「2011年本屋大賞」の結果を一覧表にまとめました。ランキング順位や全ノミネート作品のあらすじもネタバレなしで確認できます。
歴代の本屋大賞受賞作品を下のリンク先でまとめています。興味がある方はご覧ください。
2011年本屋大賞ランキング一覧表
「2011年本屋大賞」大賞を受賞したのは、東川篤哉さんの『謎解きはディナーのあとで』でした。2位以降を含めたランキング一覧表は以下です。
順位 | タイトル ※タップであらすじ等を表示 | 著者 | 刊行年月 |
---|---|---|---|
1位 | 謎解きはディナーのあとで | 東川篤哉 | 2010年9月2日 |
2位 | ふがいない僕は空を見た | 窪美澄 | 2010年7月1日 |
3位 | ペンギン・ハイウェイ | 森見登美彦 | 2010年5月29日 |
4位 | 錨を上げよ | 百田尚樹 | 2010年11月30日 |
5位 | シューマンの指 | 奥泉光 | 2010年7月23日 |
6位 | 叫びと祈り | 梓崎優 | 2010年2月24日 |
7位 | 悪の教典 | 貴志祐介 | 2010年7月29日 |
8位 | 神様のカルテ (2) | 夏川草介 | 2010年9月28日 |
9位 | キケン | 有川ひろ(有川浩) | 2010年1月21日 |
10位 | ストーリー・セラー | 有川ひろ(有川浩) | 2010年8月20日 |
2011年本屋大賞ノミネート作品のあらすじ紹介
謎解きはディナーのあとで (小学館文庫)―2012年10月5日発売
令嬢刑事×毒舌執事コンビの傑作ミステリ国立署の新米刑事、宝生麗子は世界的に有名な『宝生グループ』のお嬢様。『風祭モータース』の御曹司である風祭警部の下で、数々の事件に奮闘中だ。大豪邸に帰ると、地味なパンツスーツからドレスに着替えてディナーを楽しむ麗子だが、難解な事件にぶちあたるたびに、その一部始終を相談する相手は”執事兼運転手”の影山。「お嬢様の目は節穴でございますか?」暴言すれすれの毒舌で麗子の推理力のなさを指摘しつつも、影山は鮮やかに謎を解き明かしていく――2011年本屋大賞受賞の大人気ミステリ。書き下ろしショートショート収録!【編集担当からのおすすめ情報】麗子と影山のコミカルなかけ合いが楽しい!ちょっとウザい(!?)麗子の上司、風祭警部にも注目です。全部で6つの難事件――果たしてあなたはいくつ謎を解けるか麗子&影山とともに挑んでみてください。単行本未収録のショートショートもお楽しみに!
ふがいない僕は空を見た (新潮文庫)―2012年9月28日発売
高校一年の斉藤くんは、年上の主婦と週に何度かセックスしている。やがて、彼女への気持ちが性欲だけではなくなってきたことに気づくのだが―。姑に不妊治療をせまられる女性。ぼけた祖母と二人で暮らす高校生。助産院を営みながら、女手一つで息子を育てる母親。それぞれが抱える生きることの痛みと喜びを鮮やかに写し取った連作長編。R‐18文学賞大賞、山本周五郎賞W受賞作。
ペンギン・ハイウェイ (角川文庫)―2012年11月25日発売
長編小説
小学四年生のぼくが住む郊外の町に突然ペンギンたちが現れた。この事件に歯科医院のお姉さんの不思議な力が関わっていることを知ったぼくは、その謎を研究することにした。未知と出会うことの驚きに満ちた長編小説。
錨を上げよ <一> 出航篇 (幻冬舎文庫)―2019年9月26日発売
長編小説
著者初の自伝的小説!『永遠の0』『海賊とよばれた男』を凌ぐ 怪物的傑作、とうとう文庫化!一生に一作しか書けない小説。『錨を上げよ』には私のすべてが詰まっている。――百田尚樹●あらすじ戦争が終わってちょうど十年目、空襲の跡が残る大阪の下町に生まれた作田又三。不良仲間と喧嘩ばかりしていたある日、単車に乗って当てのない旅に出る。しかし信州の山奥の村で暴漢に襲われて遭難、拾われたトラックで東京へ。チンピラに誘われて組事務所を手伝うことになるのだが――。激動の昭和を駆け抜ける、著者初の自伝的ピカレスクロマン。
シューマンの指 (講談社文庫)―2012年10月16日発売
長編小説
音大のピアノ科を目指していた私は、後輩の天才ピアニスト永嶺修人が語るシューマンの音楽に傾倒していく。浪人が決まった春休みの夜、高校の音楽室で修人が演奏する「幻想曲」を偶然耳にした直後、プールで女子高生が殺された。その後、指を切断したはずの修人が海外でピアノを弾いていたという噂が……。
叫びと祈り (創元推理文庫)―2013年11月29日発売
ひとりの青年が世界各国で遭遇する、数々の異様な謎。ミステリーズ! 新人賞受賞作「砂漠を走る船の道」を巻頭に据えた驚異の連作推理。激賞を浴びた大型新人のデビュー作!
悪の教典 上 (文春文庫)―2012年8月3日発売
長編小説
衝撃の映画化で話題沸騰!有能な教師の仮面をかぶった学園に潜むモンスター、蓮見聖司ことハスミン。モリタートの口笛とともに完璧な犯罪が重ねられていく
個人的評価:
神様のカルテ2 (小学館文庫)―2013年1月4日発売
長編小説
医師の話ではない。人間の話をしているのだ。栗原一止は夏目漱石を敬愛し、信州の「24時間、365日対応」の本庄病院で働く内科医である。写真家である妻・ハルの献身的な支えもあり、多忙な日々を乗り切っている一止に、母校の医局からの誘いがかかる。今の病院で一人でも多くの患者と向き合うか、母校の大学病院で最先端の医療を学ぶか。一止が選択したのは、本庄病院での続投だった(『神様のカルテ』)。新年度、内科病棟に一止の旧友・進藤辰也が東京の病院から新任の医師としてやってくる。かつて進藤は“医学部の良心"と呼ばれていた。しかし、彼の医師としての行動は周囲を困惑させるものだった。そして、さらに大きな試練が一止たちを待ち受けていた――。【編集担当からのおすすめ情報】映画も大ヒットの超ベストセラー、待望の第二弾がいよいよ文庫化!150万人に愛された「一止とハル」に、また会える。
キケン (新潮文庫)―2013年6月26日発売
長編小説
ごく一般的な工科大学である成南電気工科大学のサークル「機械制御研究部」、略称【キケン】。部長*上野、副部長*大神の二人に率いられたこの集団は、日々繰り広げられる、人間の所行とは思えない事件、犯罪スレスレの実験や破壊的行為から、キケン=危険として周囲から忌み畏れられていた。これは、理系男子たちの爆発的熱量と共に駆け抜けた、その黄金時代を描く青春物語である。
ストーリー・セラー (幻冬舎文庫)―2015年12月4日発売
長編小説
妻の病名は、致死性脳劣化症候群。複雑な思考をすればするほど脳が劣化し、やがて死に至る不治の病。生きたければ、作家という仕事を辞めるしかない。医師に宣告された夫は妻に言った。「どんなひどいことになっても俺がいる。だから家に帰ろう」。妻は小説を書かない人生を選べるのか。極限に追い詰められた夫婦を描く、心震えるストーリー。
2011年本屋大賞の順位をおさらい
2011年本屋大賞
以上、2011年本屋大賞ランキング一覧でした。