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『王国』(発売日:2026年7月23日)

王国

王国 <単行本>

発売日:2026年7月23日

長編
あらすじ

生まれ故郷・白珠湾の海を愛する母と、国際協力の現場で海を守る父を見て育った浜崎朔也。南太平洋の島国で過ごした少年時代と、母から受け継いだ思いを胸に、海洋学部、旅行会社での経験を経て、ウェルネス・ツーリズムの会社「海の王国」を立ち上げる。集まった仲間たちはそれぞれ夢や傷を抱えながら、白珠湾を舞台に人と海を結ぶ未来を思い描く。しかし善意から始まった選択のわずかなずれが、取り返しのつかない出来事へつながっていく。誰も悪人ではないのに、なぜ悲劇は起きたのか。止まった時間を抱える人々の絆と再生を、青く深い海の輝きの中に描く長編ミステリー。海を守る約束は、次の世代へどう受け継がれるのか。

『暁星』(発売日:2025年11月27日)

暁星

暁星 <単行本>

発売日:2025年11月27日

長編
あらすじ

現役の文部科学大臣であり、文壇の大御所でもある清水義之が、全国高校生総合文化祭の式典中に刺殺された。大勢の目の前で凶行に及んだ男は、なぜこの場所、この人物を狙ったのか。事件を起こした永瀬暁の手記と、父である作家が残した著作をたどる物語は、一人の男の半生と、親から子へ受け渡された信念の形へ深く潜っていく。世間が「加害者」と呼ぶ人物を作ったのは、個人の悪意だけなのか。信仰、家族、文学への思いが絡み合い、守りたかったものと傷つけてしまったものの距離が露わになる。白昼の事件から始まる、社会と親子の闇を見据えた長編ミステリー。背後の長い時間を知るほど、最初に抱いた断罪の気持ちは揺らいでいく。

『C線上のアリア』(発売日:2025年2月7日)

C線上のアリア

C線上のアリア <単行本>

発売日:2025年2月7日

長編
あらすじ

中学生で両親を事故で亡くし、叔母に引き取られた美佐は、山間の町で高校時代を過ごした。それから約三十年。認知症が進んだ叔母の介護のため久しぶりに家へ戻ると、積み重なった物と記憶のなかから、かつて借りたままになっていた一冊の本を見つける。本を返そうと過去をたどる美佐の前に現れるのは、若い日の憧れ、家族の選択、もし別の道を歩んでいたらという「あり得た未来」。現在の介護生活と高校時代の記憶が響き合うとき、見ないふりをしてきた関係の秘密が動き出す。片づける物の一つ一つが叔母の沈黙をほどき、三十年前の物語へ美佐を連れ戻す。老いと家族、選ばなかった人生を見つめる介護ミステリー。

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発売日タイトルシリーズ名詳細
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湊かなえのことば結び 下詳細
湊かなえのことば結び 上詳細
残照の頂 山女日記 続山女日記詳細
ドキュメント詳細

『人間標本』(発売日:2025年11月21日)

人間標本

人間標本 <角川文庫>

発売日:2025年11月21日

長編
あらすじ

蝶を研究する大学教授・榊史朗は、美しいものを最も輝く瞬間のまま残したいと願ってきた。山中で激しく損壊された六人の少年の遺体が見つかり、社会が異様な事件に震えるなか、史朗は息子を含む少年たちを蝶に見立て「人間標本」にしたと独白する。なぜ研究者は越えてはならない一線を越えたのか。彼が残したレポート、少年たちの姿、周囲の証言をたどるほど、告白そのものへの疑いと、親子の間に秘められた願いが膨らんでいく。美を所有することは愛なのか、それとも暴力なのか。蝶の鮮烈な色彩と狂気が入り混じり、読む者の認識を揺さぶる耽美な心理ミステリー。色とりどりの挿絵さえ証拠のように迫り、真相への好奇心を離さない。

『湊かなえのことば結び 下』(発売日:2025年5月15日)

湊かなえのことば結び 下

湊かなえのことば結び 下 <ハルキ文庫>

発売日:2025年5月15日

あらすじ

FM大阪の番組でリスナーと交わした、二年間の言葉をまとめたトークエッセイの下巻。著者による小説講座や読書会、自作をめぐる話、海外のブックフェア、登山、好きなお菓子やホットサンド、思い出の曲、子ども時代など、話題は創作から暮らしまで自在に広がる。書く仕事の楽しさや迷いを率直に明かし、寄せられた便り一通一通へ真剣に向き合う姿からは、言葉が見知らぬ人同士を仲間へ変えていく力が見えてくる。放送というその場限りの時間を、読み返せる宝物として結び直した珠玉の記録。読むこと、書くこと、語り合うことの楽しさも一冊に結ばれている。作家の声をすぐそばに感じる『湊かなえのことば結び』下巻。

『湊かなえのことば結び 上』(発売日:2025年5月15日)

湊かなえのことば結び 上

湊かなえのことば結び 上 <ハルキ文庫>

発売日:2025年5月15日

あらすじ

FM大阪で約二年間放送された人気番組から生まれた一冊。小説家・湊かなえが、リスナーと短編小説を作る企画を楽しみ、愛読書や家族、猫、日々の小さな発見について飾らない言葉で語る。暮らしの拠点である淡路島の牛肉や玉ねぎ、渦潮、人形浄瑠璃といった食と文化の魅力も、島で生活する人ならではの視点で紹介。ラジオだからこそ生まれた近い距離感のなかで、創作の種、言葉を届ける喜び、聞き手との温かなつながりが伝わってくる。声で交わされた時間を文字でたどると、仲間に話しかけられているような心地よさを味わえる。イヤミスの名手の意外な素顔と、物語を愛する心に触れられるトークエッセイ、『湊かなえのことば結び』上巻。

『残照の頂 山女日記 続』(発売日:2024年8月8日)

残照の頂 山女日記 続

残照の頂 山女日記 続 <幻冬舎文庫>

発売日:2024年8月8日

短編集 山女日記シリーズ
あらすじ

亡き夫への後悔を抱く女性と、人生の選択に迷う会社員。失踪した仲間への思いを胸に、共に山へ向かう音大生たち。娘の夢を素直に応援できない母と、自分の道を認めてほしい山岳部の女子大生。立場も世代も異なる女性たちは、それぞれ言葉にできない痛みを携え、山頂を目指す。足元の石、変わる天候、隣を歩く人の呼吸に向き合ううち、苦い過去は消えなくても、別の角度から受け止め直せることに気づいていく。登る理由も見える景色も一人ずつ違う。日々の悩みを抱えたままでも、歩みを止めなければ景色は変わる。読者の背中もそっと押す。山がこれから進む道を静かに示す四つの物語を収めた、山女日記シリーズ第2巻。

『ドキュメント』(発売日:2024年6月13日)

ドキュメント

ドキュメント <角川文庫>

発売日:2024年6月13日

長編
あらすじ

事故で陸上競技を諦め、放送部で新たな目標を見つけた町田圭祐。三年生の引退後、仲間たちはテレビドキュメント部門の大会に挑み、偶然手に入れたドローンで学校の日常を撮り始める。ところが映像には、煙草を手にした陸上部の逸材・良太が映り込んでいた。事実を伝えるべきか、友人の未来を守るべきか。取材対象との距離、編集によって生まれる印象、仲間への信頼をめぐり、部員たちの意見は割れていく。カメラは真実をそのまま写すのか。映像の力に魅せられた彼らは、現実を切り取り、誰かの人生を変えてしまう怖さにも直面する。伝える責任と青春の選択を、放送コンテストの熱気とミステリーの緊張感で描く学園小説。

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