伊兼源太郎の新刊情報
直近2年と発売予定の本を掲載し、冊数が少ない場合は以前の本も掲載します。
9冊を表示
条件に合う本がありません。条件を変更するか、リセットしてください。
あらすじ・書籍情報を開く 書籍情報を閉じる
警視庁生活安全部少年事件課の山内が暴力団員へ捜査情報を流している――そんな密告が人事一課監察係に届く。若手の毛利は、佐良、皆口とともに監察官・能馬から事前監察を命じられ、対象者の行動確認へ向かう。舞台は孤独な若者が集まる新宿・歌舞伎町。中学二年の三崎は、偶然預かった錠剤を闇で売ろうと謎の少女・美雪に持ちかけられていた。警察内部の情報漏洩と、街で広がる薬物や半グレの影。別々に見えた二つの危うい動きが重なるとき、毛利は職務と良心を試される。誰が子どもたちを利用し、誰が救おうとしているのか。大人が見せる偽りの貌を暴き、少年少女を覆う闇へ挑む、警視庁監察ファイルシリーズ第4巻。
あらすじ・書籍情報を開く 書籍情報を閉じる
事件や事故の情報を求め、警察署へ通い詰める「サツ回り」。新人記者がそこで耳にするのは、記事の材料になる事実ばかりではない。誰もいない場所から聞こえる声、そこにいるはずのない女性、説明のつかない気配。警察官や事件関係者が語る不可解な体験は、取材を重ねても明快な答えにたどり着かず、日常と怪異の境目だけを揺らしていく。証言を信じるのか、偶然や錯覚として片づけるのか。真実を確かめることを仕事とする記者だからこそ、正体のないものに心を捕らえられてしまう。怖さの奥には、事件に関わった人々の忘れがたい記憶も残る。警察署の片隅に残された不思議な話を、報道現場の手触りと静かな恐怖で描く六編の連作短編集。
あらすじ・書籍情報を開く 書籍情報を閉じる
犯罪が多発するV県神浜へ赴任し、県警配属早々に捜査一課管理官となった新人キャリア警察官・甲斐。現場経験の乏しい若者を待っていたのは、連続する放火、凄惨な死体遺棄、そして捜査関係者の不審死だった。互いに無関係に見える事件を追ううち、甲斐は県警内部の思惑と、地元の政財界を揺るがす巨大な闇に行き当たる。誰が味方で、誰が捜査を妨げているのか。事件を解決するためなら、どこまで踏み越えてよいのか。正義を信じるほど罪の重さを思い知らされるなか、若き管理官は取り返しのつかない選択へ近づいていく。守るべき市民と組織の間で、甲斐の信念は激しく揺れる。警察官の使命と良心を鋭く問うハードボイルド。
あらすじ・書籍情報を開く 書籍情報を閉じる
千葉県美浜市のスーパーマーケット駐車場から、十四歳の少女が忽然と姿を消した。誘拐の恐れから県警が情報を封鎖するなか、報日新聞の若手記者「事件持ち」こと永尾哲平は独自の手掛かりで失踪をつかむ。県警幹部との取引により報道を控えると約束するが、支局内では事件を伝えるべきだという声がぶつかり合う。一方、捜査一課の刑事・津崎庸介は、同時刻に現場にいた前科者を追う捜査方針に小さな違和感を抱く。少女は誰に連れ去られ、なぜ消えたのか。伝えることが誰かを救い、同時に傷つけることもある。警察と報道、それぞれの使命と危うさが交差するなか、二人は公にしてはならないかもしれない真相へ近づいていく。
あらすじ・書籍情報を開く 書籍情報を閉じる
父の横領によって「犯罪者の子」となった隼は、転校先で組長の息子と、いじめられっ子のニナに出会う。周囲からはじかれた三人だけが互いの居場所だった。だがある朝、クラスメイトが校舎から転落して死亡する。自殺として処理された現場には、なぜかニナがいた。それから二十八年。商社で働く隼の前にニナの娘が現れ、行方不明になった母を捜してほしいと訴える。過去を封じて築いた現在と、少年時代に交わした約束。ニナの失踪を追うほど、あの日の死と大人たちが隠した事情が浮かび上がる。守れなかった約束は、いまからでも果たせるのか。傷ついた子どもたちの友情と、時を越えて突きつけられる罪を描く慟哭のミステリー。
あらすじ・書籍情報を開く 書籍情報を閉じる
人類に分配される幸せの総量は、あらかじめ決められている。神様は誰に幸せを届けるかを判断するため、ごく一部の野良猫を「幸せ調査員」に任命し、人間たちを観察させていた。主人公のノラも、その一匹。神様の伝書鳩・ピースとともに街を歩き、悩みや孤独を抱えた人々の暮らしをそっと見つめる。棒アイスの当たり、信号に一度も捕まらない一日、片思いの相手との短い会話。人が見過ごしてしまう小さな幸運の陰で、ノラたちは誰に幸せを渡すべきか考え続ける。幸せは誰かだけのものなのか。猫の目を通すと、ありふれた毎日が少し違って見えてくる。昨日より明日を少し楽しみにしてくれる、猫と人間が織りなす温かな連作ファンタジー。
あらすじ・書籍情報を開く 書籍情報を閉じる
弁護士事務所で働く諒佑のもとへ、幼馴染みの誠を捜してほしいという依頼が舞い込む。毎年、少年時代の仲間たちが必ず集まると約束したクリスマスを目前に、誠はなぜ姿を消したのか。手掛かりを追う諒佑の記憶は、十八年前の山里へ戻っていく。無戸籍、ヤクザの家、不法滞在など、それぞれ複雑な境遇を抱え、学校に通えない五人の子どもたち。それでも自然の中で支え合った日々は、ある殺人事件を境に一変した。現在の失踪と過去の事件はつながっているのか。社会の外側に置かれた彼らは、互いを家族のように守れるのか。大人になった彼らが背負う秘密と、あの日交わした約束の意味をたどる、友情と喪失、再生の長編ミステリー。
あらすじ・書籍情報を開く 書籍情報を閉じる
太平洋戦争末期、南方戦線でただ一人生き残った尾崎と、東京大空襲で家族を失ったさくら。前線でさくらの兄に命を救われ、戦後に厚生省職員となった尾崎は、大物政治家の助力を得て、民間戦争被害者への国家補償を実現しようと奔走する。だが、その身辺では不審な出来事が相次ぎ、署名運動を始めたさくらにも妨害の手が伸びる。官僚組織の論理、見え隠れする特務機関の影、そして失われていく時間。それでも二人が託した願いは、次の世代へと受け渡されていく。小さな行動は、やがて歴史を動かす羽ばたきになるのか。戦場と空襲を生き延びた者たちの声を、時代を越えてつなぐ人々の闘いを描く、祈りと継承の長編。
あらすじ・書籍情報を開く 書籍情報を閉じる
二〇二三年冬、新宿・大久保のマンションで若いベトナム人女性「リンダ」の遺体が見つかる。捜査に当たるのは、警視庁捜査一課殺人犯捜査第二係の女性刑事・志々目春香と、後輩の男性刑事・藤堂遥。名前の読みが同じ二人の〈ハルカ〉コンビは、被害者の足取りを追って四国・松山へ向かう。そこで見えてきたのは、外国人技能実習制度の陰で、弱い立場の人々が搾取される現実だった。不法滞在者へ仕事を仲介する謎の人物「Q」は敵か味方か。言葉も国境も越えて複雑に絡む証言をたどり、二人はリンダが日本で見た希望と絶望、そして殺人の裏に潜む悪の正体へ迫る。異なる個性がぶつかり合う〈ハルカ〉コンビの警察バディ小説。
伊兼源太郎さんの関連記事はこちらです。








