『塔の断章』から始まる、乾くるみ作のミステリー小説「タロット」シリーズの一覧まとめ。読む順番やあらすじ等も確認できます。読む順番をざっくり紹介すると『塔の断章』『イニシエーション・ラブ』『リピート』……です。詳しくは記事をご覧ください。
乾くるみさんの全作品を下のリンク先でまとめています。興味がある方はご覧ください。
「タロット」シリーズ刊行順一覧
タロットシリーズは全5作発売中です。刊行順に並べると下の表のとおり。
刊行年月 | タイトル ※クリックで表紙が見れます | |
---|---|---|
1999年2月1日 | 塔の断章 | |
2004年3月1日 | イニシエーション・ラブ | |
2004年10月23日 | リピート | |
2010年9月30日 | セカンド・ラブ | |
2011年11月10日 | 嫉妬事件 |
「タロット」シリーズを読む順番
タロットシリーズは刊行順に読んでいくのがベストです!
この順番に読もう
新装版 塔の断章 (講談社文庫)―2012年11月15日発売
長編小説
誰が彼女を妊娠させたのか。そして、彼女はなぜ――死んだのか。作家・辰巳まるみが書いた小説『機械の森』のゲーム化を企画するスタッフ8人が湖畔の別荘に集まった。その夜に悲劇は起こる。社長令嬢・香織が別荘の尖塔から墜落死しのたのだ。しかも彼女は身籠っていた……。最後の最後に分かる、意外な真相。大ヒット作『イニシエーション・ラブ』より前に発表された「タロット・シリーズ」の原点! 乾マジック炸裂!
イニシエーション・ラブ (文春文庫)―2007年4月10日発売
長編小説
話題沸騰の二度読みミステリー! 松田翔太と前田敦子が共演し、堤幸彦監督で映画化された話題作。 僕がマユに出会ったのは、代打で呼ばれた合コンの席。やがて僕らは恋に落ちて……。バブルにわく1980年代後半の世相や流行を背景に、甘美でときにほろ苦い青春のひとときを瑞々しい筆致で描いた青春小説——―と思いきや、最後から2行目(絶対に先に読まないで! )で、本書は全く違った物語に変貌する。 最初はミステリー好きが支持するマニアックな作品と思われたが、口コミで広がった評判はやがて芸能界にも波及し、ふかわりょうやUVERworldのTAKUTA∞、茅原実里、アンジャッシュの渡部建、くりぃむしちゅーの有田哲平、広瀬アリスなどが推薦コメントを寄せている。
リピート (文春文庫)―2007年11月9日発売
長編小説
もし、現在の記憶を持ったまま十ヵ月前の自分に戻れるとしたら?この夢のような「リピート」に誘われ、疑いつつも人生のやり直しに臨んだ十人の男女。ところが彼らは一人、また一人と不審な死を遂げて…。あの『イニシエーション・ラブ』の鬼才が、『リプレイ』+『そして誰もいなくなった』に挑んだ仰天の傑作。
評価:
読んだ感想
2018年に本郷奏多、貫地谷しほり主演でドラマ化された作品。
現在の記憶を持ったまま、10か月前にタイムリープした10人の男女。だがタイムリープ後の世界で、次々と不審な死を遂げていく。
なぜ死ななければならなかったのか、事件の真相は……。
といった、SF×ミステリー。そこに、恋愛要素も少し入ってきます。
500頁超ありますが、会話も多く読みやすい文体なので思ったより早く読めました。
ただ実際にタイムリープ(物語の中ではリピートと呼ばれますが)するまでが結構長いので、そこは我慢強く読みすすめていきましょう!
結末は賛否両論あると思いますが、個人的にはスッキリしました!
セカンド・ラブ (文春文庫)―2012年5月10日発売
長編小説
里谷正明は会社の先輩から誘われたスキー旅行で、内田春香と知り合う。交際を始めた2人は2月のある日、身形(みなり)のいい紳士に強引に呼び止められる。紳士は春香を新宿のパブで働く「美奈子」だと断じた。後日、店を訪れた正明は、春香にそっくりな女、美奈子と出会い驚愕する。はたして、美奈子の正体は春香なのか? ベストセラー『イニシエーション・ラブ』に続く「驚愕の恋愛ミステリー」第2弾!
嫉妬事件 (文春文庫)―2011年11月10日発売
長編小説
城林大ミステリ研究会で、年末恒例の犯人当てイベントが開催され、サークル一の美人・赤江静流が、長身の彼氏を部室へ連れてきた当日、部室の本の上には、あるものが置かれていた。突如現れたシットを巡る尾篭系ミステリの驚愕の結末とは!?「読者への挑戦」形式の書き下ろし短編、「三つの質疑」も特別収録。