『二重標的』から始まる、今野敏作の警察小説「安積班」シリーズの一覧まとめ。読む順番やあらすじ等も確認できます。読む順番をざっくり紹介すると『二重標的 東京ベイエリア分署』『虚構の殺人者 東京ベイエリア分署』『硝子の殺人者 東京ベイエリア分署』……です。詳しくは記事をご覧ください。
今野敏さんの全作品を下のリンク先でまとめています。興味がある方はご覧ください。
「安積班」シリーズ刊行順一覧
安積班シリーズは全21作発売中です。刊行順に並べると下の表のとおり。
刊行年月 | タイトル ※クリックで表紙が見れます | |
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1988年9月1日 | 二重標的 東京ベイエリア分署(旧題:東京ベイエリア分署) | |
1990年2月1日 | 虚構の殺人者 東京ベイエリア分署(旧題:虚構の殺人者) | |
1991年7月1日 | 硝子の殺人者 東京ベイエリア分署(旧題:硝子の殺人者) | |
1994年7月1日 | 蓬莱 | |
1995年10月1日 | イコン | |
1997年4月1日 | 警視庁神南署 | |
1998年10月1日 | 神南署安積班 | |
2000年3月1日 | 残照 | |
2000年8月1日 | 短編集 陽炎 東京湾臨海署安積班 | |
2002年5月1日 | 最前線 東京湾臨海署安積班 | |
2004年7月1日 | 半夏生 東京湾臨海署安積班 | |
2007年9月1日 | 短編集 花水木 東京湾臨海署安積班 | |
2010年1月1日 | 夕暴雨 東京湾臨海署安積班 | |
2010年9月1日 | 短編集 烈日 東京湾臨海署安積班 | |
2013年2月15日 | 晩夏 東京湾臨海署安積班 | |
2014年7月31日 | 短編集 捜査組曲 東京湾臨海署安積班 | |
2015年8月28日 | 潮流 東京湾臨海署安積班 | |
2017年11月30日 | 短編集 道標 東京湾臨海署安積班 | |
2019年6月12日 | 炎天夢 東京湾臨海署安積班 | |
2021年8月10日 | 短編集 暮鐘 東京湾臨海署安積班 | |
2022年11月15日 | 秋麗 東京湾臨海署安積班 |
「安積班」シリーズを読む順番
安積班シリーズは刊行順に読んでいくのがベストです!
この順番に読もう
(新装版)二重標的 東京ベイエリア分署 (ハルキ文庫 こ 3-46)―2021年12月15日発売
長編小説
東京湾臨海署の安積警部補のもとに、殺人事件の通報が入った。若者ばかりが集まるライブハウスで、三十代のホステスが殺されたという。女はなぜ場違いと思える場所にいたのか?疑問を感じた安積は、事件を追ううちに同時刻に発生した別の事件との接点を発見。繋がりを見せた二つの殺人標的が安積たちを捜査へと駆り立てる──。「安積班」シリーズはこの一冊から始まった。新装版第一弾は、寺脇康文氏と今野敏氏の巻末付録特別対談を収録! !
(新装版)虚構の殺人者 東京ベイエリア分署 (ハルキ文庫)―2022年1月14日発売
長編小説
東京湾臨海署──通称ベイエリア分署の管内で、テレビ局プロデューサーの落下死体が発見された。捜査に乗り出した安積警部補たちは、現場の状況から他殺と断定。被害者の利害関係から、容疑者をあぶり出した。だが、その人物には鉄壁のアリバイが……。利欲に塗られた業界の壁を刑事たちは崩せるのか?新装版第二弾は、押井守氏と著者の巻末付録特別対談を収録! !
(新装版)硝子の殺人者 東京ベイエリア分署 (ハルキ文庫 こ 3-48)―2022年2月15日発売
長編小説
東京湾岸で乗用車の中からテレビ脚本家の絞殺死体が発見された。現場に駆けつけた東京湾臨海署(ベイエリア分署)の刑事たちは、目撃証言から事件の早期解決を確信していたが、間もなく逮捕された暴力団員は黙秘を続け、被害者との関係に新たな謎が──。華やかなテレビ業界に渦巻く麻薬犯罪。巨悪に挑む刑事たちを描く安積警部補シリーズ。新装版第三弾は、上川隆也氏と著者の巻末付録特別対談を収録! !
蓬莱 新装版 (講談社文庫)―2016年8月11日発売
長編小説
面白い。文句なく、面白い。大沢在昌氏絶賛!今野敏警察小説の見事な源流!この中に「日本」が封印されている。ゲーム「蓬莱(ほうらい)」の発売中止を迫る不可解な恫喝。なぜ圧力がかかるのか、ゲームに何らかの秘密が隠されているのか!? 混乱の中、製作スタッフが変死する。だが事件に関わる人々と安積警部補は謎と苦闘し続ける。今野敏警察小説の原型となった不朽の傑作、新装版。
イコン 新装版 (講談社文庫)―2016年11月15日発売
長編小説
「十七歳ですよ。死んじゃいけない」連続少年殺人の深層に存在した壮絶な真実とは!?熱狂的人気を集めるも正体は明かされないアイドルのライブでの殺人事件。被害者を含め現場にいた複数の少年と少女一人は過去に同じ中学の生徒だった。警視庁少年課・宇津木と神南署・安積警部補は捜査の過程で社会と若者たちの変貌に直面しつつ、隠された驚愕の真相に到達する。『蓬莱』に続く長編警察小説。
(新装版)警視庁神南署 (ハルキ文庫 こ 3-49)―2022年3月15日発売
長編小説
東京・渋谷で銀行員が少年グループに襲われるという暴行傷害事件が発生した。新設されて間もない神南署の安積警部補たちは捜査を開始したが、二週間後、銀行員は突然告訴を取り下げてしまう。その直後、容疑者として浮上していた少年が何者かに襲われた──。この二つの事件を不審に感じた安積たちは、巧妙に仕組まれた犯罪に立ち向かう。新装版第四弾は、中村俊介氏と著者の巻末付録特別対談を収録! !
(新装版)神南署安積班 (ハルキ文庫 こ 3-50)―2022年4月15日発売
長編小説
人と犯罪の溢れる街、渋谷。その街を管轄する警視庁神南署に張り込む新聞記者たちの間で、交通課の速水警部補が、援助交際をしているという、信じられない噂が流れた。記者の中には、真相を探ろうとするものも現れ、署内に不穏な空気が漂い始める。刑事課の安積警部補は、黙して語らない速水の無実を信じつつ、彼の尾行を始めるが──。新装版第五弾は、黒谷友香氏と著者の巻末付録特別対談を収録! !
残照 (ハルキ文庫)―2003年11月1日発売
長編小説
東京・台場で少年たちのグループの抗争があり、一人が刃物で背中を刺され死亡する事件が起きた。直後に現場で目撃された車から、運転者の風間智也に容疑がかけられた。東京湾臨海署(ベイエリア分署)の安積警部補は、交通機動隊の速水警部補とともに風間を追うが、彼の容疑を否定する速水の言葉に、捜査方針への疑問を感じ始める。やがて、二人の前に、首都高最速の伝説を持つ風間のスカイラインが姿を現すが……。興奮の高速バトルと刑事たちの誇りを描く、傑作警察小説。
陽炎―東京湾臨海署安積班 (ハルキ文庫 こ 3-16)―2006年1月1日発売
東京湾にまたがるレインボーブリッジで、乗り捨てられている車が発見された。乗用車には、男女の連名で遺書らしきものが遺されていた。 東京湾臨海署・刑事課強行犯係の安積警部補は、指令を受け、部下の須田と黒木を現場に向かわせる。 果たして、追い込まれた男女の心中事件なのか? だが、現場から戻った須田刑事からは、『偽装心中』という意外な言葉が-。 須田の仮説を信じる安積たちは、謎に包まれた事件の真相に辿り着けるのか!? (「偽装」より)表題作を始めとする八篇を収録。
最前線―東京湾臨海署安積班 (ハルキ文庫)―2007年8月1日発売
長編小説
東京・お台場のテレビ局に出演予定の香港映画スターへ、暗殺予告が届いた。東京湾臨海署の安積警部補らは、スターの警備に駆り出されることになった。だが、管内では、不審船の密航者が行方不明になるという事件も発生。安積たち強行犯係は、双方の案件を追うことになる。やがて、付近の海岸から濡れたウエットスーツが発見され、密航者が暗殺犯の可能性が――。 安積たちは、暗殺を阻止できるのか。(「暗殺予告」より)新ベイエリア分署・安積班シリーズ!
半夏生―東京湾臨海署安積班 (ハルキ文庫)―2009年2月1日発売
長編小説
東京お台場のビルの狭間で、アラブ系と思われる外国人男性が倒れているのが発見された。事件性の疑いはないと考えられたが、男性は原因不明の高熱を発し、間もなく死亡。それを機に、東京湾臨海署の安積班にただならぬ空気が流れはじめる――本庁公安部が動きだしたのだ。海外からウイルスを持ち込んだバイオテロなのか?地域・道路封鎖に奔走する安積たちの不安をよそに、事態はさらに悪化の気配を見せはじめた!大好評長篇警察小説、待望の文庫化。
花水木―東京湾臨海署安積班 (ハルキ文庫)―2009年4月1日発売
五月も終わりかけた東京湾臨海署に喧嘩の被害届が出された。ささいな喧嘩でなぜ、被害届が? 疑問を抱く安積班の須田は、事件に不審な臭いを感じ取る。だが、その頃、臨海署館内に殺人事件が発生。殺された被害者からは複数に暴行を受けたらしい痕跡が・・・・・・。殺人事件の捜査に乗り出す安積たちだったが、須田は、傷害事件を追い続けることに――。それぞれの事件の意外な真相とは!?(「花水木」より)五編を収録した新ベイエリア分署・安積班シリーズ、待望の文庫化。
夕暴雨―東京湾臨海署安積班 (ハルキ文庫 こ 3-35)―2012年4月15日発売
長編小説
東京湾臨海署管内で大規模イベントへの爆破予告がネット上に流れた。安積警部補率いる班と相楽班は警戒警備にあたるが、爆破は狂言に終わる。だが再び、翌週のコミックイベントへの爆破予告がネット上に書き込まれた。前回と違う書き込みに、予告の信憑性を訴える須田刑事。須田の直感を信じた安積は、警備の拡大を主張するが、相楽たちの反発をうけてしまう。迫り来るイベント日。安積班は人々を守ることができるのか? 異色のコラボが秘められた大好評シリーズ!
烈日―東京湾臨海署安積班 (ハルキ文庫 こ 3-37)―2013年7月13日発売
新しく庁舎が建てられた東京湾臨海署の刑事課に、新たな刑事が配属された。安積班にやって来たのは水野真帆という鑑識課出身の女性だった。歪に膨張した水死体を前にしても、怯む事なく捜査を進める水野。しかし、初任課で同期だった須田は彼女に対して何か思う所があるらしい。新顔の女性刑事は、安積班の一員として活躍する事が出来るのか――(「新顔」より)。安積、村雨、桜井、そして東報新聞社会部の女性記者・山口、それぞれの物語を四季を通じて描く、安積班シリーズ。
晩夏 東京湾臨海署安積班 (ハルキ文庫)―2015年1月15日発売
長編小説
台風一過の東京湾で、漂流中のクルーザーから他殺体が発見された。遺体が発見された船室には鍵が掛っていて……。東京湾臨海署・強行犯第一係の安積警部補らは、被害者の身元確認を始める。一方、第二係の相楽たちは、前日に開かれた新木場でのパーティーで発見された、変死体の事件を追っていた。どちらも捜査が滞る中、重要参考人として身柄を確保されたのは、安積の同期で親友の速水直樹警部補だった――。安積は速水の無罪を晴らすことができるのか!? 大ベストセラー安積班シリーズ。
捜査組曲―東京湾臨海署安積班 (ハルキ文庫)―2016年7月1日発売
お台場の公共施設で放火との通報が入った。安積班のメンバーが臨場すると、警備員がいち早く消火活動を始めており一大事にならずに済んだ。警備員から聞き込みをした須田は、何か考え込んでいて……。三日後、またしても同じ施設内で強盗事件が起きる。珍しく須田が、この事件を担当したいと安積に頼むが――(「カデンツァ」より。)安積班をはじめ、強行犯第二係長・相楽、鑑識係・石倉、安積の直属の上司・榊原、それぞれの物語を音楽用語になぞらえて描く、安積班シリーズ待望の文庫化。
潮流 東京湾臨海署安積班 (ハルキ文庫)―2017年5月11日発売
長編小説
東京湾臨海署管内で救急搬送の知らせが三件立て続けに入り、同じ毒物で全員が死亡した。彼らにつながりはなく、共通点も見つからない。テロの可能性も考えられるなか、犯人らしい人物から臨海署宛に犯行を重ねることを示唆するメールが届く――。強行犯第一係長・安積警部補は過去に臨海署で扱った事件を調べることになり、四年半前に起きた宮間事件に注目する。拘留中の宮間は、いまだ無罪を主張しているという。安積は再捜査を始めようとするが……。
道標 東京湾臨海署安積班 (ハルキ文庫 こ)―2020年3月14日発売
東京湾臨海署刑事課強行犯第一係、通称「安積班」。そのハンチョウである係長・安積剛志警部補の歩んできた人生とは? 警察学校や交番勤務時代、刑事課配属から現在の強行犯第一係長に至るまで、安積剛志という一人の男の歴史をたどる短篇集。安積班おなじみのメンバー、村雨、須田、水野、黒木、桜井、そして安積の同期、交通機動隊小隊長・速水の若かりし頃や、鑑識・石倉との最初の出会いなど「安積班」ファンにも見逃せない一冊がここに誕生!
炎天夢 東京湾臨海署安積班 (ハルキ文庫)―2021年7月15日発売
長編小説
東京湾臨海署管内で強盗事件が発生。強行犯第一係は、交機隊小隊長・速水の情報のもと、夜明けを待ち家宅捜査を開始、犯人の身柄を確保した。しかし、続けざまに無線が流れ、江東マリーナで死体が浮かんだという。被害者はグラビアアイドルの立原彩花と判明。近くのプレジャーボートで被害者のものと思われるサンダルが見つかった。ボートの持ち主は、立原が愛人との噂がある芸能界の実力者だというが……。芸能界を取り巻くしがらみに、安積班が立ち向かう!
暮鐘 東京湾臨海署安積班 (ハルキ文庫 こ 3-52)―2023年8月7日発売
またしてもストーカー殺人事件が起きた。東報新聞は、被害者から相談を受けていたにも拘わらず、今回も事件を防げなかった警察を非難した。皆懸命に取り組んでいるものの、すべての事件を未然に防ぐことは難しい。悩んだ末に安積が出した答えとは……。(「防犯」より)本当に守るべきものは何なのか?臨海署メンバーの熱く真っ直ぐな眼差しが心に刺さる、傑作短編集。
秋麗 東京湾臨海署安積班―2022年11月15日発売
長編小説
ドラマ化もされた大ベストセラー“安積班シリーズ”熱望の最新刊!青海三丁目付近の海上で遺体が発見される。身元は、かつて特殊詐欺の出し子として逮捕された戸沢守雄という七十代の男だった。安積たちが特殊詐欺事件との関連を追う中、遺体発見の前日に戸沢と一緒にいた釣り仲間の猪狩修造と和久田紀道に話を聞きに行くと、二人とも何かに怯えた様子だった。何らかの事情を知っていると踏んだ安積たちが再び猪狩と和久田の自宅を訪れるも既に誰もおらず、消息が途絶えてしまう……。「自分が誰からも必要とされなくなる。それでも毅然としていられるかどうか……。それが怖い」(本文より)安積が事件の先に見たものとは――