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堂場瞬一 シリーズ作品一覧
- 刑事・鳴沢了シリーズ
- 真崎薫シリーズ
- 汐灘サーガシリーズ
- チームシリーズ
- 警視庁失踪課・高城賢吾シリーズ
- 警視庁追跡捜査係シリーズ
- アナザーフェイスシリーズ
- 捜査一課・澤村慶司シリーズ
- 探偵・濱崎シリーズ
- 捜査シリーズ
- 刑事の挑戦・一之瀬拓真シリーズ
- 警視庁犯罪被害者支援課シリーズ
- メディア三部作シリーズ
- 日本の警察(昭和編)シリーズ
- ラストラインシリーズ
- ボーダーズシリーズ
- 日本の警察(平成編)シリーズ
- 警視庁総合支援課シリーズ
刑事・鳴沢了シリーズ(11作)
- 『雪虫』(2001年12月1日)
- 『破弾』(2003年2月1日)
- 『熱欲』(2003年10月1日)
- 『孤狼』(2005年10月1日)
- 『帰郷』(2006年2月1日)
- 『讐雨』(2006年6月1日)
- 『血烙』(2007年2月1日)
- 『被匿』(2007年6月1日)
- 『疑装』(2008年2月1日)
- 『久遠』(2008年6月1日)
- 『七つの証言』(2012年2月23日)
真崎薫シリーズ(3作)
- 『蒼の悔恨』(2007年6月1日)
- 『青の懺悔』(2008年4月22日)
- 『灰の旋律』(2009年6月6日)
汐灘サーガシリーズ(3作)
- 『長き雨の烙印』(2007年11月1日)
- 『断絶』(2008年12月1日)
- 『夜の終焉』(2009年10月26日)
チームシリーズ(3作)
- 『チーム』(2008年10月17日)
- 『チームII』(2015年10月3日)
- 『チームIII』(2020年3月9日)
警視庁失踪課・高城賢吾シリーズ(10作)
- 『蝕罪』(2009年2月1日)
- 『相剋』(2009年4月1日)
- 『邂逅』(2009年8月1日)
- 『漂泊』(2010年2月1日)
- 『裂壊』(2010年6月25日)
- 『波紋』(2011年2月1日)
- 『遮断』(2011年10月22日)
- 『牽制』(2012年12月20日)
- 『闇夜』(2013年3月23日)
- 『献心』(2013年6月22日)
警視庁追跡捜査係シリーズ(11作)
- 『交錯』(2010年1月1日)
- 『策謀』(2011年1月15日)
- 『謀略』(2012年1月15日)
- 『標的の男』(2013年1月10日)
- 『刑事の絆』(2013年12月14日)
- 『暗い穴』(2015年9月15日)
- 『報い』(2017年2月14日)
- 『脅迫者』(2018年7月12日)
- 『垂れ込み』(2020年1月15日)
- 『時効の果て』(2021年1月15日)
- 『不可能な過去』(2023年1月13日)
アナザーフェイスシリーズ(10作)
- 『アナザーフェイス』(2010年7月9日)
- 『敗者の嘘』(2011年3月10日)
- 『第四の壁』(2011年12月6日)
- 『消失者』(2012年11月9日)
- 『凍る炎』(2013年12月4日)
- 『親子の肖像』(2014年10月10日)
- 『高速の罠』(2015年3月10日)
- 『愚者の連鎖』(2016年3月10日)
- 『潜る女』(2017年3月10日)
- 『闇の叫び』(2018年3月9日)
捜査一課・澤村慶司シリーズ(3作)
- 『逸脱』(2010年9月1日)
- 『歪』(2012年2月1日)
- 『執着』(2013年3月1日)
探偵・濱崎シリーズ(2作)
- 『over the edge』(2012年11月1日)
- 『under the bridge』(2016年11月22日)
捜査シリーズ(6作)
- 『検証捜査』(2013年7月19日)
- 『複合捜査』(2014年12月16日)
- 『共犯捜査』(2016年7月20日)
- 『時限捜査』(2017年12月14日)
- 『凍結捜査』(2019年7月19日)
- 『共謀捜査』(2020年12月18日)
刑事の挑戦・一之瀬拓真シリーズ(6作)
- 『ルーキー』(2014年3月20日)
- 『見えざる貌』(2014年9月20日)
- 『誘爆』(2015年5月23日)
- 『特捜本部』(2016年6月23日)
- 『奪還の日』(2017年4月21日)
- 『零れた明日』(2018年4月20日)
警視庁犯罪被害者支援課シリーズ(8作)
- 『壊れる心』(2014年8月12日)
- 『邪心』(2015年10月15日)
- 『二度泣いた少女』(2016年8月11日)
- 『身代わりの空』(2017年8月9日)
- 『影の守護者』(2018年8月10日)
- 『不信の鎖』(2019年8月9日)
- 『空白の家族』(2020年8月12日)
- 『チェンジ』(2021年8月12日)
メディア三部作シリーズ(3作)
- 『警察回りの夏』(2014年9月26日)
- 『蛮政の秋』(2015年12月15日)
- 『社長室の冬』(2016年12月5日)
日本の警察(昭和編)シリーズ(3作)
- 『焦土の刑事』(2018年7月19日)
- 『動乱の刑事』(2019年5月23日)
- 『沃野の刑事』(2019年11月20日)
ラストラインシリーズ(6作)
- 『ラストライン』(2018年11月9日)
- 『割れた誇り』(2019年3月8日)
- 『迷路の始まり』(2020年3月10日)
- 『骨を追え』(2021年3月9日)
- 『悪の包囲』(2022年3月8日)
- 『灰色の階段 ラストラインØ』(2023年3月8日)
ボーダーズシリーズ(2作)
- 『ボーダーズ』(2021年12月17日)
- 『夢の終幕 ボーダーズ 2』(2022年12月20日)
日本の警察(平成編)シリーズ(2作)
- 『鷹の系譜』(2022年6月22日)
- 『鷹の惑い』(2023年7月26日)
警視庁総合支援課シリーズ(2作)
- 『誤ちの絆』(2022年8月10日)
- 『最後の光 警視庁総合支援課2』(2023年8月10日)
堂場瞬一 ノンシリーズ(単発)作品一覧(刊行順)
ミステリー(主に警察小説)
蒼い猟犬―1300万人の人質―2011年4月1日発売
長編小説
葛飾南署刑事課にいた江上亨は、夢見た警視庁捜査一課の新部署に異動となった。“特別捜査第三係”―そこは実務研修で若い刑事を育てるために設立され、実験的に経験が足りない者が集められていた。そのため他部署のベテラン刑事からは、蔑むように“ひよこ”と呼ばれている。江上たちの初任務は、複数の小学校で同時発生した急性食中毒事件。毒物を混入された給食を食べた200人近い児童が腹痛と嘔吐を訴えたのだ。懸命の捜査を開始した警察を嘲笑うかのように、繰り返される犯行、そしてTVの生放送番組にかかってきた犯人からの電話。都民の生命を人質に都庁に5億円を要求した姿なき脅迫犯を、“ひよこ”たちは追い詰めることができるのか…。警察小説の旗手が“刑事の苦悩と成長”を爽やかに描く意欲作。
異境 (小学館文庫)―2014年5月8日発売
長編小説
一匹狼の新聞記者甲斐昭人と女性刑事浅羽翔子が追う謎の失踪事件―。本社社会部から追われた甲斐は横浜支局に着任早々、失踪した後輩の行方を追うことになった。スクープを掴んでいたらしい彼の足跡を辿るうちに、警察内部の腐敗した実情と謎の外国人犯罪集団の存在に行き着く。そしてその二つは繋がっていた…。情報の鍵を握っているのは、潔癖さゆえ県警内で孤立している女性刑事翔子。「組織の人間としてじゃなくて君個人の正義感。正しいと思ったことをやるべきだと思う」手がかりはブラジル国花のピアス。巨大な組織を相手に二人の孤独な戦いが始まる…。
夏の雷音 (小学館文庫)―2018年2月6日発売
長編小説
神保町から消えた名器を巡り殺人事件が発生神保町のギターショップから消えた1億2000万円のエレキギター。それはアメリカのオークションで落札されたギブソン58という幻の名器だった。盗難にあった店のオーナーはその後謎の死を遂げる……。神保町にある明央大学法学部准教授の吾妻幹は生まれも育ちも神保町。愛する街で起こった謎の殺人事件を追跡することに。教え子の女子大生を助手にして調べていくうちに億単位の値がつくヴィンテージギター業界の内情、オークションの世界のからくりを知る。そんな吾妻の前に地元神田署の刑事が立ちはだかるが……。
十字の記憶 (角川文庫)―2018年10月24日発売
長編小説
警察小説の旗手が初めて挑んだ、青春×警察ミステリ!新聞社の支局長として20年ぶりに地元に戻ってきた記者の福良孝嗣は、着任早々、殺人事件を取材することになる。被害者は前市長の息子・野本で後頭部を2発、銃で撃たれるという残酷な手口で殺されていた。一方、高校の陸上部で福良とリレーのメンバーを組んでいた県警捜査一課の芹沢拓も同じ事件を追っていた。捜査が難航するなか、今度は市職員OBの諸岡が同じ手口で殺される。やがて福良と芹沢の同級生だった小関早紀の父親が、20年前に市長の特命で地元大学の移転引き止め役を務め、その後自殺していたことがわかる。早紀は地元を逃げるように去り、行方不明になっていた……。
錯迷 (小学館文庫)―2019年10月4日発売
長編小説
県警エリートの密命は警察署への潜入捜査!神奈川県警査一課生え抜きエリートの萩原哲郎に突然の異動命令が下された。赴任先は重大事件が希な湘南・鎌倉南署。しかも署長職。実はこの異例人事には密命があった。それは女性前任者の不審死の謎を署長として潜入捜査せよというもの。協力者もなく孤立無援の中、萩原は秘密裏に捜査を始めるが署員達の口は固く容易に進まない。そんな時、管内で殺人事件が発生。それは過去の未解決殺人事件と繋がっていた……。正義を貫くべき警察官たちが頑なに隠蔽していた真実とは一体何なのか。組織トップの孤独と葛藤、渦巻く人間模様を描く堂場瞬一警察小説の頂点。
決断の刻 (創元推理文庫 Mと 5-2)―2022年5月18日発売
長編小説
堂場瞬一という作家の「これまで」と「今」がまるごと詰まった一冊。(・・・・・・)間違いなく堂場瞬一の里程標たる作品である。―大矢博子死体で発見されたコンサルティング会社社員、そして消えた女性社員、同社の海外贈賄事件を内偵していた刑事の失踪。捜査を担当する所轄署刑事課長と大学ラグビーの花形選手だった同社社長は、かつて刑事とネタ元として信頼関係を築いていた。しかし今、社長は本社である商社役員の座を狙い、捜査にあたる刑事課長は署長への道を探っている。企業人と警察官、二人それぞれの正義とは ? 堂場瞬一の世界が濃密に凝縮された傑作。
刑事の枷―2021年1月29日発売
長編小説
不祥事を内部告発していた「裏切り者」刑事。彼が固執する過去の事件とは?この男、決して折れない。身内を密告した嫌われ者×恐れ知らずの新米刑事署内で孤立する刑事が頑なに固執する「ある事件」とは!?作家デビュー20周年をむかえる警察小説の名手、渾身の最新刊!「忠告だ――影山には近づくな」交番勤務から川崎中央署刑事課に異動した若手刑事・村上翼は、署内で疎まれる傍若無人なベテラン刑事・影山康平に目を付けられ、強引に連れ回される。同僚の不祥事を内部通告した「裏切り者」として疎外されている影山が、警察に居座り続ける理由――それは、十年前の殺人事件にあった。事件を独自に捜査する影山と行動を共にする村上は、本部の監察官に声をかけられる。不安を募らせる村上だが、やがて未解決事件の解明に惹かれてゆく。
聖刻―2021年8月25日発売
長編小説
堂場警察史上初、女性刑事の物語。「彼女のように強く優しく生きてみたい。『柿谷晶』は私の胸に消えぬ爪痕を残した。君に首ったけだ」ーー林家正蔵加害者と被害者の狭間で苦悩する女性刑事を描いた、ネット社会の歪みを射抜く傑作サスペンス!大物司会者の息子が、元恋人を殺害したと出頭。捜査一課の女性刑事・柿谷晶は取り調べに臨む。だが、被疑者は犯行を自供する一方、動機については口を閉ざす。晶は被疑者の家族に接触するが、家族はネット上の誹謗中傷に悩まされていた。加害者の家族だからといって、責めることは許されるのか? 自らの苦い記憶が甦る中、家族に張り付き、事件の背景を探る晶。犯罪被害者支援課の村野らと協力しあい、留まることのない加害者家族への悪意と戦いながら捜査を続ける晶だったが、やがて事態は最悪の方向に向かう。贖うべき「咎」は誰のものなのか。ーー振りかざされる「正義」は、単なる「悪意」の裏返しだ。
小さき王たち 第一部:濁流―2022年4月20日発売
長編小説
現代日本の政治と報道をめぐる三部作一九七一年、新潟。政治家と新聞記者が日本を変えられた時代――高度経済成長下、日本の都市政策に転換期が訪れていた1971年12月。衆議院選挙目前に、新潟支局赴任中の若き新聞記者・高樹治郎は、幼馴染みの田岡総司と再会する。田岡は新潟選出の与党政調会長を父に持ち、今はその秘書として地元の選挙応援に来ていた。彼らはそれぞれの仕事で上を目指そうと誓い合う。だが、選挙に勝つために清濁併せ呑む覚悟の田岡と、不正を許さずスクープを狙う高樹、友人だった二人の道は大きく分かれようとしていた……大河政治マスコミ小説三部作開幕!
デモクラシー―2023年6月5日発売
長編小説
「あなたは今日から議員です」202×年、日本の政治システムは一変していた。憲法は改正され、20歳以上の国民から合計1000人の「国民議員」がランダムに選出され、総理大臣は直接選挙で選ばれる。国会は解散し、「国民議会」(二院制)を新たに結成。議会は完全オンラインで行われ、議員の任期は4年、年間報酬500万円、基本再選はなし。専用のデバイスを支給され、議員としての活動は全てオープンに。さらに、国民は常にそれらを確認、監視できるようになっていた。突然議員に選ばれた大学生の混乱、直接選挙で選ばれた新首相の苦悩、国民議員の不正を監視する機関「国民議員調査委員会」の危うさ、一気に権限が大きくなった官僚、現首相と旧政治体制に固執する現都知事らの政権争い……有り得るかもしれない「未来」を描く実験的政治小説。堂場瞬一の新境地!【著者略歴】堂場瞬一 どうば・しゅんいち1963年生まれ。新聞社勤務のかたわら小説を執筆し、2000年、野球を題材とした「8年」で第13回小説すばる新人賞を受賞しデビュー。スポーツ小説のほか、警察小説を多く手がける。「ラストライン」シリーズ、「警視庁犯罪被害者支援課」シリーズ、「警視庁追跡捜査係」シリーズなど、次々と人気シリーズを送り出している。ほかにメディア三部作『警察回りの夏』『蛮政の秋』『社長室の冬』、『弾丸メシ』『幻の旗の下に』「ボーダーズ」シリーズなど著書多数。
スポーツ(野球・駅伝・ラグビー小説など)
二度目のノーサイド[文庫] (小学館文庫)―2009年7月7日発売
長編小説
元実業団ラガーマンの桐生は仕事にも家庭にも中途半端な生活を送っている中年サラリーマン。同点、同トライの末、くじ引きで負けた最終試合がいつも甦ってくる。そんな時、元マネージャーが急死。「俺はこのままでいいのか」。スポーツキャスターになったもの、田舎に帰ったもの、やばい金融会社に入り、警察に追われるもの…。廃部以来、ばらばらになっていたチームメイトたちと連絡を取り始めた桐生。「もう一度あの日の試合に決着をつけるんだ」。しかし、妻は猛反対、元キャプテンは強い拒絶を。果たして再試合を迎えることはできるのか。
BOSS (実業之日本社文庫)―2013年4月5日発売
長編小説
メジャーリーグベースボール(MLB)のナショナル・リーグに所属するニューヨーク・メッツは、低迷が続いていた。テコ入れのため、ゼネラルマネージャー(GM)に、日本人の高岡脩二が大抜擢される。39歳の彼はそれまで、メジャーの数チームで編成を担当しており、その手腕をかわれて、日本人で初めてGMに起用されたのだ。「勝つ野球」のため、高岡は大胆なトレードを敢行。出塁率を重視する“スモール・ベースボール"で好発進したメッツを迎え撃つのは、高岡のかつての師で、アトランタ・ブレーブスの老練GM、70歳になるアーノルド・ウィーバーだった。グラウンドの裏側で組織(チーム)を率いる対照的な二人のBOSS。その熱い駆け引きの行方は。日本人初のGMによるメジャー制覇は実現するのか――。野球小説であると同時に、様々なビジネスシーンで応用可能なリーダー論としても堪能できる、名手の傑作長編、待望の文庫化!
天空の祝宴―2008年8月30日発売
長編小説
フリークライミングはもっとも孤独なスポーツの一つだろう。しかし、これほど「自分は一人ではない」と感じさせるスポーツも他にない。岩本空(いわもと・そら)はフリークライマー。世界各地を転戦して大会に出場し、ヨセミテなどでフリークライミングに挑んでいた。しかし、クライミングの好敵手(ライバル)で、親友でもあった江藤が、ヨセミテの巨大一枚岩「ザ・ウォール」攻略中に転落死した!?以来、競技の第一線から退き、義父の店でフリークライミングの教室を手伝う岩本のもとに、江藤の妻・夏海が突然訪ねて来る。一周忌を前に遺品を整理し始めたら、江藤の日記が見つかったというのだ。それには、今まで誰も成功していない「ザ・ウォール」の初見での登攀(オン・サイト)成功にかける江藤の熱い思いが綴られていた――。地球(ホシ)に自らの爪あとを残すことに情熱を傾ける、孤高のアーティストとも言える男たちを熱く描いたクライミング小説。
ラストダンス (実業之日本社文庫 堂場瞬一スポーツ小説コレクション)―2012年6月5日発売
長編小説
プロ野球<スターズ>の同期、真田誠と樋口孝明。その野球人生は常に対照的だった。ドラフト2位で即戦力と期待された樋口はついにレギュラーを奪えず、真田はドラフト5位から球界を代表するスター選手へとのし上がる。そして今季、球界最年長・40歳の二人に引き際が訪れた。二軍監督要請という形で引退勧告を受けた樋口に対し、真田はシーズン半ばで突然引退会見を行う。ところが引退宣言以降の登板で真田は連勝、低迷していたチームも優勝争いにからむ快進撃を始めた。シーズン終盤、正捕手の負傷で一軍に昇格した樋口が、17年ぶりに真田とバッテリーを組む日が到来して……。予想外に展開する引退ドラマを濃密に描く感動作、初文庫化!
奔る男-小説 金栗四三 (単行本)―2019年10月8日発売
長編小説
1912(明治45)年7月14日、ストックホルム五輪のマラソン競技スタート直前から、物語は始まる。日本初のオリンピック代表選手である金栗四三は、以後、1920(大正9)年アントワープ大会、1924(大正13)年パリ大会にも出場する一方、1920年の第1回箱根駅伝開催にも尽力。その他、現在のマラソンシューズの源流ともいえる「金栗足袋」を開発したり、初めての女子連合競技大会を開催したりと、進取の気性に富んだ「伝説のアスリート」の生涯を、オリンピックのレースシーンを軸に綴る。読売新聞人気連載、待望の書籍化。
空の声 (文春文庫 と 24-21)―2022年11月8日発売
長編小説
まだテレビ中継がなかった時代――。オリンピックに命を懸けた、無頼の人気アナウンサー・和田信賢。玉音放送を担当し、NHK「話の泉」の司会で国民的人気を博したアナウンサー・和田信賢。和田は戦後初めて日本が参加する夏季オリンピックに派遣されることが決まる。念願のオリンピック中継だが、無頼な生き方を貫いた和田は長年の無理がたたって体調を崩していた。「どうしても、オリンピックを中継したい」その一心で、男は、大会の舞台ヘルシンキへと向かう。現地から「日本人を鼓舞する」中継を続けるも次第に病は重篤になり、ついに――。戦争に敗れ自信を失った日本人に、夢と誇りを抱かせてくれたヘルシンキ五輪。スポーツ小説の名手・堂場瞬一が、選手以上にその生きざまに惹きつけられたという主人公の魅力とは?
ダブル・トライ―2020年5月27日発売
長編小説
その「トライ」は、歴史を変える。7人制ラグビー×円盤投!二刀流で東京オリンピック出場を目指す天才アスリートの苦悩と奮闘を迫真の筆致で描く、新機軸スポーツ・エンタテインメント!2018年、陸上日本選手権。ある選手の活躍が、観客を魅了する。7人制ラグビーの日本代表・神崎が円盤投の決勝に出場、日本記録に迫る成績を残したのだ。もし円盤投で東京オリンピックへの出場を手にすれば、1964年の東京五輪以来の奇跡――。前代未聞の「二刀流」アスリートの登場に世間は熱狂、神崎は瞬く間にスターダムを駆け上がっていく。一方、新興スポーツ用品メーカー「ゴールドゾーン」の岩谷は神崎の才能に着目、彼のスポンサードに向けて動き出す。長年取材し続けた著者だからこそ到達した、スポーツの「本質」がここにある。
大連合―2021年6月24日発売
長編小説
俺たちが組めば、甲子園は夢じゃない!県内ナンバーワン投手・里田を擁する新潟成南高校を悲運が襲う。試合後の選手を乗せたバスがまさかの横転事故。里田は軽傷だったが、監督と部員の半数が重傷を負い、夏の予選出場は絶望的と思われた。一方、強豪・鳥屋野高校は廃部の危機に瀕していた。監督のパワハラで退部者が続出。唯一の三年生・キャプテン尾沢を含め、全部員が五人に激減したのだ。予選エントリーまで二週間。尾沢は、中学でバッテリーを組んでいた里田に「連合チーム」を結成して出場しようと、持ちかける――。『チーム』『大延長』そして――スポーツ小説の新たなる最高傑作、誕生!
ザ・ミッション THE MISSION―2023年3月24日発売
長編小説
ある日突然、球団広報に出向!?元大リーガーの専属広報担当を命じられた男が挑む「極秘任務」とは……名手が放つ、日本初の「球団広報小説」!食品メーカー広報部員・三上は、子会社のプロ野球チーム「横浜パイレーツ」へ出向を命じられる。古巣に復帰した大リーガー石岡の専属広報担当として、MLBフリークの三上に白羽の矢を立てた――とは表向きの理由。低迷するチーム再生のため、スター選手の石岡に引退後の監督就任を要請するも拒否され、彼の信頼を得て説得するという業務命令(ルビ・ミッション)が三上に課されたのだ。シーズンに入り、めざましい活躍を見せる石岡はなぜかマスコミを避け、三上は番記者との間で板挟みに。やがて、チーム内にも不穏な空気が漂い始め……。球界の舞台裏で交錯する人間模様を描く 堂場野球小説の新たな地平!
ホーム (集英社文庫)―2023年6月20日発売
長編小説
まさに監督1年目に経験した、怖さと感動。誰もが、居場所を得るために、最も難しい心の戦いに挑む。これだ! 涙がひたすら溢れる!!──栗山英樹氏 (2023WBC日本代表監督)五輪野球の米国代表監督になった元日本人大リーガーの奮闘! スポーツ小説大リーグのピッチャーだった藤原雄大は、引退後フリーバーズで投手コーチを務めている。東京オリンピック直前、野球アメリカ代表監督が死去し、藤原が監督に就任。全く経験はないが、勝利のための人選を始める。目をつけた選手は日米二重国籍の天才バッターで……。人種や国籍の問題、ポジション争いなど数多の苦難を乗り越え米代表として金メダルを目指す! 挑戦し続ける男を描く熱きスポーツ小説。
その他(青春小説・エッセイなど)
グレイ (集英社文庫)―2018年5月18日発売
長編小説
1983年東京。波田は、アルバイトで生活費を稼ぐ20歳の大学生。冷房もない部屋で食事や銭湯代に事欠く日々だ。夏休みも帰京せずにいいアルバイトはないかと探すうち、あるチラシを目に留め、日給1万円の街頭調査のバイトを見つける。町行く人に声をかけ、アンケートを取り、そのデータをコンピュータに入力する仕事だ。要領のいい波田はすぐに業務になじんでいった。意識調査を行うその研究所は羽振りがよく、予想外の大金を手にする。優秀さを買われ契約社員となった彼は、所長が正義のためという怪しい仕事に……。バブル前夜、罠にはめられた青年が、正義も悪も踏み台にして孤独な闘いに挑む姿をリアルに描く。警察小説の旗手が挑むピカレスク・ロマン。
弾丸メシ (集英社文庫)―2022年6月17日発売
出版業界一忙しいと言われる著者は、どんなに時間がなくてもメシは食べるが信条! 弾丸旅と地元メシの面白さが詰まった食&旅エッセイ。弾丸メシ3つの掟 必ず日帰り/食事は1時間以内に済ませる/絶対に残さない執筆や取材で多忙を極める著者。だが、どんなに時間がなくてもメシは食べるを信条としている。そこで、必ず日帰り、食事は一時間以内に済ませる、絶対に残さないの三つの掟のもと、弾丸旅で美味いものを食べに行く挑戦を。日本や海外の取材先で出合った発見系謎料理から、身近な餃子まで、グルメとはひと味違う美味いを追求する。食の記憶を呼び覚まし食べる幸せを堪能する、こだわりの食&旅エッセイ集。