「2007年本屋大賞」の結果を一覧表にまとめました。ランキング順位や全ノミネート作品のあらすじもネタバレなしで確認できます。
歴代の本屋大賞受賞作品を下のリンク先でまとめています。興味がある方はご覧ください。
2007年本屋大賞ランキング一覧表
「2007年本屋大賞」大賞を受賞したのは、佐藤多佳子さんの『一瞬の風になれ』でした。2位以降を含めたランキング一覧表は以下です。
2007年本屋大賞ノミネート作品のあらすじ紹介
一瞬の風になれ 第一部 -イチニツイテ- (講談社文庫)―2009年7月15日発売
長編小説
春野台高校陸上部、1年、神谷新二。スポーツ・テストで感じたあの疾走感……ただ、走りたい。天才的なスプリンター、幼なじみの連と入ったこの部活。すげえ走りを俺にもいつか。デビュー戦はもうすぐだ。「おまえらが競うようになったら、ウチはすげえチームになるよ」。青春陸上小説、第1部、スタート! 2006年本の雑誌が選ぶノンジャンルベスト10 第1位。(講談社文庫)春野台高校陸上部、1年、神谷新二。スポーツ・テストで感じたあの疾走感……ただ、走りたい。天才的なスプリンター、幼なじみの連と入ったこの部活。すげえ走りを俺にもいつか。デビュー戦はもうすぐだ。「おまえらが競うようになったら、ウチはすげえチームになるよ」。青春陸上小説、第一部、スタート!
夜は短し歩けよ乙女 (角川文庫)―2008年12月25日発売
長編小説
「黒髪の乙女」にひそかに想いを寄せる「先輩」は、京都のいたるところで彼女の姿を追い求めた。二人を待ち受ける珍事件の数々、そして運命の大転回とは? 山本周五郎賞受賞、本屋大賞2位の傑作、待望の文庫化!
風が強く吹いている (新潮文庫)―2009年6月27日発売
長編小説
箱根駅伝を走りたい――そんな灰二の想いが、天才ランナー走と出会って動き出す。「駅伝」って何? 走るってどういうことなんだ? 十人の個性あふれるメンバーが、長距離を走ること(=生きること)に夢中で突き進む。自分の限界に挑戦し、ゴールを目指して襷を繋ぐことで、仲間と繋がっていく……風を感じて、走れ! 「速く」ではなく「強く」――純度100パーセントの疾走青春小説。
終末のフール (集英社文庫)―2009年6月26日発売
八年後に小惑星が衝突し、地球は滅亡する。そう予告されてから五年が過ぎた頃。当初は絶望からパニックに陥った世界も、いまや平穏な小康状態にある。仙台北部の団地「ヒルズタウン」の住民たちも同様だった。彼らは余命三年という時間の中で人生を見つめ直す。自分の言動が原因で息子が自殺したと思い込む父親(「終末のフール」)長らく子宝に恵まれなかった夫婦に子供ができ、3年の命と知りながら産むべきか悩む夫(「太陽のシール」)妹を死に追いやった男を殺しに行く兄弟(「籠城のビール」)世紀末となっても黙々と練習を続けるボクサー(「鋼鉄のウール」)落ちてくる小惑星を望遠鏡で間近に見られると興奮する天体オタク(「天体のヨール」)来るべき大洪水に備えて櫓を作る老大工(「深海のポール」)などで構成される短編連作集。はたして終末を前にした人間にとっての幸福とは?今日を生きることの意味を知る物語。
個人的評価:
読んだ感想
地球に小惑星が落ちて人類が滅亡してしまうという設定の短編集。死を目前にしながらそれでも生きていく人々。
これ面白かったし、生きるということについて改めて考えさせられる一冊でした!
図書館戦争 図書館戦争シリーズ (1) (角川文庫)―2011年4月23日発売
長編小説
2019年。公序良俗を乱し人権を侵害する表現を取り締まる『メディア良化法』の成立から30年。日本はメディア良化委員会と図書隊が抗争を繰り広げていた。笠原郁は、図書特殊部隊に配属されるが……。
鴨川ホルモー (角川文庫)―2009年2月25日発売
長編小説
このごろ都にはやるもの、勧誘、貧乏、一目ぼれ--謎の部活動「ホルモー」に誘われるイカキョー学生たちの恋と成長を描く超級エンタテインメント!!
ミーナの行進 (中公文庫)―2009年6月1日発売
長編小説
第42回(2006年) 谷崎潤一郎賞受賞
陰日向に咲く (幻冬舎文庫)―2008年8月10日発売
ホームレスを夢見る会社員。売れないアイドルを一途に応援する青年。合コンで知り合った男に遊ばれる女子大生。老婆に詐欺を働く借金まみれのギャンブラー。場末の舞台に立つお笑いコンビ。彼らの陽のあたらない人生に、時にひとすじの光が差す―。不器用に生きる人々をユーモア溢れる筆致で描き、高い評価を獲得した感動の小説デヴュー作。
失われた町 (集英社文庫)―2009年11月20日発売
長編小説
『となり町戦争』の著者が贈る傑作長編30年に一度起こる「消滅」によって、住民が失われてしまった町。大切な人を理不尽に奪われた人々は、悲しみを乗り越えて、さらなる「消滅」を食い止めようと立ち向かう。
名もなき毒 (文春文庫)―2011年12月6日発売
長編小説
今多コンツェルン広報室に雇われたアルバイトの原田いずみは、質の悪いトラブルメーカーだった。解雇された彼女の連絡窓口となった杉村三郎は、経歴詐称とクレーマーぶりに振り回される。折しも街では無差別と思しき連続毒殺事件が注目を集めていた。『誰か Somebody』から約一年後の出来事を描き、テレビドラマ化でも話題となった人気の杉村三郎シリーズ第二弾。人の心の陥穽を圧倒的な筆致で描く吉川英治文学賞受賞作。解雇されたことを根に持って杉村をつけ狙う原田いずみは、悪意に心をのっとられた存在だ。その行動は危険であるのに幼稚極まりない。彼女は真の大人になる契機を摑むことができずに成人してしまった偽の大人であり、人の世にありながら他者の痛みを感じることができなくなった歪な精神の持ち主なのだ。思い起こせば、そうした者たちが仮面をつけたままこの社会で普通に生活しているということを、早い段階から不安視していたのが宮部みゆきという作家だった。(杉江松恋「解説」より)
2007年本屋大賞の順位をおさらい
2007年本屋大賞
以上、2007年本屋大賞ランキング一覧でした。