中村ふみ作の中華ファンタジー小説「天下四国(てんげしこく)」シリーズの一覧まとめ。読む順番やあらすじ等も確認できます。読む順番をざっくり紹介すると『天空の翼 地上の星』『砂の城 風の姫』『月の都 海の果て』……です。詳しくは記事をご覧ください。
中村ふみさんの全作品を下のリンク先でまとめています。興味がある方はご覧ください。
「天下四国」シリーズ刊行順一覧
天下四国シリーズは7巻(本編5巻、外伝2巻)発売中です。刊行順に並べると下の表のとおり。
刊行年月 | タイトル ※クリックで表紙が見れます | |
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2020年4月15日 | 天空の翼 地上の星 | |
2020年5月15日 | 砂の城 風の姫 | |
2020年6月11日 | 月の都 海の果て | |
2020年7月15日 | 雪の王 光の剣 | |
2020年8月12日 | 永遠の旅人 天地の理 | |
2021年6月15日 | 外伝 大地の宝玉 黒翼の夢 | |
2022年6月15日 | 外伝 異邦の使者 南天の神々 |
『永遠の旅人 天地の理』以降の作品は「講談社X文庫」から発行されていません。なので、これから読み始める人は「講談社文庫」を読むのがおすすめです。
「天下四国」シリーズを読む順番
天下四国シリーズは刊行順に読んでいくのがベストです!
この順番に読もう
天空の翼 地上の星 (講談社文庫)―2020年4月15日発売
長編小説
天下四国(てんげしこく)――この世は、峻厳たる山々に囲まれた四つの国に分かれている。南の王国「徐」の王太子・寿白は、革命の混乱のさなかに天令から王の証「王玉」を授かったが、徐国は倒れ、国名も「庚」と改められてしまう。それから十年。かつて輝くほど聡明な少年王だった男は、飛牙と名乗るすれっからしに成り果てていた。天令の那兪は、飛牙の胸に眠る王玉を天へ返すよう迫るが、故国の荒廃に王の自覚を取り戻しつつある飛牙にいつしか寄り添っていく……。
砂の城 風の姫 (講談社文庫)―2020年5月15日発売
長編小説
天下四国――それは、天から授かりし四つの国。西の国、燕では、始祖王灰歌から代々女王が国を治めてきた。燕王はあらゆる祭事を司る神女でもあった。そのため、燕はもっとも天に近い国といわれる。徐国の元王太子で、今やすっかり風来坊の飛牙は、天令の那兪を連れ、代々女王が治める燕国へ。そこで偶然お忍び外出中の名跡姫・甜湘と知り合った飛牙は、いきなり「胤」候補にされてしまう。胤は未来の女王たる甜湘に、子を産ませるための制度上の夫のこと。しかも飛牙の前にいたという胤ふたりは、すでに怪死を遂げているらしく……。胸躍るシリーズ第2弾!……。
月の都 海の果て (講談社文庫)―2020年6月11日発売
長編小説
天下(てんげ)三百十三年九の月。元徐(じょ)国王の風来坊・飛牙(ひ が)は、天に戻れなくなった天令の那兪(な ゆ)を連れて東の越(えつ)国へ。王都では瀕死の王のもと、二人の王子が後継争いの真っ最中。巻き込まれた飛牙は二の宮の陣営に軟禁されるが、折悪しく「屍(し)蛾(が)」と呼ばれる暗魅(ばけもの)が大発生する。放浪の英雄は越国を滅亡の危機から救えるか?
雪の王 光の剣 (講談社文庫)―2020年7月15日発売
長編小説
天下四国は冬の季節に入っていた。元徐国王の風来坊・飛牙(ひが)は、最北の駕(が)国へ。鎖国して三十年、国王は宰相・汀柳簡の傀儡(かいらい)と化し、天令の思思(しし)は監禁されていた。同胞を救うために天令・那兪(なゆ)は王城へ忍び込む。宰相の野望に巻き込まれた飛牙と那兪は、北端の街で命がけの一発逆転勝負に挑む。シリーズ第四弾。
永遠の旅人 天地の理 (講談社文庫)―2020年8月12日発売
長編小説
天下(てんげ)三百十五年三の月。元徐(じょ)国王・飛牙(ひが)は、桃源祭を迎えた王都泰灌(たいかん)で、現王の殺害を企む庚(こう)の残党から国を守ろうと奔走していた。堕ちた天令・那兪(なゆ)と黒翼仙の裏雲(りうん)もまた、自らを滅することで飛牙のいるこの世界を守ろうとしていた。「もう誰も失わない」と心に誓う飛牙は二人を救うべく央湖(おうこ)へ向かう。最終巻!
大地の宝玉 黒翼の夢 (講談社文庫)―2021年6月15日発売
長編小説
天下312年暮れ、藩朱可は、故国・越を出て、徐国へ向かう。十年前に内戦が起きた徐国は今は国名を庚という。彼の地で戦火の中、朱可の父は命を落とした。朱可宛ての手紙には、悲劇の王太子・寿白が遺した徐の〈秘宝〉の在処が記されていた。旅の途中、危機を救ってくれた超美男子・裏雲と、キュートな少女・宇春と行動をともにすることになるが、裏雲にはなにやら思惑がありそうな気配。〈秘宝〉をめぐって、庚軍、裏雲、朱可の駆け引きが続く中、庚が滅亡し、英雄王が凱旋する。徐国再興前夜を描く外伝!
異邦の使者 南天の神々 (講談社文庫)―2022年6月15日発売
長編小説
天下三百二十年、四国は安寧の時代を迎えていた。徐国に立ち寄った飛牙は、南異境のマニ帝国からきたクワール族の少年に助けを乞われる。宮殿で皇太子毒殺未遂事件が起こり、妃のダーシャに嫌疑がかけられているという。飛牙は、少年時代にクワール族に助けられた恩に報いるため、裏雲と共に南異境へ旅立つ。『天空の翼 地上の星』に書かれなかった、飛牙が少年王からすれっからしになりながら生き延びた日々を描く外伝。
読む順番のおさらい
この順番に読めばOK!
以上、「天下四国」シリーズ一覧と読む順番でした。