当サイトで紹介している作家さんは下のリンク先でまとめています。興味がある方はご覧ください。
道尾秀介 シリーズ作品一覧
真備シリーズ(3作)
- 『背の眼』(2005年1月1日)
- 『骸の爪』(2006年3月1日)
- 『花と流れ星』(2009年8月1日)
カラスの親指シリーズ(2作)
- 『カラスの親指 by rule of CROW’s thumb』(2008年7月23日)
- 『カエルの小指 a murder of crows』(2019年10月25日)
花シリーズ(3作)
- 『光媒の花』(2010年3月26日)
- 『鏡の花』(2013年9月5日)
- 『N』(2021年10月5日)
神シリーズ(3作)
- 『龍神の雨』(2009年5月1日)
- 『風神の手』(2018年1月4日)
- 『風神の手』(2021年5月26日)
いけないシリーズ(2作)
- 『いけない』(2019年7月10日)
- 『いけないII』(2022年9月22日)
道尾秀介 ノンシリーズ(単発)作品一覧(刊行順)
ソロモンの犬 (文春文庫)―2010年3月10日発売
長編小説
秋内、京也、ひろ子、智佳たち大学生4人の平凡な夏は、まだ幼い友・陽介の死で破られた。彼らが通う大学の助教授、椎崎鏡子のひとり息子で10歳だった陽介が、目の前でトラックにはねられ、命を落としたのだ。連れていた飼い犬、オービーが暴走し、引きずられた果ての事故。だが、現場での友人の不可解な言動に疑問を感じた秋内は、動物生態学に詳しい間宮助教授に相談に行く。オービーの奇妙な行動の原因はどこにあるのか? 秋山が密かに思いを寄せる智佳の胸のうちにあるのは? 陽介の死は、ほんとうに事故だったのか?議論を重なる彼らには予想不能な結末が待っていた……。もどかしい恋と事故への疑念が交錯し、青春の滑稽さ、悲しみを鮮やかに切り取った、俊英の傑作ミステリー。
月と蟹 (文春文庫)―2013年7月10日発売
長編小説
孤独な子ども達が始めた願い事遊びはやがて切実な思いを帯びた儀式めいたものに――深い余韻が残る少年小説の傑作。海辺の町に祖父と母と暮らす小学生の慎一。よそ者として、クラスになじめない慎一は唯一の友達・春也と、ヤドカリを「ヤドカミ」様という神様に見立てて遊ぶことをはじめる。最初は単なるごっこ遊びだったものが、偶然を重ね、次第に切実な願いをこめた儀式へと変わっていく。同じ年の少女・鳴海をまじえ、それぞれに親への複雑な思いを抱える三人の関係もゆらぎはじめる。少年少女たちは痛みを胸に秘めながらも、大人になっていく。少年時代の最後の日々を描く傑作小説。解説・伊集院静。
貘の檻(ばくのおり) (新潮文庫)―2016年12月23日発売
長編小説
私が最初の悪夢を見たのは、その夜のことだった。離婚した辰男は息子との面会の帰り、32 年前に死んだと思っていた女の姿を見かける――。昏い迷宮を彷徨(さまよ)う最驚の長編ミステリー!一年前に離婚した大槇(おおまき)辰男は、息子・俊也(しゅんや)との面会の帰り、かつて故郷のO村に住んでいた曾木美禰子(そぎみねこ)を駅で見かける。32年前、父に殺されたはずの女が、なぜ――。だが次の瞬間、彼女は電車に撥ねられ、命を落とす。辰男は俊也を連れてO村を訪れることを決意。しかしその夜、最初の悪夢が……。薬物、写真、地下水路。昏い迷宮を彷徨(さまよ)い辿り着く、驚愕のラスト。道尾史上最驚の長編ミステリー!
サーモン・キャッチャー the Novel (光文社文庫 み 31-5)―2022年12月13日発売
長編小説
小説で、すごい世界を見に行こう。道尾秀介に騙される快感を堪能あれ!釣り堀カープ・キャッチャーで消えた鯉の謎が、運命を動かしていく。【内容紹介】神様の通う屋内釣り堀カープ・キャッチャーの景品棚には、高得点でもらえる伝説の白い箱があった。箱の中身を知りたいバイトの明、箱を狙う父親、店主を脅す女性、幽霊を撮影する兄妹、謎のヒツギム人らが釣り堀に集う時、運命は動く。一匹の鯉を巡り、悩める者たちが人生をかけた大勝負。怒涛の展開で大興奮、超絶技巧、名手道尾秀介の人生を変えるミステリー。
スケルトン・キー (角川文庫)―2021年6月15日発売
長編小説
この違和感の真相を見破れるか? 一気読み&再読必至のダークミステリ!僕は自分から何かを奪う人間を許さない――。かつてないドライブ感と衝撃。予測不能のダークミステリ!19歳の坂木錠也(さかき じょうや)は、ある雑誌の追跡潜入調査を手伝っている。危険な仕事ばかりだが、生まれつき恐怖という感情が欠如した錠也にとっては天職のようなものだ。天涯孤独の身の上で、顔も知らぬ母から託されたのは、謎めいた銅製のキーただ1つ。ある日、児童養護施設時代の友達が錠也の出生の秘密を彼に教える。それは衝動的な殺人の連鎖を引き起こして……。二度読み必至のノンストップ・ミステリ!「道尾秀介本人がサイコパスなのではないか」という疑念が生じるほどに、真に迫った表現がされている。――中野信子(脳科学者)【解説より】
フォトミステリー ―PHOTO・MYSTERY――2023年6月16日発売
世の中にすでに存在する写真に文を添えることで まったくあたらしい物語が生まれた―― 道尾秀介による危険な悪戯写真から生まれた、道尾秀介初のショートショート集。読み返すほど深まる――写真と連動する新感覚のミステリー。(タイトル[一部])静かな午後 さがしもの 能才 デュロン つちのうま 今夜聞いてごらん、と言った女性の肌は濡れていた 何日か経つと静かになった 中身は家の裏に埋めたそうな 弟は野良猫とビーグルのあいだだった 指 髪飾りに見えるのは目だった いたずら少年は翌朝になって発見された 旅立ち 短いからこそ生まれる面白さに圧倒される「50作品」を収録。