『曙光の街』から始まる、今野敏作の警察小説「倉島警部補」シリーズの一覧まとめ。読む順番やあらすじ等も確認できます。読む順番をざっくり紹介すると『曙光の街』『白夜街道』『凍土の密約』……です。詳しくは記事をご覧ください。
今野敏さんの全作品を下のリンク先でまとめています。興味がある方はご覧ください。
「倉島警部補」シリーズ最新刊情報
倉島警部補シリーズの最新刊は、2023年11月14日発売の『台北アセット』です。詳しくは以下をご覧ください。
台北アセット―2023年11月14日発売
長編小説
警視庁公安部外事一課の倉島は、台湾の警察から研修の講師を務めるよう要請され、ゼロの研修から戻った後輩の西本と台北に向かった。そこで倉島は、サイバー攻撃を受けた日本企業の現地法人から捜査を要請されるが、その会社のシステム担当者が殺害され、日本人役員に疑いの目が向けられる。サイバー攻撃と殺人事件は連動していると直観した倉島は、公安のオペレーションとして正式に捜査に乗り出すが――。
「倉島警部補」シリーズ刊行順一覧
倉島警部補シリーズは全7作発売中です。刊行順に並べると下の表のとおり。
刊行年月 | タイトル ※クリックで表紙が見れます | |
---|---|---|
2001年11月1日 | 曙光の街 | |
2006年7月27日 | 白夜街道 | |
2009年9月12日 | 凍土の密約 | |
2013年8月7日 | アクティブメジャーズ | |
2016年4月20日 | 防諜捜査 | |
2021年7月14日 | ロータスコンフィデンシャル | |
2023年11月14日 | 台北アセット |
「倉島警部補」シリーズを読む順番
倉島警部補シリーズは刊行順に読んでいくのがベストです!
この順番に読もう
曙光の街 (文春文庫)―2005年9月2日発売
長編小説
元KGBで日露混血のスパイ、ヴィクトルが日本に潜入した。目的は某暴力団組長の暗殺。ロシアンマフィアから“あるもの”を持ち去った報復のため、金で雇われたのだ。一報をうけた警視庁ではなぜか、やる気のない公安部の倉島警部補が担当を命じられ、標的となっている組長の方は、プロ野球選手崩れの武闘派ヤクザ・兵藤が護衛にあたる。ヴィクトル、倉島、兵藤…人生に情熱を失いかけた男達が、命賭けの戦いの中で見出したものは。人気ネオ・アクションノヴェル!
白夜街道 (文春文庫)―2008年11月7日発売
長編小説
来日していたロシアの貿易商と密談した外務官僚が、怪死した。貿易商のボディーガードに雇われていたのは、4年前、指定団体・津久茂組の組長を暗殺した元KGBの殺し屋ヴィクトル。警視庁公安部・倉島は、刑事部の牛場とともに追跡捜査のためモスクワへ飛ぶ。外務官僚はなぜ始末されたのか? 貿易商の正体は? 現地では、別の事件がヴィクトル達を追いつめていた。背後に罠の存在を感じつつ、緊迫の捜査、そして銃撃戦が始まった! 硬質アクションノベル、第2弾。
凍土の密約 (文春文庫)―2012年3月9日発売
長編小説
殺人事件の特捜本部に呼ばれた公安部の倉島。被害者は、右翼団体に所属する男だ。殺しの手口はダガーナイフで一突きするというプロの仕事。2日後、ロシアとの密貿易を資金源にしている暴力団員も殺される。捜査を進めるなか第3、第4の殺人が。実行犯は元極東ソ連軍の特殊部隊に所属していた人物と推定された。この連続殺人には、間違いなくロシアが関係している──はたして犯人の目的は何なのか。この国で好き勝手はやらせない! 大人気警察小説シリーズ第3弾。
アクティブメジャーズ (文春文庫)―2016年2月10日発売
長編小説
「ゼロ」の研修を受けた倉島に先輩公安マンの動向を探るオペレーションが課される。同じころ、全国紙の大物が転落死した。二つの事案は思いがけず繋がりを見せ始める。シリーズ四弾。
防諜捜査 (文春文庫)―2018年11月9日発売
長編小説
“ゼロ”の研修から戻った倉島警部補は、外事一課と掛け持ちで「作業班」に入ることに。そんな折、ロシア人にホステスが線路に転落し轢死する。警察は事故か自殺の線で捜査を始めるが、九条という中学教師が「これはロシア人の殺し屋による暗殺で、自分もまた狙われている」と証言する。九条はかつて、モスクワの日本人学校に勤務していた経験があるという。倉島はオレグという名の暗殺者を追う。
ロータスコンフィデンシャル (文春文庫 こ 32-6)―2023年11月8日発売
長編小説
公安警察官の活躍を描く倉島警部補シリーズ第6弾!倉島は、日本の公安のプライドを守ることはできるのか――警視庁公安部外事一課の倉島は、「ゼロ」帰りのエース候補だ。ロシア外相の来日に際し、随行員の行確を命じられる倉島だが、そんななか、ベトナム人殺人事件の一報が。犯人はロシア人ヴァイオリニスト・ヴォルコフである可能性があり、しかも彼が来日中の随行員と接触しているかもしれないという噂だが、倉島はそれを信じようしなかった。ところが、本件に入れ込み、ヴォルコフの調査を続けていた白崎が消息を絶ってしまう。外事二課や捜査本部も動き出し、無事に身柄が確保された白崎だったが、なんと、行方不明になっていた間、ヴォルコフと接触していたという。倉島は白崎と共に本格的に捜査に乗り出すことに。すると、なぜか外事二課で中国担当の盛本も、ヴォルコフの情報を集めていることがわかる。殺害されたベトナム人は、ヴォルコフの他に、中国国家安全部の者も接触していたのだ。ベトナム、ロシア、中国の繋がりを探る倉島。そんななか、レコーディングスタジオにいたヴォルコフが殺害されたとの一方が入り――捜査が混乱する中、倉島は、盛本から協力者の中国人女性を紹介される。彼女によると、今回のベトナム人殺害事件の背景にあるのはベトナムへの原発建設計画をめぐる中国とロシアの争いであり、ヴォルコフを殺したのは、中国国家安全部の工作員だという。倉島たちは、ロシアがヴォルコフ殺害の実行犯を特定して報復する前にその身柄を確保しようとするが…一体、中国の工作員とは誰なのか。
台北アセット―2023年11月14日発売
長編小説
警視庁公安部外事一課の倉島は、台湾の警察から研修の講師を務めるよう要請され、ゼロの研修から戻った後輩の西本と台北に向かった。そこで倉島は、サイバー攻撃を受けた日本企業の現地法人から捜査を要請されるが、その会社のシステム担当者が殺害され、日本人役員に疑いの目が向けられる。サイバー攻撃と殺人事件は連動していると直観した倉島は、公安のオペレーションとして正式に捜査に乗り出すが――。