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『流砂』(発売日:2026年8月26日)
『そらそうや』(発売日:2024年10月8日)
麻雀に将棋、競輪・競馬、そして株。長年たしなんできた賭け事の数々、愛するオカメインコや庭の生きものたちとの日々、さらには自作の解説まで――。デビューから四十年に及ぶ作家生活を、飾らない筆で振り返るエッセイ集。「デビューまで」「作家的日常」「交遊録」などの章立てで、直木賞作家の歩みと素顔が綴られていく。巻末には東野圭吾との対談も収録。味わい深く、どこか可笑しい一冊。
『悪逆』(発売日:2023年10月6日)
周到な計画のもと、強盗殺人を重ねていく男がいた。狙われるのは、士業詐欺やマルチ商法で荒稼ぎした悪党ばかり。大阪府警捜査一課の舘野と、箕面北署のベテラン刑事・玉川は、広告代理店の元経営者殺害事件を追ううち、次々と起こる不可解な死に直面する。手口の違いから別々の事件に見えた殺人の連なり。捜査網はじわじわと縮まっていくが――。最後の最後まで結末の見えない、緊迫のクライム・サスペンス。
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『煙霞』(発売日:2025年10月24日)
正教員の資格を目指す美術講師の熊谷は、音楽教諭の菜穂子とともに、私学助成金の不正受給をネタに女子高の理事長を誘拐し、脅迫を企てる。だが、その裏では、さらに別の思惑を抱いた黒幕が糸を引いていた。騙し合いに次ぐ騙し合い、幾重にも絡み合う陰謀。誰が誰を出し抜くのか、最後まで底が見えない。緊迫と可笑しみを巧みに混ぜ込んだ、黒川博行ならではのクライム・サスペンス長編。
『文福茶釜』(発売日:2025年9月11日)
古美術でひと儲けを企む男たちの騙し合いに、容赦はない。入札目録の図版すり替え、水墨画を薄く剥いで二枚にする「相剥」、ブロンズ像の分割線のごまかし――贋作づくりに知恵を絞る連中の手口を、元美術教師の著者がリアルに描き出す。日本画、茶道具、彫刻、骨董、陶磁器。それぞれの世界を舞台にした全五編の連作集で、欲と狡知が渦巻く古美術界の裏側が鮮やかに暴かれていく。痛快な古美術ミステリの傑作。
『連鎖』(発売日:2025年7月23日)
失踪した食品会社社長の遺体が、高速道路の非常駐車帯に停められた車内で見つかった。手形の不渡りを苦にした自殺か――。大阪・京橋署暴犯係の上坂と礒野は、地道な聞き込みで捜査を始める。社長を巡る人間関係、巨額の保険金、そして手形の行方。もつれ合った糸を一本ずつほぐすうち、いくつもの事件が鎖のように繋がっていく。軽妙な関西弁の刑事コンビが活躍する、骨太の警察小説。
『蒼煌』(発売日:2025年3月11日)
日本芸術院の会員の椅子を巡り、京都画壇の二人の日本画家がしのぎを削る。それぞれに選挙参謀がつき、老舗画廊や百貨店の美術部を巻き込んで、現金や高価な茶道具が飛び交う数億円規模の票集めが繰り広げられる。芸術の正当な評価はどこへやら、金と欲にまみれた画壇の暗部があらわになっていく。元美術教師にして直木賞作家が、内側を知る者ならではの筆致で描いた野心作。日本画壇の選挙戦を抉る、ノンストップの一編。
『熔果』(発売日:2024年11月28日)
百キロ、時価五億円もの金塊が奪われた。かつて大阪府警の刑事だった堀内と伊達――今は裏の世界に身を置く二人が、この大胆な窃盗事件の犯人を追って動き出す。手がかりを求め、関西から九州、中部へと足を延ばすうち、欲にまみれた男たちの思惑が次々と絡みついてくる。暴力と混沌の只中でしか生きられない男たちの、ぎりぎりの攻防。黒川博行の真骨頂と評される、堀内・伊達シリーズ第4巻。
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