『阿羅漢集結』から始まる、今野敏作のアクション小説「奏者水滸伝」シリーズの一覧まとめ。読む順番やあらすじ等も確認できます。読む順番をざっくり紹介すると『奏者水滸伝 阿羅漢集結』『奏者水滸伝 小さな逃亡者』『奏者水滸伝 古丹、山へ行く』……です。詳しくは記事をご覧ください。
今野敏さんの全作品を下のリンク先でまとめています。興味がある方はご覧ください。
「奏者水滸伝」シリーズ刊行順一覧
奏者水滸伝シリーズは全8作発売中です。刊行順に並べると下の表のとおり。
刊行年月 | タイトル ※クリックで表紙が見れます | |
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1982年2月1日 | 奏者水滸伝 阿羅漢集結(旧題:ジャズ水滸伝) | |
1985年6月1日 | 奏者水滸伝 小さな逃亡者(旧題:超能力者狩り) | |
1986年2月1日 | 奏者水滸伝 古丹、山へ行く(旧題:妖獣のレクイエム) | |
1986年11月1日 | 奏者水滸伝 白の暗殺教団(旧題:超人暗殺団) | |
1987年8月1日 | 奏者水滸伝 四人、海を渡る(旧題:復讐のフェスティバル) | |
1988年3月1日 | 奏者水滸伝 追跡者の標的(旧題:裏切りの追跡者) | |
1989年1月1日 | 奏者水滸伝 北の最終決戦(旧題:怒りの超人戦線) | |
1998年11月1日 | スピンオフ 熱波 |
「奏者水滸伝」シリーズを読む順番
奏者水滸伝シリーズは刊行順に読んでいくのがベストです!
この順番に読もう
奏者水滸伝 阿羅漢集結 (講談社文庫)―2009年10月15日発売
長編小説
聖者と呼ばれた偉大な奏者は予言を残して死んだ。時は過ぎ、人を探し日本を旅する者たちがいた。北海道、沖縄、京都、川越で見出されたのは古丹、比嘉、遠田、猿沢の四人の男たちだった。僧侶・木喰の導きで集結した彼らは音楽業界を席巻した。“奏者水滸伝”シリーズ第一弾。著者最初の長編『ジャズ水滸伝』改題。
奏者水滸伝 小さな逃亡者 (講談社文庫)―2010年1月15日発売
長編小説
ライブハウスの外で比嘉は、追われている金髪の少女を救う。その頃、日米で起きた連続殺人事件。FBIが送り込んだ捜査官と日本の警察は対立する。さらに事件には来日中の米国人元宇宙飛行士が深く関わっていた。彼の真の目的は?仲間たちとともに比嘉は、テロリストと対峙する。
奏者水滸伝 古丹、山へ行く (講談社文庫)―2010年4月15日発売
長編小説
連続惨殺事件が発生した。現場は茨城、千葉、埼玉、東京と移動し、被害者は全て医療関係者だった。北の自然と生きる奏者の一人、古丹は、獣に襲われたような遺体だが野生動物の爪跡ではないと見抜く。警察の捜査陣と外国諜報機関の追跡の中、四人の奏者たちは決戦の地へ向かう。
奏者水滸伝 白の暗殺教団 (講談社文庫)―2010年7月15日発売
長編小説
米国西海岸のある宗教団体には、国際暗殺組織という別の一面があった。来日する重要人物を狙って、凄腕の中国系3姉妹が入国する。彼女たちが狙う人物が最大の危険に晒(さら)される時、それは奏者の1人、遠田宗春もかかわる茶会だった。姉妹は超常の戦闘力で、要人、そして奏者たちに迫る。果たして彼らは彼女たちを止められるのか!? 『超人暗殺教団』改題。(講談社文庫)静寂の席を切り裂く美しき刺客。奏者たち、最大の危機!!茶道家である遠田宗春とその父は来日した米国要人をもてなすことになった。その人物がテロの標的になるという情報が入る。背後に隠された陰謀とは!?米国西海岸のある宗教団体には、国際暗殺組織という別の一面があった。来日する重要人物を狙って、凄腕の中国系3姉妹が入国する。彼女たちが狙う人物が最大の危険に晒(さら)される時、それは奏者の1人、遠田宗春もかかわる茶会だった。姉妹は超常の戦闘力で、要人、そして奏者たちに迫る。『超人暗殺教団』改題。今野敏、最初のシリーズ作品。第4話降臨!<4人の奏者たち>●古丹神人北の自然を友とするピアノ奏者。●遠田宗春茶道家元御曹司のウッドベース奏者。●比嘉隆晶南の島から来たドラム奏者。●猿沢秀彦研究者でもあるサックス奏者。
奏者水滸伝 四人、海を渡る (講談社文庫)―2010年10月15日発売
長編小説
荻窪限定で演奏していた奏者たちにハリウッドジャズフェスティバルへの招待が。しかし、海の向こうで事件に遭遇。猿沢と比嘉に容疑がかかる!! 海外レーベルからビッグステージへ招待された奏者たちは北米へ旅立つ。だが出演予定のジャズフェスティバル開幕直前、殺人事件に遭遇、猿沢と比嘉が拘束される。事件の影には、ベトナム戦争と合衆国政府に関わる秘密が隠されていた。『復讐のフェスティバル』改題。(講談社文庫)
奏者水滸伝 追跡者の標的 (講談社文庫)―2011年4月15日発売
長編小説
ライブハウス“テイクジャム”に帰ってきた古丹(こたん)・比嘉(ひが)・遠田(おんだ)・猿沢(さるさわ)の4人。米国で成功した彼らを熱く追う人々の中にロスから来た中国武術の達人、陳翔(チェンシャン)がいた。空手家でもある比嘉は彼を好意的に迎えるが、他のメンバーは微妙な警戒心を抱く。かつてない脅威と国際的陰謀が4人に迫る!! <『裏切りの追跡者』改題>
奏者水滸伝 北の最終決戦 (講談社文庫)―2011年11月15日発売
長編小説
さらば、愛すべき四人。守れ、美しき北の地を。シリーズ最高のアクション巨篇。四人は北へ。激闘の完結編。国内最初のライブツアーに古丹の愛する故郷を選んだ奏者たち。しかしそこには政府の極秘計画をめぐる戦いが待っていた……。音楽(ミュージック)アーティストとしてブレイクした古丹、比嘉、遠田、猿沢の四人(カルテット)に、全国から演奏依頼が殺到。東京のライブハウスを離れた最初のツアーの場所は古丹の故郷でもある北海道に決まった。その頃、警視庁の赤城警部は憂鬱な気分でいた。危険な極秘計画の存在のためだった。堂々、シリーズ完結。『怒りの超人戦線』改題。
熱波 (角川文庫)―2014年8月23日発売
長編小説
内閣情報調査室の磯貝竜一は、国際都市形成構想の視察で沖縄を訪れた。米軍基地の全面撤去を前提にした都市計画が進む沖縄で、磯貝は沖縄県知事の屋良と補佐官の比嘉に出会う。沖縄独立論者と噂される比嘉の言動が気になり始めた矢先、磯貝は台湾マフィアに拉致されそうになる。磯貝の周囲で一体何が起ころうとしているのか?さらにSATや米軍が出動する驚愕の事態が沖縄と日本に待ち受けていた―。傑作長篇小説。
読む順番のおさらい
この順番に読めばOK!
以上、「奏者水滸伝」シリーズ一覧と読む順番でした。