「2005年本屋大賞」の結果を一覧表にまとめました。ランキング順位や全ノミネート作品のあらすじもネタバレなしで確認できます。
歴代の本屋大賞受賞作品を下のリンク先でまとめています。興味がある方はご覧ください。
2005年本屋大賞ランキング一覧表
「2005年本屋大賞」大賞を受賞したのは、恩田陸さんの『夜のピクニック』でした。2位以降を含めたランキング一覧表は以下です。
順位 | タイトル ※タップであらすじ等を表示 | 著者 | 刊行年月 |
---|---|---|---|
1位 | 夜のピクニック | 恩田陸 | 2004年7月31日 |
2位 | 明日の記憶 | 荻原浩 | 2004年10月20日 |
3位 | 家守綺譚 | 梨木香歩 | 2004年1月1日 |
4位 | 袋小路の男 | 絲山秋子 | 2004年10月28日 |
5位 | チルドレン | 伊坂幸太郎 | 2004年5月21日 |
6位 | 対岸の彼女 | 角田光代 | 2004年11月9日 |
7位 | 犯人に告ぐ | 雫井脩介 | 2004年7月1日 |
8位 | 黄金旅風 | 飯嶋和一 | 2004年3月1日 |
9位 | 私が語りはじめた彼は | 三浦しをん | 2004年5月25日 |
10位 | そのときは彼によろしく | 市川拓司 | 2004年3月31日 |
2005年本屋大賞ノミネート作品のあらすじ紹介
夜のピクニック (新潮文庫)―2006年9月7日発売
長編小説
高校生活最後を飾るイベント「歩行祭」。それは全校生徒が夜を徹して80キロ歩き通すという、北高の伝統行事だった。甲田貴子は密かな誓いを胸に抱いて歩行祭にのぞんだ。三年間、誰にも言えなかった秘密を清算するために―。学校生活の思い出や卒業後の夢などを語らいつつ、親友たちと歩きながらも、貴子だけは、小さな賭けに胸を焦がしていた。本屋大賞を受賞した永遠の青春小説。
明日の記憶 (光文社文庫)―2007年11月8日発売
長編小説
第18回(2005年) 山本周五郎賞受賞
家守綺譚 (新潮文庫)―2006年9月28日発売
庭・池・電燈付二階屋。汽車駅・銭湯近接。四季折々、草・花・鳥・獣・仔竜・小鬼・河童・人魚・竹精・桜鬼・聖母・亡友等々々出没数多……本書は、百年まえ、天地自然の「気」たちと、文明の進歩とやらに今ひとつ棹さしかねてる新米精神労働者の「私」=綿貫征四郎と、庭つき池つき電燈つき二階屋との、のびやかな交歓の記録である。
袋小路の男 (講談社文庫)―2007年11月15日発売
高校の先輩、小田切孝に出会ったその時から、大谷日向子の思いは募っていった。大学に進学して、社会人になっても、指さえ触れることもなく、ただ思い続けた12年。それでも日向子の気持ちが、離れることはなかった。川端康成文学賞を受賞した表題作の他、「小田切孝の言い分」「アーリオ オーリオ」を収録。(講談社文庫)指一本触れないまま「あなた」を想い続けた高校の先輩、小田切孝に出会ったその時から、大谷日向子の思いは募っていった。大学に進学して、社会人になっても、指さえ触れることもなく、ただ思い続けた12年。それでも日向子の気持ちが、離れることはなかった。川端康成文学賞を受賞した表題作の他、「小田切孝の言い分」「アーリオ オーリオ」を収録。
チルドレン (講談社文庫)―2007年5月15日発売
活字離れのあなたに効く、小説の喜びばかばかしくも、恰好よい、伊坂幸太郎が届ける「5つの奇跡」「俺たちは奇跡を起こすんだ」独自の正義感を持ち、いつも周囲を自分のペースに引き込むが、なぜか憎めない男、陣内。彼を中心にして起こる不思議な事件の数々――。何気ない日常に起こった5つの物語が、1つになったとき、予想もしない奇跡が降り注ぐ。ちょっとファニーで、心温まる連作短編の傑作。
個人的評価:
読んだ感想
伊坂作品には度々「愛すべきキャラ」が登場しますが、今回もいました、陣内というまたまた濃いキャラが(笑)
『砂漠』の西嶋と同様に、のっけからぶっ飛んでる感じです。
チルドレンは連作短編の小説ですが、伊坂さん自身が「短編のフリした長編小説」と言っています。私も読んでみて、その意味がよくわかるな~と思いました。
対岸の彼女 (文春文庫)―2007年10月10日発売
長編小説
結婚する女、しない女。子供を持つ女、持たない女。それだけのことで、どうして女どうし、わかりあえなくなるんだろう。ベンチャー企業の女社長・葵にスカウトされ、ハウスクリーニングの仕事を始めた専業主婦の小夜子。二人の出会いと友情は、些細なことから亀裂を生じていくが……。多様化した現代を生きる女性の姿を描く感動の傑作長篇。第132回直木賞受賞作。 夏川結衣、財前直見が主演、堺雅人、根岸季衣、木村多江、香川照之、国分佐智子、多部未華子の豪華スタッフが共演したWOWOWのドラマは、平成18年度芸術祭テレビ部門(ドラマの部)優秀賞を受賞した。
犯人に告ぐ〈上〉 (双葉文庫)―2007年9月13日発売
長編小説
第7回(2005年) 大藪春彦賞受賞
犯人に告ぐ 下 (双葉文庫)―2007年9月13日発売
長編小説
第7回(2005年) 大藪春彦賞受賞
黄金旅風〔小学館文庫〕―2008年2月6日発売
長編小説
江戸寛永年間、栄華を誇った海外貿易都市・長崎に二人の大馬鹿者が生まれた。「金屋町の放蕩息子」「平戸町の悪童」と並び称されたこの二人こそ、後に史上最大の朱印船貿易家と呼ばれた末次平左衛門と、その親友、内町火消組惣頭・平尾才介だった。代官であった平左衛門の父・末次平蔵の死をきっかけに、新たな内外の脅威が長崎を襲い始める。そのとき、卓越した政治感覚と強靱な正義感を持つかつての「大馬鹿者」二人が立ち上がった。
私が語りはじめた彼は (新潮文庫)―2007年7月30日発売
私は、彼の何を知っているというのか? 彼は私に何を求めていたのだろう? 大学教授・村川融をめぐる、女、男、妻、息子、娘――それぞれに闇をかかえた「私」は、何かを強く求め続けていた。だが、それは愛というようなものだったのか……。「私」は、彼の中に何を見ていたのか。迷える男女の人恋しい孤独をみつめて、恋愛関係、家族関係の危うさをあぶりだす、著者会心の連作長編。
そのときは彼によろしく (小学館文庫)―2007年4月6日発売
長編小説
とある地方都市で小さな水草ショップを営むぼくのもとに、ある夜ひとりの美しい女性が現れる。店のドアに貼ってあった求人チラシを手にして……“アルバイト募集 年齢性別不問。水辺の生き物を愛する方ならどなたでも”。この出会いが、奇跡の始まりだった。著者の愛する映画『ノッティングヒルの恋人』へのオマージュで始まるファンタジックな青春ラブストーリー。'07年6月の映画公開に向け、著者初の、そして待望の長編文庫化!
2005年本屋大賞の順位をおさらい
2005年本屋大賞
以上、2005年本屋大賞ランキング一覧でした。