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あさのあつこ 全作品一覧– 作家 –

あさのあつこ シリーズ作品一覧

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一般向け

時代小説

その他

あさのあつこ 単発(ノンシリーズ)作品一覧

一般向け

時代小説

『待ってる 橘屋草子』(2009年2月)

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待ってる 橘屋草子 (講談社文庫)―2013年9月13日発売

「薮入りには帰っておいで。待ってるからね」母の言葉を胸に刻み、料理茶屋「橘屋」へ奉公に出たおふく。下働きを始めたおふくを、仲居頭のお多代は厳しく躾ける。涙を堪えながら立ち働く少女の内には、幼馴染の正次にかけられたある言葉があったが―。江戸深川に生きる庶民の哀しみと矜持を描いた人情絵巻。

『花宴』(2012年7月)

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花宴 (朝日文庫)―2015年1月7日発売

長編小説

嵯浪藩・西野家の一人娘・紀江は小太刀の名手。かつての想い人を忘れられぬまま妻、母となり葛藤を抱えつつも穏やかな日々を送っていた。しかしある朝思いがけず―。過酷な運命を生きる女性が示す一つの夫婦の形を美しい四季と共に描いた傑作時代小説。

『もう一枝あれかし』(2013年8月)

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もう一枝あれかし (文春文庫)―2016年3月10日発売

すれ違う子供が泣きだすほどの醜男の、愚直な恋のゆくえ(「甚三郎始末記」)。騙されていると知りながら待ち続ける遊女の哀しき運命(「風を待つ」)。自ら始末をつけるべく散り急ぐ男に、残された妻の覚悟を描く表題作など、心に染み通る5篇。四季の彩り溢れる情景と、男女の一途な愛を細やかに綴る傑作時代小説。

『かわうそ お江戸恋語り。』(2014年8月)

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かわうそ お江戸恋語り。 (祥伝社文庫)―2017年6月14日発売

長編小説

「あたし、あの人がこんなにも好きなんだ」太物問屋『あたご屋』の一人娘・お八重はごろつきから助けてくれた“川獺”と名乗る男に想いを寄せている。もう一度逢いたい一心で江戸をさまようお八重は、裏長屋で川獺といた女の死体を発見してしまう。殺していないと言う川獺を信じるお八重は…。恋を知った少女が大人になっていく姿を描いた感動の時代小説。

『ゆらやみ』(2015年6月)

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ゆらやみ (新潮文庫)―2017年12月25日発売

長編小説

幕末の石見銀山。間歩と呼ばれる鉱山の坑道で生まれたお登枝は、美貌を見込まれ女郎屋に引き取られた。初めて客を取る前の晩、想いを寄せる銀掘の伊夫を訪ねるが、別の男に襲われる。とっさに男を殺め、窮地を救ってくれた伊夫と身体を重ねたお登枝。罪と秘密をともに抱えた二人の行く末は──。変わりゆく世を背景に、宿命を背負った男女の灼けつくような恋を官能的に描き切った力作時代長編。

『にゃん! 鈴江三万石江戸屋敷見聞帳』(2018年4月)

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にゃん! 鈴江三万石江戸屋敷見聞帳(祥伝社文庫)―2021年8月11日発売

長編小説

幼い頃から妖かしが見えてしまうお糸は、鈴江三万石の江戸屋敷に奉公に出ることになった。正室の珠子に仕えるものの、お糸の目に映る珠子は……なんと猫⁉ 聞けば、城主長義に一目惚れし、人間に変化して嫁いできたという。しかし鈴江には権謀術数が飛び交い、長義にも命の危機が!愛する人を守ろうとする珠子の姿に心打たれ、お糸もともに立ち上がるが……。『にゃん! 鈴江藩江戸屋敷見聞帳』改題作品

『おもみいたします』(2022年11月12日)

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おもみいたします―2022年11月12日発売

長編小説

「我慢しなくていいんですよ」 天才的揉み師のお梅が、あなたの身体と心の闇までほぐします。申し込めば半年待ち。評判のお梅の揉み治療だが、一刻の猶予もない患者が現れた!揉んだ人々の身体は、全てこの指が覚えている。身体に触れさえすれば、いつどこで揉んだあの人だと言い当てられる。人に揉み治療を施すのが、お梅の生業。■あらすじ■頭風に苦しむお清を訪ねたお梅はギリギリのところまできていると感じ取る。揉みはじめると、お清の身体に潜む「淀み」を感じ――。彼女を悩ませるその原因とは?■主な登場人物■・お梅 五歳の時に光を失い、 人に揉みを施すことを 生業としている十七歳。・お筆 豆大福が評判の 紅葉屋を出している。 依頼を受け、お梅に取り次ぐ。・お昌 祖母のお筆と暮らし、 お梅の仕事の段取りを担う。・十丸 お梅の用心棒。 人には白い大きな犬にみえる。

その他

『十二の嘘と十二の真実』(2007年10月)

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十二の嘘と十二の真実 (徳間文庫)―2011年2月4日発売

美しい王妃は侍女ツルの言葉によって、しだいに圧政者となり、人の道から外れてゆく。そして現代の小さな街に住む老女との関わりは?時代はうねる。物語が生まれる。寓意が深まる。「わたしは、人の心にとり憑いて、わたしにとり憑かれるような心を持った人間を滅ぼしてやるの。人間を滅ぼすほど面白いことはないものね。え?恐ろしいって?わたしのこと?」毒のあるファンタジー。

『ぬばたま』(2008年1月)

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ぬばたま (新潮文庫)―2010年7月28日発売

ときどき、こんな人がいるのです。山に入ったまま、帰って来られなくなってしまった人が──。仕事も家族も失い、絶望のうちに山を彷徨う男が見た恐ろしい幻影。少女の頃に恋した少年を山で失った女の、凄絶な復讐。山で見たおぞましい光景が狂わせた、幼なじみ三人の運命。死者の姿が見える男女の、不思議な出会い。闇と光、生と死、恐怖と陶酔が混じり合う、四つの幻想的な物語。

『金色の野辺に唄う』(2008年5月)

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金色の野辺に唄う (小学館文庫)―2010年10月6日発売

稲穂が金色に輝き、風に揺れてシャラシャラと唄を奏でる山陰の秋。娘の奈緒子、孫の嫁・美代子、曾孫・東真、近所の花屋の店員・史明の四人に送られ、九十二歳の松恵は息を引き取ろうとしていた。松恵は、先だった夫が今際の際に発した言葉を思い出す。奈緒子は、だれの子だ…。「百年近くを生きれば、全て枯れ、悟り、遺す思いもなくなり、身軽に旅立てるとばかり信じておりましたが、どうしてどうして、人間って簡単に軽くはならないようです」多くの人の心を受けとめ救った大おばあちゃんが、美しい風景に送られ、今日旅立ちます。

『あした吹く風』(2008年12月)

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あした吹く風 (文春文庫)―2012年2月10日発売

長編小説

父親が不倫の末に事故死した17歳の高校生・功刀鈴と、夫と親友に裏切られた34歳の女性歯科医・来野美那子。憎しみと悲しみによって過去の呪縛から逃れられない二人は出会い、心を焦がし、ただ素直に強く求めあうが…。年の離れた男と女が、激しくやさしい、どうしようもない愛を知る、著者渾身の恋愛小説。

『朝のこどもの玩具箱』(2009年6月)

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朝のこどもの玩具箱 (文春文庫)―2012年8月3日発売

目が覚めたら魔法のしっぽが生えていたイジメられっ子、父を亡くし若い継母とふたり年を越す高校生…。児童文学から恋愛小説、SF、時代小説まで、ジャンルを超えて活躍する著者ならではの、色とりどりの6篇が入った“玩具箱”。明日への希望きらめく瑞々しい気持ちをギュッと詰め込みました。文庫オリジナルの自著解説を収録。

『夢うつつ』(2009年8月)

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夢うつつ (文春文庫)―2014年1月4日発売

霧で視界が遮られる中、邦彦はタクシーで自宅へ戻ろうとする。けれどその運転手は死んだはずの幼馴染で(「どっちだ?」)―「どんな慎ましやかな、地味な生であったとしても物語の宝庫となりうる」というあさのあつこが試みた、エッセイから短篇作品へと変容する6篇の物語。ファンタジックで哀しく愛おしい作品群。

『夜のだれかの玩具箱』(2009年12月)

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夜のだれかの玩具箱 (文春文庫)―2012年9月4日発売

温厚な父が秘めていた40年前の不思議な恋、江戸から消えた女房が見せる奇妙な夢、少年時代の後悔を振りきれない男の帰郷…。切ない恋愛から艶めく時代小説まで自在に描きだす、著者の才が冴えわたる6篇。恐怖や迷いに立ち止まってしまった大人たちの、切なくて、ちよっと妖しい世界を詰め合わせました。自作解説付き。

『たまゆら』(2011年5月)

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たまゆら (新潮文庫)―2013年10月28日発売

長編小説

人の世と山との境界に、夫の伊久男とひっそり暮らす老女、日名子。雪の朝、その家を十八歳の真帆子が訪れた。愛する少年が、人を殺めて山に消えたのだという。彼を捜す真帆子に付き添い、老夫婦は恐ろしい山に分け入ることに。日名子もまた、爛れるほどの愛が引き起こしたある罪を、そこに隠していたのだ―。山という異界で交錯する二つの愛を見つめた物語。島清恋愛文学賞受賞。

『ほっと文庫 桃の花は』(2011年8月)

お風呂でHot!ストーリでほっとできる新感覚入浴剤!入浴剤と小説がセットになったほっと文庫。

『花や咲く咲く』(2013年8月)

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花や咲く咲く (実業之日本社文庫)―2016年10月6日発売

長編小説

昭和18年、初夏。小さな温泉旅館の娘・三芙美は、女学校の友だちと、思いがけず手に入った美しい布でブラウスを縫い始める。おしゃれにときめき、夢を語り、笑いあう――そんな仲良し4人組にも、やがて戦争の暗い影が忍び寄ってきた。「現代の日本でたたかっている少女たちに贈りたい」――祈るような想いで著者がつづった、心ゆさぶる“戦時下"青春小説。

『I love letter』(2016年9月)

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I love letter アイラブレター (文春文庫)―2019年7月10日発売

「ぼくはママをころそうと思います」8歳の少年からの殺害予告。「どうしても、あの恋文を見つけたい」往年の大女優からの無茶な依頼。ひょんなことから文通会社ILLで働き始めた元引きこもりの岳彦に届くのは、ワケありの手紙ばかり。いつしか自分自身の言葉を便箋に連ね、難事に向き合っていく―手紙をモチーフに紡がれる6篇。

『末ながく、お幸せに』(2017年8月)

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末ながく、お幸せに (小学館文庫)―2020年1月7日発売

わたしたちの新たな旅立ちを祝っていただきたいと思う方々をご招待した、ささやかな宴です―。小さな創作料理のレストランを始めるという泰樹と萌恵の披露宴が始まった。式の前に「大切なものを捨てる結婚はしません」「泰樹とは積み上げていける。捨てるんじゃなくて育てていける」と語った萌恵には、産みの母と育ての母がいた。二人の母の間で揺れ、環境に振り回される自分の存在に苛立ちながら成長した彼女が目指す、本物の夫婦像とは。居合わせた人々が、家族の形や生き方に真摯に向き合おうとする姿を描く、感涙の結婚式小説。

『ぼくがきみを殺すまで』(2018年3月)

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ぼくがきみを殺すまで (朝日文庫)―2021年3月5日発売

長編小説

ベルエイドの少年兵エルシアは、自らをとらえた敵国ハラの兵士に語りかける。絵が得意なハラの少年ファルドと過ごしたあの日々のことを……。架空の世界を舞台に、主人公が戦場に出るまでの物語を、美しく、そして苛烈に描く。著者渾身の一冊!

『明日へつながる5つの物語』(2021年10月)

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明日へつながる5つの物語 (角川文庫)―2021年10月21日発売

がんになった父親と結婚を控えた娘の、ある夜の心の交流を描く一遍目(「この手で抱きしめて」)。岡山藩の若き城主池田綱政と寵臣津田、御用石工の藤吉とが結んだ歴史の中の友愛物語(「烏上の空」)。熱烈交際中の高校生愛莉は、ある日突然信じられない告白をカレシから受ける(「カレシの卒業」)。東京マラソンを舞台に、男同士の友情と過去の恋心を描く(「フィニッシュ・ゲートから」)。幼い頃、母親から桃畑に置きざりにされた記憶を持つ女性が、優しさと真実を取り戻す物語(「桃の花は」)。人として、家族として、優しく前向きな気持ちになる。明日に向かう5つの人生を描いた、コロナの時代の珠玉の作品集!

『彼女が知らない隣人たち』(2022年3月)

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彼女が知らない隣人たち―2022年3月26日発売

長編小説

地方都市で暮らす三上咏子は、縫製工場でパートとして働きながら、高校生の翔琉と小学生の紗希、夫の丈史と平凡な毎日を送っていた。ある日の夕方、駅近くの商業施設から白い煙が上がるのを目撃。近くの塾に通う息子が気になり電話を掛けるが、「誰かが爆弾を仕掛けたテロだ」と興奮して語る様子に違和感を覚える。翌日、今度は市立図書館でも同様の事件が発生。いったいなぜこの町で、こんなことが? 咏子は今まで気にも留めなかった、周囲の異変に気がついていく……。

『神無島のウラ』(2023年2月24日)

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神無島のウラ―2023年2月24日発売

長編小説

子どもの成長と教師の再生を描く離島小説関東で小学校の教員をしていた槙屋深津は、故郷である鹿児島県の神無島に帰ってきた。週に二便しかないフェリーで鹿児島港から約十二時間、外食する店もない、外周十五キロほどの島だ。十二歳で離れた島に二十年ぶりに戻ったのは、三年に満たない結婚生活にピリオドを打ち、島の小・中学校の臨時教諭になるためだ。島に降り立った深津のあいさつに、伯父の返事はなかった。深津とともに島を出た母が、伯父の家にいることだけを告げた。学校の教師や子どもたち、元同級生たちは深津の帰郷を歓迎するが、小学四年生の宇良という男の子だけ現れなかった。人の善悪を見抜き、どちらかわからないうちは、姿を見せないという。深津は悪寒を覚えた。人は生きて変化している。二十年前、島で起こった事件などいつまでも引きずっているわけもない──。島の学校に通うのは、地元の子どもだけでなく、不登校や親の虐待など家庭の事情で「島留学」をする子どもたち。全校生徒十人ほどの学校で過ごす日々、厳しくも豊かな自然への畏怖、子どもを守ると言い伝えられる島の神・ウラの存在。島での生活の中で、深津が過去と対峙し、再生していく姿を描く感動作。