有栖川有栖 シリーズ作品リスト
有栖川有栖 全作品刊行順一覧
個人的評価:
読んだ感想
初めて読んだ有栖川有栖さんの作品です。なんとなく難しそうな印象ありましたが、想像してたより全然読みやすかったです!
甘酸っぱさもあり、青春ミステリーでした。ただ登場人物多いので、結構こんがらがってました (汗)
女王国の城 上 (創元推理文庫)―2011年1月28日発売
長編小説
舞台は、めざましい成長を遂げる宗教団体〈人類協会〉の聖地、神倉。大学に姿を見せない部長を案じて、推理小説研究会の後輩アリスは江神二郎の下宿を訪れる。室内には神倉へ向かったと思しき痕跡。とかく噂の神倉へ、何故? 様子を見に行こうと考えたアリスにマリアが、そして就職活動中の望月、織田も同調、四人はレンタカーを駆って木曾路をひた走る。紆余曲折を経て〈城〉と呼ばれる総本部で江神の安否は確認できたものの、思いがけず殺人事件に直面。外界との接触を阻まれ囚われの身となった一行は決死の脱出と真相究明を試みるが、その間にも事件は続発し……。第八回本格ミステリ大賞に輝いた、江神シリーズ第四作。
女王国の城 下 (創元推理文庫)―2011年1月28日発売
長編小説
宗教団体〈人類協会〉の総本部にいったんは温かく迎えられた英都大学推理小説研究会の一行だったが、殺人事件が突発するや問答無用の軟禁状態に。協会幹部は警察に通報せず自分たちで犯人を突き止めると宣言。自由を回復するため推理研のメンバーも助力を約すが、調査は思うように進まない。そして焦躁の一夜が明けた総本部に銃声が轟き、さらなる犠牲者の存在が明らかになった。抵抗運動も試みつつ真相究明に努める推理研会員。思いがけない人物の登場によって事態はまたも転回、謎は深まったかに思われたが。大いなる混沌に秩序をもたらす名推理、江神シリーズ第四作となる本格巨編。著者あとがき=有栖川有栖/解説=松浦正人
収録されているのは以下の6編。
- 赤い稲妻〈収録:ロシア紅茶の謎〉
- ブラジル蝶の謎〈収録:ブラジル蝶の謎〉
- ジャバウォッキー〈収録:英国庭園の謎〉
- 猫と雨と助教授と〈収録:ペルシャ猫の謎〉
- スイス時計の謎〈収録:スイス時計の謎〉
- 助教授の身代金〈収録:モロッコ水晶の謎〉
濱地健三郎の幽【かくれ】たる事件簿―2020年5月2日発売
年齢不詳の探偵・濱地健三郎には、鋭い推理力だけでなく、幽霊を視る能力がある。新宿にある彼の事務所には、奇妙な現象に悩む依頼人のみならず、警視庁捜査一課の強面刑事も秘かに足を運ぶほどだ。助手の志摩ユリエは、得技を活かして、探偵が視たモノの特徴を絵に描きとめていく―。郊外で猫と2人暮らしをしていた姉の失踪の謎と、弟が見た奇妙な光景が意外な形でつながる(「姉は何処」)。資産家が溺死した事件の犯人は、若き妻か、懐具合が悪い弟か?人間の哀しい性が炙り出される(「浴槽の花婿」)など、驚きと謀みに満ちた7篇を収録。ミステリの名手が、満を持して生み出した名探偵。待望のシリーズ、第2弾!
捜査線上の夕映え―2022年1月11日発売
長編小説
「臨床犯罪学者 火村英生シリーズ」誕生から30年! 最新長編は、圧倒的にエモーショナルな本格ミステリ。 一見ありふれた殺人事件のはずだった。火村の登場で、この物語は「ファンタジー」となる。 大阪の場末のマンションの一室で、男が鈍器で殴り殺された。金銭の貸し借りや異性関係のトラブルで、容疑者が浮上するも……。 「俺が名探偵の役目を果たせるかどうか、今回は怪しい」 火村を追い詰めた、不気味なジョーカーの存在とは――。 コロナ禍を生きる火村と推理作家アリスが、ある場所で直面した夕景は、佳き日の終わりか、明日への希望か――。