「2012年本屋大賞」の結果を一覧表にまとめました。ランキング順位や全ノミネート作品のあらすじもネタバレなしで確認できます。
歴代の本屋大賞受賞作品を下のリンク先でまとめています。興味がある方はご覧ください。
2012年本屋大賞ランキング一覧表
「2012年本屋大賞」大賞を受賞したのは、三浦しをんさんの『舟を編む』でした。2位以降を含めたランキング一覧表は以下です。
順位 | タイトル ※タップであらすじ等を表示 | 著者 | 刊行年月 |
---|---|---|---|
1位 | 舟を編む | 三浦しをん | 2011年9月17日 |
2位 | ジェノサイド | 高野和明 | 2011年3月30日 |
3位 | ピエタ | 大島真寿美 | 2011年2月8日 |
4位 | くちびるに歌を | 中田永一 | 2011年11月24日 |
5位 | 人質の朗読会 | 小川洋子 | 2011年2月1日 |
6位 | ユリゴコロ | 沼田まほかる | 2011年4月2日 |
7位 | 誰かが足りない | 宮下奈都 | 2011年10月19日 |
8位 | ビブリア古書堂の事件手帖 ~栞子さんと奇妙な客人たち~ | 三上延 | 2011年3月25日 |
9位 | 偉大なる、しゅららぼん | 万城目学 | 2011年4月26日 |
10位 | プリズム | 百田尚樹 | 2011年10月6日 |
2012年本屋大賞ノミネート作品のあらすじ紹介
舟を編む (光文社文庫)―2015年3月12日発売
長編小説
出版社の営業部員・馬締光也は、言葉への鋭いセンスを買われ、辞書編集部に引き抜かれた。新しい辞書『大渡海』の完成に向け、彼と編集部の面々の長い長い旅が始まる。定年間近のベテラン編集者。日本語研究に人生を捧げる老学者。辞書作りに情熱を持ち始める同僚たち。そして馬締がついに出会った運命の女性。不器用な人々の思いが胸を打つ本屋大賞受賞作!
ジェノサイド 上 (角川文庫)―2013年12月25日発売
長編小説
イラクで戦うアメリカ人傭兵と日本で薬学を専攻する大学院生。二人の運命が交錯する時、全世界を舞台にした大冒険の幕が開く。アメリカの情報機関が察知した人類絶滅の危機とは何か。一気読み必至の超弩級エンタメ!
([お]4-3)ピエタ (ポプラ文庫 日本文学)―2014年2月5日発売
長編小説
2012年本屋大賞第3位!!18世紀、水の都ヴェネツィア。ゴンドラが運んでいくのは、秘めた恋とかけがけのない友情――生への限りない祝福に満ちた感動作!18世紀ヴェネツィア。『四季』の作曲家ヴィヴァルディは、孤児たちを養育するピエタ慈善院で、〈合奏・合唱の娘たち〉を指導していた。ある日教え子エミーリアのもとに恩師の訃報が届く――史実を基に、女性たちの交流と絆を瑞々しく描きだした傑作。
くちびるに歌を (小学館文庫)―2013年12月6日発売
長編小説
青春小説の新たなるスタンダードが文庫化!長崎県五島列島のある中学合唱部が物語の舞台。合唱部顧問の音楽教師・松山先生は、産休に入るため、中学時代の同級生で東京の音大に進んだ柏木に、1年間の期限付きで合唱部の指導を依頼する。それまでは、女子合唱部員しかいなかったが、美人の柏木先生に魅せられ、男子生徒が多数入部。ほどなくして練習にまじめに打ち込まない男子部員と女子部員の対立が激化する。一方で、柏木先生は、Nコン(NHK全国学校音楽コンクール)の課題曲「手紙~拝啓 十五の君へ~」にちなみ、十五年後の自分に向けて手紙を書くよう、部員たちに宿題を課していた。提出は義務づけていなかったこともあってか、彼らの書いた手紙には、誰にもいえない、等身大の秘密が綴られていた--。【編集担当からのおすすめ情報】著者の中田永一さんは、乙一さんの別名義でもあります。帯には、アンジェラ・アキさんの推薦コメントが入る予定です。解説は、作家のねじめ正一さんが執筆されています。
人質の朗読会 (中公文庫)―2014年2月22日発売
遠く隔絶された場所から、彼らの声は届いた――慎み深い拍手で始まる朗読会。祈りにも似たその行為に耳を澄ませるのは……。しみじみと深く胸を打つ小川洋子ならではの小説世界。
ユリゴコロ (双葉文庫)―2014年1月9日発売
ある一家で見つかった「ユリゴコロ」と題されたノート。それは殺人に取り憑かれた人間の生々しい告白文だった。この一家の過去にいったい何があったのか?絶望的な暗黒の世界から一転、深い愛へと辿り着くラストまで、ページを繰る手が止まらない衝撃の恋愛ミステリー!まほかるブームを生んだ超話題作、ついに文庫化!
誰かが足りない (双葉文庫)―2014年10月16日発売
予約を取ることも難しい、評判のレストラン『ハライ』。10月31日午後6時に、たまたま店にいた客たちの、それぞれの物語。認知症の症状が出始めた老婦人、ビデオを撮っていないと部屋の外に出られない青年、人の失敗の匂いを感じてしまう女性など、6人の人生と後悔や現状の悩みを描く。「ハライに行って、美味しいものを食べる」ことをひとつのきっかけにして、前に進もうとする気持ちを、それぞれ丹念にすくいとっていく。
ビブリア古書堂の事件手帖 ~栞子さんと奇妙な客人たち~ (メディアワークス文庫)―2011年3月25日発売
古い本には人の秘密が詰まっています──大ヒット古書ミステリ鎌倉の片隅でひっそりと営業をしている古本屋「ビブリア古書堂」。そこの店主は古本屋のイメージに合わない若くきれいな女性だ。残念なのは、初対面の人間とは口もきけない人見知り。接客業を営む者として心配になる女性だった。だが、古書の知識は並大抵ではない。人に対してと真逆に、本には人一倍の情熱を燃やす彼女のもとには、いわくつきの古書が持ち込まれることも。彼女は古書にまつわる謎と秘密を、まるで見てきたかのように解き明かしていく。これは“古書と秘密”の物語。
偉大なる、しゅららぼん (集英社文庫)―2013年12月13日発売
長編小説
古くより対立する日出家と棗家。迫る存亡の危機を力を合わせて斥けられるのか!? 万城目ワールド全開のスーパーエンターテイメント。濱田岳&岡田将生主演で映画公開!
プリズム (幻冬舎文庫)―2014年4月24日発売
長編小説
ある資産家の家に家庭教師として通う聡子。彼女の前に屋敷の離れに住む青年が現れる。ときに荒々しく怒鳴りつけ、ときに馴れ馴れしくキスを迫り、ときに紳士的に振る舞う態度に困惑しながらも、聡子は彼に惹かれていく。しかしある時、彼は衝撃の告白をする。「僕は、実際には存在しない男なんです」。感涙必至の、かつてない長編恋愛サスペンス。
2012年本屋大賞の順位をおさらい
2012年本屋大賞
以上、2012年本屋大賞ランキング一覧でした。