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茅田砂胡『クラッシュ・ブレイズ』シリーズ小説一覧|読む順番&最新刊など網羅

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『嘆きのサイレン』から始まる、茅田砂胡作のファンタジー小説「クラッシュ・ブレイズ」シリーズの一覧まとめ。読む順番やあらすじ等も確認できます。読む順番をざっくり紹介すると『嘆きのサイレン ― クラッシュ・ブレイズ』『スペシャリストの誇り ― クラッシュ・ブレイズ』『ヴェロニカの嵐 ― クラッシュ・ブレイズ』……です。詳しくは記事をご覧ください。

あわせて読みたい

茅田砂胡さんの全作品を下のリンク先でまとめています。興味がある方はご覧ください。

「クラッシュ・ブレイズ」シリーズ刊行順一覧

クラッシュ・ブレイズシリーズは全16巻発売中です。刊行順に並べると下の表のとおり。

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刊行年月タイトル ※クリックで表紙が見れます
2004年11月25日嘆きのサイレン ― クラッシュ・ブレイズ
2005年3月26日短編集 スペシャリストの誇り ― クラッシュ・ブレイズ
2005年7月26日ヴェロニカの嵐 ― クラッシュ・ブレイズ
2005年11月26日パンドラの檻 ― クラッシュ・ブレイズ
2006年7月1日オンタロスの剣 ― クラッシュ・ブレイズ
2006年11月1日ソフィアの正餐会 ― クラッシュ・ブレイズ
2007年3月1日大峡谷のパピヨン ― クラッシュ・ブレイズ
2007年7月1日ミラージュの罠 ― クラッシュ・ブレイズ
2007年11月1日夜の展覧会 ― クラッシュ・ブレイズ
2008年3月1日サイモンの災難 ― クラッシュ・ブレイズ
2008年7月1日マルグリートの輪舞曲 ― クラッシュ・ブレイズ
2008年11月1日追憶のカレン ― クラッシュ・ブレイズ
2009年3月1日海賊とウェディング・ベル ― クラッシュ・ブレイズ
2009年7月1日逆転のクレヴァス ― クラッシュ・ブレイズ
2009年11月26日オディールの騎士 ― クラッシュ・ブレイズ
2010年7月1日ファロットの休日 ― クラッシュ・ブレイズ
「クラッシュ・ブレイズ」シリーズ刊行順一覧表

『クラッシュ・ブレイズ』は『暁の天使たち』の続編です。『デルフィニア戦記』のリィ、シェラ、ルゥ、そして『スカーレット・ウィザード』のケリーとジャスミンが主人公です。

なお、『クラッシュ・ブレイズ』の次に読む本は、『天使たちの課外活動』または『トゥルークの海賊』がおすすめです。この2作は時間軸的に並行しているのでどちらが先でも問題ありません。

「クラッシュ・ブレイズ」シリーズを読む順番

クラッシュ・ブレイズシリーズは刊行順に読んでいくのがベストです!

この順番に読もう

『嘆きのサイレン ― クラッシュ・ブレイズ』(2004年11月25日)
出典:www.amazon.co.jp

クラッシュ・ブレイズ 嘆きのサイレン (C・NOVELSファンタジア)―2004年11月25日発売

長編小説

「―ねえ、歌が聞こえない?」ケリーもジャスミンもきょとんとなった。「感応頭脳にしか聞こえない歌?」そんなものがあるのかと思ったが、ダイアナはそのまま恒星クレイドに向かって猛然と加速を開始したのだ。ジャスミンは顔色を変えて叫んだ。「何とかしろ、海賊!」と言われても、五十年のつきあいのあるケリーもこんなダイアナを見るのは初めてだったのだ。「なんだかわたし歌いたい気分だわ」人間二人が自分の耳を疑う中、ダイアナは本当に調子っぱずれに歌い出した。「きゃはは!楽しいわねえ!」―ケリーもジャスミンも凍りついた。ケリーたちがこの辺境の星系に赴いたのはなぜか?ここに、何が隠されているのか?ダイアナの変調の訳は?期待の新シリーズ―いよいよ開幕。

『スペシャリストの誇り ― クラッシュ・ブレイズ』(2005年3月26日)
出典:www.amazon.co.jp

クラッシュ・ブレイズ スペシャリストの誇り (C・NOVELSファンタジア)―2005年3月26日発売

ヴァンツァーはレティシアに机の上の写真を見るよう、身振りで示した。大の男が眼を背けるほど凄惨な写真を前にしてもレティシアは顔色一つ変えなかった。「こりゃまた派手にやったもんだ」写真の内容に衝撃は受けないにせよ、それ以上の関心もないらしい。「おまえがやったと思っているらしい」「俺が!?」ヴァンツァーは無言で頷いた。こちらは何やら笑いを噛み殺しているような妙な顔つきだった。レティシアは逆に茫然と立ちつくしている。「…嘘だろう?」(ファロットの美意識)。連続惨殺事件が起きていた。犯人か?と疑われたレティシアは意外な行動に出て…。各界のプロフェッショナルの活躍を描く中・短篇3本を収録。

『ヴェロニカの嵐 ― クラッシュ・ブレイズ』(2005年7月26日)
出典:www.amazon.co.jp

クラッシュ・ブレイズ - ヴェロニカの嵐 (C・NOVELSファンタジア)―2005年7月26日発売

長編小説

体験学習でリィとシェラは仲間たちとともに、総勢12人で惑星ヴェロニカに降り立った。事件は、そこから始まった―。

『パンドラの檻 ― クラッシュ・ブレイズ』(2005年11月26日)
出典:www.amazon.co.jp

クラッシュ・ブレイズ パンドラの檻 (C・NOVELSファンタジア)―2005年11月26日発売

長編小説

標的は彼の"過去"??身に覚えのない罪で見ず知らずの女性からケリーが告発された。濡れ衣なのはわかっているが……。元巨大財閥総帥にして元賞金首に仕掛けられた罠。姿無き敵の狙いとは!?

『オンタロスの剣 ― クラッシュ・ブレイズ』(2006年7月1日)
出典:www.amazon.co.jp

オンタロスの剣―クラッシュ・ブレイズ (C・NOVELSファンタジア)―2006年7月1日発売

長編小説

「ベティ・マーティンか?」「いいえ。わたしはフレイアよ。あなたはどなた?」ヴァンツァーの表情が初めて変化した。彼の美貌を目の当たりにして何の感動も覚えない少女はまずいない。「ヴァンツァー・ファロット。レティシアの知人だ。奴に頼まれておまえを護衛しに来た」ベティは訝しむような、ゆっくりした口調で質問した。「なぜ?」「おまえの身に危険が迫る恐れがある。王妃が―ヴィッキー・ヴァレンタインがそう判断した」ベティはにっこり微笑んだ。「そう、ヴィッキーのお友達なら喜んで歓迎するわ。来てくれてありがとう」リィとルウの周囲が華やかで騒がしい。だが華やかな見かけには必ず裏がある。真の陰謀が幕を開けた時、そこに―。

『ソフィアの正餐会 ― クラッシュ・ブレイズ』(2006年11月1日)
出典:www.amazon.co.jp

ソフィアの正餐会―クラッシュ・ブレイズ (C・NOVELSファンタジア)―2006年11月1日発売

長編小説

ルウがのんびりと言い出した。「ちょっとね、転校してみようと思うんだ」。だが、この人の唐突な言動には慣れているリィは慌てることなく問い返した。「『転校する』ならわかるけど『転校してみる』って何なんだ?」すると黒い天使はにんまりと微笑した。「制服が可愛いんだよね。その女子校」。「はあ?」「ちょっと着てみたいんだよねえ」。大学二年生の男子が言ったら、即座に変態のレッテルを貼られてしまうところだが、この人なら本当に似合うだろうとシェラは思った。ルウは、心臓を貫かれ肉体を原子段階まで分解され完全に消滅させられた。なのに、ようやく動き出した行き先が『女子校』なのか!?これが、新たな事件の募開けなのか。

『大峡谷のパピヨン ― クラッシュ・ブレイズ』(2007年3月1日)
出典:www.amazon.co.jp

クラッシュ・ブレイズ 大峡谷のパピヨン (C・NOVELSファンタジア)―2007年3月1日発売

長編小説

あり得ねえ!と、心の中で絶叫した。眼の前にものすごい勢いで岩肌が迫る。ぶつかる!と咄嗟に固く眼を閉じたが、機は必要最小限の動きで軽やかに身をひねり、女は再び舌打ちしていた。「今のもそうだ。岩の表面を撫でるように飛べばもっと詰められるのに」岩の表面を『何』で『どう』撫でるのか。それを聞く勇気は今のガストーネにはなかった。「事情があって、どうしても峡谷競走で勝たないといけないんだ。ただし、賞金は全部そっちに渡す」「…金が欲しいわけじゃないのか?」「ああ。わたしには必要ない」「じゃあ、何でだ?」「生き別れになった相棒を捜している」『生き別れの相棒』(注:生物ではない)の消息を求め、ジャスミンは命知らずどもが集う峡谷競走に出場するが…。

『ミラージュの罠 ― クラッシュ・ブレイズ』(2007年7月1日)
出典:www.amazon.co.jp

ミラージュの罠―クラッシュ・ブレイズ (C・NOVELSファンタジア)―2007年7月1日発売

長編小説

「きみはいったい何なんだ?」慣れているように見えた。銃の扱いも、暴力も、あの異様な状況にも。少年はダグラスを見つめて微笑した。「賭けをしようか。この連中の仲間がまたダグラスを誘拐しにやって来る」心底ぞっとした。悪夢がやっと終わったのに、すかさず次の悪夢を強引に見せられている。そんな気分がする。「だったらなおさら警察に…!」「保護を求める?却下。それだと、また狙われるっていう賭けが成立しなくなる」開いた口がふさがらない。それが仮にも誘拐されそうになった被害者に言う台詞か。リィのことを「モンドリアン」と呼ぶ少年は何者かに狙われていた。しかもその奇妙な事件はまだ終わっていない。むしろここからが始まりだった。

『夜の展覧会 ― クラッシュ・ブレイズ』(2007年11月1日)
出典:www.amazon.co.jp

夜の展覧会―クラッシュ・ブレイズ (C・NOVELSファンタジア)―2007年11月1日発売

長編小説

リィはその絵の前でぽかんと口を開けていた。横にはシェラもいたが、同じく困惑の表情である。絵の題は『暁の天使』「…ルーファだよな?」「わたしにもそう見えるんですけど…この制作年代を見てください」ありとあらゆる常識を無視して存在する人だが、三百年も前の絵にその顔が描かれているとなると、いくら何でも理解の範疇を超えてしまう。三百年前に死んだ画家が残した遺書“まだ見ぬ黄金と翠緑玉の君へ。余は『暁の天使』を君に贈る”絵を見上げて、誰が見ても天使と言うに違いない少年は大真面目に呟いた。「このまま持って帰ったらだめかな?」そして、この連邦の至宝は消失する。誰もが、緑に輝く瞳を脳裏に浮かべ、「もしや」と考え、そして―。

『サイモンの災難 ― クラッシュ・ブレイズ』(2008年3月1日)
出典:www.amazon.co.jp

サイモンの災難―クラッシュ・ブレイズ (C・NOVELSファンタジア)―2008年3月1日発売

長編小説

サイモンが無謀にも声をかけたことで事件は起こ―いや、未然に防がれたのかも知れない。その奇妙な事件は…。

『マルグリートの輪舞曲 ― クラッシュ・ブレイズ』(2008年7月1日)
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マルグリートの輪舞曲―クラッシュ・ブレイズ (C・NOVELSファンタジア)―2008年7月1日発売

フットボール部のキアランがデートに誘った金髪美女は? ジンジャーが芝居に誘った「友人」とは? ジャスミンがあっさり誘拐された? ストーリーが絡み合う三話構成で送る中篇集。

『追憶のカレン ― クラッシュ・ブレイズ』(2008年11月1日)
出典:www.amazon.co.jp

追憶のカレン―クラッシュ・ブレイズ (C・NOVELSファンタジア)―2008年11月1日発売

長編小説

少年はグレン警部の前にやって来ると、大柄な警部をきれいな菫の瞳で、珍しそうに見つめてきた。「こんにちは。アルフォンス・レイヴンウッドです」。似ていると思ったのは最初の一瞬だけだ。短めの髪は茶色の癖毛で、シェラのつややかな銀色の髪とは似ても似つかない。肌の色も違う。声も違う。シェラの声は落ちついていたが、アルフォンスは少年特有の高くはしゃいだ声だ。要するに、明らかな別人である。「きみによく似ている子を知ってるんでね。シェラ・ファロットっていうんだが…」。少年は眼を丸くして、ちょっと唇を尖らせた。「ひどいや、警部さん。ぼく、男ですよ」。シェラ、まさかの失踪!その生存が刻々と絶望視される中、ルウのカードが隠された真実を語り出す…。

『海賊とウェディング・ベル ― クラッシュ・ブレイズ』(2009年3月1日)
出典:www.amazon.co.jp

海賊とウェディング・ベル―クラッシュ・ブレイズ (C・NOVELSファンタジア)―2009年3月1日発売

長編小説

画面に現れたのは共和宇宙でも五指に入る大手保険会社キャピタル・ジェネシスの役員、ビル・ロギンスである。「マクスウェル船長。―実はガリアナ星系へ跳んでもらいたいのです」ダンの表情が少し変化した。ガリアナ星系は年間数十万隻が通行する航路だが、海賊が跳梁跋扈することで有名な宙域でもある。「海賊被害を減らす切り札となるかもしれないものを、なるべく速く届けていただきたいのです」断ろうにも既に断れない雰囲気だ。「おばさん、えらい人はどこ?」ジャスミンはそれが自分に対する問いかけとは思わなかった。幼い少女の声だったからだ。―ダンへの緊急依頼とジャスミンに声をかけた少女。この二点が重なる時、とても恐ろしい事件が…。

『逆転のクレヴァス ― クラッシュ・ブレイズ』(2009年7月1日)
出典:www.amazon.co.jp

逆転のクレヴァス―クラッシュ・ブレイズ (C・NOVELSファンタジア)―2009年7月1日発売

長編小説

食事だと言われて居間へ移ったリィは、その瞬間、顔をしかめた。部屋中に強烈な甘い匂いが漂っている。ドーナツ、デニッシュ、パイ、マフィン。数種類のケーキ。トーストの類もあるが、用意されているのはピーナツバターやジャムなど、見事に甘いものばかりだ。さらにスナック菓子や炭酸飲料が並んでいる。男は髭もじゃの顔で笑っている。「おいしそうだろう。きみの好きそうなものばかり用意させたんだ」「ヴィッキー?」と声をかけられて振り向くと、銃口が突きつけられた。だが怪しい風体の男からは、敵意も害意も感じられなかった。「頼むから一緒に来てくれ」と言う口調には、困惑した様子がうかがえた―奇妙この上ない誘拐劇。

『オディールの騎士 ― クラッシュ・ブレイズ』(2009年11月26日)
出典:www.amazon.co.jp

クラッシュ・ブレイズ - オディールの騎士 (C・NOVELSファンタジア)―2009年11月26日発売

長編小説

どこにでもいるただの人だ(と、本人たちは固く信じている)が目立つことこの上ない二人に、にぎやかで一方的で危ないお誘いが続々とかかる。どうやら、この惑星のカジノ王の一人娘オディールが関係しているらしいのだが…。

『ファロットの休日 ― クラッシュ・ブレイズ』(2010年7月1日)
出典:www.amazon.co.jp

ファロットの休日―クラッシュ・ブレイズ (C・NOVELSファンタジア)―2010年7月1日発売

長編小説

レティシアは至って気楽に声を掛けた。「よう、ニコラ。久しぶりじゃん」はじかれたようにニコラが飛び上がった。悲鳴を上げなかったのが不思議なくらいの過剰反応だった。ニコラがこれほど恐怖を覚え、緊張しているのには理由がある。レティシアは小柄で陽気で気さくな性格で、まさにどこにでもいる典型的な少年の一人だが、その正体は殺人鬼である。「その…誰か紹介してもらえないかな。こういうことに慣れていて、秘密厳守でうまく処理してくれる人」「ひょっとして俺を犯罪組織の構成員かなんかと勘違いしてねえ?」ニコラの眼が丸くなる。「…違うの?」―連続猟奇殺人事件の犯人(!)だったニコラが、被害者(!?)だったレティにまことに大胆な頼み事を?クラッシュ・ブレイズ、これにて終幕。

※このページの情報は2023年8月31日時点の内容のため、最新情報とは異なる可能性があります。

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