『青空の卵』から始まる、坂木司作の青春ミステリー小説「ひきこもり探偵」シリーズの一覧まとめ。読む順番やあらすじ等も確認できます。読む順番をざっくり紹介すると『青空の卵』『仔羊の巣』『動物園の鳥』です。詳しくは記事をご覧ください。
坂木司さんの全作品を下のリンク先でまとめています。興味がある方はご覧ください。
「ひきこもり探偵」シリーズを読む順番
ひきこもり探偵シリーズは刊行順に読んでいくのがベストです!
この順番に読もう
青空の卵 (創元推理文庫)―2006年2月23日発売
外資系の保険会社に勤める僕・坂木司には、一風変わった親友がいる。自称ひきこもりの鳥井真一だ。複雑な生い立ちの鳥井は外部との接触を極力避け、僕を通じて世界を見ている。そんな鳥井の関心を外の世界に向けるため、彼との食卓に僕が出会った身近な謎を披露していく。大人の視点で推理し、子供の純粋さで真実を語る鳥井は、果たして外の世界へとはばたくことができるのか。《ひきこもり探偵》シリーズ第一弾!
仔羊の巣 (創元推理文庫)―2006年6月17日発売
季節はめぐり、僕、坂木司と鳥井真一の間にもゆっくりと変化の兆しは訪れていた。ひそやかだが確実な羽ばたきの予感、それが僕を不安にさせる。鳥井が風邪で寝こんでいたある日、僕は同僚から、同期の女性の様子がおかしいと相談される。慣れない探偵役をつとめることになった僕は……。また、木村栄三郎さんのもとで出会った男性と地下鉄の駅で見掛けた少年の悩み、そして僕自身に降りかかる悪意の連続、それらの真実を鳥井はどう解くのか。ひきこもり探偵シリーズ第二弾。
動物園の鳥 (創元推理文庫)―2006年10月11日発売
長編小説
春の近づくある日、僕・坂木司と鳥井真一のもとを二人の老人が訪ねてきた。僕らの年上の友人でもある木村栄三郎さんと、その幼馴染みの高田安次朗さんだ。高田さんがボランティアとして働く動物園で、野良猫の虐待事件が頻発しているという。さっそく動物園に向かった僕たちが掴んだ真実、そして鳥井のひきこもりの原因となった少年時代の出来事とのつながりとは――。果たして鳥井は外の世界に飛び立つことができるのか。シリーズ完結編。