『二度のお別れ』から始まる、黒川博行作の警察小説「大阪府警」シリーズの一覧まとめ。読む順番やあらすじ等も確認できます。読む順番をざっくり紹介すると『二度のお別れ』『雨に殺せば』『海の稜線』……です。詳しくは記事をご覧ください。
黒川博行さんの全作品を下のリンク先でまとめています。興味がある方はご覧ください。
「大阪府警」シリーズを読む順番
大阪府警シリーズは刊行順に読んでいくのがベストです!
この順番に読もう
二度のお別れ (角川文庫)―2017年10月25日発売
長編小説
大阪府警捜査一課”黒マメ”コンビvs稀代の知能犯。圧巻の警察ミステリ!三協銀行新大阪支店で強盗事件が発生。犯人は現金約400万円を奪い、客のひとりを拳銃で撃って人質として連れ去った。大阪府警捜査一課が緊急捜査を開始するや否や、身代金1億円を要求する脅迫状が届く。「オレワイマオコツテマス――」。脅迫状には切断された指が同封されていた。刑事の黒田は、相棒の“マメちゃん”こと亀田刑事とともに、知能犯との駆け引きに挑む。『破門』の直木賞作家のデビュー作にして圧巻の警察ミステリ。
雨に殺せば (角川文庫)―2018年4月25日発売
長編小説
大阪府警捜査一課 “黒マメ”コンビの元に事件の報せが舞い込んだ。現金輸送車襲撃事件について事情聴取した銀行員が、飛び降り自殺したという。銀行員2名が射殺され約1億1千万円が奪われた襲撃事件と、死亡した銀行員の関係は? ふたりはやがて真相に近づいていくが、新たな犠牲者が出てしまい――。
海の稜線 (角川文庫)―2019年10月24日発売
長編小説
大阪府警捜査一課の文田巡査部長と総田部長刑事――通称“ブンと総長”は、名神高速道路で起きた乗用車爆破事件の現場に来ていた。東京から赴任してきた新人キャリアの萩原警部補はことあるごとに大阪の水が合わないと言い、文田たちはこの年下の生真面目な上司に振り回される羽目に。続いてマンションで起きたガス爆発をきっかけに、意外にも過去の海難事故が捜査線上に浮かぶ。絡まった糸をほぐすように事件の真相にせまるうち、文田・総田と萩原の間にはほのかな友情が芽ばえる。
八号古墳に消えて (角川文庫)―2021年10月21日発売
長編小説
考古学の権威・浅川教授の遺体が大阪・八尾の遺跡発掘現場で見つかった。体内に残された土の成分から、別の場所で殺された後に運ばれたことが判明。考古学関係者の犯行が疑われ始める。捜査に乗り出したのは大阪府警の名物刑事、「黒さん」こと黒木と「マメちゃん」こと亀田の“黒マメ”コンビ。やがて、浅川の裏の顔が明らかになり始めた矢先、またしても発掘現場で不可解な死が。手がかりは、失踪した研究者が残した写真。そこには謎の古墳壁画が写されていた。能天気だが、やるときはやる二人組が学界の闇に隠された真相に迫る!
切断 (角川文庫)―2018年10月24日発売
長編小説
病室で殺された被害者は、耳を切り取られ、さらに別人の小指を耳の穴に差されていた。続いて、舌を切り取られ、前の被害者の耳を咥えた死体が見つかって――。初期作品の中でも異彩を放つ、濃密な犯罪小説!
ドアの向こうに (角川文庫)―2020年10月23日発売
長編小説
痛快刑事コンビが完全密室の謎に挑む!「警察をなめたらあきませんわ」奇怪なバラバラ死体×不可解な密室心中!直木賞作家の痛快本格ミステリ!大阪の工事現場で発見された、男のバラバラ死体。首は腐敗、足はミイラ化という奇妙な姿に、府警一課の刑事たちも困惑する。さらに数日後、マンションの一室で男女の密室心中事件が発生。現場からはバラバラ事件の記事の切り抜きが何枚も見つかった。2つの事件は繋がっている?直情型の若手・文田と冷静沈着なベテラン・総田の刑事コンビ「ブンと総長」は、文句を垂れ、軽口もたたきながら、地道な捜査で着実に真相へと迫っていく!
絵が殺した (角川文庫)―2021年4月23日発売
長編小説
「わし、殺しが専門ですねん」 刑事コンビが美術業界の闇に迫る!大阪の竹林で見つかった男の白骨死体。身元は京都の日本画家と判明する。だが、彼は丹後半島で転落死したはずだった。大阪府警の刑事・吉永は、頼りない後輩の小沢と共に遠く離れた場所に死体が埋まっていた謎を追うことに。事件の背後に大規模な贋作グループの存在が浮上するが、その矢先、更なる犠牲者が。曲者揃いの画商たちに翻弄される吉永は、業界の闇を暴き、二転三転する事件の真相にたどり着くことができるのか?
アニーの冷たい朝 (角川文庫)―2020年4月24日発売
長編小説
叩き上げ刑事vs.猟奇詐欺師 直木賞作家、渾身のハードボイルド!若い女性が殺された。遺体は奇抜な化粧を施されていた。事件は連続殺人事件に発展する。大阪府警の刑事・谷井は女性の恋心を弄ぶ詐欺師の男にたどり着く。刑事の執念と戦慄の真相に震える傑作サスペンス。
てとろどときしん 大阪府警・捜査一課事件報告書 (角川文庫)―2014年9月25日発売
フグの毒で客が死んだ事件をきっかけに意外な展開をみせる表題作「てとろどときしん」をはじめ、大阪府警の刑事たちが大阪弁の掛け合いで6つの事件を解決に導く、直木賞作家の初期の傑作短編集。