宮部みゆきの新刊一覧表

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『猫の刻参り 三島屋変調百物語拾之続』(発売日:2025年2月19日)

猫の刻参り 三島屋変調百物語拾之続

猫の刻参り 三島屋変調百物語拾之続 <単行本>

発売日:2025年2月19日

三島屋シリーズ 短編集
あらすじ

三島屋の変わり百物語に、化け猫、河童、山姥など、人ならざる者と関わった者たちの話が集まる。嫁ぎ先で虐げられ、子まで失った女が夜ごと猫の刻に願うこと。苦界を生き抜く女性の執念と、化生の者たちが交わす情。聞き手の富次郎は、恐怖を面白がるだけでなく、語り手が奪われた尊厳と声に耳を澄ます。人と怪異の境界を越えて受け継がれる罪と救いを描き、新たな局面へ進む三島屋変調百物語シリーズ第10弾。女たちを追い詰めたのは怪物だけでなく、家や世間の冷たい仕打ちでもあった。富次郎の聞く姿勢が、恐ろしい話の中から奪われた者たちの願いを丁寧にすくい上げる。怪談の先にある救いと人情も温かい。

『気の毒ばたらき きたきた捕物帖3』(発売日:2024年10月17日)

気の毒ばたらき きたきた捕物帖3

気の毒ばたらき きたきた捕物帖3 <単行本>

発売日:2024年10月17日

きたきた捕物帖シリーズ 短編集
あらすじ

千吉親分の文庫屋が放火され、台所女中のお染が下手人だと疑われる。かつて世話になった北一はその話を信じられず、相棒の喜多次と潔白を証明しようと奔走する。焼け出された人々の仮住まいでも事件が起こり、二人は火事の裏にある思惑へ近づく。さらに北一は、三十年近く前に貸本屋・村田屋治兵衛の妻が殺された未解決事件にも挑む。おでこらの助けを得て過去と現在の謎を追う、きたきた捕物帖シリーズ第3弾。放火の真相を追う現在の事件と、治兵衛の心に残る古い事件が響き合う。半人前だった北一が、誰かに命じられるのでなく自ら謎へ向かう成長も鮮やかに描かれる。過去を語る勇気の尊さも胸を打つ。

『宮部みゆき全一冊』(発売日:2018年10月22日)

宮部みゆき全一冊

宮部みゆき全一冊 <単行本>

発売日:2018年10月22日

あらすじ

デビューから三十年にわたる宮部みゆきの仕事を、小説、随筆、対談、インタビューで立体的にたどる記念本。単行本に未収録だった作品やエッセイ、創作の原点から代表作の舞台裏まで語るロングインタビューを収め、現代ミステリー、時代小説、怪談、ファンタジーへ広がる作家世界を一望できる。作品を生み出す日々の工夫、愛読書やゲームへの思い、読者との歩みも紹介。自作朗読「負の方程式」を収めたCDを付し、三十年分の魅力を一冊に凝縮したコンプリートブック。年譜や周囲の証言も交え、作品を読んできた人には再発見を、これから読む人には入口を用意する。作家の創作と人柄の両面に触れられる、資料性と娯楽性を兼ねた一冊。

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『宮部みゆきのおすすめ本 2020-2024 in 本よみうり堂』(発売日:2025年9月8日)

宮部みゆきのおすすめ本 2020-2024 in 本よみうり堂

宮部みゆきのおすすめ本 2020-2024 in 本よみうり堂 <中公新書ラクレ>

発売日:2025年9月8日

あらすじ

宮部みゆきが『読売新聞』の「本よみうり堂」で二〇二〇年から二〇二四年に薦めた百五十四冊を収録する。国内外の話題のミステリー、ノンフィクション、社会時評、猫や俳句の本、絵本やイラスト集まで、幅広い読書の成果を新書判の見開きごとに紹介。作品の面白さを損なわず、時代背景や読みどころを親しみやすく伝える。五年間の社会の変化と作家の関心をたどりながら、まだ知らない本との出会いを次々に手渡す読書エッセイ兼ブックガイド。短い紹介の一つひとつに、作品への敬意と読者を誘う喜びがある。前巻から続けて読めば、五年ごとの社会の関心や出版の風景が変わる様子も見えてくる。本を選ぶ喜びも伝わる一冊だ。

『宮部みゆきが「本よみうり堂」でおすすめした本 2015-2019』(発売日:2023年11月10日)

宮部みゆきが「本よみうり堂」でおすすめした本 2015-2019

宮部みゆきが「本よみうり堂」でおすすめした本 2015-2019 <中公新書ラクレ>

発売日:2023年11月10日

あらすじ

『読売新聞』の読書欄「本よみうり堂」で宮部みゆきが二〇一五年から二〇一九年に紹介した百二十五冊をまとめる。国内外のミステリーや小説にとどまらず、海外ノンフィクション、社会時評、歴史、科学、恐竜まで、作家の好奇心が向かった本を幅広く案内。作品の魅力を簡潔に伝えながら、なぜ今読むのか、どんな発見があったのかを自身の言葉で語る。一冊から次の一冊へ読みたい世界が広がる、ブックガイドであり読書エッセイでもある新書。紹介文には結末を明かさず興味を引く工夫があり、異なる分野の本同士が思わぬ線で結ばれる。長年の読書家でもある小説家の視点を気軽に楽しめる。次に読む本を探す楽しさも広がる。

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『人・で・なし』(発売日:2026年7月15日)

人・で・なし

人・で・なし <講談社文庫>

発売日:2026年7月15日

短編集
あらすじ

宮部みゆきの現代ミステリーから、入口の印象を鮮やかに裏切る四編を選んだ短編集。学校の用務員として働く老人が、卒業研究を装った児童たちの計画に巻き込まれる「サボテンの花」。万引きした十歳の少年が発する無言のSOSを古書店主が読み解く「うそつき喇叭」。偶然出会った女性の身の上話から意外な計画が生まれる「十年計画」、人の善意と残酷さを映す表題作を収録する。謎解きの驚きと人間への温かな眼差しを一冊で味わえる傑作選。既刊の人気作から選び直した構成は、初めて読む人にも宮部ミステリーの幅を伝える。子どもや孤独な人が発する小さな合図を見逃さない四編が心に残る。驚きの先に温かな余韻が残る。

『おまえさん 下』(発売日:2026年1月15日)

おまえさん 下

おまえさん 下 <講談社文庫>

発売日:2026年1月15日

ぼんくらシリーズ 長編
あらすじ

新兵衛殺しと身元不明の亡骸を追う井筒平四郎たちは、二十年前の出来事に関わった者たちへたどり着く。瓶屋の娘・史乃が抱える思い、若者たちの危うい正義、名を変えて生き延びた人の沈黙。過去の罪は長い年月を経て、無関係に見えた家族や奉公人の人生まで縛っていた。弓之助の鋭い推理と、平四郎の人の弱さを見捨てない眼差しが、絡まった証言を一つずつほどいていく。事件の後に残る者の暮らしまで見つめる井筒平四郎シリーズ第3作・下巻。真相へ近づくほど、正しさだけでは救えない者が増えていく。罪を見逃さず、それでも残された人の明日を壊さないために悩む平四郎の判断が、重い事件に温かな余韻を添える。

『おまえさん 上』(発売日:2026年1月15日)

おまえさん 上

おまえさん 上 <講談社文庫>

発売日:2026年1月15日

ぼんくらシリーズ 長編
あらすじ

江戸の瓶屋の主人・新兵衛が、鋭い刃で斬り殺された。同心の井筒平四郎が現場を調べると、その傷は以前に見つかった身元不明の亡骸と同じだった。二つの死を結ぶものは何か。弓之助やおでこらおなじみの面々も加わり、瓶屋の家族、奉公人、商売敵から話を聞くうち、二十年前に隠された罪の影が浮かぶ。病を治すという薬「王疹膏」をめぐる思惑も絡み、平四郎は人が守ってきた秘密の重さを探る。井筒平四郎シリーズ第3作・上巻。平四郎は派手な手柄を急がず、弓之助のひらめきと信之輔らの働きをつなぎながら、長く口を閉ざしてきた人々の事情を聞く。江戸の日常に潜む罪がじわりと迫る。捜査の緊張も高まる。

『新しい花が咲く ぼんぼん彩句』(発売日:2025年11月28日)

新しい花が咲く ぼんぼん彩句

新しい花が咲く ぼんぼん彩句 <新潮文庫>

発売日:2025年11月28日

短編集
あらすじ

婚約を破棄され、行く当てもなくバスの終点まで乗った女性。学級閉鎖で留守番中に不思議な事件へ巻き込まれる少年。兄を自殺同然の事故で亡くし、偶然出会った中学生に心を揺さぶられる妹。俳句の十七音から着想を得た十二の物語が、現代と過去、日常と怪異を色鮮やかに行き来する。短い一句が人の記憶や罪、再生の物語へ広がり、怖さ、切なさ、ユーモアの後に深い余韻を残す。『ぼんぼん彩句』を改題した短編集。各編の題名にはもとになった一句が掲げられ、言葉の取り合わせが思いがけない人物や事件を呼び出す。人生の一瞬を切り取る俳句と短編小説の響き合いも大きな魅力。十二編それぞれの色合いも鮮やかだ。

『日暮らし 下』(発売日:2025年11月14日)

日暮らし 下

日暮らし 下 <講談社文庫>

発売日:2025年11月14日

ぼんくらシリーズ 長編
あらすじ

葵殺しの裏に見え隠れするのは、二年前の鉄瓶長屋の事件から続く湊屋のお家事情だった。絡み合った人々の思いと嘘をほどこうとする平四郎に、弓之助は一度すべてを白紙に戻して考えるよう促す。過去を守るための隠し事、佐吉たちのささやかな日暮らし、次の世代へ渡される責任。鋭い推理が目くらましを一つずつ取り払い、殺しの真相と家族の秘密を照らしていく。人情と謎解きが深く響き合う、ぼんくらシリーズ第2作・下巻。弓之助のひらめきだけでなく、平四郎が人の弱さを責めずに見つめる姿勢が解決への道を開く。過去を清算した後、登場人物たちが静かに続けていく一日一日の重みが胸に残る。事件後の静けさまで胸に沁みる。

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