が危険な行動に出たのか。捜査に乗り出したのは、大嶋と同期で旧友でもある刑事・伊賀だった。信頼してきた友を追う立場となった伊賀は、警察官として事件を解明しながら、その胸に秘められた事情へ迫っていく。職務と友情の狭間で揺れる刑事を描く緊迫の警察小説。

鋼鉄のレガシー

鋼鉄のレガシー

鋼鉄のレガシー <単行本>

発売日:2026年7月29日

長編

捜査一課の若手刑事・日下啓太は、八年前に失踪した元代議士の再捜索を行う特捜チームへ加わる。朝比奈由宇の指揮下で沖田大輝と捜査を始めた直後、若い女性の誘拐が発生し、容疑者には伝説の刑事・鳴沢了の名が浮かぶ。二つの事件が交錯するなか、堂場作品の歴代刑事たちが集結し、それぞれの信念をぶつけ合う大河警察ドラマ。