黒川博行作のハードボイルド小説「疫病神」シリーズの一覧まとめ。読む順番やあらすじ等も確認できます。読む順番をざっくり紹介すると『疫病神』『国境』『暗礁』……です。詳しくは記事をご覧ください。
黒川博行さんの全作品を下のリンク先でまとめています。興味がある方はご覧ください。
「疫病神」シリーズを読む順番
疫病神シリーズは刊行順に読んでいくのがベストです!
この順番に読もう
疫病神 (角川文庫)―2014年12月25日発売
長編小説
建設コンサルタントの二宮は産業廃棄物処理場をめぐるトラブルに巻き込まれる。巨額の利権が絡んだ局面で共闘することになったのは、桑原というヤクザだった。金に群がる悪党たちとの駆け引きの行方は――。
国境 上 疫病神シリーズ (文春文庫)―2014年12月4日発売
長編小説
「疫病神」コンビこと、建設コンサルタントの二宮と二蝶会幹部の桑原は北朝鮮に飛んだ。二宮は重機の輸出で、桑原は組の若頭がカジノ建設の投資話でそれぞれ詐欺に遭い、企んだ男を追ってのことだった。平壌に降り立ったふたりだが、そこには想像以上に厳しい現実と監視が待っていた。シリーズ最高傑作の呼び声高い超大作!
国境 下 疫病神シリーズ (文春文庫)―2014年12月4日発売
長編小説
二宮と桑原のふたりは、自分たちを嵌めた詐欺師を追って、中国との国境から再び北朝鮮に密入国を企てる。北朝鮮の凄まじい現実と極寒の中、詐欺師を追いこんだふたりだったが、脱出には更なる困難が待っていた―。「疫病神」コンビは、本当の黒幕にたどり着くことができるのか!?圧倒的スケールの傑作。
暗礁〈上〉 (幻冬舎文庫)―2007年10月1日発売
長編小説
疫病神・ヤクザの桑原保彦に頼まれ、賭け麻雀の代打ちを務めた建設コンサルタントの二宮啓之。利のよいアルバイトのつもりだったが、その真相は大手運送会社の利権が絡む接待麻雀。運送会社の巨額の裏金にシノギの匂いを嗅ぎつけた桑原に、三たび誑し込まれる契機となった―。ベストセラー『疫病神』『国境』に続く人気ハードボイルド巨編。
暗礁〈下〉 (幻冬舎文庫)―2007年10月1日発売
長編小説
警察組織と暴力団の利権の草刈場と化していた奈良東西急便。その社屋放火事件の容疑者に仕立て上げられた二宮に、捜査の手が伸びる。起死回生を狙う桑原は、裏金を管理する男を追って二宮とともに沖縄へ飛ぶが、二人を追い込む網はそこでも四方八方に張り巡らされていた―。超弩級のエンターテインメント大作。想定外の興奮と結末。
螻蛄 (角川文庫)―2015年10月24日発売
長編小説
信者五百万人を擁する宗教団体のスキャンダルに金の匂いを嗅ぎつけた、建設コンサルタントの二宮とヤクザの桑原。金満坊主の金を狙った、腐敗刑事や新宿系極道との騙し合いの行方は! ?
破門 (角川文庫)―2016年11月25日発売
長編小説
第151回直木賞を受賞した、エンタメ小説の最高峰。映画製作への出資金を持ち逃げされたヤクザの桑原と建設コンサルタントの二宮。失踪したプロデューサーを追い、桑原は本家筋の構成員を病院送りにしてしまう。組同士の込みあいをふたりは切り抜けられるのか
喧嘩 (角川文庫)―2019年4月24日発売
長編小説
最〈凶〉コンビが迎える史上最悪のピンチとは……「疫病神」シリーズ第6弾ヤクザ絡みの依頼を請け負った二宮がやむを得ず頼ったのは、組を破門された桑原だった。議員秘書と極道が貪り食う巨大利権に狙いを定めた桑原は大立ち回りを演じるが、後ろ盾を失った代償は大きく――?
泥濘 (文春文庫 く 9-14)―2021年6月8日発売
長編小説
歯科医院による診療報酬不正受給事件が起きた。逮捕されたのは大阪府警OBら11人、しかし8人は不起訴に。事件の背後に「白姚会」の存在を嗅ぎつけたイケイケ極道の桑原は、建設コンサルタントの二宮を連れ、組事務所を訪ねるが――大人気ノンストップ・エンタテインメント、「疫病神」シリーズ第7弾! 解説・小橋めぐみ「厄病神」、心肺停止に!?府警OBをマトにかけた桑原・二宮コンビ。壮絶なコンゲームの末に、桑原が凶弾に倒れ……。「厄病神」シリーズ最大の危機!!あの桑原が死んだのか。あの憎まれ口が聞けないのか。連れ立って三途の川を渡ろうといっていたのは嘘だったのか――。(本文より)