「カンナ」シリーズの読む順番リスト(刊行順一覧)
カンナシリーズを読む順番は、上のリストを参考にしてください。
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「カンナ」シリーズの詳細(あらすじ等の紹介)
『カンナ 飛鳥の光臨』(初刊:2008年11月)
カンナ 飛鳥の光臨 <講談社文庫>
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伊賀忍者の末裔で、出賀茂神社の気楽な跡取り・鴨志田甲斐。その平穏な日常は、門外不出の社伝『蘇我大臣馬子傳暦』が盗まれたことで一変する。現役東大生のアルバイト巫女・中村貴湖と飛鳥へ向かった甲斐は、古代史の痕跡を追うさなか密室殺人に巻き込まれる。社伝には、蘇我馬子や聖徳太子をめぐる「表の日本史」を覆す何が記されているのか。どこか頼りない甲斐が、貴湖との反発や協力を通して、自分に眠る忍びの力へ向き合っていく。古代の都を歩く臨場感が、密室捜査に冒険小説の速度を与える。忍びの技と歴史推理、若者たちの危うい冒険が交錯し、闇に葬られた過去への扉が開く、カンナシリーズ第1巻。
『カンナ 天草の神兵』(初刊:2009年1月)
カンナ 天草の神兵 <講談社文庫>
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盗まれた秘密の社伝『蘇我大臣馬子傳暦』を追い、伊賀忍者の血を引く鴨志田甲斐は、巫女の中村貴湖らと九州・天草へ向かう。そこでは児童養護施設「ロザリオ園」のシスターが撲殺され、神父が犯人を匿っているとの疑いが広がっていた。真相を探る甲斐の前に立ちはだかるのは、島原・天草一揆を率いた「神の子」天草四郎の出生と、キリシタン史に残る空白。天草の美しい海と閉ざされた共同体を背景に、救済を掲げる者たちの嘘と痛みが浮かび上がる。祈りと暴力が隣り合う島で、信じることの危うさも問われる。信仰の島で起きた現代の殺人と、英雄化された少年の秘密が重なり始める、カンナシリーズ第2巻。
『カンナ 吉野の暗闘』(初刊:2009年3月)
カンナ 吉野の暗闘 <講談社文庫>
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失踪した諒司を捜すため、鴨志田甲斐と中村貴湖たちは奈良・吉野の山中へ入る。危機に陥った一行を山岳ガイドの光昭が救うが、時を同じくして彼の母が何者かにさらわれてしまう。事件の背後に見え隠れするのは、吉野に眠る黄金をめぐる争いと、修験道の祖・役小角の伝説。なぜ吉野の山は桜で覆われ、流罪となった呪術者は何を探していたのか。金色の欲望が人を動かす一方、流罪の英雄をどう記憶するかという問いが山の歴史に響く。桜の名所が隠す鉱山の記憶は、現在の争いにも暗い影を落とす。険しい山道で敵の襲撃をかわしながら、甲斐たちは宝の正体と誘拐の目的へ近づいていく、カンナシリーズ第3巻。
『カンナ 奥州の覇者』(初刊:2009年7月)
カンナ 奥州の覇者 <講談社文庫>
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勝者によって消された歴史を記す秘密の社伝を持ったまま、諒司は姿を消した。彼から届いた連絡を頼りに岩手・水沢へ急ぐ鴨志田甲斐だが、肝心の社伝はすでに修験者たちの手へ渡っていた。追跡の先で浮かぶのは、この地の先住民・蝦夷を率いた英雄アテルイの生涯。圧倒的な力で朝廷軍に抗った彼は、なぜ坂上田村麻呂へ突然降伏したのか。英雄と反逆者の呼び名が勝者の都合で入れ替わることを、甲斐たちは身をもって知っていく。雪深い奥州を進む追跡は、社伝を狙う敵との距離をさらに急速に縮める。忍びの一派が社伝を奪い合う現在と、征服者が書き換えた奥州の過去が激しく交差する、カンナシリーズ第4巻。
『カンナ 戸隠の殺皆』(初刊:2010年2月)
カンナ 戸隠の殺皆 <講談社文庫>
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伊賀服部流の鴨志田甲斐、伊勢服部流の中村貴湖、甲賀の柏木竜之介、そして忍者犬ほうろく。秘密の社伝を追う一行は長野・戸隠へ向かい、敵対する波多野村雲流の襲撃を受ける。追う者と追われる者の戦いが激しさを増すなか、甲斐は戸隠に残る鬼女・紅葉と天岩戸、二つの伝説の不自然な重なりに気づく。高天原を率いた天照大神には、語られていない最期があったのか。甲斐の力が覚醒へ向かうなか、仲間を守る決断と秘められた恋心も大きく動き始める。霧深い戸隠の景観が、忍びの気配と神話の恐怖を濃密に包み込む。山岳信仰の聖地で忍び同士の死闘と神話の再解釈が火花を散らす、カンナシリーズ第5巻。
『カンナ 鎌倉の血陣』(初刊:2010年6月)
カンナ 鎌倉の血陣 <講談社文庫>
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婚約者・聡美に誘われ、茶会へ出席するため鎌倉を訪れた鴨志田甲斐。二人きりの旅のはずが、中村貴湖と柏木竜之介も現れ、恋の火花が散るさなか、主催者の加賀美宗朝と息子・範夫が相次いで殺害される。宗朝が生前に調べていたのは、源頼朝が開いた鎌倉幕府で、源氏将軍がわずか三代で滅んだ理由だった。親子を狙った現代の殺意と、北条氏が実権を握った歴史の転換にはどんな共通点があるのか。茶席の静けさとは対照的に、若者たちの感情と源氏の血脈をめぐる疑惑が激しくぶつかる。二人の女性の間で揺れる甲斐の鈍さが、緊迫した物語に笑いも添える。古都の血塗られた権力史へ踏み込む、カンナシリーズ第6巻。
『カンナ 天満の葬列』(初刊:2011年3月)
カンナ 天満の葬列 <講談社文庫>
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『蘇我大臣馬子傳暦』をめぐる忍び同士の争いは、ついに身近な者たちへ牙をむく。中村貴湖の祖父・丹波が襲撃され、貴湖と忍者犬ほうろくも傷つき、鴨志田甲斐自身まで繰り返し命を狙われる。追い詰められるなか、眠っていた力を目覚めさせつつある甲斐は、学問の神として祀られる菅原道真が、なぜ日本屈指の大怨霊と恐れられたのかを探る。傷ついた仲間を前に、普段は飄々とした甲斐が何を選ぶのか、その覚悟から目が離せない。天満宮に満ちる梅の香と怨霊の気配が、物語を妖しく濃密に彩る。道真の流転と社伝に秘められた計画が結びつくとき、仲間たちの関係も大きく揺れ始める、カンナシリーズ第7巻。
『カンナ 出雲の顕在』(初刊:2011年7月)
カンナ 出雲の顕在 <講談社文庫>
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秘密の社伝を奪って逃走中の諒司に呼び出され、柏木竜之介は一人で出雲へ向かう。そこで告げられたのは、現在の天皇家「金烏」とは別に、裏の系譜「玉兎」が存在し、竜之介自身も関係者だという驚くべき話だった。彼を追って島根へ入った鴨志田甲斐と聡美も、出雲大社から素戔嗚尊が追放された理由を探るうち、激しい抗争へ巻き込まれる。竜之介の出生をめぐる疑惑が友情を揺さぶり、誰を信じるかという選択が戦い以上に重く迫る。出雲の神々の系譜が、竜之介自身の存在理由に重なっていく。敵味方の境界が崩れ、社伝を争う勢力の正体と目的が現れ始める、歴史アドベンチャー激動のカンナシリーズ第8巻。
『カンナ 京都の霊前』(初刊:2012年7月)
カンナ 京都の霊前 <講談社文庫>
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偽書とされる『蘇我大臣馬子傳暦』を、なぜ複数の忍び集団が命懸けで奪い合うのか。「乙巳の変」は中大兄皇子と中臣鎌足による天皇へのクーデターだったのか。そして聖徳太子は藤原氏が創り出した架空の人物なのか。すべての謎に決着をつけるため、鴨志田甲斐と中村貴湖は因縁の地・京都へ向かう。表と裏、金烏と玉兎、それぞれの正義が衝突するなか、甲斐は受け継いだ血と自らの意志を試される。長く続いた旅で結ばれた友情と恋、裏切りの行方も重なり、最後まで緊張を途切れさせない。第一巻から続く社伝争奪の意味が、京都の地で一つに結び直される。日本史の根幹を覆す争いが終局へ雪崩れ込む、カンナシリーズ完結巻。
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「カンナ」シリーズの最新刊情報
文庫の最新刊は、2015年1月15日発売の『カンナ 京都の霊前』です。詳しくは以下をご覧ください。
文庫の最新刊はこちら
カンナ 京都の霊前 <講談社文庫>
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以上、「カンナ」シリーズ一覧と読む順番でした。
※このページの情報は2026年8月28日時点の内容のため、最新情報とは異なる可能性があります。