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『十二国記シリーズ』小説一覧|読む順番&最新刊など網羅

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小野不由美作のファンタジー小説「十二国記」シリーズの一覧まとめ。読む順番やあらすじ等も確認できます。読む順番をざっくり紹介すると『魔性の子(Episode0)』『月の影 影の海(Episode1)上下巻』『風の海 迷宮の岸(Episode2)』……です。詳しくは記事をご覧ください。

あわせて読みたい

小野不由美さんの全作品を下のリンク先でまとめています。興味がある方はご覧ください。

「十二国記」シリーズ刊行順一覧

十二国記シリーズは全10作(15巻)発売中です。刊行順に並べると下の表のとおり。

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刊行年月タイトル ※クリックで表紙が見れます
1991年9月魔性の子(Episode0)
1992年6月月の影 影の海(Episode1)上下巻
1993年3月風の海 迷宮の岸(Episode2)
1994年5月東の海神 西の滄海(Episode3)
1994年7月風の万里 黎明の空(Episode4)上下巻
1996年2月図南の翼(Episode6)
2001年5月黄昏の岸 暁の天(Episode8)
2001年9月短編集 華胥の幽夢(Episode7)
2013年7月短編集 丕緒の鳥(Episode5)
2019年10月白銀の墟 玄の月(Episode9)4巻
「十二国記」シリーズ刊行順一覧表
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2022年8月ファンブック 「十二国記」30周年記念ガイドブック
「十二国記」シリーズファンブック一覧表

「十二国記」シリーズを読む順番

新潮文庫から発売されている「十二国記」シリーズには、エピソード番号が振られています。なので、エピソード番号順に読み進めるのが公式的におすすめの順番です。

しかし、エピソード0番の『魔性の子』はホラー小説のため、ホラー系が苦手な人は飛ばしてもいいと思います。もしくは、エピソード8番の『黄昏の岸 暁の天』と関係しているので、その前後に読むのもアリかなと!

この順番に読もう

『魔性の子(Episode0)』(1991年9月)
出典:www.amazon.co.jp

魔性の子 十二国記 0 (新潮文庫)―2012年6月27日発売

長編小説

どこにも、僕のいる場所はない──教育実習のため母校に戻った広瀬は、高里という生徒が気に掛かる。周囲に馴染まぬ姿が過ぎし日の自分に重なった。彼を虐(いじ)めた者が不慮の事故に遭うため、「高里は祟(たた)る」と恐れられていたが、彼を取り巻く謎は、“神隠し”を体験したことに関わっているのか。広瀬が庇おうとするなか、更なる惨劇が……。心に潜む暗部が繙(ひもと)かれる、「十二国記」戦慄の序章。

『魔性の子』はホラー作品です。ホラーが苦手な方は読み飛ばしてもOK!
『月の影 影の海(Episode1)上下巻』(1992年6月)
出典:www.amazon.co.jp

月の影 影の海 (上) 十二国記 1 (新潮文庫)―2012年6月27日発売

長編小説

「お捜し申し上げました」──女子高生の陽子の許に、ケイキと名乗る男が現れ、跪く。そして海を潜り抜け、地図にない異界へと連れ去った。男とはぐれ一人彷徨(さまよ)う陽子は、出会う者に裏切られ、異形(いぎょう)の獣には襲われる。なぜ異邦(ここ)へ来たのか、戦わねばならないのか。怒濤(どとう)のごとく押し寄せる苦難を前に、故国へ帰還を誓う少女の「生」への執着が迸(ほとばし)る。シリーズ本編となる衝撃の第一作。

出典:www.amazon.co.jp

月の影 影の海 (下) 十二国記 1 (新潮文庫)―2012年6月27日発売

長編小説

「わたしは、必ず、生きて帰る」──流れ着いた巧国(こうこく)で、容赦なく襲い来る妖魔を相手に、戦い続ける陽子。度重なる裏切りで傷ついた心を救ったのは、〈半獣〉楽俊(らくしゅん)との出会いだった。陽子が故国へ戻る手掛かりを求めて、雁国(えんこく)の王を訪ねた二人に、過酷な運命を担う真相が明かされる。全ては、途轍(とてつ)もない「決断」への幕開けに過ぎなかった!

『風の海 迷宮の岸(Episode2)』(1993年3月)
出典:www.amazon.co.jp

風の海 迷宮の岸 十二国記 2 (新潮文庫)―2012年9月28日発売

長編小説

幼(いとけな)き麒麟に迫り来る決断の時──神獣である麒麟が王を選び玉座に据える十二国。その一つ戴国(たいこく)麒麟の泰麒(たいき)は、天地を揺るがす〈蝕(しょく)〉で蓬莱(ほうらい)に流され、人の子として育った。十年の時を経て故国(くに)へと戻されるも、役割を理解できぬ麒麟の葛藤が始まる。我こそはと名乗りを挙げる者たちを前に、この国の命運を担うべき「王」を選ぶことはできるのだろうか。

『東の海神 西の滄海(Episode3)』(1994年5月)
出典:www.amazon.co.jp

東の海神(わだつみ) 西の滄海 十二国記 3 (新潮文庫)―2012年12月24日発売

長編小説

国が欲しいか。ならば一国をやる。延王(えんおう)尚隆(しょうりゅう)と延麒(えんき)六太(ろくた)が誓約を交わし、雁国に新王が即位して二十年。先王の圧政で荒廃した国は平穏を取り戻しつつある。そんな折、尚隆の政策に異を唱える者が、六太を拉致し謀反を起こす。望みは国家の平和か玉座の簒奪(さんだつ)か──二人の男の理想は、はたしてどちらが民を安寧(やすらぎ)に導くのか。そして、血の穢(けが)れを忌み嫌う麒麟を巻き込んだ争乱の行方は。

『風の万里 黎明の空(Episode4)上下巻』(1994年7月)
出典:www.amazon.co.jp

風の万里 黎明の空 (上) 十二国記 4 (新潮文庫)―2013年3月28日発売

長編小説

人は、自分の悲しみのために涙する。陽子は、慶国の玉座に就きながらも役割を果たせず、女王ゆえ信頼を得られぬ己に苦悩していた。祥瓊(しょうけい)は、芳国(ほうこく)国王である父が簒奪者(さんだつしゃ)に殺され、平穏な暮らしを失くし哭(な)いていた。そして鈴は、蓬莱(ほうらい)から辿り着いた才国(さいこく)で、苦行を強いられ泣いていた。それぞれの苦難(くるしみ)を負う少女たちは、葛藤と嫉妬と羨望を抱きながらも幸福(しあわせ)を信じて歩き出すのだが──。

出典:www.amazon.co.jp

風の万里 黎明の空 (下) 十二国記 4 (新潮文庫)―2013年3月28日発売

長編小説

王は人々の希望。だから会いに行く。景王陽子は街に下り、重税や苦役に喘ぐ民の暮らしを目の当たりにして、不甲斐なさに苦悶する。祥瓊は弑逆された父の非道を知って恥じ、自分と同じ年頃で王となった少女に会いに行く。鈴もまた、華軒(くるま)に轢き殺された友の仇討ちを誓う──王が苦難(くるしみ)から救ってくれると信じ、慶を目指すのだが、邂逅(であい)を果たす少女たちに安寧(やすらぎ)は訪れるのか。運命は如何に!

『丕緒の鳥(Episode5)』(2013年7月)
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丕緒の鳥 (ひしょのとり) 十二国記 5 (新潮文庫)―2013年6月26日発売

「希望」を信じて、男は覚悟する。慶国に新王が登極した。即位の礼で行われる「大射(たいしゃ)」とは、鳥に見立てた陶製の的を射る儀式。陶工である丕緒(ひしょ)は、国の理想を表す任の重さに苦慮していた。希望を託した「鳥」は、果たして大空に羽ばたくのだろうか──表題作「丕緒の鳥」ほか、己の役割を全うすべく煩悶し、一途に走る名も無き男たちの清廉なる生き様を描く全4編収録。

『図南の翼(Episode6)』(1996年2月)
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図南の翼 (となんのつばさ) 十二国記 6 (新潮文庫)―2013年9月28日発売

長編小説

国を統(す)べるのは、あたししかいない! 恭国(きょうこく)は先王が斃(たお)れて27年、王不在のまま治安は乱れ、妖魔まで徘徊(はいかい)していた。首都連檣(れんしょう)に住む少女珠晶(しゅしょう)は豪商の父のもと、なに不自由ない暮らしを与えられ、闊達な娘に育つ。だが、混迷深まる国を憂える珠晶はついに決断する。「大人が行かないのなら、あたしが蓬山(ほうざん)を目指す」と――12歳の少女は、神獣麒麟により王として選ばれるのか。

『華胥の幽夢(Episode7)』(2001年9月)
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華胥の幽夢 (かしょのゆめ) 十二国記 7 (新潮文庫)―2013年12月24日発売

王は夢を叶えてくれるはず。だが。才国(さいこく)の宝重である華胥華朶(かしょかだ)を枕辺に眠れば、理想の国を夢に見せてくれるという。しかし采麟(さいりん)は病に伏した。麒麟が斃(たお)れることは国の終焉を意味するが、才国の命運は──「華胥」。雪深い戴国(たいこく)の王・驍宗(ぎょうそう)が、泰麒(たいき)を旅立たせ、見せた世界は──「冬栄」。そして、景王(けいおう)陽子が楽俊(らくしゅん)への手紙に認(したた)めた希(ねが)いとは──「書簡」ほか、王の理想(ゆめ)を描く全5編。

『黄昏の岸 暁の天(Episode8)』(2001年5月)
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黄昏の岸 暁の天 十二国記 8 (新潮文庫)―2014年3月28日発売

長編小説

王と麒麟が還らぬ国。その命運は!? 驍宗(ぎょうそう)が玉座に就いて半年、戴国(たいこく)は疾風(はやて)の勢いで再興に向かう。しかし反乱鎮圧に赴(おもむ)いた王は戻らず、届いた凶報に衝撃を受けた泰麒(たいき)も忽然(こつぜん)と姿を消した。王と麒麟を失い、荒廃へと向かう国を案じる将軍は、命を賭(と)して慶国(けいこく)を訪れ、援助を求める。戴国を救いたい──景王陽子の願いに諸国の麒麟たちが集う。はたして泰麒の行方は。

『白銀の墟 玄の月(Episode9)4巻』(2019年10月)
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白銀の墟 玄の月 第一巻 十二国記 (新潮文庫)―2019年10月12日発売

長編小説

戴国(たいこく)に麒麟が還る。王は何処へ──。乍(さく)驍宗(ぎょうそう)が登極から半年で消息を絶ち、泰麒(たいき)も姿を消した。王不在から六年の歳月、人々は極寒と貧しさを凌ぎ生きた。案じる将軍李斎(りさい)が慶国(けいこく)景王(けいおう)、雁国(えんこく)延王(えんおう)の助力を得て、泰麒を連れ戻すことが叶う。今、故国(くに)に戻った麒麟は無垢に願う、「王は、御無事」と。──白雉(はくち)は落ちていない。一縷の望みを携え、無窮の旅が始まる!

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白銀の墟 玄の月 第二巻 十二国記 (新潮文庫)―2019年10月12日発売

長編小説

民には、早く希望を見せてやりたい。国の安寧を誰よりも願った驍宗(ぎょうそう)の行方を追う泰麒(たいき)は、ついに白圭宮(はっけいきゅう)へと至る。それは王の座を奪い取った阿選(あせん)に会うためだった。しかし権力を恣(ほしいまま)にしたはずの仮王には政(まつりごと)を治める気配がない。一方、李斎(りさい)は、驍宗が襲われたはずの山を目指すも、かつて玉泉として栄えた地は荒廃していた。人々が凍てつく前に、王を捜し、国を救わなければ。──だが。

出典:www.amazon.co.jp

白銀の墟 玄の月 第三巻 十二国記 (新潮文庫)―2019年11月9日発売

長編小説

李斎(りさい)は、荒民(こうみん)らが怪我人を匿った里(まち)に辿り着く。だが、髪は白く眼は紅い男の命は、既に絶えていた。驍宗(ぎょうそう)の臣であることを誇りとして、自らを支えた矜持は潰えたのか。そして、李斎の許を離れた泰麒(たいき)は、妖魔によって病んだ傀儡(くぐつ)が徘徊する王宮で、王を追い遣った真意を阿選(あせん)に迫る。もはや慈悲深き生き物とは言い難い「麒麟」の深謀遠慮とは、如何に。

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白銀の墟 玄の月 第四巻 十二国記 (新潮文庫)―2019年11月9日発売

長編小説

「助けてやれず、済まない……」男は、幼い麒麟に思いを馳せながら黒い獣を捕らえた。地の底で手にした沙包(おてだま)の鈴が助けになるとは。天の加護がその命を繋いだ歳月、泰麒(たいき)は数奇な運命を生き、李斎(りさい)もまた、汚名を着せられ追われた。それでも驍宗(ぎょうそう)の無事を信じたのは、民に安寧が訪れるよう、あの豺虎(けだもの)を玉座から追い落とすため。──戴国の命運は、終焉か開幕か!

沼にハマった人向け

その他
『「十二国記」30周年記念ガイドブック』(2022年8月)
出典:www.amazon.co.jp

「十二国記」30周年記念ガイドブック―2022年8月25日発売

1991年に新潮文庫の一作として発表された『魔性の子』は、その後、「十二国記」シリーズの「はじまりの物語」となり未来に繋がる——。30年の時を経て、初版3万部で始まった一冊が、《完全版》全10点15冊の累計1280万部を超える大作となった今、改めて作品世界を振り返り、様々な視点から「十二国記」の30年史を辿る、シリーズ初の「ガイドブック」。

※このページの情報は2022年7月11日時点の内容のため、最新情報とは異なる可能性があります。

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