『緋色の稜線』から始まる、あさのあつこ作のミステリー小説「白兎」シリーズの一覧まとめ。読む順番やあらすじ等も確認できます。読む順番をざっくり紹介すると『緋色の稜線』『藤色の記憶』『藍の夜明け』……です。詳しくは記事をご覧ください。
あさのあつこさんの全作品を下のリンク先でまとめています。興味がある方はご覧ください。
「白兎」シリーズ刊行順一覧
白兎シリーズは全4巻発売中です。刊行順に並べると下の表のとおり。
刊行年月 | タイトル ※クリックで表紙が見れます | |
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2005年4月 | 緋色の稜線(旧題:白兎1 透明な旅路と) | |
2006年3月 | 藤色の記憶(旧題:白兎2 地に埋もれて) | |
2012年9月 | 藍の夜明け(旧題:白兎3 蜃楼の主) | |
2012年9月 | 白磁の薔薇(旧題:白兎4 天国という名の組曲) |
この記事で紹介しているのは、講談社発行の「白兎」シリーズを著者が加筆修正し、改題の上「角川文庫」より文庫化されたものになります。またこちらの文庫は、白兎シリーズという名称が使われていません。
「白兎」シリーズを読む順番
白兎シリーズは刊行順に読んでいくのがベストです!
この順番に読もう
緋色の稜線 (角川文庫)―2020年11月21日発売
長編小説
ホテルで行きずりの女を殺してしまった吉行は、車で逃げる山中で「白兎」という少年と「和子」という幼女に出会う。親子と偽り小さな旅館に宿をとることになった吉行。その目に飛び込んできたのは、和子の首に残る、一筋の赤い線だった。過去の記憶がよみがえり苛む……。大人のサスペンス・ミステリ!(本作は、長らく在庫切れだった『白兎1 透明な旅路と』(講談社)を著者が全面見直しし、加筆修正・改題の上文庫化したものです)
藤色の記憶 (角川文庫)―2020年12月24日発売
長編小説
心中間際に心変わりした恋人によって、土に埋められてしまった優枝。救い出してくれたのは、「白兎」という見知らぬ少年だった。そこへ、生き別れの弟・慶介から母が手遅れの病で長くないと連絡がくる。かつて父と自分を捨て家を出ていった母。それを聞いた優枝は白兎とともに、一度は捨てた故郷へ戻る決意をする……。大人の女のサスペンス・ミステリ!(本作は、長らく在庫切れだった『白兎2 地に埋もれて』(講談社)を著者が全面見直しし、加筆修正・改題の上文庫化したものです
藍の夜明け (角川文庫)―2021年1月22日発売
長編小説
16歳になった翌朝から、爾には異変が起こり始める。その前夜には必ず、近所で通り魔殺人が起きていた! 犯人は自分かもしれない。悩む爾の前に、「白兎」という見知らぬ少年が現れる。自分たちの幼なじみだと言われるが、全く見覚えがなかった……。大人のサスペンス・ミステリ、第3弾! (本作は、長らく在庫切れだった『白兎3 蜃楼の主』(講談社)を著者が全面見直しし、加筆修正・改題の上文庫化したものです)
白磁の薔薇 (角川文庫)―2021年2月25日発売
長編小説
嵐で孤立したホスピス『ユートピア』。看護師長の千香子やスタッフはオーナーの中条からある提案をされるが、翌朝、一人の他殺体で発見されて! シリーズ完結編!「あえて本文庫が白兎シリーズという名称を使わない理由もわかる。(中略)それにしても、何とも不思議な魅力に満ちた連作であることか」(解説:池上冬樹) (本作は、長らく在庫切れだった『白兎4 天国という名の組曲』(講談社)を著者が全面見直しし、加筆修正・改題の上文庫化したものです)