『鬼龍』から始まる、今野敏作の警察小説「鬼龍光一」シリーズの一覧まとめ。読む順番やあらすじ等も確認できます。読む順番をざっくり紹介すると『鬼龍』『陰陽 鬼龍光一シリーズ』『憑物 鬼龍光一シリーズ』……です。詳しくは記事をご覧ください。
今野敏さんの全作品を下のリンク先でまとめています。興味がある方はご覧ください。
「鬼龍光一」シリーズ刊行順一覧
鬼龍光一シリーズは全6作発売中です。刊行順に並べると下の表のとおり。
刊行年月 | タイトル ※クリックで表紙が見れます | |
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1994年11月1日 | 鬼龍 | |
2001年7月1日 | 陰陽 鬼龍光一シリーズ(旧題:陰陽祓い) | |
2003年2月1日 | 憑物 鬼龍光一シリーズ(旧題:憑物祓い) | |
2015年6月27日 | 豹変 | |
2019年3月27日 | 呪護 | |
2023年6月28日 | 脈動 |
「鬼龍光一」シリーズを読む順番
鬼龍光一シリーズは刊行順に読んでいくのがベストです!
この順番に読もう
鬼龍 (角川文庫)―2015年3月25日発売
長編小説
古代から受け継がれる鬼道衆の末裔として、「亡者祓い」を請け負っている鬼龍浩一。「亡者」とは、嫉妬や憎しみ、恐れ、あらゆる欲望といった陰の気が凝り固まったもの。今回依頼されたテレビ局のお祓いも、単純な仕事だった。さらに日本橋の食品会社で起きた異変の解決を頼まれた鬼龍は、出向社員になり、会社に潜入した。だが、会社には女子社員を中心に想像を絶する陰の気が渦巻いていた…。傑作エンターテインメント。
陰陽 鬼龍光一シリーズ (角川文庫)―2016年1月23日発売
長編小説
若い女性を狙った凄惨な連続殺人事件が都内各所で発生した。捜査に駆り出された警視庁生活安全部の富野輝彦は、現場にあらわれた黒ずくめの男に気づく。男は鬼龍光一と名乗り、「お祓い師」をしていると言う。不審な鬼龍を警戒する富野。さらに事件の容疑者が逮捕されたものの、鬼龍は事件が『警察の手には負えない』ものだと言う。そして、彼の言葉通りに、新たな事件が発生して…。異色コンビが、不可解な事件の真相に迫る!
憑物 鬼龍光一シリーズ (角川文庫)―2016年3月24日発売
長編小説
深夜の渋谷のクラブで15人もの惨殺死体が発見された。店内で従業員や客同士が互いに殺し合ったというのだ。急遽、現場に駆り出された警視庁生活安全部の富野輝彦は、現場に残されたマドラーの六芒星に違和感を覚える。さらに、都内各所で同様の事件が続発。各々の現場でもどこかに六芒星のマークが残されていた。常識外れの殺人事件に、富野は祓師の鬼龍光一に再び協力を求めるが…。異色のコンビが、驚愕の真相に迫る。
豹変 (角川文庫)―2018年9月22日発売
長編小説
都内の中学校で、3年生の佐田が同級生の石村を刺す事件が起きた。所轄署の取り調べで佐田は、以前と人が変わったような口調になり、係員を簡単に振り切り警察署から姿を消してしまった。被害者の石村を訪ねた警視庁の富野輝彦は、石村が佐田の狐憑きを除霊しようとして刺されたことを突き止める。そして旧知のお祓い師・鬼龍光一とともに佐田を捜し、除霊に向かう富野。だが、次に豹変したのは、なんと石村の方だった―。
呪護 (角川文庫)―2022年3月23日発売
長編小説
都内の私立高校で、傷害事件が発生した。白昼の実験準備室で男子生徒が教師を刺したという。警視庁少年事件課の富野が取り調べを行ったところ、加害少年は教師に襲われていた女子生徒を助けようとしたと供述した。ところが、女子生徒の口からは全く異なる事実が語られる。捜査を進めるなかで、富野はお祓い師の鬼龍光一と再会、事件の背後に人知を超えた力が隠されていることに気付くが……。スリリングな警察小説。
脈動―2023年6月28日発売
長編小説
狙われた警視庁本部庁舎で、 常識を超えた力が蠢く――。不祥事によって崩壊寸前の警察。巡査部長・富野は“亡者祓い”を招集する。「警視庁本部が患っているということですか?」警察官による暴力や淫らな行為――警視庁内で非違行為が相次ぐ。常時ではあり得ない不祥事の原因とは? 事態の悪化をおそれた警視庁生活安全部少年事件課の巡査部長・富野輝彦は旧知のお祓い師・鬼龍光一を呼び出す。その結果、警視庁を守る結界が破られており、このままでは警察組織は崩壊するという。一方、富野は小松川署で傷害事件を起こした少年の送検に立ち会い、半グレ集団による少女売春の情報をつかむ。一見無関係なふたつの出来事は、やがて奇妙に絡み合う……。警察小説と伝奇ミステリが融合した、圧巻のエンターテインメント!