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伊坂幸太郎 シリーズ作品一覧
陽気なギャングシリーズ(3作)
- 『陽気なギャングが地球を回す』(2003年1月21日)
- 『陽気なギャングの日常と襲撃』(2006年5月1日)
- 『陽気なギャングは三つ数えろ』(2015年10月8日)
殺し屋シリーズ(3作)
- 『グラスホッパー』(2004年7月31日)
- 『マリアビートル』(2010年9月23日)
- 『AX アックス』(2017年7月28日)
陣内シリーズ(2作)
- 『チルドレン』(2004年5月21日)
- 『サブマリン』(2016年3月30日)
伊坂幸太郎 全作品一覧(刊行順)
個人的評価:
読んだ感想
伊坂さんのデビュー作。未来が見えて人間とお喋りできるカカシが出てきたりします。登場人物も不思議な人が多く、謎多きミステリーです。
城山という警察官が出てくるんですが、本当に人間のクズでどうしようもない野郎なので、ぜひあなたも憤ってください(笑)
個人的評価:
読んだ感想
5つの視点で物語が進んでいきます。
登場人物も多いので最初はこんがらがってしまいましたが、徐々に人物がスッとイメージできるようになり、それから一気に面白くなりました。
終盤に「こういうことか!」と意味もわかるので、スッキリした読了感。
そして『オーデュボンの祈り』に登場したカカシや伊藤なども登場する場面があり、ニヤけてしまいました(笑)
個人的評価:
読んだ感想
成瀬・響野・久遠・雪子の4人組の銀行強盗。この4人にはそれぞれ特殊能力があり、これまで失敗したことはありませんでした。
そんな4人はいつも通り銀行を襲って、金を奪い逃走。しかし逃走中に、危うく交通事故を起こしそうになります。
実はその相手も銀行強盗で、4人が奪った金を奪われてしまう自体に。果たしてそれは偶然だったのか、計画されたものだったのか…!
……と、こんなストーリー。
4人の会話が面白く、クスリとさせられる場面も。正に「陽気なギャング」だなと思いました。
そして、細かい仕掛けが散りばめられています。何気ない会話も読み飛ばさないようにしましょう。伏線回収しつつ、最後はスカッとする展開で面白かったです。
個人的評価:
読んだ感想
伊坂作品の中でもとくに、家族や兄弟愛が感じられる作品です。
テーマ的には重めですが…そこはやはり伊坂ワールド!ユニークなキャラであったり、軽快な語り口だったり楽しく読めました。
なお、『ラッシュライフ』に登場した泥棒「黒澤」が探偵役で再登場します。まだ読んでない方はこちらを先に読むのもおすすめですよ。
個人的評価:
読んだ感想
濱田岳と瑛太のダブル主演で2007年に映画化。
この作品は「現在」と「2年前」の物語が交互に展開されていきます。現在は大学進学で東京から東北にきた椎名視点の話。2年前はペットショップで働く琴美視点の話。
とくに「2年前」は琴美が事件に巻き込まれていくので、読んでいてヒヤヒヤする場面が多かったです。それゆえに読み進める手が止まらない作品でした。
個人的評価:
読んだ感想
伊坂作品には度々「愛すべきキャラ」が登場しますが、今回もいました、陣内というまたまた濃いキャラが(笑)
『砂漠』の西嶋と同様に、のっけからぶっ飛んでる感じです。
チルドレンは連作短編の小説ですが、伊坂さん自身が「短編のフリした長編小説」と言っています。私も読んでみて、その意味がよくわかるな~と思いました。
個人的評価:
読んだ感想
殺し屋シリーズ第1弾。元教師の鈴木、相手を自殺へ導く「鯨(クジラ)」、ナイフの達人「蝉(セミ)」、この3人の視点で物語が進んでいきます。
徐々に3人が近づいて行く様子にドキドキハラハラしました。
そして今作もキャラがいいですね。個人的には飄々としている蝉が好きです。
個人的評価:
読んだ感想
千葉という名の「死神」が主人公の連作短編集。伊坂さんお得意の繋がりがあるパターンでこれまた面白かったです。
『重力ピエロ』の春が登場するシーンもあって、読んだことある人は「お~!!」となること間違いなし。(まさかのあのシーンに出くわします……)
なので先に『重力ピエロ』を読んでおくと面白さ倍増です!
個人的評価:
読んだ感想
特殊能力×兄弟×政治。これまで読んだ伊坂作品の中では個人的に読みにくさを感じました。(政治の話が多かったからだと思いますが……)
『死神の精度』の千葉さんがさり気なく登場する場面もあります(笑)
なお『モダンタイムス』が続編のような話になるので、気になったら手にとってみてはいかがでしょうか。
砂漠 (実業之日本社文庫)―2017年10月4日発売
長編小説
作家デビュー20周年記念 NEWカバー!砂漠 冬バージョン登場!! (2020年5月現在)この一冊で世界が変わる、かもしれない。実業之日本社創業120周年記念!小社文庫限定の書き下ろしあとがき収録。仙台市の大学に進学した春、なにごとにもさめた青年の北村は四人の学生と知り合った。少し軽薄な鳥井、不思議な力が使える南、とびきり美人の東堂、極端に熱くまっすぐな西嶋。麻雀に勤(いそ)しみ合コンに励み、犯罪者だって追いかける。一瞬で過ぎる日常は、光と痛みと、小さな奇跡で出来ていた――。明日の自分が愛おしくなる、一生モノの物語。
個人的評価:
読んだ感想
大学で出会った男女5人の成長物語。大学入学から卒業までの4年間が描かれています。
5人の中でも西嶋という青年が抜群に魅力的で、登場シーンから推しになったほどです。だだ最終的に鳥井が好きになりました。彼は本当に強い男だ!
青春ものですが、春夏秋冬それぞれの季節ごとに何かしら事件が起こるので、それがスパイスとなって程良く緊張感を味わえました。
終末のフール (集英社文庫)―2009年6月26日発売
八年後に小惑星が衝突し、地球は滅亡する。そう予告されてから五年が過ぎた頃。当初は絶望からパニックに陥った世界も、いまや平穏な小康状態にある。仙台北部の団地「ヒルズタウン」の住民たちも同様だった。彼らは余命三年という時間の中で人生を見つめ直す。自分の言動が原因で息子が自殺したと思い込む父親(「終末のフール」)長らく子宝に恵まれなかった夫婦に子供ができ、3年の命と知りながら産むべきか悩む夫(「太陽のシール」)妹を死に追いやった男を殺しに行く兄弟(「籠城のビール」)世紀末となっても黙々と練習を続けるボクサー(「鋼鉄のウール」)落ちてくる小惑星を望遠鏡で間近に見られると興奮する天体オタク(「天体のヨール」)来るべき大洪水に備えて櫓を作る老大工(「深海のポール」)などで構成される短編連作集。はたして終末を前にした人間にとっての幸福とは?今日を生きることの意味を知る物語。
個人的評価:
読んだ感想
地球に小惑星が落ちて人類が滅亡してしまうという設定の短編集。死を目前にしながらそれでも生きていく人々。
これ面白かったし、生きるということについて改めて考えさせられる一冊でした!
個人的評価:
読んだ感想
陽気なギャングシリーズ2作目。いや~皆さんおかえりって感じで、自分の中でキャラが生き続けていることを実感しました。
今作は4人それぞれにスポットがあてられていて、前作とは違う意味で楽しめた作品です。
1作目と違ってハラハラドキドキ系ではありませんが、これを読んだら4人のことがもっと好きになると思いますよ!
個人的評価:
読んだ感想
首相殺し犯人になってしまった主人公の逃走劇。後半は一気読みでした。700頁弱あるので、ぜひ気合を入れて読んでみてください!
個人的評価:
読んだ感想
システムエンジニアが主人公ということで個人的に興味深いテーマでした。なので、ボリューミーだったけど案外早く読めました。とくに下巻は面白かったですね。
ただ一つ言えることは、コレ読む前に『魔王』は必読!読んでいれば繋がりがわかるので、数倍楽しめますよ。
個人的評価:
読んだ感想
山田王求という天才野球少年の生涯を描いた伝記的なミステリー。そして伊坂ワールド満載の作品。
『完全版』には単行本版・雑誌版・文庫版の3篇が収録されています。単行本版と文庫版は結構似たような雰囲気ですが、雑誌版はそれよりライトな感じ。
気になる方は「文庫版」だけでも読めばいいと思います。
オー!ファーザー (新潮文庫)―2013年6月26日発売
長編小説
俺たちはいつだって、何かの試験前にいるんだ。人生は試験の連続だ。一人の息子に父親が四人いる!? 由紀夫を守る父親〝四人組〞は賭博好きに女好き、博学卓識にスポーツ万能。事件が事件を呼ぶ、痛快家族エンタ!一人息子に四人の父親!? 由紀夫を守る四銃士は、ギャンブル好きに女好き、博学卓識、スポーツ万能。個性溢れる父×4に囲まれて、高校生が遭遇するは、事件、事件、事件――。知事選挙、不登校の野球部員、盗まれた鞄と心中の遺体。多声的な会話、思想、行動が一つの像を結ぶとき、思いもよらぬ物語が、あなたの眼前に姿を現す。伊坂ワールド第一期を締め括る、面白さ400%の長篇小説。
マリアビートル (角川文庫)―2013年9月25日発売
長編小説
物騒な奴らを乗せた新幹線は疾走する! ノンストップエンターテインメント★2022年、ハリウッド映画化!!★主演:ブラッド・ピット監督:デヴィッド・リーチ(『デッドプール2』『ワイルド・スピード/スーパーコンボ』)邦題:『ブレット・トレイン』(原題:BULLET TRAIN)★英国推理作家協会賞(ダガー賞)翻訳部門 ショートリスト作品(最終候補作)(英題『Bullet Train』)殺し屋シリーズ累計300万部突破!東京発盛岡着、2時間30分のノンストップエンターテインメント!幼い息子の仇討ちを企てる、酒びたりの殺し屋「木村」。優等生面の裏に悪魔のような心を隠し持つ中学生「王子」。闇社会の大物から密命を受けた、腕利きの二人組「蜜柑」と「檸檬」。とにかく運が悪く、気弱な殺し屋「天道虫」。疾走する東北新幹線の車内で、狙う者と狙われる者が交錯する――。小説は、ついにここまでやってきた。映画やマンガ、あらゆるジャンルのエンターテイメントを追い抜く、娯楽小説の到達点!『グラスホッパー』『AX アックス』に連なる、殺し屋たちの狂想曲。
夜の国のクーパー【新装版】 (創元推理文庫 M い 4-2)―2022年1月27日発売
長編小説
僕の小説の中ではもっとも本格ミステリー度が高い自信作です。今でいう特殊設定ミステリーなのでは?と思ったりもします。――伊坂幸太郎恐怖と信頼、欺瞞と驚愕、猫と鼠、そして人・・・・・・壮大かつ野心的長編ミステリを装いも新たに贈る目を覚ますと見覚えのない土地の草叢で、蔓で縛られ、身動きが取れなくなっていた。胸にはトムと名乗る灰色の猫が座り、「ちょっと話を聞いてほしいんだけど」と言うものだから、驚きが頭を突き抜けた。「僕の住む国では、ばたばたといろんなことが起きて」猫は摩訶不思議な隣国との戦争と「クーパー」について語り始める――。新たなカバーで贈る、伊坂ミステリの到達点。
死神の浮力 (文春文庫)―2016年7月8日発売
長編小説
娘を残虐に殺された小説家の山野辺は苦しみのなかにいた。著名人であるが故にマスコミからの心無い取材に晒され、さらに犯人とされていた男・本城が第一審で無罪になったのだ。しかし、山野辺は彼が犯人であることを「知っていた」。 彼はサイコパスと呼ばれる反社会的人格者で、 自分が犯人である証拠を、山野辺宛てに送ってきていたのだった――。控訴の猶予期間は二週間。山野辺とその妻、美樹は一時的に自由の身になった本城を探し、動き始める。そこに千葉という男が現れ「本城の居場所を知っている」と言う。 山野辺夫妻は半信半疑ながらも、この妙な男と行動を共にすることにする。。 山野辺夫妻・千葉チーム対サイコパス本城の勝負の行方は?今回、千葉が「担当している」のは誰なのか? そして調査の結果は?
陽気なギャングは三つ数えろ (祥伝社文庫)―2018年9月12日発売
長編小説
伊坂幸太郎20周年記念スペシャルカバー人気イラストレーターpomodorosa氏描下ろし3カ月連続リリース! (2020年11月現在)嘘を見抜く名人、天才スリ、演説の達人、精確な体内時計を持つ女――天才強盗4人組に、最凶最悪のピンチ! 3、2、1、BANG!陽気なギャング一味の天才スリ久遠は、ひょんなことからハイエナ記者火尻を暴漢から救うが、その正体に気づかれてしまう。直後から、ギャングたちの身辺で、当たり屋、痴漢冤罪などのトラブルが頻発。蛇蝎のごとき強敵の不気味な連続攻撃で、人間嘘発見器成瀬ら面々は断崖に追いつめられた! 必死に火尻の急所を探る四人組に、やがて絶体絶命のカウントダウンが! 230万部の人気シリーズ!
AX アックス (角川文庫)―2020年2月21日発売
最強の殺し屋は――恐妻家。殺し屋シリーズ!【伊坂幸太郎史上最強のエンタメ小説<殺し屋シリーズ>、『グラスホッパー』『マリアビートル』に連なる待望作!】<<鳴りやまぬ驚愕と感涙の声!>>★2020年の年間文庫ランキング4冠達成!★2018年 本屋大賞 ノミネート作!★第6回静岡書店大賞(小説部門) 大賞受賞作!★フタバベストセレクション2017(フタバ図書) 第1位!最強の殺し屋は――恐妻家。物騒な奴がまた現れた!物語の新たな可能性を切り開く、エンタテインメント小説の最高峰!「兜」は超一流の殺し屋だが、家では妻に頭が上がらない。一人息子の克巳もあきれるほどだ。兜がこの仕事を辞めたい、と考えはじめたのは、克巳が生まれた頃だった。引退に必要な金を稼ぐため、仕方なく仕事を続けていたある日、爆弾職人を軽々と始末した兜は、意外な人物から襲撃を受ける。こんな物騒な仕事をしていることは、家族はもちろん、知らない。
クリスマスを探偵と―2017年10月25日発売
舞台はドイツ。探偵カールがクリスマスの夜に出会った謎の男とは……?伊坂幸太郎が贈る聖夜の奇跡の物語大学生のときに著者が初めて書いた小説(初出『文藝別冊 伊坂幸太郎』/2010年小社刊)を自身の手により完全リメイク!デビュー以来の伊坂作品のモチーフ、「探偵」「男2人」「親子愛」「巧妙な構成」「ラストのどんでん返し」……などのエッセンスがすべて凝縮された、珠玉の物語。伊坂作品にはおなじみ、あのキャラクターの元祖とも言える人物も登場。* * * * *生まれて初めて完成させた短篇が元となった作品です。 ──── 伊坂幸太郎お話の最後ではいつも呆然となり、もう一度読み直したい気持ちで胸がいっぱいになりました。 ──── マヌエーレ・フィオール* * * * **挿絵について*伊坂さんも注目し、また松本大洋さんら日本の第一線の漫画家も各所で推薦している、フランスのバンドデシネ作家であるマヌエーレ・フィオールによる描き下ろし!
フーガはユーガ (実業之日本社文庫)―2021年10月7日発売
長編小説
伊坂幸太郎史上もっとも切なく、でも、あたたかい。僕たちは双子で、僕たちは不運で、だけど僕たちは、手強い双子の兄弟が織りなす、「闘いと再生」の物語常盤優我は仙台市内のファミレスで一人の男に語り出す。双子の弟・風我のこと、幸せでなかった子供時代のこと、そして、彼ら兄弟だけの、誕生日にだけ起きる不思議な現象、「アレ」のこと――。ふたりは大切な人々と出会い、特別な能力を武器に、邪悪な存在に立ち向かおうとするが……。文庫版あとがき収録。本屋大賞ノミネート作品!解説/瀧井朝世【目次】フーガはユーガ文庫版あとがき解説 瀧井朝世
シーソーモンスター (単行本)―2019年4月5日発売
出会ってはいけない二人が出会ったとき、世界の均衡は崩れ、物語は暴走する――【時代をまたいで疾走する、エンターテインメント小説2篇! 】我が家の嫁姑の争いは、米ソ冷戦よりも恐ろしい。バブルに浮かれる昭和後期の日本。一見、どこにでもある平凡な家庭の北山家だったが、ある日、嫁は姑の過去に大きな疑念を抱くようになり……。(「シーソーモンスター」)突然、僕は巻き込まれてしまった。時空を越えた争いに――。舞台は2050年の日本。ある天才エンジニアが遺した手紙を握り締め、彼の旧友と配達人が、見えない敵の暴走を前に奮闘する!(「スピンモンスター」)
クジラアタマの王様 (新潮文庫)―2022年6月27日発売
現実に打ち勝つって、どうやって?伊坂マジック最前線にして最高点!「予言の書か?」とネットで話題を呼んだ長編、待望の文庫化。記憶の片隅に残る、しかし、覚えていない「夢」。自分は何かと戦っている? ――製菓会社の広報部署で働く岸は、商品への異物混入問い合わせを先輩から引き継いだことを皮切りに様々なトラブルに見舞われる。悪意、非難、罵倒。感情をぶつけられ、疲れ果てる岸だったが、とある議員の登場で状況が変わる。そして、そこには思いもよらぬ「繋がり」があり……。伊坂マジック、鮮やかなる新境地。(解説・川原礫)
逆ソクラテス―2020年4月24日発売
【2021年本屋大賞ノミネート作】【第33回柴田錬三郎賞受賞作】敵は、先入観。世界をひっくり返せ!伊坂幸太郎史上、最高の読後感。デビュー20年目の真っ向勝負!逆転劇なるか!? カンニングから始まったその作戦は、クラスメイトを巻き込み、思いもよらぬ結末を迎える――「逆ソクラテス」足の速さだけが正義……ではない? 運動音痴の少年は、運動会のリレー選手にくじ引きで選ばれてしまうが――「スロウではない」最後のミニバス大会。五人は、あと一歩のところで、“敵”に負けてしまった。アンハッピー。でも、戦いはまだ続いているかも――「アンスポーツマンライク」ほか、「非オプティマス」「逆ワシントン」――書き下ろしを含む、無上の短編全5編を収録。【著者略歴】伊坂幸太郎(いさか・こうたろう)1971年千葉県生まれ。東北大学法学部卒業。2000年『オーデュボンの祈り』で第5回新潮ミステリー倶楽部賞を受賞しデビュー。04年『アヒルと鴨のコインロッカー』で第25回吉川英治文学新人賞、「死神の精度」で第57回日本推理作家協会賞(短編部門)、08年『ゴールデンスランバー』で第5回本屋大賞・第21回山本周五郎賞を受賞。他の著書に『重力ピエロ』『終末のフール』『残り全部バケーション』『AX』『ホワイトラビット』『クジラアタマの王様』、阿部和重氏との合作『キャプテンサンダーボルト』などがある。