『光の帝国』から始まる、恩田陸作のファンタジー小説「常野物語(とこのものがたり)」シリーズの一覧まとめ。読む順番やあらすじ等も確認できます。読む順番をざっくり紹介すると『光の帝国 常野物語』『蒲公英草紙 常野物語』『エンドゲーム 常野物語』です。詳しくは記事をご覧ください。
恩田陸さんの全作品を下のリンク先でまとめています。興味がある方はご覧ください。
「常野物語」シリーズ刊行順一覧
常野物語シリーズは全3巻発売中です。刊行順に並べると下の表のとおり。
刊行年月 | タイトル ※クリックで表紙が見れます | |
---|---|---|
1997年10月24日 | 短編集 光の帝国 常野物語 | |
2005年6月3日 | 蒲公英草紙 常野物語 | |
2006年1月5日 | エンドゲーム 常野物語 |
「常野物語」シリーズを読む順番
常野物語シリーズは刊行順に読んでいくのがベストです!
この順番に読もう
光の帝国 常野物語 (集英社文庫)―2000年9月20日発売
膨大な書物を暗記するちから、遠くの出来事を知るちから、近い将来を見通すちから―「常野」から来たといわれる彼らには、みなそれぞれ不思議な能力があった。穏やかで知的で、権力への思向を持たず、ふつうの人々の中に埋もれてひっそりと暮らす人々。彼らは何のために存在し、どこへ帰っていこうとしているのか?不思議な優しさと淡い哀しみに満ちた、常野一族をめぐる連作短編集。優しさに満ちた壮大なファンタジーの序章。
蒲公英草紙 常野物語 (集英社文庫)―2008年5月20日発売
長編小説
青い田園が広がる東北の農村の旧家槙村家にあの一族が訪れた。他人の記憶や感情をそのまま受け入れるちから、未来を予知するちから…、不思議な能力を持つという常野一族。槙村家の末娘聡子様とお話相手の峰子の周りには、平和で優しさにあふれた空気が満ちていたが、20世紀という新しい時代が、何かを少しずつ変えていく。今を懸命に生きる人々。懐かしい風景。待望の切なさと感動の長編。
エンド・ゲーム 常野物語 (集英社文庫)―2009年5月20日発売
長編小説
『あれ』と呼んでいる謎の存在と闘い続けてきた拝島時子。『裏返さ』なければ、『裏返され』てしまう。『遠目』『つむじ足』など特殊な能力をもつ常野一族の中でも最強といわれた父は、遠い昔に失踪した。そして今、母が倒れた。ひとり残された時子は、絶縁していた一族と接触する。親切な言葉をかける老婦人は味方なのか? 『洗濯屋』と呼ばれる男の正体は? 緊迫感溢れる常野物語シリーズ第3弾。