当サイトで紹介している作家さんは下のリンク先でまとめています。興味がある方はご覧ください。
有川ひろ(有川浩)シリーズ作品一覧
自衛隊三部作シリーズ(3作)
- 『塩の街』(2004年2月1日)
- 『空の中』(2004年10月30日)
- 『海の底』(2005年6月1日)
図書館戦争シリーズ(6作)
- 『図書館戦争』(2006年2月1日)
- 『図書館内乱』(2006年9月11日)
- 『図書館危機』(2007年2月1日)
- 『図書館革命』(2007年11月10日)
- 『別冊 図書館戦争 I』(2008年4月1日)
- 『別冊 図書館戦争 II』(2008年8月1日)
自衛隊ラブコメシリーズ(2作)
- 『クジラの彼』(2007年2月1日)
- 『ラブコメ今昔』(2008年7月1日)
三匹のおっさんシリーズ(2作)
- 『三匹のおっさん』(2009年3月13日)
- 『三匹のおっさん ふたたび』(2012年3月28日)
シアター!シリーズ(2作)
- 『シアター!』(2009年12月16日)
- 『シアター!〈2〉』(2011年1月25日)
有川ひろ(有川浩)ノンシリーズ(単発)作品一覧(刊行順)
ヒア・カムズ・ザ・サン (講談社文庫)―2015年11月13日発売
編集者の古川真也は30歳。彼には特殊な能力があった。手に触れたものに残る「記憶」が見えるのだ。ある日、同僚のカオルが20年ぶりに父親と再会をすることに。その父親は米国で脚本家として活躍しているというが――。同じあらすじから、オリジナルの「ヒア・カムズ・ザ・サン」と、演劇集団キャラメルボックスの舞台に着想を得た「ヒア・カムズ・ザ・サン Parallel」のふたつの物語が誕生。編集者の古川真也は30歳。実は彼には特殊な能力があった。手に触れたものに残る「記憶」が見えてしまうのだ。怒りの中で封をした荷物、浮気相手から買ってもらった腕時計、本心を書けないでいる手紙――。その能力のことは、誰にも言えないでいた。ある日、同僚のカオルが20年ぶりに父親と再会をすることになる。その父親とはアメリカで脚本家として活躍しているというのだが――。同じ登場人物、同じあらすじから、有川浩オリジナルの「ヒア・カムズ・ザ・サン」と、演劇集団キャラメルボックスで上演された舞台に着想を得た「ヒア・カムズ・ザ・サン Parallel」というふたつの物語が誕生。父と娘、恋人、夫婦、仲間――さまざまな愛が、二つの異なる世界として広がる新境地。
絵本「旅猫リポート」―2014年2月28日発売
『図書館戦争』『阪急電車』『県庁おもてなし課』『フリーター家を買う。』『空飛ぶ広報室』ほか、映像化でも大人気の有川浩が、児童文学挿絵家の第一人者村上勉がタッグを組み、初めて挑んだ絵本!きっかけは、「週刊文春」で連載された『旅猫リポート』だった。村上が挿絵を描き、連載時から大きな反響を集めた本作品は、単行本刊行後、吉川英治文学新人賞、山本周五郎賞、山田風太郎賞など、相次いで文学賞候補に挙がる評価も得て、十万部を越すベストセラーとなっている。深い事情を抱えた青年・サトルが、手離さざるえなくなった愛猫・ナナの預け先を探し旅に出かけることからはじまり、彼が辿ってきた人生で心通わせた懐かしい人たちと出会い、目に映る美しい景色――そして、当代きってのストーリーテーラーの作者ならではの渾身のラストは、「涙なくしては読めない」の声が全国から数多く寄せられた。本書『絵本・旅猫レポート』は、その感動をさらにスケールアップ。独特の淡いオリーブグリーンを基調に描かれた村上の精密な挿絵は、贅沢にも全点が絵本のための書き下ろし。有川の文章はキュートな猫の視点を巧みに操り、子供の冒険心をワクワクさせるものだ。すべてのページにルビをふり、小学生低学年からも読むことができるようになっているが、もちろん子供への読み聞かせにもぴったりの一冊である。愛する相手との悲しい別れの先にも、きっと温かいぬくもりが待っているはず……子供たちの世代へ是非とも語り継ぎたい物語。同時にすべての愛する人へと贈りたい、永遠の真実がここにあります。深く静かに心にしみる感動をもたらすロングセラーとして、新しい伝説の絵本がここから船出を迎えるのです。
コロボックル絵物語 (Colobockle Picture Book)―2014年4月16日発売
『だれもしらない小さな国』をはじめとした「コロボックル物語」(全6巻)を書いた佐藤さとるから直接バトンを渡されたのは、稀代のストーリーテラー・有川浩。長編のコロボックル物語の前に、佐藤さとる版コロボックルから有川浩版コロボックルへの橋渡しとなる絵物語ができました。有川浩が紡ぐ物語に、村上勉の全点描き下ろしイラスト。コロボックルファンはもちろん、物語を愛するすべての人に贈る絵物語『だれもしらない小さな国』をはじめとした「コロボックル物語」(全6巻)を書いた佐藤さとるから直接バトンを渡されたのは、稀代のストーリーテラー・有川浩。佐藤さとる版コロボックルから有川浩版コロボックルへの橋渡しとなるのが本書、『コロボックル絵物語』です。有川浩による物語に、村上勉の全点描き下ろしイラストのお披露目ともいえる作品。コロボックルファンはもちろん、物語を愛するすべての人に贈る絵物語ができました。「コロボックル物語」を読んだ少女を主人公とする絵物語は、村上勉が40年の時を経て名場面を描き直しをするという超豪華な「佐藤版コロボックル」部分から、「有川版コロボックル」に流れる見事なバトンリレーがなされます。昭和から平成へ。日本の宝物のコロボックルたちに、新たな命が吹き込まれました――!「初代『コロボックル物語』を書かれた佐藤さとるさんは、日本中の子供たちにコロボックルというトモダチをくれました。きっとたくさんの子供たちが、私と同じように自分の身の回りにコロボックルを探したことと思います。私は大人になってから、佐藤さとるさんとお会いしました。佐藤さとるさんのご自宅は、『だれも知らない小さな国』に出てきたせいたかさんの小山のおうちそっくりでした。「いらっしゃい」と出てきた佐藤さとるさんは、見上げるほど背が高くて、せいたかさんがそのまま年を取ったようなおじいさんでした。おうちに上がると、奥さまがお茶を出してくださいました。まるでおちび先生がそのまま年を取ったような、小さなかわいいおばあさんでした(お若いころは、きっとすごく美人だったにちがいありません)。私は思わずたずねました。「せいたかさんは、佐藤先生だったんじゃないですか? コロボックルも本当にいるんじゃないですか?」佐藤さとるさんはにっこり笑って、私にこう言ったのです。「ぼくは、今の時代の子供たちも、今の時代のコロボックルとトモダチになれたらいいなぁと思っているんだ。有川さん、新しい『コロボックル物語』を書いてみないかい?」そうして、新しい『コロボックル物語』のおひろめとして、この本が出ることになりました。(有川浩「あとがき」より)」
だれもが知ってる小さな国―2015年10月28日発売
ヒコは「はち屋」の子供。みつ蜂を養ってはちみつをとり、そのはちみつを売って暮らしている。お父さん、お母さん、そしてみつばちたちと一緒に、全国を転々とする小学生だ。あるとき採蜜を終えたヒコは、巣箱の置いてある草地から、車ととめた道へと向かっていた。「トマレ!」鋭い声がヒコの耳を打ち、反射的に足をとめたヒコの前に、大きなマムシが現れた―― 本文は村上勉の挿画がふんだんに入った、豪華2色印刷ヒコは「はち屋」の子供。みつ蜂を養ってはちみつをとり、そのはちみつを売って暮らしている。お父さん、お母さん、そしてみつばちたちと一緒に、全国を転々とする小学生だ。あるとき採蜜を終えたヒコは、巣箱の置いてある草地から、車をとめた道へと向かっていた。「トマレ!」鋭い声がヒコの耳を打ち、反射的に足をとめたヒコの前に、大きなマムシが現れた――村上勉の書き下ろし挿画がふんだんに入った、豪華2色印刷
アンマーとぼくら (講談社文庫)―2020年8月12日発売
いつの世までも あなたを思う母と子、そして家族を描く感動の物語、待望の文庫化!母の予定に付き合う約束で沖縄に里帰りしたリョウ。実の母は子供の頃に亡くなり、再婚してリョウを連れ沖縄に移り住んだ父ももういない。休暇は三日。家族の思い出の場所をめぐるうち、リョウは不思議な感覚にとらわれる。この三日が、恐らくタイムリミット。三日目が終わったら……終わったら、どうなる?「過去は変えられない。分かるよね?」「言いたかったことは、今の君が言えばいい」「頑張れ。君はもう大人なんだから」一体、ぼくに何が起こっている?
物語の種―2023年5月24日発売
読めば心が躍り出す。ほっこり&胸キュン全十篇の物語!宝塚オタク、宝塚OGが読んでも沼る!どこから読んでも面白い!もはや『沼の種』!有川先生、あなたは天才ですか?!――紅ゆずる(女優/元宝塚歌劇団星組トップスター)第一話 SNSの猫 SNSで目にした保護猫に心を鷲づかみにされた主人公。ある日、事件が起きて……。第二話 レンゲ赤いか黄色いか、丸は誰ぞや 祖母を亡くした妻、父を亡くした旦那。二人の会話から見えてきたのは……?第三話 胡瓜と白菜、柚子を一添え静岡生まれの旦那の実家にて、高知生まれの妻は何を思う?第四話 我らを救い給いしもの中学の社会の時間にクラスメイトが発したある意見に、主人公は痺れた。第五話 ぷっくりおてて小学生の夏休みに祖父の家に預けられた主人公の、ほのぼのハッピーな成長譚。第六話 Mr.ブルーある家電メーカーで出世街道驀進中の研究所長には、意外な秘密があった。第七話 百万本の赤い薔薇ある夫婦の、40年にわたる結婚記念日の物語。第八話 清く正しく美しくエステサロンに勤める主人公。強欲な店長の元で働くことに悩んでいて……。第九話 ゴールデンパイナップル 祇園祭によさこい祭。祭の復活は、やっぱり嬉しいもので。第十話 恥ずかしくて見れないある家電メーカーで働く主人公は、3歳年上の先輩のことが気になっていた。