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『ミカエルの鼓動 下』(発売日:2026年5月18日)
手術支援ロボット「ミカエル」の第一人者として歩んできた心臓外科医・西條泰己は、天才外科医・真木一義の登場により、病院の方針と自らの信念を揺さぶられていた。やがて十二歳の難病の少年・白石航をめぐり、二人は治療方針で真っ向から対立する。ロボットによる最先端医療か、真木の神業に懸ける従来の開胸手術か。さらに「ミカエル」の欠陥疑惑と病院内の闇が深まり、疑念は確信へ変わっていく。それでも少年の生きる意志を前に、西條は決死の覚悟で手術へ向かう。医師の正義とは、命を救うとは何か。少年の命を巡る決断から目が離せない。最先端医療の光と影を描く医療サスペンス、コミカライズ完結巻。
『ミカエルの鼓動 上』(発売日:2026年5月18日)
大学病院で手術支援ロボット「ミカエル」を推進する心臓外科医・西條泰己。最先端技術こそ患者を救う道だと信じる彼の前に、ドイツ帰りの天才外科医・真木一義が現れる。真木はロボットを使わず、驚異的な速さと技術で手術を成功させ、病院長の方針まで揺らし始める。そんな折、同じくロボット支援手術を推進してきた医師と連絡が取れなくなり、思いもよらない医療ミスの可能性が浮上。西條は、自らが信じ広めてきた「ミカエル」に初めて疑念を抱く。技術と神の手、どちらが命を救うのか。医療の未来を問う第一幕。二人の外科医の正義が激突する医療サスペンス、直木賞候補作を鮮烈に描くコミカライズ上巻。
『誓いの証言』(発売日:2026年3月26日)
東京・中野で弁護士事務所を構える佐方貞人に、警察から一本の電話が入る。逮捕された男が佐方を弁護人に指名したという。男は大学時代の同期・久保利典。行きつけのクラブの女性から不同意性交等罪で訴えられた久保は、無実を主張する。旧友を信じて調査を始めた佐方だが、女性が彼を陥れる動機は見つからず、証言と事実の間には説明できない溝が残る。二人の過去に隠れた接点を探るうち、約二十年前、香川で起きた石職人の死亡事故が浮上する。現在の告発と忘れられた事故を結ぶものは何か。待望の新章。法廷で罪をまっとうに裁くため、佐方が長い沈黙に挑むリーガルミステリー、佐方貞人シリーズ第5巻。
『逃亡者は北へ向かう』(発売日:2025年2月27日)
大震災直後の混乱のなか、福島で殺人を犯した二十二歳の青年・真柴亮は、死刑を覚悟しながらも、ある人物を探すため北へ逃げる。彼を追う刑事・陣内康介は津波で幼い娘を失い、捜査と家族の悲嘆の間で引き裂かれていた。一方、岩手の漁師・村木圭祐も、行方不明の息子を求めて被災地を歩き続ける。逃げる者、追う者、待ち続ける者。壊れた町と避難所を進む三人の道は、やがて思いがけない形で近づいていく。極限状態で露わになる罪と優しさ、誰かを救いたいという切実な願い。真柴は何を求めて北へ向かうのか。彼らは明日へ辿り着けるのか。著者が故郷・東北を舞台に描く、緊迫の震災クライムサスペンス。
『風に立つ』(発売日:2024年1月10日)
岩手で南部鉄器の工房を営む父・孝雄と、その跡を継ぐ息子・悟。腕は確かだが不器用な父に、悟は長年複雑な思いを抱いてきた。ある日、孝雄は補導委託を引き受け、罪を犯した少年・春斗を家に住まわせると一方的に決める。少年の処分を考えるため、一定期間家庭で預かり、生活をともにしながら立ち直りを支える制度だ。家族にさえ思いを伝えられない父が、なぜ見ず知らずの少年には手を差し伸べるのか。反発する悟をよそに始まった共同生活は、固く閉ざされた春斗の心と、近すぎて向き合えなかった親子の関係を少しずつ揺らしていく。受け継ぐこと、信じて待つことの意味を問う家族小説。再生への風が吹き始める。
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『風に立つ』(発売日:2026年10月21日)
岩手で南部鉄器の工房を営む父・孝雄と、その跡を継ぐ息子・悟。腕は確かだが不器用な父に、悟は長年複雑な思いを抱いてきた。ある日、孝雄は補導委託を引き受け、罪を犯した少年・春斗を家に住まわせると一方的に決める。少年の処分を考えるため、一定期間家庭で預かり、生活をともにしながら立ち直りを支える制度だ。家族にさえ思いを伝えられない父が、なぜ見ず知らずの少年には手を差し伸べるのか。反発する悟をよそに始まった共同生活は、固く閉ざされた春斗の心と、近すぎて向き合えなかった親子の関係を少しずつ揺らしていく。受け継ぐこと、信じて待つことの意味を問う家族小説。再生への風が吹き始める。
『合理的にあり得ない2 上水流涼子の究明』(発売日:2025年10月15日)
合理的にあり得ない2 上水流涼子の究明 <講談社文庫>
発売日:2025年10月15日
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元弁護士の美人探偵・上水流涼子と、IQ140の相棒・貴山伸彦が帰ってきた。「殺しと傷害以外はどんな依頼も引き受ける」を掲げる事務所に舞い込むのは、中身を明かせない積み荷を載せた車の捜索、元夫から息子の親権を取り戻したいという女性の訴え、摂食障害に苦しむ女子大学生を救ってほしいという刑事の頼み。物理、倫理、立場――それぞれの意味で「あり得ない」難題の裏には、依頼人が隠す事情と、追い詰められた人間の切実な感情が潜んでいる。涼子の知略と変装、貴山の知識は、絡まった嘘をほどけるのか。鮮やかな第二弾。痛快な逆転と苦い真実が同居する連作ミステリー、上水流涼子シリーズ第2巻。
『教誨』(発売日:2025年2月6日)
幼い女児二人を殺害したとされる女性死刑囚・三原響子が、刑の執行前に残した言葉は「約束は守ったよ、褒めて」。遠縁の吉沢香純と母・静江は身柄引受人に指名され、東京拘置所で遺骨と遺品を受け取る。事件当時、響子は「毒親」「ネグレクト」と激しく報じられた。だが香純の記憶にある彼女と、世間が描いた像はどうしても重ならない。最期の言葉は誰に向けられ、どんな約束を指すのか。香純は教誨師の助けを借り、遺骨を納めるため響子の故郷・青森県相野町へ向かう。閉ざされた土地と家族の過去を辿るほど、語られなかった声が立ち上がる。罪を犯した人間の心の奥へ迫る長編犯罪小説。響子の声は届くのか。
『チョウセンアサガオの咲く夏』(発売日:2024年4月25日)
小さな油断が招く犯罪、家族のすれ違い、猫たちが見つめる人間の可笑しさ、そして胸を刺す別れ。ミステリーから人情譚、ホラー、ユーモアまで、日常のすぐ隣にある十一の景色を切り取ったオムニバス短編集。表題作をはじめ、短い物語のなかで人物の思い込みや欲望が反転し、思いがけない余韻を残す。巻末の「ヒーロー」では、米崎地検で佐方貞人の事務官を務める増田陽二が、高校時代の柔道部の恩師の告別式で旧友と再会。かつて自分を救ってくれたヒーローには、誰にも言えない秘密があった。十一通りの読後感を味わえる贅沢な一冊。多彩な語り口で人の弱さと温かさを映し出す、著者初のオムニバス作品集。
『月下のサクラ』(発売日:2024年2月9日)
念願がかない、警察の広報職員から刑事になった森口泉。優れた記憶力と語学力を買われ、事件情報を集約・分析する機動分析係に配属される。能力を生かして事件解決に貢献したいと意気込む初日、会計課の金庫から約一億円が消えていたことが判明。厳重な警察内部で起きた犯行だけに、疑いは職員へ向けられる。係のメンバー総出で極秘捜査を進めるさなか、さらに殺人事件が発生し、二つの謎が組織の奥で不穏につながり始める。仲間を信じたい思いと、事実を見抜く刑事の責務。泉の正義は、警察が隠そうとする闇の前で試される。緊迫の第二幕。新たな一歩を踏み出したヒロインの警察小説、サクラシリーズ第2巻。
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