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倉知淳 シリーズ作品一覧
猫丸先輩シリーズ(6作)
- 『日曜の夜は出たくない』(1994年1月1日)
- 『過ぎ行く風はみどり色』(1995年6月1日)
- 『幻獣遁走曲 猫丸先輩のアルバイト探偵ノート』(1999年10月1日)
- 『夜届く 猫丸先輩の推測』(2002年9月1日)
- 『とむらい自動車 猫丸先輩の空論』(2005年9月6日)
- 『月下美人を待つ庭で 猫丸先輩の妄言』(2020年12月21日)
乙姫警部シリーズ(2作)
- 『皇帝と拳銃と』(2017年11月30日)
- 『世界の望む静謐』(2022年10月11日)
倉知淳 ノンシリーズ(単発)作品一覧(刊行順)
シュークリーム・パニック (講談社文庫)―2017年9月13日発売
「絶食って、何も食べちゃいけないんですか」―体質改善セミナーに参加したメタボな男性4人組。インストラクターの無慈悲な指導によって、耐え難い空腹感が行き場のない怒りへと変わっていく中、冷蔵庫のシュークリームが盗まれる事件が発生する。ミステリマニアの受講者、四谷は探偵役に名乗りを上げるが―!?爆笑必至の「限定販売特製濃厚プレミアムシュークリーム事件」はじめ、ひと味違う本格ミステリ作品を全6編収録。「兄ちゃん――金、欲しいないか?」人生大逆転を狙って、場外馬券売り場で見知らぬおっさんが持ち掛けてきた、1人あたり1億円ゲットの銀行強盗計画に参加することにした僕。しかし、その計画は綿密なようでどこかがおかしい。僕の人生は、どうなる!?――スリルと笑いが溢れ出す「現金強奪作戦!(但し現地集合)」。高校2年生の夏休み。受験勉強を前に、羽を伸ばしてすごせる最後の夏、「僕」は仲間たちと映画制作を始めた。監督の「僕」は以前から気になっていた同級生、百合川京子を主役に抜擢し、撮影は快調。しかしその最終日、ラストシーンのロケ場所から、彼女の姿が消えた―!?感動的な結末に心がほっこりする中編「夏の終わりと僕らの影と」はじめ、本格ミステリの名手の技が光る。25歳のOL、真紀の暮らすワンルームマンションに通ってくる、おなかの横に渦巻き模様のある猫――いつしか真紀は、猫を部屋に招き入れ、「うずまきちゃん」と名付けて部屋で遊ぶようになった。そんな日常の中、近隣で傷害事件が発生! 所轄署の若手刑事にして真紀の彼氏である満久は、なんと、うずまきちゃんに事件にかかわる秘密が隠されているという――本格ミステリーなのにかわいさ満点(?)の「通い猫ぐるぐる」。
ドッペルゲンガーの銃 (文春文庫 く 40-2)―2021年10月6日発売
名手・倉知淳がフェアプレイ精神で贈る奇妙奇天烈な三つの殺人事件。ユーモアあふれる本格ミステリ中篇集。女子高生ミステリ作家(の卵)灯里は、小説のネタを探すため、警視監である父と、キャリア刑事である兄の威光を使って事件現場に潜入する。彼女が遭遇した奇妙奇天烈な三つの事件とは――?・密閉空間に忽然と出現した他殺死体について「文豪の蔵」・二つの地点で同時に事件を起こす分身した殺人者について「ドッペルゲンガーの銃」・痕跡を一切残さずに空中飛翔した犯人について「翼の生えた殺意」あなたにはこの謎が解けますか?